松本真理子@Mariフラメンコ教室です。
「先生は、発表会当日、何をお食べになりますか?」
生徒から、発表会をエネルギッシュに過ごすための
食事アドバイスを聞かれました。
私は発表会当日とても忙しいので
あまり食事をとる時間がないこともあり
ほとんど食べません。
朝食に白米をしっかり食べ
ランチはおにぎりとバナナを食べるくらいで
本番前に少しチョコレートを食べます。
フラメンコ界を代表する著名なカンタオール ダビ・ラゴスから
「本番前にチョコレートを食べると
ホアキン・グリロみたいな早い足が打てるようになるぞ!」
というアドバイスをもらったことがあります。
(ホアキン・グリロはフラメンコ界を代表する踊り手のことです)
一流アーティストと数多く仕事をしているダビに言わせると
多くのアーティストが本番前にチョコレートを食べているとか。
このアドバイスをもらってから
本番前は少しチョコレートを食べています。
チョコレートを食べただけで
ホアキンのようなすごい足が打てたら
いいんですけどね~。
気持ちだけはホアキン・グリロ!
話がそれました。
発表会当日は、スタッフやアーティストに弁当を用意するので
以前は私もその弁当を食べていましたが
いつも食べる時間がなくてほとんど残すので
最近は自分用の弁当は注文していません。
本番前はあまり食べ過ぎると
体が重くなり
かつ緊張でお腹が少しゆるくなりやすいので
トイレが近くなります。
そのため、本番日直前にあまり食事はとらないようにしています。
舞台上でトイレに行きたくなっても行けませんからね。
ただし、重要なのは
本番数日前にしっかり食べてエネルギーを蓄積させることです。
フラメンコの本番はとてもエネルギーが必要なので
本番前の炭水化物摂取は必要です。
力強く踊るために
本番3日前から炭水化物をしっかり摂取した方がいいです。
白米やパスタがお勧めです。
マラソン選手は、試合で最大のパフォーマンスをするため
試合の1週間前に炭水化物を制限して身体を追い込み
体のグリコーゲンを消費・枯渇させます。
そして、試合レース3日前からは控えていた炭水化物を大量に摂取し、
トレーニングを控えながらエネルギーを貯め込み
試合にのぞみます。
長時間のパフォーマンスが必要な場合
この方法で望むと、より長く高いパフォーマンスが維持できるんです。
発表会当日、私は長丁場で走り回ります。
お昼から場当たり、ゲネでは客席から舞台全体の動きを監修して
舞台に近寄って生徒に立ち位置の指示をだしたり
客席にいる照明スタッフに指示したり
音響スタッフに指示したり
体も神経も使います。
コンサート本番ではパルマを叩き
ヘトヘトになった頃に踊ります。
私にとっては、まるでマラソンみたいな1日です。
そのため、マラソン選手の調整法を
10年くらい前からとりいれています。
フラメンコ流調整ですけど。
本番の2週間前に糖質(炭水化物)制限をして
グリコーゲンを枯渇させ
ダイエットもします。
本番の3~4日くらい前から少しずつ
炭水化物をとり始めると
グリコーゲンが通常より貯蔵されやすくなり
長くて高いパフォーマンスに繋がります。
ただし、いきなり大量の炭水化物を摂取すると
下痢になりやすく
体調不良になりやすいので注意が必要です。
炭水化物に含まれる食物繊維が多すぎると
便が緩くなります。
私も経験したことがあるので
気を付けてください。
本番日に胃腸の調子が悪くなって
トイレからでれなくなる、なんてことにならないように。
もし今、炭水化物制限をしている生徒がいるなら
今日から通常の食事に戻してください。
話をまとめると
つまり
・発表会本番数日前は炭水化物をしっかりとること
ただし取り過ぎに気を付けましょう
・発表会当日は、緊張でお腹がゆるくなりやすいので
あまり食べ過ぎないこと
朝食はしっかりとり、ランチは軽め、本番前も軽めの食事にしましょう。
お腹がすいて力がでないという人は、無理をしないように。
栄養ドリンクもお勧めです。
とにかく発表会本番で体調を崩さず
ベストな状態で踊れるようにしましょう。
Mariフラメンコ教室 発表会までの制作ドキュメント動画(約15分)
松本真理子のセビジャーナスconマントン(約1分)
スペイン へレス・フェスティバル・オフで松本真理子リサイタルコンサート 2019 (約6分)
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