梅田ではじめたギャラリーカフェ まそほのつぶやき -17ページ目

まそほ繁盛記

「あーあ」
Gの声がした。
「どないしはりましたあ?なんぞ失敗でもしなはったんでっか?」
「電子レンジの、時間調節ダイヤルが、ばかになってゆるゆるですのや。」
「ええっ?どれどれ…ほんまですなっ!大変やっ!今つぶれたら、困りまっせ。」
「こう、ギュッと押して、ゆっくり回したら、なんとかいけますやろ。」
二人は、保証書を 見たが わずかに、保証期間を過ぎていた。
「とにかく、電話してみますわ。どのくらいかかるんか 聞いてみんことには…」
Bは、早速、購入店に電話をかけた。
「へえ、へえ、高いですなあ。自分で直すっちゅうわけにはいきまへんのか?
無理?仕方おまへんな。そしたら、来週きとくれやす。へえ…けど、なんでそないに簡単に、壊れますのやっ。メーカーが儲ける為でっか?さては、馬鹿にしてますやろ?特別乱暴に扱うた訳やおまへんでっ!
あんな、安いプラスチックのツマミつけてからに、ママレンジの方がまだましやっ!」
Bは、受話器を置いた。
「あんさん、えらい息巻いてましたな。」
「後半は、うちが一人で喋ってましたんやで。来週、行きます、っちゅうところで電話は、終わりましたんやけど、腹立つさかいに、一人で喋ってましたんや。」
「ため息しか、でまへんわ。修理に来るまで、電子レンジには、やさしく話しかけなあきまへんで。頑張っておくんなはれ、言うて。まちごうても、いつものように、言うたらあきまへんでっ。」
「へえ、へえ、くされレンジ、なんて言いまへんわ。」
つつづ

黒い…

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黒いダイヤ、確か昔は、石炭の事を そう呼んでいたらしい…よね?
黒いチューリップという映画もありました。
黒百合は、北海道に自生してる。
他にもいろいろあるんだけど、生まれて初めて見ました!黒い柿。
食べました、黒い柿!
かたちが、かわいいの。
擬宝珠みたいで、先が少しとがっててね。
中身は、柿色。
渋がきついので、よく熟れてからたべるんだとさ。
熟れ熟れ黒柿…
熟れ熟れくろがき…
どうぞ…

まそほ繁盛記

「とんまのまんと…これは、あきまへんなあ。どっかで聞いたし。」
例によって、Gは独り言を呟いていた。
「何を 思案してはりますのや?」
「ああ、回文ですわ。あんさんも、考えとくなはれ。」
「あの、上から読んでも下から読んでもおんなじ文になるやつですな。」
「さっきから、考えてんのに、思いうかびまへんのや!竹やぶ焼けた、しか浮かびまへんわ。」
「うちも、貝とイカ、みたいな名詞しか、思いつきまへんわ。」
「そんなんやったら、簡単ですがな。茄子の砂!」
「茄子のどこに砂がついてましたんや?不自然やおまへんか。それやったら、うちが今考えた、亀のメカはどないだす?」
「そのメカ、なんの役にもたちまへんで、きっと。
亀のメカて…あっ!これは?今うまい、なっ。」
「何が今うまいんでっか?もう訳わかりまへんなあ。うちら、イメージが貧困ですわな。」
つうづく

寒いね

寒くなりました。
ファンヒーターを出そうかなあ、そろそろ。
この間、やっと扇風機を片付けました。
そろそろ 忘年会シーズンだよね。
帰り道が、人でこみこみ。歩いてる人は、仕方ないとして、居酒屋の前で十人以上で、たむろするのはやめてもらいたい!
邪魔なんだよっ!
あんたらは、盛り上がって周りの事なんか、気にしちゃいねんだろうがよ、通りたいんだ、こっちはよ!
思わず、怒ってしまいました。
美味しい物の事を考えて、気を鎮めよう。
冬のご馳走!カキフライ。この間、創りました。
サクサクのころもで、中からふっくらしたカキが…
食べると、海の香いっぱいの汁が…
今朝食べた、不気味なビジュアルの食べ物の事は、忘れよう。
お母さんへ。
ヒジキの煮物の中にモズクを入れないで下さい。
そしてそれを「店に持って行ってお昼に食べなさい。」と言って持たせないでっ!
肉ジャガらしき物も入ってたよ。変な草みたいな野菜も。
どうしよう、これ。
味は、美味しいんだけど、見た目がなあ…
魔女の作った食べ物みたいなんですもの。

まそほ繁盛記

「今日、来る途中で、大笑いしてる人、みかけましたわ。」
「大笑いぐらいしますやろ、たまには。」
Gは、たいして興味がなさそうだった。
「あっはっはっはっ、て、ヒーローもんに出てくる怪人みたいな笑い方してましたんやで。」
「気持ちええやおまへんか。うちも、そないな笑い方してみたいですわ。」
「道歩きながら、一人で笑ろてはったんやで。」
「…それは…気持ち悪いですなあ。ニヤニヤすんのは、よう見ますけど。うちも多分、一人でニヤニヤしてるやろと思いますわ。」
Bは、Gが時々厨房で独り言を呟いている事は知っていた。
「あんさん、一人でニヤニヤしてはりますのか?
独り言は、よう言うてはりますのは知ってましたけど。あれは、どこぞの誰かと交信してますのか?」
「知りたいでっか?」
Gは、ニヤッと唇の端を上げた。
「え…いや、何となく気になったもんやから…。」
「教えたげますわ。二十種類の言葉を 組合せてますのや。例えばフリワカル、タリルット、ペテ、ヨリンモ。これは、大地の精霊よ我が呼び掛けに呼応せよ、っちゅう意味ですのや。」「ええっ!ええ~っ!…あんさん、いつの間にか、うちの知らん遠いとこに…」「嘘ですわっ!何本気にしてますのやっ!ちょっと塩入れ過ぎたかいな、とか、そんな事を独り言で言うてますのや。」
とつつぐ

まそほ繁盛記

「うーん…難しいですなあ…枯れ葉散る…あきまへんな。」
「Bはん!さいぜんから何をぶつぶつ言うてますのやはよ、洗いもんしなはれ。」
「俳句をひねってましたんや。大賞は、10万円でっせ。Gはんも、考えとくなはれ。」
一時間後、二人は、頭をかかえていた。
「いつもと違う脳みそを つこてる感じで、疲れましたわ。」
「だいたい、俳句て、季語がいりますやろ、鴬やったら春、ちゅう具合いに。」「めんどくさいですなあ。春の鳥、で全部通したいわ。」
「五、七、五 で、あらわさなあきまへんのやで。
不可能に近いですわ。」
「食べたいな、てっちり、てっさに、ふぐぞうすい。どないです?」
「何とレベルの低い…
考えたら、芭蕉は凄いですわ!蕪村もですけど。
そこのけや、で始まるのは、誰でしたかいな?」
「大間違いしてまっせ、
小林いっさは、そないに、がら悪いことおまへんで。スズメの子で始まりますのや。」
「こうなったら、自由りつ俳句で…考えても考えても深い闇…」
「ぱくりましたやろ?山頭火!訴えられまっせ。」
「もう、この世にいてはらへんし。」
つつつん

魔法の

魔法の〇〇、っていう使い方は、たびたび目にしたり耳にしたりするよね。
TV番組でも、あったような…
そこで、いろんな物に魔法をつけてみました。
とくに、意味はないんだけどね。
魔法の靴、履いたら間違いなくスピードアップ、だろうな。イメージとしては。魔法の包丁、料理が、あっという間に出来上がる、と考えるのが普通だよね。
魔法の車、これはもう、水陸空、自由自在でありましょう。
魔法のこんにゃく。
…?なんでもあり、な感じ。お好きにどうぞってとこか。
魔法のマンション。
なにやら、ディズニーの匂いがする。
魔法の酒、なんて素敵なのかしら…。
私が、今ほしいのは、魔法の〇〇〇。
さあ、なんでしょうか?
見事あてたら、景品を 差し上げます。
店にとりにきてくれたらね!
あ、今頭に『煩悩ガールズ』という言葉が浮かんだぞ!
いつか、何かで使おう!
作品展のタイトルとかね。

まそほ繁盛記

「おはようさん。Bはん、すんまへんっ!」
来るなり、Gは手を 合わせた。
「なんだす?いきなり謝られても…」
「昨日、持ってくる言うてた鮭、忘れましたんやあ。ちゃあんと別にして、冷蔵庫に入れといたんやけど…」
「忘れましたんやな?
うちが、ものすごう、楽しみにしとった鮭を あんさんは忘れはったんやな?」「そらもう、すぽーんと。」
「忘れはったもんは、仕方ないですわ。そのかわり、ほれっ!これを さばいておくれやす。」
Bが指さした先には、鱧がとぐろを まいていた。
「うわ、太いですなあ~。大蛇みたいですがな。
これを うちがさばくんでっかあ~?骨切り、ややこしそうでっせ。又、二匹も買うてからに…」
「魚屋がな、骨切りめんどくさいから安く売る、言うてましてな、ついつい、買うてしまいましたんや。」Gは、しぶしぶ、まな板の上に鱧を 載せた。
「さあ、解体ショーの始まりですわ!鱧でもフグでも持ってきなはれっ!」
「あんさん、刃物を手にしたとたん、いきいきしはりますなあ~。けど、刀鍛冶にはなったらあきまへんな。」
「なんでだす?」
「とんでもない妖刀を創りあげそうですわ。」
「うちが鍛えし、この業物で、鱧を ずばっと…」
つてて

ふぐ

寒くなってきて、鍋の美味しい季節。
やっぱり、ふぐよね。
アイラブとらふぐ!
というわけで、今日は、ふぐの話です。
いつも行く市場では、冬になると、フグが大安売りされていますが、どうみても丸ごと…!
確か、フグって、免許証がないと、さばけないはず。なので、まるごとは買えず。
きっと、あのトロ箱のフグは、免許証を持っている飲食店用なのね。
欲しいなあ…フグ免許
どうやって?
私が考えるに、まず、魚をさばく店に何年か勤めます。
しかるのち、筆記試験と実技試験を受け、合格したら晴れてフグ免許証が!
違うかなあ。
でもね、いくらフグが好きでも、経済的事情により、諦めること多し!

まそほ繁盛記

「なあBはん、ここらへんの紅葉て、もう見ごろになってますのやろか。」
「ここらへんて、大阪ですか?」
「関西ですわ。」
「京都は、11月末ぐらいが見ごろいうてましたで。箕面は、どないかわかりまへんけど。そういえばモミジの天麩羅…食べたいですなあ、久しぶりに。」
「あれは、天麩羅いうよりも、かりんとみたいなもんやと思いまへんか?三個以上食べたら、顔にぶつぶつでるから、うちはあんまり仰山は食べられまへんわ。」
「Gはん、膵臓が、少し弱いんでしたなあ。あの、なんやらいう島…何アイランドでした?その島近辺が弱いんでっか?」
「アイランドて…わけわからん事いいなはんな!けどわかってしまうんですな、うちも。ランゲルハンス島の事をいうてはんのやろけど、弱いのはそこと違いまっせ。」
「ふうん…。」
「途端に興味なくしましたんやな。」
「モミジといえば…昔『十和田湖に紅葉を見にいかないか。』て…」
「言われたんでっか?」
「いや、言われたいなて思いましたわ。」
「話題変えたと思たら、妄想ですか?あんさんの頭、葉っぱ、落ちまくってますのやな。」
つづきね