からまった人間関係の糸をほどくには? | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

アドラー心理学的な世界観のコラムやエッセイを書いています

大切な人との関係が、

からまってしまったことはありませんか?

 

 

そんなときは、つらいです。

 

 

「どうしてこんなことに、なってしまったのだろう」

 

と思って、

 

からまった糸をほどこうとしても、

ますますからまってしまう。

 

なかなか難しいものです。

 

 

ここでは、、、

 

からまった人間関係を回復し、

維持したいとき、

 

どうすればいいのかをお話します。

 

 

 

 

相手との関係が、

うまくいかなくなってきたとき、、、

 

そんなときは、

 

オープンになる

 

ことを意識してみてください。

 

相手に対して、

正直に心を開いて話していますか?

 

自分自身に問いかけてみてください。

 

 

もともと、、、

 

アドラー心理学では、

オープンであることを大切にしていました。

 

オープンであることは、

それだけで効果があるものなんです。

 

 

それでね、、、

 

オープンであることを、

さらに突きつめたセラピストがいました。

 

ゲシュタルトセラピーを提唱したセラピスト、

フレデリック・パールズです。

 

彼は、

 

オープンであることを、

ゲシュタルトセラピーの大きな柱のひとつにしました。

 

パールズは言います。

 

「ほんの少し正直になるだけでも、長い道のりが必要である」

 

でも、そのほんの少しの正直さが、

あなたを救うのです。

 

 

また、、、

 

「オープンになること」 は大事ですが、

悪意があってはいけません。

 

 

そこで、、

 

鈴木博氏は、

 

「オープンで誠実」

 

になることが大事だと考えました。

 

 

鈴木博氏の提唱する心理学・哲学は、

「自分が源泉」 と呼ばれていて、

 

日常の人間関係、教育、仕事など、

幅広く生かすことができます。

 

 

実際、

 

鈴木氏の研修では、

参加者自身がリアルな状況を話し合い、

 

そのとき、

 

「オープンで誠実」 を実践することで、

奇跡が起こることがあります。

 

 

 

 

私が以前、、、

 

 

鈴木氏の研修に参加したとき、

 

すこやか家族

 

に出会いました。

 

 

「すこやか家族」 は、研修のときに結成した

私を含めて8人のグループのことです。

 

すこやか家族のメンバーは、

 

それぞれの状況や悩みを、

オープンで誠実に語り合いました。

 

共感し、

力づけられ、

 

空間が、

 

暖かい雰囲気に変わりました。

 

それが 「場の力」 だと感じました。

 

 

研修では、それぞれのグループが、

グループ紹介をしました。

 

 

私は、グループ紹介の時の言葉が忘れられません。

 

 

 

「私たちは今日から家族です。

 

 おっとりしたじゅりママと

 おおらかなコタパパの元、

 

 私たちは健やかに成長します」

 

 

 

なんて幸せを感じる言葉なのでしょう!

 

 

こんなふうに宣言した、リーダー・にゃおみの言葉が、

私の胸に深く染み込みました。

 

 

私はその日の夜、

ブログに次のように書き込み、

 

次の日、

グループのメンバーに見せました。

 

 

 - - - - -

 

ほのぼのした温かい雰囲気のグループです。

 

出会えたことに感謝しています。

ありがとうございます。

 

 - - - - -

 

 

研修を終え、

 

それぞれのメンバーは、

それぞれの土地へと帰っていきました。

 

 

私は帰りの新幹線で、

とても幸せな気持ちになったことを覚えています。

 

 

 

次の日の夜、

 

すこやか家族のメンバーは

LINE でつながりました。

 

 

家族はそれぞれ、

素直な気持ちを書き込みます。

 

 

 

「素敵な家族が増えた♪

 みんなに出会えたことに感謝します。」

 

 

「すこやか家族に出会えたこと、本当に良かった(*^_^*)

 パパ・ママみんなのおかげで楽しい研修でした~♪

 行って良かった。」

 

 

「最初かなり不安だったけど、

 最終的に行って良かったです。」

 

 

「松山ついた~」

 

 

「無事についてよかったわぁー」

 

 

「おかえりー」

 

 

「研修のときの幸せな気持ちが抜けません☆」

 

 

「幸せはいいね(*^_^*)」

 

 

「いつまでも幸せは続きますよ一♪」

 

 

「最高やん!平和や。」

 

 

「わたくし~今娘とおやつ time でーす。」

 

 

「幸せなのが一番ですね。」

 

 

 ・   ・   ・   ・   ・  

 

 

その夜、

 

すこやか家族の LINE は鳴りやみませんでした。

 

 

感謝や幸せな気持ちがつめ込まれた素敵な内容に、

私の胸はいっぱいになりました。

 

 

本当に、ありがとう。

 

 

私は、すこやか家族のみんなに、

感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

 

 

すこやか家族のメンバーは、

全国に散らばっています。

 

 

だけど、

 

「私たちは離れていても家族です」

 

そんな想いで、

それぞれの場所で、

 

前向きに生きています。

 

 

 

暖かな波動のバイブレーション

 

それは、知識だけではなく、

体験しないと分からないと思うのです。

 

 

そして、

 

そんな空間を作ることが、

 

家庭や教育、仕事では大切だと、

私は思っています。

 

 

 

もしあなたが、人と接するとき、

あまり 「空間」 を気にかけていないのなら、

 

「場づくり」

 

を意識してみてはいかがでしょうか。

 

 

そのとき、大切なことは、

 

オープンで誠実

 

に話すということです。

 

 

人間、正直に話しているようで、

意外とそうでもないようです。

 

 

これを言うとかっこわるいかな。

ちょっと恥ずかしい。

これは言わないほうがいいだろう。

ここまでで話すのを止めておこう。

これは言えないなぁ。

 

など、など、

 

 

話す話題を考えながら、

 

 

話したり、

話さなかったり、

話をコーディネートしたり、

 

 

なかなか、本音で話してないものなんです。

 

 

ですが、

 

隠し事は、相手との関係を値引く

 

といいます。

 

「値引く」 とは、ディスカウントのこと、

価値を下げることを意味します。

 

 

もしかしたら、、、

 

 

その人と、

 

本来、築けたかもしれないかけがえのない関係を

築く機会を失ってしまう

 

という意味です。

 

 

 

あなたはどうですか?

 

普段の生活で、

正直に、話していますか?

 

心の中の言葉を、

そのまま話していますか?

 
 

もし、なかなか正直に話せていないのなら、

 

オープンになる勇気を持つ

 

そんなことを心がけてみてください。

 

 

 

 

雨降って地固まる

 

という言葉もあります。

 

時には、ネガティブな感情も

吐き出すことも大事です。

 

 

が、、、

 

 

ただそれは、

心の奥底に、「愛」 がないといけません。

 

根底に、

 

「愛情の床」 をしいてください。

 

 

 

たとえば、

 

何年も母親との間にがあり、

うまくいっていない女性がいました。

 

あるとき、その女性は、

心の中にたまっていた母親への感情を、

 

勇気を出して、

正直に、

 

母親に伝えました。

 

 

母親の嫌いなところも全部正直に話しました。

 

そして、

 

「でも、本当はお母さんのことが好きなの」

 

と誠実に伝えました。

 

 

そうすることで、

2人とも涙を流して、

 

長年の関係が修復され、

が深まりました。

 

 

 

ときには、心の底から、

オープンに話し合うことも大切なのです。

 

 

あなたはどうですか?

 

大切な人に対して、オープンに話せていますか?

 

 

「なかなか正直に話せていないなぁ」

 

と思うことはありませんか?

 

 

どうか、恥ずかしがらずに、

勇気を出してください。

 

勇気を出して、

 

わだかまりのある気持ちを、

「オープンで誠実」 に相手に伝えてみてください。

 

 

あなたの源泉から湧き出るピュアな想い

 

そんな純粋な想いを

 

素直な気持ちで、

相手に伝えてください。

 

 

それは相手の内面に触れ、

あなたの内面と共感を生みます。

 

 

それによって、きっと

 

 

からまった人間関係の糸がほどけて、

絆が生まれるのです。

 

 

 

■ 関連記事

 

願いを叶えるために、大切なことは?

 

 

まっちゃん先生の素敵なところ!

 

 

 

■ コラム執筆者

 

松岡学

 

高知工科大学 准教授、

数学者、博士(学術)、三重県出身。

大学で数学の研究や教育に取り組む傍ら、

一般の方々に 「数学の心」 を伝えるため活動している。

 

アドラー心理学への関心も深く、

数学教育に活かす実践や研究をしている。

 

ファッションを意識し、その優しい雰囲気から、

まっちゃん先生として親しまれている。

 

詳しいプロフィール

 

 
 

< コラム・エッセイ集 >

 

アドラー心理学のコラムやエッセイの一覧 ~ 幸せな光に包まれて ~

 

夢を叶え、幸せになるためのコラム

 

夢を実現させるために ~ 自分が源泉の考え方 ~

 

お母さんが読むだけで、子どもの算数や数学の成績が上がるコラム

 

内なる光を引き出す数と色のエッセイ

 

 

ブログの目次 ~ 数、こころ、音楽 ~