こんにちは
スタイリッシュなジャズをプロデユースするピアニストのエバ櫛田真理子です
ピアニストとして演奏、ピアノ講師、鍵盤ハーモニカ講師、作曲・編曲など
ジャズ、ラテン、ポピュラーミュージック全般に関わる仕事に携わっております。
☆セッションの為のジャズレッスン07 リズムによるノリ・ゆらぎの違い(スイング)
ジャズの好きなメンバーでバンド演奏や
ジャムセッションで演奏する時
コツや最低限のルールがわかっていると良いですね
ルールが少しずつわかってくると怖さより楽しさが増えてきます!
今回のテーマは
リズムによるノリ・ゆらぎの違い(スイング)
ジャズ、いわゆるスイングの時のゆらぎ
サンバ、ボサノバの時のゆらぎ
ロック、8ビートの時のゆらぎ
大きく3種類の違いがあると知っていると良いですね
【スイングのリズム】
私は初心者の頃、
リズムについて全然わかっていなかった頃
リズムって拍子にぴったりが良い、と思っていました
この「ピッタリ」というのも、当時のの感覚では怪しいもので
今から思うと全然ピッタリでは無かったのですが。
つまり、ソニー・クラークとかバリー・ハリスが少し遅れ気味に弾くのが
たまたまうっかり、ちょっとタイミングが遅れてしまった?
昔の人だから、いい加減だったとか
お酒に(薬に)酔って弾いているから、おかしかったとか、、
人間だから、すべて完璧じゃあないよね?
なんて、ものすごーく間違った考えをしていたのです(-_-;)
これ今、言うのとっても恥ずかしいのですが、、
つまりですね、彼らは確かに酔って弾いていたかもしれませんが
そのリズムからほんの少し遅れているように弾くことがすなわち
「ジャズ独特のノリ」だったわけなんです。
これを知った時、血の気が引きました(*_*;
私は酔って弾かないし、昔のピアニストよりちゃんと弾いている!
リズムにぴったり弾くことが、世界的に何よりも正しい!
なんて
まあ~大きな勘違いをしていて平気でした(-_-;)
知らぬが仏、っていうのはこの事ですね。
【スイングのゆらぎの正体】
前置きが長くなりましたが、
4ビート、いわゆるスイングのはゆらぎ=少し遅れること
があるのです。
それは八分音符を連続して弾くメロディに出てきます。
微妙に遅れたタイミングで弾く八分音符。
リズムにぴったりじゃなく、常にずーっと、ちょっとだけ遅れて弾いているのです。
一拍の長さを1とした時、スイングを三連符の連続と考えると
八分音符のアタマが数字の「0」とするとウラは「0.66」辺りですね。
一拍を三連符でとらえた時の1つ目と3つ目ですから
この場合、距離でいうと0.66(とりあえず正確に2/3の位置とする)
「0」というのは拍子の最初がピッタリという意味とすると実際は
アタマが0.05、ウラが0.68くらいでしょうか?
これだと距離は0.63ですね。
うん?これだと 2/3 にならないですよね~
数字で言われてもわからないもの💦
ウラは、0.66としても、テンポによって、曲の種類によって違います。
ゆれかたに幅があるんです。
でも同じ曲の中ではほぼ一定の幅が良いですね♪
さてここからは実際に音を出さないとわかりにくそうです。
そして、
数字よりも感覚で身に付けてもらった方がよいです。
耳を鍛えて、技術を鍛えて、繰り返し、慣れる必要があります。
【リズムのゆらぎ練習方法】
ドラムの練習するときに(ピアニストはドラムの練習は必須)
シンバルを「チーンチキチーンチキ」と鳴らしながら
「ウ~ガウ~ガウ~ガ、、」と言いながら叩くようにと。
(注意)「ウ~ガ」が三連符に乗る感じで「ガ」を強調する
そして次にドラムがスイングのリズムで叩いているのを聴きながら
「ウ~ガウ~ガウ~ガ、、」と言いながらピアノを弾くようにと。
この時に強弱を忘れないこと。
で、少しもたもたしている感じになっている自分を発見できたら
つかみかけてるってことです。
チャレンジしてみて下さいね!
そして「スイング」とは違う「ボサノバ」がまた全然違うポイントがありあます。
次回に続きます。。
詳しくはミュージックマルシェのレッスンで(*^^)v
今回は「スイング」でしたが
次回はサンバ・ボサノバ、ロック・8ビートについて。
どうぞお楽しみに💕
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