こんにちは!
鞠小路スタイル京都教室の中尾です。
ただいま受付中、8月27日(日)染め工房見学・体験講座。
お申込みいただき誠にありがとうございます
お申し込みはこちらからhttp://ameblo.jp/marikoji-style/entry-12281334925.html
見学先の工房はこちら、京都市内の
いままで、「手染め屋 吉兵衛さん」の染めについて「型紙をつかった染め」ばかり紹介してきました。
しかし実はもうひとつ、ご紹介したーい技法があります。
幻の技法「志毛引き染め(しけびきぞめ)」
(「手染め屋 吉兵衛」さんのサイトよりお借りしました)
社長の木村さんが精魂こめて取り組んできたことのもう一つが、「志毛引き染め(しけびきぞめ)」という技法です。
刷毛に染料を含ませて、手で反物の上に線を描く技法です。フリーハンドで、白い生地の上に髪の毛程の細い線を書いていきます。
この技法は現代では取り組む人がほとんどいません。
そこで木村さんは「このまま廃れさせてはいけない!」と、「志毛引き染め」に力を注いでいるのです。
どのくらい、力を注いでいるかというと・・・・
生地を貼る板の開発に十年以上!!
工房の一角に、壁で隔てられた小部屋があります。
そこは「志毛引き染め」専用とのこと。そこにも案内していただきました。
幻の技法だから、きっと企業秘密がいっぱい?
写真とか撮っちゃいけないかなあ、変な質問しないように気をつけなきゃ・・・でも、聞いてみないと!
「写真撮っても良いですか?」
「いいよー♪」
こちらが拍子抜けするくらい、気さくなサッパリしたノリの社長さんです。
ただ、染めの話になると気さくなノリはそのままに、とても情熱的にこだわりを語って下さいます。
「生地を貼るこの板ねえ、できるまで十年以上かかった!! はははっ^^」
十年という長さと、軽い口調のギャップに言葉を失いつつも、木村さんの開発秘話を聞かせていただきました。社長業、職人としての仕事の合間を縫って、「志毛引き染め」も軌道に乗せようと試行錯誤する
この熱さが、こちらの工房の大きな魅力だと思います。
長くなったので、この話を次回も続けます
これまでのレポート
着物ってこうやって染めるのね!手染め工房訪問記①
着物ってこうやって染めるのね!手染め工房訪問記⑤ ←動画あり
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