こんにちは

マルゼン薬局栄養士です
秋が深まり一段と寒くなってきましたが、皆様お風邪など引かれていないでしょうか?

11/15(土)栄養士委員会を行いました
今回の議題は、
・各委員会活動報告
・京都女子大学家政学部食物栄養学科特任教授 今井佐恵子先生によるご講演
でした。
◎各委員会活動報告
各委員会が、以下の内容について活動の現状報告を行いました。
<イベント委員会>
・10月三国店骨粗しょう症イベントと11月京橋店糖尿病イベント実施の結果報告
<教育委員会>
・電子栄養評価アプリ「ぽけにゅー」運営方法について
<SNS広報委員会>
・Instagramのマルゼンアカウントへの投稿について
・患者様へ配布中のQRコード付きマルゼンレシピについて
・オンライン栄養指導について
・栄養指導と栄養相談の線引きについて
◎京都女子大学家政学部食物栄養学科特任教授 今井佐恵子先生によるご講演
この度、京都女子大学家政学部栄養学科の今井佐恵子先生にお越し頂き、
以下の内容についての勉強会を実施して頂きました。
・食べる順番療法研究の最新の知見
・トマトジュース食前摂取の研究
・学会発表方法について
今井先生は、糖尿病分野の研究でご活躍されており、
食べる順番が血糖値の急激な上昇抑制に効果的な「食べる順番療法」の立役者です。
食べる順番療法に関して、これまで色々な学会で多数のエビデンスをご発表されており、
書籍のご出版やメディアにも度々ご出演なさっています。
食後血糖値の上昇抑制について、今回学んだことを一部以下に書かせて頂きます。
◎食べる順番療法について
糖尿病の食事療法は合併症の予防のほか、フレイル予防、QOLの維持・向上に繋がります。
糖尿病に罹患していても健康な人と変わらない健康寿命とQOL実現のために、
食後の血糖値をできるだけ上げないようにすることが重要。また、糖尿病に罹患していない人でも、食後の血糖変動を出来るだけ少なくすることで糖尿病の予防になります。
そのためには、何をどれだけ食べるのかに加え、「どのように・いつ」食べるのかがポイントとなるそうです。
・「どのように」食べるのかについて、
食べる順番療法は、まず最初に野菜から食べ、次にたんぱく質の主菜、最後に炭水化物を食べることで、食後の血糖値の上昇を抑えることが出来るというものでした。野菜の食物繊維が糖質の消化吸収を遅くすること、またゆっくりと咀嚼することで満腹中枢も刺激されることで最終的に血糖値上昇抑制に繋がるそうです。
ですが、ただ単に野菜だけ食べるのではなく、その後必ず魚や豆腐などのたんぱく質と、白ご飯など炭水化物も食べることがとても重要です。
・「いつ」食べるのかについて、
夕食の時間が遅くなると、血糖値が上がりやすくなり、糖尿病や肥満のリスクが高まります。20時までに済ませるのが理想ですが、仕事の関係で難しい方も。そこで、「分食」といい、夕食1食分を18時頃と21時頃の2回に分けて食べることで、食後血糖値の大きな上昇を抑えることが出来るということを学びました。
また、間食について、食後すぐに食べたり夕食後に食べるのではなく、午後3~4時頃に食べると血糖値上昇が少なく最も効果的であると学びました。
◎食前のトマトジュース食前摂取について
食前10分前に、トマトジュース+レモン汁+えごま油orアマニ油(オメガ3油)を飲むことでも、食後血糖値の上昇を抑えられるということを学びました。これは、トマトに含まれる成分のリコピンがHbA1cの値を下げること、またトマトジュースに多く含まれている13-oxo-ODAという成分に、食後高血糖抑制効果があることが影響しているそうです。
また、効果的かつ継続的な栄養指導のために大切なことは、
・科学的根拠を示すこと
・簡単で美味しいレシピの提案
とのことで、こちらも日々私たちが栄養相談・栄養指導する際に意識していきたいと感じました。
以上の他にも、非常に多くのことを学ばせて頂き、大変有意義な時間となりました。
患者さんに寄り添い、お食事に関するお悩み事を解決・サポートできるよう、
今回の勉強会で得た学びを今後の栄養士業務で活かしていきたいと思います。
次回の栄養士委員会は、2026年1月実施予定です

長くなりましたがお読み頂きありがとうございました