バレエダンサーでありミュージシャンであるという将来有望な青年からのフィードバックです。彼は養成講座を修了しています。
(引用開始)
気功についてなのですが、結界は気のボールを作らなくても張ることが出来るのでしょうか?
昨日の夜、突然耳が良くなったというか、普段は聞こえなかったモスキート音のような「シー」という音が急に聞こえる様になりました。最初は耳鳴りかと思ったんですが、音楽を聴いてみるといつもより個々の音がはっきり聴こえるというか、ドラムやベースなどの低音がより脳の中心に響いて来る感じと、今まで気付かなかった小さく鳴っているハイハットなどの高音も拾える様になっていました。
その時に何となく気功をやってみたら、途中で音に集中するために電気を消して目を閉じていたのに視界が広がって行く感じや、首の骨の後ろに沿って気が上がっていく感じなどがあり、気を出してみると手の内側から別の空間が広がって行く様な感じで、その空間が背中の方まで来ると無重力の様に体全体がふわふわ浮くような感じになりました。
理由はどうあれ発表会に出ることになったので、オーラを出すというか、自分のせいで場の雰囲気を壊さない様にするために大周天や結界を覚えたいのですが、これは何かに使えますか?
去年養成講座を受けさせて頂いたにも関わらず、自力ではあまり(おそらくほぼ全く)気功を使えていなかったのですが、初めて自力で気功が使えたような気がします。
(引用終了)
いま感じているその感覚を大事にして、その感覚を増幅させていくといいです。増幅させるイメージは「楽しむ」ことです。「気」で遊びながら、「これは面白い!」と楽しむことです。
そうすると次第に感覚が増幅され、上達していきます。
「大周天」や「結界」と本質的に同じものを獲得していますので、ただひたすら増幅し楽しむことです。
いろいろ遊べて楽しいと思います。
「結界」は気のボールを作らずとも張れます。ボールを作る方法を教えるのは、作るのが簡単だからです。印を結んだり、マントラを唱えて何時間もかけて結界を張る方法もあるでしょうが、それはそれです。
僕等はシンプルにあっさりと強力な結界を作りましょう。慣れてくれば様々な方法があります。得意なことだけをすれば良いです。
体験の一つは、いわゆる「耳が開く」という現象です。
彼の文章をもう一度引用します。
(引用開始)
「突然耳が良くなったというか、普段は聞こえなかったモスキート音のような「シー」という音が急に聞こえる様になりました。最初は耳鳴りかと思ったんですが、音楽を聴いてみるといつもより個々の音がはっきり聴こえるというか、ドラムやベースなどの低音がより脳の中心に響いて来る感じと、今まで気付かなかった小さく鳴っているハイハットなどの高音も拾える様になっていました。」
(引用終了)
指揮者がオーケストラの個々の音を手に取るように全て把握しているのは周知のことです。楽器を演奏する人はいまどの楽器が鳴っているかすぐに分かります。
我々はオーケストラはつい一つの音として聞いてしまいますし、個々の楽器がクリアーに判別できるとは限りません。ただ訓練次第で、個々の楽器と個々の音がくっきり聞こえてきます。
これを「まといのば」では「耳が開く」と表現しています。
例えば英会話を気功で上達させたいと思ったときに良い方法は、英語の周波数が認識できるように「耳を開く」ことです。
これはRASを調整することであり、重要性関数をいじることでもあります。
逆に耳鳴りを消したい場合はこの逆を行います。もちろん耳鳴りはより複雑な背景とシステムがあるので、単純ではありませんが、カラクリとしてこうです。
様々な楽曲を意識して「耳が開いた」状態で聞くといろいろ楽しい発見があります。思わぬ副作用としては他人の話している言葉が全く聞き取れないことがあります。実は耳が閉じていて情報量が少ないほうが、メッセージは伝わりやすいのです。情報量が多いと処理できなくなることがあります。パラドキシカルですが、事実です。
ただこれも慣れです。慣れれば聞き取れます。