お元気ですかっっ!!
聖なる子と書いて聖子。
聖子さんがかつて降臨した地を訪ねる聖地巡礼シリーズ。
7/15~7/17の3日間の福岡巡礼記。久留米編を含め5回、コンサート参戦記事を含めると6回にも亘りましたが、いよいよ今回が最終回です。
今回の副題「ムセイオン」。それはかつてアレキサンドリアに存在した伝説の大図書館。そこには古代の叡智のすべてが保存されていたとか。しかし、建物は破壊され、書物は焼却されたとも、ヨーロッパへ持ち出されたとも云われますが、その実態はようとして知れません。
時代が移ろうとも図書館の意義は不変で、私は聖子伝説の調査・検証のため各地の図書館を訪ね歩いております。
さて伝説といえば、この話題にふれないわけにはいきませんね。
伝説のレスラー、テリー・ファンクが亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。79歳で亡くなられたとのことで猪木さんと同じなんですね。
ちなみに写真の左側ですよっ。右の青いタイツの方は兄・ドリーです。
伝説のレスラーだけに、私も実像を理解しておりません。というのも、私が幼少の頃、テリー・ファンクが参戦していた全日本プロレスのテレビ放送は深夜枠だったため、見たことがなかったのです。はっきり言えば当時ジャイアント馬場も既に伝説のレスラー状態で、アニメ「タイガーマスク」に登場していたことでその存在こそ知っていましたが、現役かどうかすら分かっていなかったような。そんな状態ですから、猪木と馬場はどっちが強いかなんていう論争すら知りませんでした。もしかしたら2団体が存在していることすら理解していなかったかも。そんな私でもテリー・ファンクの存在を知っていたのは「キン肉マン」に出てくるテリーマンのモデルだと聞かされていたからです。後から顔を知ったとき、テリーマンの顔はむしろディック・マードックがモデルに思えましたが(笑)。
全日本プロレスの放送時間帯が夕方に移行し子供の私でも視聴可能となりましたが、とにかく過去のファンクスVSブッチャー&シークの映像を延々流している印象でしたねえ(あの有名なフォークで刺すヤツ)。そうこうしているとハンセンが新日本から移籍してきてファンクスと超獣コンビの抗争が始まったわけですが、なぜかなかなかシングルマッチが組まれません。新日プロに慣れ親しんでいた私はタッグは前哨戦でシングルが決着戦という意識が強かったのです。ところが全日本ではやっとシングルが組まれたかと思ったら、試合は消化不良のままそれぞれのタッグパートナーが乱入して終了し、その後タッグで決着をつけるというふうな真逆な感じだったんですよねえ。何が言いたいかというと、私はテリー・ファンクのシングル名勝負を見た覚えがないのです。それでもなおシングルでのテリーに幻想を抱くのは、やはり南アフリカでアンドレ・ザ・ジャイアントと60分フルタイムの激闘をしたという伝説があるからです。南アフリカと言えばあの「”キンシャサの奇跡”アリVSフォアマン」で有名(?)ですし、遥か彼方の国であることで余計に幻想を膨らまされてきました。ただ、このアンドレ戦、一体いつの試合だったのか、映像はあるのか、何も情報がありません。
まあ、きっと伝説のままの方がいいんでしょうね(笑)
ちなみに猪木さんともシングルで一度対決しています。
内容紹介は不要でしょうね(^^;)
前置きが長くなりましたのが、聖蹟調査報告をさせて頂きますよっ(^^)v
今般、聖子さんの福岡公演に参戦するにあたって、聖地巡礼に併せ、図書館での聖蹟調査は外せないと思っておりました。当然ながら。
というわけで、私が訪ねたのは福岡最大の図書館(?)です。
この福岡市総合図書館、博多からは随分離れた場所にあるんですよねえ。福岡滞在2日目(7/16)のコンサート前の時間を活用して訪問。前日の猛暑が堪えていましたので、コンサート直前の聖地巡礼は控え、エアコンの効いたところで聖蹟調査というわけですよ。とはいえ、これまたすんなり辿り着くことはできませんでした(+o+)
博多駅からバスで行くつもりでしたが、ペイペイドームで野球があるらしく、バスセンターは長蛇の列で、いつ乗れるとも知れぬ状態。慣れない土地ですし、時間の浪費も避けたいのでタクシー乗場へ。これまた長蛇の列でしたが、乗りさえすれば、後はお任せです。ところがタクシー運転手の方が、図書館の場所を知らなかったり、野球の影響で渋滞してたりで、随分と時間がかかってしまいました。
結果、ごく限られた時間での調査を余儀なくされ、地方紙「西日本新聞」の閲覧と「博多どんたく」の文献調査に特化です。
あっという間に時が過ぎ、消化不良のまま時間切れ。昭和のプロレスじゃあるまいし(+o+)
急いでコンサート会場の福岡国際センターへ向かうべく、バス停へ。ここでも野球の影響でダイヤが大乱れのようです。
バス停近くから見えた福岡タワー。てか、隣に見えるはRKBじゃないですかっ!
すぐ近くにTNCまでっ!
愛しのKBCはいずこっ!?
って、残念ながら放送局を回っている時間はありません。
定刻を過ぎても目的のバスが来ないので、来るバスすべてに行き先を尋ね、なんとか乗車。
コンサートまでの時間の余裕はなくなり、昼食は会場近くのコンビニで”イートアウト”。
(イートインコーナーがなかったので外で立ち食い。非常に格好悪く、虚しいです。)
聖子さんのコンサートについては以前ご紹介させて頂きました。
聖子さんのコンサートに大興奮・大満足の私は博多駅阪急で夕食。
撮影が下手だと、あまり美味しそうに見えませんが、とても美味しく頂きました(^^)v
とはいえ、私の心の中は図書館調査が時代遅れのプロレス並みに消化不良で終わったことが引っ掛かっていたのです。なんとかリマッチに臨みたいっ!
次の日は福岡滞在最終日。聖地巡礼を終えた後、もう一度あの図書館に行くしかないっ!
そんな思いが沸々と湧き上がっていたのです🔥
そして巡礼旅行最終日。
聖地・福岡市西区勤労青少年文化センター(現・ももちパレス)から図書館まで徒歩圏内であることを認識しておりましたので、ももちパレスで最後の聖地巡礼を終え、その足で再び福岡市総合図書館へ。
14時に到着。3時間程度の調査時間を確保できました。
とはいえ、猛暑でヘロヘロになっていましたので(+o+)
図書館の中にカフェがある。本当に素晴らしいことです。
元気を出して聖蹟調査に勤しみました(^^)v
さあ、ここからやっと成果発表です。
そもそも私が調べたかったことは何かというと
〇福岡県内で行われたコンサートやイベントについて、ローカル放送の有無を含め何かしら情報がないか。
〇神戸コンサートの福岡放送版について地方紙でのラテ紹介はどうなっているのか。
〇地方紙「西日本新聞」に九州他県のラテ情報(特にラジオ)が掲載されていないか
〇博多どんたくの音楽イベント情報について詳細が分からないか。
〇地方放送局の社史で何か未知の情報が得られないか。
久留米でのイベントの聖蹟調査については以前紹介させて頂いたので割愛いたします。
福岡市内のイベント・コンサートの新聞情報についても過去3回の記事の中で都度紹介しておりますので割愛。
では「福岡県内かつ福岡市外」のコンサートはどうだったのでしょうか。地方紙「西日本新聞」で調査敢行!
①1981/5/4(月・祝)
'81スプリングコンサート
小倉市民会館(北九州市)
※主催:RKB毎日放送
主催がRKB! そりゃラジオ放送ぐらいしているはずっ!
と思って目を皿にしますが、それらしき放送は見当たりません。
もしかするとRKB-AMの日曜12:15~17:00「ベスト歌謡50」の番組内で放送したとか?
いずれにせよラテ欄にそれらしき情報は一切ありません(+o+)
②1982/5/1(土)
ファンタスティックコンサート
飯塚嘉穂劇場(福岡県飯塚市)
放送情報ありません。
③1982/5/2(日)
ファンタスティックコンサート
大川文化センター(福岡県大川市)
放送情報ありません。
④1984/11/3(土・祝)
マジカルトランプ
九州厚生年金会館(福岡県北九州市)
※主催:キョードー西日本
放送情報ありません。
ええ~い、情報なし!
では神戸コンサートの福岡ローカル放送版について、西日本新聞のラテ欄はどうなっているのか。
なぜそんなことにこだわるのか。1982/10/17に神戸ポートアイランドで開催され、大阪MBSで12/5に放送されたこのコンサート。年明けて全国の地方局でも順次放送されたわけですが、その際MBSとは放送内容に違いがあったようなのです。1983/2/5に放送された福岡ローカル版では「True Love」が流れたことが明らかになっています。
下記ブログのコメント欄をご確認ください。
ドナルドさん、ありがとうございま~す(^^)v
しかしながら、全国紙の福岡地方版ラテにおいては「ピンクのスクーター」も放送予定曲として紹介されています(実際には放送されていません)。経緯は不明ですが、地方紙「西日本新聞」にはより詳細な番組紹介記事がないだろうかと思って調査したわけですが、紹介内容は同一でした。すなわち放送予定曲として「ピンクのスクーター」が記載されているのですが、それ以上の詳細情報はありませんでした。新聞のラテ情報は放送局からの情報を載せるだけでしょうから、基本的には全国紙だろうが地方紙だろうが同じなんでしょうね。
この神戸コンサート。静岡SBSでは「ピンクのスクーター」に加え、「水色の朝」「1001秒物語」が放送予定曲として新聞で紹介されているんですよねえ。
鹿田さん、ありがとうございま~す。
いずれにせよ、神戸コンサートのTV放送内容における新たな発見はなし。
西日本新聞ラテ欄の他県の放送局情報はどうか。
サガテレビ、TOS(大分テレビ)のみで、ラジオは一切なし。
というわけで、他県のコンサート等の放送情報は得られず。
「博多どんたく関連音楽番組」についても様々な書籍に目を通しましたが、既に紹介させて頂いた以外の情報はありません。
最後は地方放送局の社史調査です!
KBC、RKBの社史が所蔵されていました。その内容もこれまでの巡礼記事でほとんど紹介しましたが、唯一紹介していない情報がひとつ。それは「KBC50年史(資料編)」のP.80に記載されていました!
〇1980/5/4(日)
第1回福岡音楽祭「新人歌手登竜門コンテスト」
~福岡市電気ホール
昼の部 ビッグコンテスト
夜の部 歌謡フェスティバル
出演:野口五郎、牧村三枝子、清水健太郎、倉田まり子、南永吾、松田聖子
決勝大会のもようを中継でおくる。
(新聞ラテ情報)
〇1980/5/4(日)
KBC-TV 14:30~15:55
第1回福岡音楽祭
野口五郎、牧村三枝子、倉田まり子、司会・タモリ
〇1980/5/4(日)
KBC-AM 16:30~17:55
第1回福岡音楽祭
野口五郎、牧村三枝子ほか
(ラテ頁欄外のテレビ番組案内)
「第1回福岡音楽祭」の決勝大会のもようを福岡市電気ホールから中継でおくる。
2回の予選を経て選ばれた歌謡曲10人、フォーク3チームが出場
ゲスト・野口五郎、牧村三枝子ほか
もちろん1981年の「新人登竜門コンテスト」に聖子さんが出演されていることは周知の事実ですが、1980年にも出演されていたんですねえ。
当然、「裸足の季節」歌唱の映像と音源があるということですよねっ!
未確認公式映像と未確認公式音源ですよっ!!
そして、新たな聖地「福岡市電気ホール」も発掘!
一体どんな施設なのか!?
その名は聞いたことすらないが現存しているのか!?
なるほど昭和27年開館、平成21年閉館ですか。キャパは1,144席と。
既に建替済で、当時の建物の外観写真は見当たりませんでした。
場所は天神の近くですから、最終日の巡礼ルート近くだったんですよねえ。ここも巡礼しておきたかった~。
というわけで、福岡巡礼編は完結です。
帰りの新幹線で寛ぎの一時(^^)
地元の駅に着くと、ライトアップされた地元のお城が私を迎えてくれました(^^)v
ちょっと、中途半端というか消化不良感がぬぐえませんが、それも昭和プロレス的ということで良しとしますかっ!
九州はまだまだ行くべきところが山積しておりますが、次回はまた別の地域の巡礼を考えております。
さあ、最後はいつものヤツで。
聖子サイコーッッッ!!!
アリガトーッ、ダアアアッッッッ!!!!