オレンジ漢方ミーティング ~事例紹介~

 

 昨日、ZOOMにて開催されている北区オレンジ漢方ミーティングにて、事例紹介を行ってきました。ニコニコ

 こちらの会は、認知症を漢方薬から考える会で、今回で3回目の開催になります。前回は認知症と排泄(出す)のお話で、今回は「認知症の食う」に焦点をあてて事例検討をということで、私共にご依頼がありました。

 これまでみてきた様々な認知症患者様の中から、どの事例をご紹介したものか思案し、栄養剤が処方されているけれども目標栄養量の摂取が難しい事例をご紹介することにしました。それに加え、認知症患者の栄養状態、認知症患者の食行動や食環境の問題もご紹介を行いました。星

 私共の他にも訪問介護事業所から、やはりお食事を食べられない2例の事例紹介があり、漢方学的に先生が解説をしてくださいました。

 私たち管理栄養士は、「食」という一面で考えがちですが、「食欲減退には怒りの感情が影響している」「散らかっていた食卓を整理すると食事を食べるようになった」など、ついつい忘れてしまいがちなことを改めて勉強させていただきました。メモ

 

   

 

 私共のお話を聞いてくださった先生より「在宅療養者で栄養状態の悪い方が、こんなに多いのですね」といったコメントをいただき、在宅に積極的な先生であっても、まだ低栄養の認識がされていない部分があるのだなと感じました。在宅療養者の栄養状態が正しく認識されるよう、引き続き栄養の情報発信を行っていきたいと思います!!