自分が源泉 ~ 前に一歩を踏み出すために ~ | 数学を通して優しさや愛を伝える松岡学のブログ

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アドラー心理学的な世界観のコラムやエッセイを書いています

自分が源泉は、鈴木博氏によって提唱された経営哲学であり、

教育や仕事、一般の生活に効果がある考え方です。

 

 

フランクル心理学に影響を受けて創られていて、

 

目の前の課題や悩みに対して、

どのようにアプローチすればいいのかを教えてくれます。

 

 

鈴木博氏は経営コンサルタントであり、

シナジースペース株式会社の代表取締役です。

 

鈴木氏は企業の経営者に対する研修として、

自分が源泉を伝えています。

 

 

研修は、暖かな雰囲気で行われ、

アドラー心理学の影響も感じます。

 

 

それでは、

 

自分が源泉がどんな考え方なのかを、みてみましょう。

 

 

 

 

普段の生活で、

 

 

相手が ・ ・ ・ してくれない

相手が ・ ・ ・ しない

 
 

なぜそんなことをするの?

あの人が言うことを聞いてくれない

 

 

そんなふうに思うことは、ありませんか?

 

 

そのような状況に示唆を与えてくれるのが、

自分が源泉の考え方です。

 

 

相手が思い通りに行動してくれないとき、

私たちは知らず知らずのうちに、

 

相手を、変えよう、変えようとしているようです。

 

 

アドラー心理学の言葉では、

 

陰性感情を使って、相手を動かそうとしている

 

ともいいます。

 

 

そんなとき、

 

 

この出来事は、自分が創っているとしたら?

 

 

と、自分自身に問いかけてみてください。

 

それが、自分が源泉の根本的な考え方です。

 

 

この考え方の意味ですが、

 

他人を無理に変えようとしても難しい

 

という原理にもとづいています。

 

このように考えると、

 

ずいぶんと視点が変わります。

 

 

そして、そのスタンスで、

自分が何をしたらいいか考えてみてください。

 

 

それだけで、

 

最初に踏み出す一歩が変わってきます。

 

 

それが、

 

相手も、自分も、幸せになれる一歩になるのです。

 

 

 

他人を変えることはできない。

 

だけど、

 

自分自身なら、変えることができる。

 

 

まず自分から、変わることを大事にするのです。

 

 

人は、気づかないうちに、

つい相手のせいにしてしまいがちです。

 

 

そうならないためにも、

 

 

自分が創っているとしたら?

 

 

と問いかけてみるのです。

 

 

自分で創った結果なら自分で創りなおせる

 

 

そう、

 

あなたは、すべての結果への影響力とパワーを持っているのです。

 

 

 

 

誤解されやすいのですが、

 

これは、

 

自分のせいとか、自分が原因というのではありません。

 

 

いい・わるいは関係なく、

 

ただニュートラルに、「自分が創ったとしたら」 と考えるのです。

 

 

これは、主体性を自分に戻すという意味があります。

 

 

つまり、

 

人生の主人公を自分自身に戻すための魔法の言葉なのです。

 

 

 

 

自分が源泉は

 

「このように考えたら、物事が改善しますよ」

 

という捉え方お勧めです。

 

 

 

ここで、、、

 

 

捉え方

お勧め

 

 

は、重要なキーワードです。

 

 

1つ目のキーワードは 「捉え方」、

 

 「物事をどのように捉えるか?」

 

には自由度があり、

それにより行動が決まるということを意味します。

 

 

たとえば、

 

数学のテストで30点を取ったとします。

 

このとき、

 

「やっぱり、数学は難しい。あきらめよう」

 

というのも1つの捉え方です。

 

逆に、

 

「あと70点も伸びしろがある。 点数が上がるように努力しよう」

 

と考えるのも捉え方の1つです。

 

 

事実は 「30点」 という1つだけです。

 

だけど、捉え方はいくつもあるのです。

 

 

 

2つ目のキーワードは 「お勧め」 です。

 

鈴木氏は、

 

「自分が源泉が絶対的な真実とは言いません。

よりよく生きるためのお勧めです」

 

と言います。

 

 

どういうことでしょうか?

 

 

その背景として、

 

人は

 

 Yes または No

 

どちらでも選べる状況で選んだ Yes にはパワーがある

 

という人間の心理にもとづいています。

 

 

つまり、

 

どんなに素晴らしい考え方でも、

 

押し付けられたのでは、

有効に作用しないということなのです。

 

 

 

ここで、鈴木氏の言葉を引用します。

 

 

 

~ 以下、引用です ~

 

 

困難はその人に起こるべくして起こるのです。

 

そのとき、それを創り出しているのは

自分であると考えてみるのが 「自分が源泉」 の考え方です。

 

この考え方は強烈なパワーを持っています。

 

 

なぜなら

 

自分で創った結果なら自分で創りなおせる

 

からです。

 

あなたの周りに起こるすべての出来事の主導権はあなたにあるのです。

 

 

~ 引用、ここまで ~

 

 

 

自分で創った結果なら自分で創りなおせる

 

勇気をもらえる言葉ですね。

 

そのような立場をとることで、

 

すべての結果への影響力とパワーが、

あなたの手元に戻ってきます。

 

 

自分が源泉というのは、

原因を追究するのではなく、

 

前へ一歩踏み出すための考え方なのです。

 

 

 

 

鈴木氏は、自分が源泉を、

 

単なる理論ではなく、

実践することに重点をおいています。

 

 

鈴木自身が主催する経営者研修

 

「SEE」 「自分が源泉研修」

 

では、リアルな出来事を扱います。

 

 

 

私自身、

 

一般向けの講座を始めた頃、

「SEE」 と 「自分が源泉研修」 に参加しました。

 

参加者のリアルな現状をテーブルに載せ、

それぞれが自らの課題に取り組みます。

 

 

研修では、

 

感謝承認といった

勇気づけを大切にしています。

 

 

私は、暖かな雰囲気を感じました。

 

私は、このような暖かな空間を、

 

「数学の授業や一般向けの講座で創れたらいいなぁ」

 

と思いました。

 

 

数学嫌い

 

という言葉があるように、

数学は嫌いになりやすい教科です。

 

 

だから、

 

授業をするとき、

 

数学の内容だけでなく、

優しい雰囲気を大切にした方がいいと思うのです。

 

 

そのような意味で、

 

鈴木氏の経営者研修は、

 

示唆に富んでいて、

教育にも役立つと感じました。

 

 

 

また、

 

私は研修を通して、

すこやか家族のメンバーと出会いました。

 

そして、

 

暖かな空間の中で、

すこやか家族のメンバーと絆を深めました。

 

 

「私たちは今日から家族です」

 

 

そんなリーダー・にゃおみの言葉に、

私は強く力づけられました。

 

すこやか家族の暖かな空気に触れて、

胸がいっぱいになりました。

 

そして、

 

私が失っている大切なものに触れたように感じました。

 

 

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鈴木氏は、研修の 「場 (空間)」

柔らかい雰囲気をだすために、

 

お互いをニックネームで呼び合うことを推奨していて、

自身は「ひろさん」というニックネームを名乗っています。

 

 

「タテの関係から、ヨコの関係を」 という

アドラー心理学の理念にも通じています。

 

 

また、

 

「気づき」を大切にしていて、

ゲシュタルト療法の影響も感じます。

 

 

これらのように、

 

自分が源泉は、心理学の理論にもとづいた

経営や教育に役立つ理論なのです。

 

 

 

 

< 研修の様子 >

 

 

 

 

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■ コラム執筆者

 

松岡学

 

高知工科大学 准教授、

数学者、博士(学術)、三重県出身。

大学で数学の研究や教育に取り組む傍ら、

一般の方々に 「数学の心」 を伝えるため活動している。

 

アドラー心理学への関心も深く、

数学教育に活かす実践や研究をしている。

 

ファッションを意識し、その優しい雰囲気から、

まっちゃん先生として親しまれている。

 

詳しいプロフィール

 

 
 

< コラム・エッセイ集 >

 

夢を叶え、幸せになるためのコラム

 

お母さんが読むだけで、子どもの算数や数学の成績が上がるコラム

 

内なる光を引き出す数と色のエッセイ

 

 

 

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