古屋四季劇場で

劇団四季さんの

「キャッツ」を観てきましたので感想を。

 

 

去年テレビで、

江畑グリザベラと柴本シラバブが

メモリーを歌っていたのを見て

 

母が

「元気なうちにもう一度キャッツを観たいなぁ」

と申したので一緒に行ってきました。

キャッツは今年から

しばらく新都市公演中心になっちゃうもんね

 

大阪から行くなら

近めの名古屋の今しかないな!と

 

ちなみに

私が前回「キャッツ」を観たのは

2020年秋という

コロナがMAXピークだった頃の

大井町キャッツシアターでした。

 

あの頃は

センブロ3列目以内とC席しか観客はいません!

みたいな状態でした。

 

毎週末、大井町に行っては

キャッツかライオン・キングの二択で

通い詰めてました。

懐かしい…。

 

 

 

 

あのコロナ禍の

ガラガラだったキャッツシアターでも

一切手を抜くことなく

 

全力で舞台を披露してくださった

四季キャストの皆さんの姿は

今でも目に焼き付いています。

 

あの景色は一生忘れないですね。

 


各猫ちゃん達が

縦横無尽に駆け回る演出復活は

まぁ~~~感無量でした。

復活出来て良かったよホント、、

 

 

ちなみに母が前回観たのは

2016年の大阪四季劇場が最後だったよう。

実はこの当時のキャストさん、

今回観劇時のキャストさんと

同じ方たくさんいました。

 

8年経っても

あのキレッキレで

絶対大変な踊りを披露するとか

凄すぎるんだが…。

 

 

「キャッツ」は最前列の近さがケタ違いに凄かった 

 

 

今回、運よく最前ドセンに座ってきました。

※休日の最前は複数枚取るのホント大変だった〜…

 

 

今まで四季さんの色んな演目の

最前センブロに座ってきたのですが

 

一番キャストさんと距離が近いのは

「舞浜アンフィシアター」と思ってました。

※首が痛くなるほど見上げることになる

 特殊な最前列だけど笑

 

今回のキャッツ@名古屋四季劇場は

まずオーケストラピットが無い分

グッと舞台から近い!

 

春劇場や海、有明劇場の

アナ雪もアラジンもライオンキングも

1席分くらい舞台から離れているので

実は最前列といっても

メチャクチャ近い…!とは

あまり感じたことなかったのですが

 

今回のキャッツ@名古屋四季劇場は

ダントツで近かった…という感想!

 

舞台もパッと見は、めっちゃ見上げない?

という感じですが

実は紫の線が舞台の床になってます。

とはいえ

視界は、少し見上げる形になるけど

キャッツは、キャストさん達も猫になりきるので

とにかく姿勢が低い

しゃがんで動いていることが多い

=ちょうど視点が、観客と合う位置になる

 

舞浜アンフィは

足元確認で

下を見ているキャストさん達と

目が合う事が多かったけど

 

このキャッツは

ガッツリ目が合いました、、

 

「猫の名」のときなんか

ドセンターで皆さん集まって

至近距離で固まるから

めちゃくちゃ見つめ合う形になってしまい、

こちらが申し訳なさ過ぎて

目を逸らしてしまう程…笑

※それでいうとキャッツは

キャストさんがセンターに来ることが

多かったかも。

 

 

キャストさんとの距離の近さは

“没入感”に比例すると心底思いました。

 

ちなみに“没入感”とは

昨今のエンタメでキーワードとなっている用語で

英語で言うと”イマーシブ”

 

最近だと

お台場に誕生した

「イマーシブ・フォート東京」など

施設の名称に使われていたりします。

 

物語の世界に

入り込んだかのような体験が

没入感の正体!!

 

 

デジタル技術を活用した没入体験は

劇団四季で云うと

ダイナミックな

プロジェクションマッピングが特徴の

「アナと雪の女王」が“デジタル”を活用した
イマーシブ・ミュージカルですが

 

「キャッツ」はとにかく

キャストさん達、

猫という名の人間たちが生み出す

躍動感・パワーが最大の魅力であり

(今さら言うまでも無いことだけど笑)

 

“物理で生み出される

イマーシブ・ミュージカル”

だとあらためて思いました。

 

 

 

今回キャッツを観劇してみて「アナログな没入感」を言語化してみた 

 

今回最前列で観ながら

劇中

頭に浮かんだ感想を

語彙力低めに述べると、

 

・猫メイクが皆さんめちゃくちゃ綺麗

 

・腹式呼吸がめっちゃ凄すぎる

(口はあまり動かしてないのに、

 お腹がめっちゃ動いて声を出している)

 

・遠くからだと絶対分からないレベルだけど

 至近距離でみると、

 皆さん衣装はかなり膝の部分がすり減っている

 あと靴下?っぽいもので膝を保護している

※稽古写真でも

 膝をプロテクターで皆さん覆ってるもんね…

 あの動きは絶対に膝が大変だわ…

 

 

 

キャストさんの感想 

 

キャッツは

全員全力舞踏会

なので

一人残らず皆さん

大変素晴らしかったです。

 

特に印象に残った方々を備忘録しておきます

・ガス/グロタイ/バストファージョーンズ

 橋本 聖地

 

一緒に観劇した母が

観劇後に真っ先に口にした感想は

「ガスの方、歌が凄くお上手」

と申してました。

 

確かに、あのガスの歌い方

味の在る哀愁感から

グロタイへの凄味あるギアチェンジ、

豹変といっても過言ではない変わりようで

大変に素晴らしかったなと。

 

あと、

バストファージョーンズさんの時に

母にお花をくださったので

それも嬉しかった…笑

 

序盤の「猫の名~」の時に

橋元さん、前列の方々を

じっくり眺めていたので

このときに「誰にお花を渡そうかな」と

考えてらしたんだろうなと気付きました笑

 

※このとき、母を凄い凝視してくださったので

「あ、多分お花くださるな」と

 この時点で分かった(笑)

 

母も良い思い出になったようで

この頂いたお花を

一緒に棺桶にいれてくれと言ってました。

天上へ行ってもキャッツを観たいという事で。

いや…もうちょっと長生きしてくれんか笑

 

 

 

・マンカストラップ 分部 惇平

 

猫メイクがこんなに似合うの凄い。

顔立ちが素晴らしいのだろうな。

王道の歌うま、スタイル抜群の

非の打ち所なきリーダー猫マンク!

 

 

・ミストフェリーズ 桒原 駿

 

8年前に拝見した時は

カーバケッティだった桒原さん

今回はバレエが素晴らしいミストフェリーズ!

ブラボーなアラセゴンターンでした!

 

 

 

・タガ― 北村 優

 

北村さんは何役やっても

いつも熱血で

歌声がカッコ良くて聴きやすい!

演技も細かくて常に目で追っちゃった…。

 

何より本人が心底楽しそうに演技されていて

誰よりも素敵に見えました。

 

マンクも素敵だったけど

それ以上にタガ―は

最高に似合ってる気がしました!

 

いつも全力で熱血な北村さん

マジで最高だわ。

熱い漢だよ。

 

 

 

・グリザベラ 木村 智秋

 

私の中で智秋さんは

めっちゃエルファバの印象が強いのだけど

やっぱり歌声の破壊力が凄いのよ

 

あと智秋さんは、上背があるので

立ち姿が綺麗で

「グリザベラは昔、とても美しい猫だった」

という

グリザの歩んできた人生(猫生?)を

容易に彷彿とさせるのが最高に好き。

 

 

 

・ボンバルリーナ 山崎 遥香

 

とにかく猫メイクでも目立つ

お顔立ちが麗しい山崎さん

 

めっちゃスタイル抜群だし

何をされていても目を引く美しさでした

 

 

・ヴィクトリア 近藤 合歓

 

四季オタ友達から

「近藤さんヴィク、めっちゃヤバいよ」

と事前に訊いていたのですが

 

 

納得

 

 

めっっちゃ可愛いお顔!!

 

白い猫ちゃんなので目立ちますし

間近でお顔を見てしまったのですが

とにかく凄く綺麗なお顔立ち

且つ

目も真ん丸で可愛らしく

同じ人間か?と思った

たぶん天使ですね

 

 

 

 

・ジェリーロラム/グリドルボーン

 𠮷田 絢香

 

実は今回拝見して一番印象に残ったのが

𠮷田絢香さんジェリロでした。

 

劇中、

他の猫ちゃん達と目が合う事が

それはもう大変多かったのですが

 

皆さん猫に成りきっているので

真顔のままこちらをじぃーっと

凝視してくださっていたのですが

(じっと見つめたまま固まるという

如何にも猫らしい動き)

 

唯一、

𠮷田ジェリロは目が合った瞬間、

 

真顔(・ω・)から

ニカーッと(≧∀≦)

満面の笑みになって

目が合うたびに微笑み返してくださってた。

 

中の人の

天真爛漫で陽気なお人柄が

猫になってもガッツリ透けていて(笑)

メチャクチャ素敵でした。

 

さらに最後の

「猫にごあいさつ」では

 

舞台のセンター最前列にいるのが

下手側ジェリーロラム

なのですが

 

最後のコーラス

「♪唯一のその名を〜」の部分…

 

 

 

𠮷田ジェリロの歌声しか

聴こえなかったという奇跡w

 

 

 

最前列で

目の前だったからというのもあるけど

 

後方だと

俳優さん毎のマイクの音量調整とかで

コーラスが綺麗に聴こえる様に

全体のバランス調整するのだろうけど

 

前列だと生声が直で飛んでくるので

 

特定の人物の歌唱攻撃力が高いと

その人の声しか聴こえないという事態がww

 

𠮷田ジェリロ、すっごい攻撃力でした

あのハイトーンはハンパない…。

 

鼓膜オーバーキルだよ

 

 

「唯一のその名を~♪」部分のコーラス

ジェリーロラムに大注目してみてください!

 

 

とにかく明るく陽気だった吉田絢香さんジェリロ

またお会いしたいなぁ。

それぐらい本当に素晴らしかったです。

 

 

唯一のその名は

𠮷田絢香ジェリーロラム!

 

 

 

 


アナログ物理な没入感は進化させることができるか? 

 

 

ということで、今回

「キャッツ」はとにかく

キャストさん達、

猫という名の人間たちが生み出す

躍動感・パワーが最大の魅力で

“物理で生み出されるイマーシブ・ミュージカル”

だと、あらためて思ったんですけど、

 

シンプルな演出である分

キャッツの弱点は

もしかすると

2階席や後方の没入感が少し弱くなる、

という事かもしれないと

ふと思ったり。

 

カーテンコールで猫ちゃん達が来てくれて

交流できるのは

スッゴい嬉しい物理な没入感だけど

 

距離が遠いと

その分没入感も

少し薄くなっちゃうこともあるのかな?と。

 

平面のキャッツシアターならば

客席間の一体感も生まれて

このあたりカバーできるのかもなぁ~

なんて思ったり。

 

ということで

没入感強化のため

キャッツシアターまたできないかな…笑。

 

 

※余談で。品川区民なのですが

去年大規模な品川区民向けアンケートがあって

(アンケートのメイン目的は

 羽田空港の騒音問題の意見の是非だったけど)

 

「区への要望」フリー項目に

“区民の生活の質の向上のため”に

再び四季劇場を品川区に再誘致して欲しいです

という要望を長文で書きました笑


 ※※このアンケート結果、

実は全回答が区のHPで閲覧できるのですが

私のように

「四季劇場を品川区に再び!」と

書いてる同志が何人かいて嬉しかった。

四季オタ品川区民の心は一つだよ!(??)



過去長く劇団四季と品川区は

関連性が深かったので

(五反田~大井町など劇場があったので)

いつか実現してくれると嬉しいけど。

 

希望を持って

気長に待ちたいと思います…笑。

 

 

 

とか色々感想を書きましたが。

 

2階席とか後方だと

キャッツの醍醐味である全体の群舞が

とても綺麗に見えるので

(前方だとそのあたりは全く分からない)

 

今度は違う席でも見てみたいな。

 

母も喜んでくれて

やっぱりキャッツは素晴らしい、

と思った次第です。

 

30年以上前に、

母はこの「キャッツ」を観て

感動して四季の会に入った、

そして、私もそのおかげで

小さい頃から

四季の舞台に連れて行ってもらえて

今の人生があるので

 

全ての始まりである

キャッツには感謝しかないです。

 

どんなにデジタルが進化しても

 

人を物語に引き込んで魅了する

真の没入感は

“生身の人間にしか生み出せない”

 

あらためて確信しました。

 

これからも「キャッツ」は

多くの方を魅力してくれることだろう


是非ご覧になってみてください!


ドゾー!(ノ・ω・)ノ ミミ𓃠🐱𓃠


Bye!

↓どう見ても膝が大変ジェリクル舞踏会

 

 

最後に。

30年前の

キャッツのキャスト表置いときます笑

 

何度見ても、このキャスト陣

四季のアベンジャーズ感あって

めっちゃ好き。

観てみたかったなぁ~。

※飼い主さんを待つ ぴよりん達も見れた♪

 

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