※別班(言い方w)キャストさん感想も追記!

 

9年振りに(!)

劇団四季さんの

「ウィキッド」を観てきましたので感想を。

 

四季オタたちの中で

再演が熱望されていたウィキッド

販売開始で早々に

チケットが全日程売り切れたという

とんでもない期待値の高さ!

 

再演ながら

もはや期間空きすぎて

初見のような気持ちで観に行ってきました!

 

感想をネタバレなく熱く語ってみますー!

(ま~た長文で書いちゃったZE)

 

※※※個人の感想だYO※※※

 

※ちなみに“観る前”のお勧め心構えは

以下にまとめております

初見の方は是非!

 

今回は“観た後”の感想をば!

 

/  どれも緑よ〜  \

 

  雑なあらすじ@ウィキッド

 

カンザス州の農場で暮らす少女ドロシーが

魔法のオズの国へ迷い込む

冒険譚『オズの魔法使い』

 

その前日譚となる

2人の魔女の出会いと別れを描いた物語です。

 

不幸にも緑色の肌で生まれてしまい、

不思議な魔法の力を持つエルファバは、

優しい心の持ち主なのですが

見た目が災いして周囲でも浮いた存在。

 

対照的に

明るくポジティブな

美人ブロンドガールのグリンダ

みんなのマドンナ。

 

ぼっちのエルファバと

クラスの人気者である陽キャのグリンダ

 

二人はシズ大学でルームメイトとなり

最初は性格の不一致で反発しますが、

色々あって友情を育んでいきます。

 

そしてエルファバとグリンダは

エメラルドシティへ行き、

憧れのオズの魔法使いに会いに行くのですが

実は彼の正体は……衝撃的なものでした。

 

心優しかったエルファバは

なぜ“悪い魔女”

と云われるようになってしまったのか?

 

なぜドロシーたちを苦しめていたのか?

 

 

とりあえず、1周目の観劇では

お話を咀嚼しきれないほど

深いストーリー構成になっているのが特徴です。

 

■原作の映画「オズの魔法使」

 

  ウィキッド
評価・推しポイントはココ!

 

「歌」「衣装/舞台装置」「ストーリー」

「キャラクター」「キャスト」

そのどれもが素晴らしい作品!

 

 

絶対耳に残る名曲の数々

思わず口ずさみたくなる楽曲ばかりなのですが

何より“聴かせる歌”が多い!

 

特に一幕ラストの

「自由を求めて(原題:Defying Gravity)」

圧巻で必聴です!

 

 

衣装/舞台装置

人力ながらも凝ったデザインの舞台装置

そして

見事にオズの世界観を演出する衣装が

目にも鮮やかで感嘆します

 

冒頭、アンサンブルさん達がワッと出てきたとき

何故か頭の中で

ディズニーシーの

「ファッショナブル・イースター」が

頭をよぎりました笑

 

それぐらい華やかで艶やか、そして

スチームパンクっぽさよ…

 

衣装で異世界感を表現すると云う

素晴らしいデザインが必見!!!

 

 

ストーリー

 

悪人と呼ばれる人にも

要因となった人生の背景があるのだ、

というストーリー展開が秀逸

 

別の角度から物語を見ると

“善”と“悪”は定義が変わる。

 

一つの方向からの情報を

鵜吞みにしてはいけないという

まさに今の情報化社会の

痛烈な風刺にもなっているという

めっちゃ深いお話です

 

そして今またウィキッドが

爆発的な人気になっている要因としては

 

「ストーリーに伏線や余白がたくさんある」

 

のも大きいなと

個人的に思いました。

 

つまり

色々な伏線や謎が散りばめられていたり

説明しすぎない余白のある展開

(=観た側が想像する余地がある)だったりという

 

「思わず他人に語りたくなる」

 

考察する要素がたくさんあるという

まさに考察系ミュージカル(笑)

 

今のSNS時代にとって

大事な要素が

ウィキッドには詰まっています。

 

今回、観劇した席のお隣が

ちょうど初見の方々だったのですが

幕間も、終わった後も

ずーっと

「めっちゃ深いお話!」

「あの場面ってこういう事だよね!?」

とか

「そこで話が繋がるのね!」

「もう一回オズの映画見てから舞台を最初からみたい」など

めっちゃ考察や感想を語り合っていました。

 

最近よくSNS上で話題になる

語りたくなる「考察系ドラマ」って

いま大人気ですが

ウィキッドにも言えるなぁと

ふと思いました。

 

一昔前は難しい要素とかあると

「なんか良く分からんかった」

終わっていたものが

 

「つまりあそこはこういう事なのでは?」

視聴側が前のめりに理解しようとする、

他の方々と討論するようなスタイルになった気が。

 

ウィキッドは

10年前に上演されていた時は

好きな人は大好き!でしたが

ここまで広く

大人気ではなかったと思うんですけど

 

 

風刺の内容、

物語を通じて伝えたいメッセージも含めて、

 

マジで時代がウィキッドに

追い付いたんだなって思いました。

 

時代の潮流凄いわ……

 

感慨深い(´д⊂)‥

 

時代が私に追いついたのね(CV:エルファバ)

 

 

 

キャラクター

 

見た目や家庭事情のせいで

影のある一人ぼっちな“エルファバ

常に光の当たる場所を好んで

大勢の人に囲まれている“グリンダ

 

二人の陰と陽のキャラクター性の対比が

際立っていて素晴らしい。

この陰と陽の対比も注目ポイントです。

/  あたしよ〜〜〜  \

 

キャスト

 

劇団四季の真骨頂でもある

俳優さんたちのパワーはとにかく壮絶

 

私も過去、劇団四季初見の友達を

ウィキッドに連れて行ったことがあるのですが


終わった後の感想の第一声が

「キャストさんのパワーがめっちゃ凄すぎる!」

という感想でした。

 

俳優さんたちのあまりの力強さに

「明日も人生頑張ろうって思えた」って聞いて

やっぱり

人間が与える力って凄いな、と。

 

生の人間を間近で見れる「舞台」ならではの

醍醐味です。

 

そしてウィキッドの特徴として

 

キャストさんが変わると

物語のテイストもガラッと変わる 

というのがあります。

 

過去、私も

特定の俳優さんを推して観に行く

というスタイルではなく

 

俳優さんが交代したら

その都度観に行く、みたいな観劇スタイルでした

 

キャストさんが変わると

本当に違う物語のように感じる。

 

もちろん、物語だけじゃなく

例えば、エルファバ役の方にしても

歌唱において、

ウィキッドは、

割とアレンジが許容されているのか

結構キャストによって

歌い方が変わることが多くて

「あ、この方の“自由を求めて”の歌い方好きだなぁ」

みたいな

キャストさんごとの

違いを楽しむ見方をしていました。

 

ほんとに沼。

 

劇団四季のウィキッドを観る

=全キャストを見て初めて

ウィキッドを観たといえるのかもしれない

 

チケットもう全日程が売り切れているけどもw

 

是非、全キャスト制覇を!

 

  ココが凄いよ!
ウィキッド
ネタバレなしの感想/レビュー

 

今回、ウィキッドは

本当に前評判と人気が凄すぎて

ハードルがめちゃくちゃ上がり

キャストさん達も

相当な重圧だったと思うんですよね…

 

みんなの爆上がりした期待値

    ×

目の肥えた劇団四季会員オンリーな観客

 

或る意味、異常な緊張感のある中での開幕。

※実際始まる前、シーンって客席が静まり返って

マジで皆さんの唾を飲み込む音が

聞こえるかと思ったw

 

「期待を超える」って

簡単に言うけども

これって実はメチャクチャ難しい。

 

期待通りのモノを提供してもダメで

 

如何に“期待を超えられるか”

 

エンタメ創作においてよく云われるのが

 

「観客の期待は裏切らずに、予想を裏切れ」

 

期待を超えるための要素とは何か?って

私が永遠に考え続けている

悩みなんですけども

 

私個人として日々思う

期待値を超えるというのは、

 

❶ストーリーや演技諸々において

 事前に観客が

 想像していたモノを超えて(ズラして)

 良い方のベクトルで、驚きを与えられるか

 

 

➋凄まじい迫力・気迫など

 人間が生み出すパワーや

 ストーリーの勢いで

 観ている人を圧倒させられるか

 

「なんかよく分からないけどスゲー‼‼」

 みたいな感想はだいたいコレ笑

 

 ストーリーでも演技でも何でも

 何かしらの突き抜けた勢い?的なモノがある

 

 

など色々考えられるんですが

 

今回の「ウィキッド」再演

 

果たして目が肥えた四季ヲタ達の

期待を超えてきたのか、その感想は!!

と、

 

死ぬほど前振り長くなったのですが笑

 

 

結論から云うと

 

 

まるで初見のような

新鮮さでした!!!

 

 

 

懐かしさで

昔が思い出されるシーンもあれば、

 

新たな解釈というか

新鮮なエルファバとグリンダ

驚きと感動がありました

 

ラストは

たくさんの人のすすり泣きが聞こえてきて

終わった直後は

至る所から

「これはヤバい!」と聞こえてきました。

 

 

それにしても

 

今さら気付いたけど

ほんと重たいストーリーだな笑

 

当時はここまで重いとは思わなかったな

自分も子供だったのねー

 

大人になって観るウィキッドは

また別物!!

 

 

 

  キャストさんの感想

当然ながら
人財の劇団四季なので
アンサンブルさん含めて
全キャストが
一糸乱れぬ動きと美声を響かせており
本当に素晴らしかったです。
 
敢えてプリンシパルの方々の感想を!
 
◆グリンダ:真瀬 はるか

実は今回

がっつりお芝居する真瀬さんを

初めて拝見しました。

 

グリンダって個人的に

難しい役だと思うんですよね


冷静に物語を追うと実はけっこう

ヤな奴な部分が多々あって笑

 

普通に演じちゃうと共感を得られなくなるので

特に1幕は「愛すべきおバカ」というか

どこか憎めない愛されキャラ的な演技が

大事だと思っているのですが

 

それで云うと真瀬さんは

愛すべき純粋無垢なグリンダ、という

新しいグリンダ像に出会った気がしました

 

嫌味も文句も

全く悪気が無く言っている感じがして

まさに

清く正しく美しく(笑)

純粋なグリンダで、好きでした!

 

キャラのテンションも

陰と陽で云うと、中間、

ニュートラルな位置にいるグリンダという感じ

 

新しい!!!

 

新鮮に感じて感動しました。

 

 

 
◆エルファバ:三井 莉穂

 

三井エルフィーも

すごく新鮮ー!!!

 

明るくコミュ力高めのエルファバで

陰と陽で云うと、陽属性寄りかな

 

「陰々滅々とした陰キャラでコミュ障だけど、

心が優しくて芯が強い」

=エルファバ

 

ってイメージを

過去の観劇から、私は強く持ってたんですけど

 

三井エルファバは

根は明るく、対人関係もしっかりしてて(笑)

自分を持っている等身大の少女

という感じが

 

コチラも新しいーー!

 

とっても三井さんらしくて

新たなエルファバ像で素敵ー!!

 

歌は流石鉄人の異名を持つ三井さんです

 

大学でのシーン

真面目な三井さんが

笑いを取りに行こうとするのが

健気で好きすぎるんだが(笑)

 
 
◆ネッサローズ:若奈 まりえ
 

候補キャストが発表されたときから

若奈さんのネッサはヤバいなって思ってました。

 

 

案の定

 

 

 

 

 

ヤバかった(笑)

 

過去、数々の可憐なヒロインを演じてきた

若奈さんがネッサローズを……。

 

普段、光属性の方が闇属性になっちゃうって

 

そりゃヤバいでしょうよ!!

 

1幕の若奈ネッサ、あまりにも可憐で健気で

 

キラッキラの瞳で

 

「♪グリン〜ダさんに〜お礼言いたい~」って

 

歌われた瞬間

 

めっちゃ涙出ちゃったww

 

初見の方々からしたら

「いや、なんでこの人こんな場面で泣いてんのww」

って思われたかもですが

 

すまん

許してほしい……笑

 

 

マジでここの若奈ネッサがさぁ…。

 

 

つっら!!!

 

1幕と2幕の若奈ネッサ、落差がとんでもないので

是非、必見です!

 

これほどネッサローズに注目して

ウィキッド拝見したの初めてかもしれない…

 

それぐらい

「ゾーン」に入ったような

まりえネッサの演技すごかったです。

 

 

こういう"悪や闇"のお芝居に

みんなが釘付けになって

注目を浴びるようになったのも

時代の潮流だよなぁって思いました

(今のドラマでも怪演とか大注目浴びるしね)

 

 

ちなみに過去、

ネッサからグリンダにスライドされた方もいるので

光属性な若奈さんも

今後、是非拝見したいですね!

 

 ーーーーーーーーーーーーー

※※※※後日の追記感想※※※※

別班(言い方ww)

キャストさんも観てきましたので感想を!

 
別班キャストさんたち・・・
 
めっちゃ王道
ウィキッドー‼‼
 
キャストさん達が変わると
物語変わるーって申しましたが
まさにその通りww
 
 
全く別物やんけー!!!
 
 
初日班が新鮮なウィキッドなら
別班は超王道なウィキッド
 
これだ、これ!ってなりました。
懐かしいウィキッドだわ…
 
 
◆グリンダ:中山 理沙
 
めっちゃ王道グリンダぁ!!
 
陽キャ全開のハイテンションで
愛すべきおバカ→悩み苦しむグリンダを
見事に体現
 
爆笑もかっさらってました。
 
中山さん、こんなぶっ飛べる方なのね…
 
まさにTHE王道グリンダでした!
 
ハラショーなんだわ!
 
 
 

◆エルファバ:小林 美沙希

 

初の役名が

いきなり主役の小林エルフィー

 

納得のキャスティング。

 

 

めっちゃ王道エルファバぁ!!

 

 

 

〉「陰々滅々とした陰キャラでコミュ障だけど、

〉心が優しくて芯が強い」

 ⇒まさにこのエルファバ像でした。

 

 

初手、見た目は江畑さんー?!と思った。

もう如何にもパワー系そうでワクワクしましたが、

 

実際

歌がめちゃくちゃ上手く(マジで凄い)

 

濱田めぐみさんと岡村美南さんの特徴を

足して2で割ったような歌声と歌い方!

 

すげー……なんだコレ

 

しかも

めっちゃビブラートと低音ゴリゴリ

歌も全てにアレンジ入れてるし

 

DG(ドルチェ&ガッバーナではないよ)

アレンジもめっちゃ凄く

 

ラストのあのアレンジの仕方、

私は初めて聴きました

 

スゲーわ。

※スゲーしか言えない語彙にwwww

 

まだデビューしたばっかで

この完成度ってどゆこと???

 

もうめちゃくちゃエルファバやりたくて

努力されたんだろうな

 

それが全てに滲み出てた。

マジで凄かった!!!

 

※もう文字数制限で書けん!!

 ーーーーーーーーーーーーー

 

つーわけで

まーた長文で感想を書いてしまいました

(ここまで早口)

 

云いたいのは

とにかく語りたくなるほど素晴らしい作品、

ということ!

 

本当に素晴らしい作品です。

 

観客の熱量も凄い!

 

本当に待ってた

 

是非ご覧になってみてください。

 

しかし、

この2作品は本当に最高で大好きですなぁ

この2つが同時上演なんて嬉しい限り!!

 

ぜひ皆さまも時代の寵児(?)となった

劇団四季の「ウィキッド」

ご覧になってみてください

 

ドゾー!(ノ・ω・)ノ ミミミ🟩🧹🧙‍♀🟩

Bye!

 

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