※後日の追記あり※
※モノ凄い熱量で書いてます笑※
望していた
 
劇団四季さんのノートルダムの鐘
再演されましたので
観劇へ行って参りました。
 
めちゃくちゃ再演待ち望んでおりました。
 
劇団四季さん『ノートルダムの鐘』初演は
2016年12月
 
私が初めて劇団四季さんの
『ノートルダムの鐘』を拝見したのは
2017年の2月
 
開幕当時、
前列でどうしても観たかったのですが、
チケット争奪戦があまりにも凄くて、
なかなか良席が取れなかった記憶が。

 

思い出深い作品です、、。

※いや、今回も

良席取るの大変でしたけどね!😇

 
 
 
というわけで、
 
今回あらためて
ノートルダムの鐘の
熱い感想を書いてみたいと思います。
 
 
いつもの通り、
個人の感想だYO!!!
 
 
 
ちなみに、初見の際
私は全ての情報をシャットダウンして
観に行きました。
 
ていうか、呑気に
原作うんぬんを知らず、
アニメ映画の
ノートルダムの鐘だけ予習しておこうと
それだけ観てから行ったがために、
 
 
結果
 
 
劇団四季さん版ノートルダムの鐘の
あまりにも凄まじい展開に
「ふぁ――ッ⁉(  °□°)」
ってなり、
 
最後は号泣というより、
呆然とした思い出があります(笑)
 
この教訓から、
 
ネタバレなしで観たほうが絶対良いケド
ある程度心構えはしておかないと
あまりの展開の激しさに
心が置いていかれると思いました
 
なので!
 
観劇される前に
これだけは…!!と思うことを
書いておきたいと思います
 
 
■劇団四季『ノートルダムの鐘』
 観劇する前のオススメ心構え
 
・アニメ映画の『ノートルダムの鐘』と
 同じテンションで観に行っては絶対ダメぇ!
 
・とにかく怒涛の展開のオンパレード&
 登場人物たちの
 感情の乱高下が凄まじいので、
 それに振り落とされないように
 冒頭から”全集中”で観ないと、
 観ている側の感情が置いていかれます
 
・ただ、舞台の感情と
 自身を”同期”させることができれば、
 唾を飲み込む事さえ忘れるぐらい
 舞台に惹き込まれます
 この『ノートルダムの鐘』の惹き込み力
 類をみない壮絶な力だと思います、、!
 
・冒頭から展開がクライマックスなので
 見逃さないよう全集中するために
 開演5分前からは、
 厳かに精神統一しておくのがオススメ
 
・アニメ映画は参考として
 事前に観ておくのが良いかも
 (理由は後述)
 
 
 初見の方は是非!
 
本当にすごい作品なのよ~~、、
 
 
 
 
 
 
詳細な感想は以下から、、。
なるべくネタバレがないよう
フワッと書いたつもりです↓
 
 
 
■ココが凄いよ!劇団四季
『ノートルダムの鐘』感想🔔
 
・冒頭10分がもうすでに
 展開がクライマックスみたいなテンション
 
・緩急の”緩”が全然なくて
 展開が動きまくる”急急急”ばかりなので
 冒頭から目が離せず、
 舞台へ釘付けにされるので
 体感時間がガチで数分レベル
 
・エスメラルダの初登場の仕方が
 カッコ良すぎ😇
 
・私が一番好きな曲は『世界の頂上で』
 旋律はキレイだし
 何より歌詞の意味が深いのよ…
 
・キャストさん達の熱量が凄まじい
 声や歌声、顔や瞳に宿った気迫やパワーが
 人間に与えられた
 能力の最大値に迫っている
 
・ラスト【15分】からの展開が壮絶
 唾を飲み込むのを15分間忘れます
 
・クライマックスは本当に涙が出る
 もう周り皆”ずびずび”になります
 特に
 全てを知った2回目以降の観劇は
 『世界の頂上で』の時点で
 もはや号泣するようになります
 
・最後の演出が本当に秀逸
 考えた人天才ですか?
 
・他の作品では絶対に味わえない
 壮絶なカタルシスが味わえる
 ※説明しよう!カタルシスとは、
   作品世界へ感情移入することで
   自身の感情が動かされて、泣いたり笑ったり
   様々な感情と想いが得られることを指します
    (超意訳w
 
 
本当にすごい作品ですので
是非多くの方に観て頂きたいですね。。
 
ちなみに、私的には
劇団四季版ノートルダムの鐘の
観劇前に
”アニメ映画版”も
観ておく事をお勧めしたいなと!
 
なぜか???
 
 
私たちが生きるこの世には、
色々な結末が待っていて
それは希望か絶望か
はたまた――光か闇か
どちらになるのか、
それは神のみぞ知るもの
 
自身の選択や
誰かの行動ひとつによって
未来が変わり、
ボタンの掛け違いが起こって、
全ての”結末”が変わってゆく
 
 
アニメ映画版とミュージカル版は
その結末が
 
希望か絶望か
光か闇か
 
英雄か、聖人か、それとも……
 
 
分岐した”結末”を見せてくれます
 
 
それこそ、
私たちが生きるこの世の現実を
リアルに現わしている
 
アニメ映画版もミュージカル版も
表裏一体であり、同じノートルダムの鐘
 
ふたつはひとつ
 
それが『ノートルダムの鐘』
だと思うので。
 
 
……それにしても。
 
 
どちらの結末であっても、
違和感なくがっちりハマる楽曲を作り上げた
アラン・メンケンは神です??
 
 
 
●キャストさんの感想●
 
アンサンブルさん、聖歌隊の皆さん含め
キャストさん全員が
語ることが無いほど素晴らしかったのですが
特に印象に残ったキャストさんについて!
 
・カジモド    寺元 健一郎
もともと心優しそうなお顔の寺元さん
カジモド役として顔を歪ませた彼が、
時々ふとみせるとても優しい顔が
凄く印象的であり
カジモドの純粋さと儚さを現していました
 
また歌声が、凄く綺麗で素晴らしく
カジモド役としてのくぐもった声から
綺麗な高音へ
一気に歌声を飛ばすその力、感嘆でした
 
寺元さん
とにかく高音の伸びが
めっッッちゃ凄い(真顔)
 
そして前方席でしか見られない事象ですが、
カジモド役の方が、
体を振ったときに吹き飛ぶ大量の”汗の雫”
顔と体を歪めて動く大変さを感じると共に、
カジモドは怪物なんかではなく
生きている人間なのだと
実感させてくれました
 
・フロロー   野中 万寿夫
怒りも喜びも感情表現はストレートで、
アニメ映画版のフロローのような
ねちっこさや何を考えているか分からない
サイコパス味・狂気さは少なめですが
この塩梅がいちばんベストだと思いました
 
だってこれ以上の狂気を増やすと
ただでさえ展開が重たいのに、
さらにネチネチ重たくなって観客側が
あまりの重さに消化不良になると思うのでw
野中フロロー、彼もまた悩み、苦しむ
ひとりの人間であったと分かる
素晴らしい演技でした、、!
 
・エスメラルダ   松山 育恵
ダンスがキレッキレで凄まじい
ターンが風を切るほどの切れ味
色気も演技も素晴らしく。
ときに強く、ときに儚く、
エスメラルダの全てを
完璧に表現されていました
 
『世界の頂上で』では、
一瞬表情が強張っていて
どうしたのかな??と思っていたら、
涙が出そうになっていて
でも、ここでは泣いちゃダメ!と
必死に自身の感情を抑え込んでいたようでした
 
感情を解放した『いつか』では
号泣されてて松山エスメ凄い🥲
 
ちなみに"あるシーン"の
松山エスメの悲鳴は
ホントに凄いです…。。
演技が迫真を突き抜け、
耳にこびりついて
トラウマになりそうなぐらい。
マジで凄い…(それしか言えない)
 
でも!
カテコでは、笑顔で手を振ってくださり
松山さん本来の性格が垣間見えて
嬉しかったです❣
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ※※後日の追記1※※
 
お久しぶりの
泰潤カジモド岡村エスメラルダ、
そして観たいと思っていた村フロロー
幸運にも拝見する事ができました!
 
 
・カジモド 金本 泰潤
お久しぶりに拝見の泰潤カジ!
寺元カジの1.5倍歪めた顔と掠れ声(当社比)
それがカジモドの前半の弱々しさと
後半の荒々しさのメリハリにも寄与…
そしてなにより。
声量とロングトーンの響き方がハンパない
 
寺元カジは高音がめちゃくちゃ伸びて
パーンと鼓膜に"刺さる"なら
 
泰潤カジは気迫も入り込み、
地の底から震えるように"響く"
感じでしょうか
どちらも凄すぎですわ(語彙力)
 
それにしてもラストの
フロローとのやり取り付近からの
泰潤カジの目が凄かった…
良い意味でもう目がイッてて、カジモドの
怒りと憎しみと悲しみが混在した気持ちを
目力だけで表現してて本当に震えました…
 
 
・フロロー   村 俊英

念願の村フロロー!

タイミングが合わなくて観れておらず

ようやく拝見できて感無量、、

 

なぜなら村 俊英さん、

アニメ映画版の

フロローの歌唱を担当されていた方です

 

つまり???!

 

アニメ映画版サントラで聞きまくった歌声が

映画公開から20年以上経った令和の時代に、

生で聞けちゃうという、、

 

その事実ヤバくないです??!

 

なので言わずもがな

本家 村さんの

「地獄の炎」

 

マジでヤバかったです。

 

御本人も思い入れが強いのか、

「♪地獄~の~」から

明らかにギアチェンジして

一気に歌声のトーンが変わって

腹まで響く重低音×爆発的声量

鼓膜に響くから、

 

あまりの凄さに最後のロングトーンでは

感動通り越して目眩がしました(笑)

 

これはねぇ、、

もう

絶対に必聴すべきです。間違いない。

 

村フロローの「地獄の炎」はマジでやばい

 🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥🔥

大事なことなので2回言いました🙃

 

性格は、悩みと苦しみが垣間見える

人情系フロローの野中さんと比べて

 

村さんは

感情がフラットかつ冷酷さが強めで

最後まで自分が正しいと思い続けた

確証バイアス系フロロー(言い方)

 

 

・エスメラルダ   岡村 美南

5年前に東京で拝見してましたが

岡村エスメラルダも

もう一度観たいと思っていました。

 

また拝見できて嬉しい、、

 

岡村エスメラルダは

開幕キャストかつCD録音キャストという

まさにクイーンofエスメラルダなお方!

 

CDで聞きまくった歌声を

生で聞けちゃうなんて嬉しいよね!

 

まさに聖母のような歌声で

美しい音色を奏でていました

 

岡村エスメラルダは

「タンバリンのリズム」の登場時の

外套を羽織ったお姿が

上背のある特徴的なシルエットで

「うわぁ岡村さんだ!」と

その時点で大興奮しました(笑)

 

そして皆が期待しているであろう、

 

「ねぇ肉屋さん!」

    と

「男達ぃ!!」

 

岡村さん自身も

皆がコレを期待していると

知っているのでしょう

 

松山エスメの3倍デカくて

思わずニンマリしました(笑)

 

立ち居振る舞いが慈愛に満ちて

全ての言動と行動に優しさが滲み出ている、

まるで聖母な岡村エスメラルダ

 

初演キャストの貫禄も垣間見え

やはり不動のエスメラルダですね、、!

 

ハラショー!!

 
というワケで、
本当に圧巻という感想でした。
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ※※後日の追記2※※
@23年京都公演キャスト追記
もうアメブロの文字数制限で
これ以上書けないんですが
無理やり追記しときます(笑)
 
・カジモド 飯田 達郎
開幕キャストのお一人で歌もお芝居も圧巻で隙なし
障がいのある方の動きの特徴が強く、
喋りも動きもかなり歪んでいる。
これが彼の苦難の人生を繊細に描き出している
本当に彼のカジモドは必見です。
あと、とにかくお芝居の熱量がすんごい…
 
ひとりにしてくれーーーーよーーーーぅおらぁぁあーーー!!
 
 
・カジモド 山下 泰明
寺元カジ寄りの純粋無垢なカジモド。
フロローに従順で居たがために、
ラストからのフロローとのやり取りは
めちゃくちゃツラい🥹
歌声も寺元さんに近く
正統派で高音の伸びがキレイ!!
もしかすると寺元さんより高音かも
 
 
・フロロー 道口 瑞之
#激情型
#感情乱高下
#人情系
#怒ると手が出ちゃうけど許してね
#地獄の炎並みの芝居熱量
 
とにかく感情の機微が分かりやすいフロローで
彼の苦しみについ共感してしまうほど。
道口フロロー…
一番好きかもしれない…
ぜひご覧ください〜!
 
 
・エスメラルダ 山崎 遥香
 少女のあどけなさが残るのが
めちゃくちゃ印象的!!
とにかくスタイル抜群でお顔も美しい
歌声は松山エスメに近いかも?
 
ラストのカジモドとのやり取り
泣きながら台詞言うのヤバすぎる
観客の情緒粉砕力が凄くて反則ですわ…
 
余談ですけど。
京都開幕日、運良く当たって
観に行ったんですけど
近くに山崎さんも座っておられて。
私服が超絶お洒落で
モデルさんのようだったという
謎の報告を追記しておきます(笑)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
最後に。
 
ノートルダムの鐘
本当に素晴らしい楽曲ばかりですが
 
特にクライマックスで歌われる歌詞が
私は好きです。
 
 
『世界は残酷だ
 時には人も残酷になるが
 それでもかけがえのない世界
 光と闇の世界』
 
 
それを聞いて感じることは。
 
 
この世はかけがえのない世界で、
光と闇が存在しており
泣いても笑っても一度しかない世界です
 
 
ただ一つ分かっているのは
 
その日の選択や行動が
日々積み重なっていって
未来が形作られていくため
 
今日という一日を
悔いなく生きることが大事なのだと
 
このノートルダムの鐘を観劇したあと、
 
私はそう思いました。
 
 
何故そう思ったのか?
 
 
ラストもラスト、
全員が"あの顔"になって一堂に集う場面
 
「どういった意味があるのだろう?」
 
みんなが考えることだと思います。
 
そのシーンを観た時、
 
私は
スタンリー・キューブリック監督作
映画「バリー・リンドン」の
ラストに流れるテロップが頭をよぎりました。
※ちなみにその映画の内容は
 18世紀ヨーロッパに生きた
 ある男の半生を綴った物語です
 

ラストに流れる、そのテロップとは
 
It was in the reign of George III 
that the aforesaid personages lived and quarrelled; 
good or bad, 
handsome or ugly, 
rich or poor, 
they are all equal now.
 
 
つまり
 
善人も 悪人も
ハンサムな人も 醜い人も
金持ちも 貧乏人も
 
どんな人間であっても
最後に辿り着く場所では等しく同じ
 
 
まさにラスト、
カジモドが"あの顔"になる意味を
端的に表した言葉なのではと思っています。
 
 
だからこそ、
 
今日という一日を
悔いなく生きることが大事
 
限りある人生、
一日一日を大事に生きていきたい
 
そう思わせてくれる「ノートルダムの鐘」
 
素晴らしい作品に出会えたこと、
四季さんにありがとうと言いたいですね🥲
 
 
 
というワケで、
劇団四季さんの
ノートルダムの鐘
 
他では味わえない重厚な物語
 
素晴らしいという感想しかないです
 
ぜひ観劇してみてください
 
ドゾー!(ノ・ω・)ノ ミミミミ🔔
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ちなみに
原作の『ノートルダム・ド・パリ』
気になる方は
こちらがオススメです↓

本編めちゃくちゃ長くて

現代人には読みづらい構成らしいのですが、

 

これは、物語の本筋にフォーカスして

短くかつ読みやすくしてくれてるので

すぐ読めますし、これだけで充分だと思います。

 

まさに時間のない人向け

『すぐに分かるノートルダム・ド・パリ』

という感じ。

 

まぁ原作すごいですよ。。

ミュージカル版よりも壮絶な展開…。

 

ただ、注意があって

「あとがき」からは

絶対読まないでください。

 

と、いうのも

わたくし、本はついつい

あとがきから読む

悪い癖があるのですが、

このときもうっかり

あとがき見ようとしたら

本編ラストの『挿絵』が

目に入ってしまって、

 

それがもう…すごい挿絵で…

※ちなみに当時の挿絵らしいです※

 

読む前に

 

あぁゝゴッド・ヘルプ…

 

ってなりました

 

なので皆様は

普通に前から読んでください笑

 

それにしても…
 
 
フェビュス?
ファビュラスな名前だこと!
Bye!!!
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