ラスボスへ
かけ算筆算をさらに進めていきます。最初はここまでに学習した筆算の復習です。レベル1から4までの問題になっています。 続いて「213×3」です。これが「レベル5」になります。一目で「3桁になった」ということは分かるので,新しい「型」であることは明白です。しかし実際に計算をしてみると,とても簡単です。繰り上がりがなく,位ごとの九九で答えが求められます。 黒板では,省略しない方法での筆算で答えを確認します。これは順番を変えてもこたえられます。省略した筆算では下の位から計算します。かけた部分の真下のところから書いていくことを確認して一般化します。 少し練習すると,「簡単すぎる。」という声があちこちで上がります。そこで,「だったら,いよいよラスボスを登場させるか。」と言って新しい問題を5問提示しました。ラスボス5体放出です。 5つは,繰り上がりの回数や場所によってそれぞれの「型」に分かれています。しかしここまでの学習ができている児童には,それほど抵抗感はありません。手順が1回増えるだけで,やってることに変わりはありません。 さらに「裏ボス」も登場させます。こちらは「0」の処理が入る問題です。空位の「0」が出てくるので,間違いやすくなります。3×0=3などの間違いが見られます。そのような点を確認して,全部の「型」が指導終了です。 最後に,文章題を提示して,「式」「答え」を書かせます。きちんと横書きの式でかかなければならないことを押さえます。これで教科書の筆算で学習することはすべて終了しました。 にほんブログ村