東仙


「BLEACH」を更新します。

ついに虚化した姿を見せた東仙!
その異様な姿は死神たちとの完全な決別を意味するのか?
彼を慕う檜佐木修兵の説得も空しく、ついに彼も斬られてしまいました。
そんな中、ついに立ち上がる狛村隊長!
やはり東仙を止めるのは、元親友のこの男の役目なのか!?
卍解して「黒縄天譴明王」を召還する狛村だったのだが…!?

卍解程度では倒せないと言い切る東仙!
果たして狛村隊長は、この虚化して心身ともに変貌した親友を討つ事が出来るのでしょうか!?


大間違い


一方、平子と対峙していた藍染の方にも動きがあったらしい。
平子に対して、中々斬魄刀を抜こうとしなかった藍染。
実は、藍染は元隊長である平子の斬魄刀の能力を知らないらしい。
100年前の二人の会話でも、平子が藍染に対して一定以上の距離を置き、心を開かず、情報を与えず、決して立ち入ろうとしなかった事を言っていました。
故に、知らない平子の能力を恐れている?

藍染ですら知らなかった平子の斬魄刀の能力!
何と、藍染の「鏡花水月」同様、相手の神経を100%支配する能力!?
「――倒れろ『逆撫』」
果たして、その能力とは!?

一方、卍解した狛村隊長と対峙した東仙ですが、相手を傷付ける一方で自身も傷付けられている様です。
だが、そんな傷も「超速再生」で元通りになってしまう東仙!
もうそれは死神の姿ではない…!!

違う


そもそも東仙が死神になった目的は復讐なのだと言う
かつては亡き友の果たせなかった正義への想いを果たす為だと言った東仙!
だが、彼の本心は全くの真逆!
愛する友を殺した者を許す事は善だが、正義ではないと言う東仙!
「亡き者の無念も晴らさず安寧の内に生き永らえる事は」
「悪だ!!!!」
ここに至り、全てを理解した狛村隊長。
彼の今の言葉が本音ならば、もう二度と相容れる事は出来ない!
しかし、同時に本心を聞けて満足もしたのだと言う。
そんな東仙であっても赦すと言うのです!

ここに至り、心の広い狛村と狭い東仙という構図になりましたね。
言葉では既に東仙に勝っていますが…さて、そんな東仙を狛村隊長はどうするつもりなのでしょうか?

開放


狛村の説得も空しく、さらなる闇を見せようとする東仙!
何と、刀剣開放(レスレクシオン)しようと言うのだ!!
「“鈴虫百式”」
「『狂枷蟋蟀(グリジャル・グリージョ)』」

果たして、その姿は――!?

まさかの刀剣開放には驚きました。
となると、一護も出来ると言う事なのでしょうか?
刀剣開放するとさらに人間離れした姿になってしまった十刃もいましたが…。
果たして東仙がどういう姿に変貌するのか?
これはちょっと楽しみになって来ましたよ!



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やる気


「NARUTO」を更新します。

ついにダンゾウの前に現れたマダラ!
共に裏がある男であり、一部ではダンゾウ=マダラ説まであった両者だったが、実際には対立する立場だったのか…?
マダラに対して、ダンゾウは右腕の封印を解くという。
見るからに重厚な封印をしているところからして、ただ事でないダンゾウの右腕!
ならば、今こそダンゾウの真の実力が発揮されるという事なのでしょうか?

一方、トルネとフーはダンゾウが準備出来る間の時間稼ぎをする事になる様です。
根の情報力を持ってしても未知の要素が多いうちはマダラ!
フーが心転身を仕掛けようとするものの、柱の中に潜られてしまう始末です。
物体をすり抜ける能力がある限り、物理的攻撃は利かない!
しかし、相手が攻撃して来る時は確実に実体化している。
ならば、カウンター攻撃を仕掛ければいい事になる訳だが…!?

さすがはマダラというべきか?
そんな相手の考えなど最初から読んでいたのです!


フーが攻撃を仕掛け、それをかわしたマダラがフーを狙おうとした瞬間!
手袋を脱いだトルネの拳がマダラを襲う!!
が、それも完全に見抜かれていた!?
トルネの拳はマダラを透過してそのままフーの左腕を直撃してしまいました。

毒虫


このトルネの拳が触れたフーの左腕が一気に変色!
チャクラで細胞を破壊しているのかと思いきや、実はナノサイズの毒蟲らしい。
見た目はほとんど毒手ですけど、油女一族の秘伝忍術だとかで、何と油女シクロなんて名前まで出てきてしまいました。
彼はそのシクロの息子だそうで、この蟲の抗体がある様です。

心転身を使うフーが山中一族でトルネが油女一族という事になる様ですが、そうするとダンゾウは里の中から優秀な人材を根に勧誘しているのでしょうか?
まあ、平穏なやり方をしているとも思えないんですがね。
実際、シノがトルネの存在を知っているか気になるところです。

一気にケリをつけるべく、トルネは上半身裸になり全身を毒虫で覆った様子。
だが、それすらもマダラには何の意味もなかった!?

吸引


いきなりトルネの背後に現れたマダラ!
何と、問答無用で穴に吸い込んでしまったのです!
この時、マダラの右腕がトルネに触ってしまったらしい。
毒蟲が感染した右腕を簡単に切り落とすマダラ!!
さらにその右腕を使って相手の隙を作り、何とフーまで吸い込んでしまったのです!!
アッサリと戦場から2名を排除してしまったマダラ!
これで残るは本命ダンゾウのみだ!!

その一方、ナルトは風影・我愛羅から色々と忠告を受けていた様です。
ナルトを友だと言う我愛羅。
かつては彼もただの言葉でしかないと考えていた「友」という言葉ですが、ナルトによってその意味の大切さを気付かされたのだそうです。
サスケに対して、今のナルトが友として何が出来るのか?
やはり同期の仲間同様、彼と戦う事を選択するのでしょうか?

サスケ


そのサスケはマダラの異空間に閉じ込められたままでしたが、どうやらマダラはこの機会を待っていた様です。
何と、サスケを香燐と共に開放し、ダンゾウと対峙させたのです!!
もう完全にマダラの掌で踊らされている様にしか見えないサスケ!
マダラは香燐に離れる様に言い、自分も離れて様子を見る事にした様です。

ダンゾウ


そのダンゾウの右腕に異様なものが…。
これは…何個もの写輪眼を移植しているのか!?
もうこうなって来ると、目玉というよりイレズミみたいにしか見えませんね。
果たして、写輪眼が沢山ある事は、戦闘でどう生かされるのでしょうか!?

実は重度の写輪眼コレクターだったダンゾウ!(笑)
確かに、こんな腕は誰にも見せられませんね。
封印がどうこう言う前に、誰がどう見てもまともな事をしている人間には見えません。

彼の思惑通り、サスケの写輪眼はダンゾウに奪われてしまうのか!?
次号は巻頭カラーでサスケVS.ダンゾウだ!!



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未来日記




未来日記』(みらいにっき)は、えすのサカエ による日本 漫画 作品。『月刊少年エース 』(角川書店 )にて、2006年 3月号から連載中。

2008年 第32回講談社漫画賞 では少年部門の候補作にノミネートされた。単行本の累計発行部数は200万部を超える。



あらすじ

周囲に関わろうとせず"傍観者"であることを望む中学2年生の少年・天野雪輝は、見聞きした全てを携帯電話 の日記に付けていた。

友人と呼べるのは、時空王デウス・エクス・マキナ と彼の小間使い・ムルムル だけである。もっとも、これらは雪輝の空想のはずだった。ところがある日、自分がまだ体験していないはずの未来が日記に書かれるようになる。

それは空想のはずのデウスの仕業だったのだ。未来を知ることで調子に乗り、有頂天になる雪輝。しかしその後、同じように未来日記を持つ人間が自分を含め12人いることと、その12人による次期時空王の座をかけた殺し合いのサバイバルゲームが開かれていることを知る。

1stとなった雪輝はクラスメイトの我妻由乃が同じく未来日記所有者の2ndであること、自分に対する異常な偏愛を持ったストーカー であることを知る。彼女の協力を経て、連続殺人犯である日記所有者3rd火山高夫に殺される予知(DEAD END)を覆し撃退するが、この奇跡を超える奇跡により、雪輝は、他の日記所有者から命を狙われる事になる

。そして、雪輝は、由乃や他の日記所有者、クラスメイトや警察官西島の協力を受けながら、この殺人ゲームに立ち向かっていく。






感想


スピード感と狂気にあふれた日記所有者たちの殺人ゲームを楽しく傍観することが出来る。『未来日記』という制度も奇抜で良い。今までなかったんじゃないか。
キャラクターについても文句はない。似たようなキャラもいないし、空気と化すのもいない。







評価は100点中75点です。



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YATAGARASU




YATAGARASU』(ヤタガラス)は、愛原司 による日本 サッカー漫画 。『月刊少年マガジン 』(講談社 )にて連載中。




感想


中学生が主人公であり、その世代の日本代表を目指してトレセンとか県選抜など色々な段階を経ているという感じであり、こういったところを見事に描いている辺り、着眼点は高い。

サッカー描写もよく表現できている。その辺は安心できる。


「サッカーに関するテクニック描写」だけでなく、サッカーチーム辺りになら探せばいそうな雰囲気の登場人物や彼等を指導するコーチや監督の人物造型されている。





評価は100点中63点




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タイトル


「ONE PIECE」を更新します。
3週連続つながる表紙も今回がラストになります。

このところの「ONE PIECE」のジャンプでの取り扱いも破格でしたが、どうやら公開されている劇場版も記録的な大ヒットだとか。
新聞の記事に出てましたけど、東映でも過去に例がない観客数で、このままだと新記録になるような話でした。
いやはやしかし、ホント凄い状況になったものです。
実際、最終的にどんな数字を残すのか楽しみになって来ましたね。

さて、本編の方は相変わらずの戦争状態です。
果たして、この戦闘の最後に何が待っているのでしょうか!?


アイスボール


いよいよ最前線に出てきた海賊・白ひげ!
その“一振り”が大勢の海兵を吹き飛ばすとあっては、黙って見ている訳にはいかない!?
青キジ必殺の“アイスBALL”により、白ひげを氷漬けに…!!
だが、どうも簡単に凍らせる事は出来ないらしい。
“振動”は凍らないと青キジも言ってますけど、実際いくら凍り漬けにしても砕いてしまうでしょうね。
となると、実質青キジでは白ひげは止められない!?

次の瞬間、“覇気”を使って青キジが刺されたような描写がありましたが、結局その攻撃は“覇気”ではなかったのか?
詳細は不明ですが、どうやら青キジ自身が抑え込んだらしい。
簡単にはダメージとならない三人の大将への攻撃といえば“覇気”しかないと思われる訳ですけど、どうすればそういう状況に持ち込めるかがやはり今後の課題でしょうか?

ジョズ


青キジとの戦闘に対して、横から割って入ってきた“ダイヤモンド”ジョズ!
その攻撃に青キジの口元から血が!?
切り札である“隠していた船”を出す際にも白ひげはジョズに声をかけてましたけど、やはりこの男はただ者じゃない!!
結局、白ひげを先に行かせてこのジョズが青キジの相手をする事になったらしい。
実際、海軍の大将相手でも全く引けを取りませんね。
三人の大将をこうやってバラバラに引き付ける事が出来れば、エースへの道は開かれる…か?

そのエース救出の一番の主役であるはずのルフィですが、どうも敵の連続攻撃の前に息切れ状態らしい。
これまで多くの海兵・海賊と戦ってきたルフィですが、基本的にタイマンであり、今回のように何人もの実力者をまとめて相手にする様な事はありませんでした。
一人の攻撃はかわせてもすぐに別の海兵の攻撃が始まるという休みが全く取れない状態では、やはり倒されるのは時間の問題だったようです。

イワンコフ


黄猿のビームの餌食になり、白ひげのところまで蹴り飛ばされてしまったルフィ!
そこへイワンコフも顔を見せて来ました。
元々、動かない体をイワンコフの力で無理矢理動かしていたルフィですが、まだ時間切れではないはずです。
しかし、ダメージがひどいと抑えていた分のダメージも噴出して来るなんて事はないのかな?
もし今そんな事になったらそれこそ二度と動けなくなってしまうかも知れません。
それとも…またここでイワンコフが何かのホルモンを使うなんて事があるんでしょうか?

無様


完全にノックダウンのルフィ。
助けようという気持ちはあっても、気絶してしまったらさすがにリタイヤか!?
この状況では、ルフィがエースを救出するというのは難しくなって来ましたね。
今までにも大きな敵と戦った後に倒れた場合、しばらくは戦闘不能になっていたルフィ。
しかし、まだ戦闘は続いていますし、今すぐにでも復活しなければここに来た意味がありません。
まあ、可能性はなくはない。
スリラーバーグの時みたいに、くまにダメージを抜いてもらえばいい!
いや…でもそれはさすがに無理か?
イワンコフも今のルフィに無理なホルモン追加はしないでしょうし…だとするともう他に手は無いかな?

ルフィを船医(?)に預けて、ジンベエも出撃!
白ひげは今度は赤犬と激突!
ミホークが!
モリアが!
戦闘丸が戦場に吼える!

いよいよ敵も味方も乱戦状態になって来ました!!

マルコ


いよいよエース救出の行動に出るマルコ!
だが、そこに立ちふさがったのが他ならぬガープ!!
何と、不死鳥を拳骨で殴り飛ばしてしまいました。
これまでどう動くのか決めかねていたガープですが…いよいよ腹を決めたのか!?
ついに伝説とまで言われた海兵が、海賊たちの前に立ちふさがったのです!!

ガープ


その存在感は大将以上!
中将なんて肩書きは、ホントただの肩書きですね。
彼がどんなに凄い男なのかは、ここにいる多くの戦士が知っているのです。
しかし…その胸中は?
エースが死んでもいいと思っているのか?
なんとなく、「あれこれ難しく考えるのはやめた」って感じがするのですが…。
そんなガープに対抗出来るのは、もはや白ひげ本人しかいない!?
マルコが軽くあしらわれたところを見ると、ジンベエやクロコダイルでもこの男には通用しない気がします。

ついに“拳骨のガープ”まで投入されたマリンフォード!
果たして、こんな状況で本当にエースは救出出来るのでしょうか!?

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これまでの話









29話 三井、ビッグプレイ





神奈川の攻撃。

牧がカットインで切れ込み、神へパス。

しかし、これは松本が読んでいた。スティール!


「おお!!さすが松本!!」


秋田の速攻。


松本、沢北と渡り、前を走る深津へ。

牧が深津についた。

「ここは抜かせねえ」



その横を松本が走る。

「深津!こっちだ!!」


深津は一瞬松本へ視線を送った。

牧が、松本を見る。


その瞬間、深津は牧を抜いた。


「うまい!!!!!」

「さすが深津!!」



次の瞬間。



ドン!!!!!




「オフェンスチャージ!! 黒(秋田) 4番(深津)!!!」


コートに2人の選手が倒れている。


焦りの表情を浮かべる深津。

そして、ニヤリと笑う三井。


「うわああああああああ!!!!!!チャージだああ!!」

「深津、3つ目!!!!!」

「7番!!!!」 「三井がやったーーー!!!!」


深津のドリブルコースをふさいだ三井。

深津が松本へ視線を送ったその刹那をついた、カバーリングだった。

三井とぶつかった深津に3つ目のファールが告げられる。



まだ第3クォーター開始3分。試合はあと17分も残っている。

深津はあと2回のファウルで退場となってしまう。


しかし、秋田ベンチは動かない。


堂本がつぶやく。
「いま、深津を代えることはできない」



観客席で安西が笑みを浮かべている。
「三井君、素晴らしいプレイだ。この試合一番のビッグプレイかもしれない」

赤木が微妙な表情を浮かべる。
「大学が……」


神奈川ベンチ。

藤真が高頭に話しかける。
「深津、3つです。まだ17分残っている」

高頭が立ち上がった。
「ここで仕掛けよう」



「宮城!」



神奈川最速の男に声がかかった。



『メンバーチェンジ、神奈川!』



牧がベンチに下がる。

背番号11がコートに入ってきた。


「おおお!!牧が下がったぞ!!」

「11番!!湘北の宮城だ!!」




高頭からの指示はただ一つ。


「思い切り走ってこい」





神奈川ボールで試合は再開された。





続く




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これまでの話






28話 才能



高頭が三井に声をかける。
「三井、後半行くぞ。アップしておいてくれ」

三井、目をギラつかせながらウォーミングアップを始める。

桜木がその姿に気づいた。
「おおお、ミッチーついに出番か!? こりゃオヤジも喜ぶぜ」


三井、さらに目がギラつく。
「安西先生の目の前でいいプレイを見せるんだ。
そしてスカウト陣の前でもいいプレイを見せ、大学推薦をもぎ取る。
ふっふっふ、見えてきたぜ、三井寿の明るい未来が」


休憩は流川。

桜木、悪代官のような顔で笑う。
「くっくっく、ついに引っ込んだか。もう戻ってくんじゃねえぞキツネ」



ハーフタイム終了。




秋田のメンバーは変わらず。神奈川は流川に代えて三井を投入。


「おおーーー!!7番だ。シューターの奴が出てきたぞ」

「神も残ってる!大阪戦の時のツインシューター作戦か?」


神奈川ボール。


牧が、ゲームメイク。

仙道、牧、三井とボールが回り、花形へ。

花形、華麗なステップワークで野辺を振り切る。


「あの8番、花形!!あいつ上手いぜ!!技巧派のセンターだ!!」

「パワーは野辺、テクニックは花形ってとこか?」


しかし、沢北がすぐにヘルプに来た。

沢北は三井のマークを外して、花形に寄って来たのだ。

そのヘルプディフェンスが来る前に、花形は外の三井へパスを出す。

三井には、深津が来る。

三井は牧に出した。牧には松本がつく。

牧は神に回した。神、ノーマーク。


3Pシュート。


ザシュ!!!



「おおおおおおおおおおおおお!!!!!神!!!」

「また3点だ!!逆転!!!」

「後半の先制は神奈川だあ!!」


観客席で赤木が感心している。
「インサイドの花形に渡して、ディフェンスを収縮させて、外から射抜いたか」

魚住が続く。
「花形が1ON1を制することで、ディフェンスがローテーションせざるを
えなくなる。そして、パスを回していく中で神が空いたというわけか」

安西がニッコリ。
「素晴らしいパス交換でしたね。即興の選抜チームとはとても思えない」



山王の攻撃。

やはり攻撃のファーストチョイスは沢北。

ボールを持つ沢北につくのは三井。


沢北、ドライブ。

しかし、三井抜かせない。

というより、どちらに切れ込んでくるか、読んでいたかのようにコースをふさいだ。


沢北、一瞬焦る。
「こ、こいつ……」


三井、不敵な笑み。


「ああああ!!!!抜けない!!」

「沢北が抜けない!!どういうことだ!?」



そこに深津の声。

「沢北、戻すピョン!!」

沢北は一度深津へ戻した。



神奈川ベンチで高頭が驚いている。
「三井寿……、天才とは奴のことだな。あのへんのセンスは全国最高クラスだ」

流川、ちょっとビックリ。
「すげーな…」



もう一度沢北にボールが戻る。

沢北、再びカットイン!今度はあっさり抜き去る。


「あれ?」

そしてミドルシュート。



ガン!!


リングに嫌われた。

「あああああ!!!惜しい!!」


リバウンドは仙道。


神奈川ベンチ、長谷川が考えている。
「なんで今度はあっさり抜かれたんだ?」

藤真が答える。
「三井の予想が外れたんじゃないか? さっき止めたのは
読みが当たった感じだったからな。アイツは予測で沢北についている」

長谷川が聞く。
「そうか…。身体能力では沢北のほうが圧倒的に上だろうからな。
スピードでついていくのは難しいか」

藤真が腕組み。
「…にしても、あの沢北をいきなり止めるってのは、ちょっと信じられないぜ」

長谷川、何かを思う。
「三井……(さすがオレに勝った男…)」



その三井が、

この神奈川の攻撃でビッグプレイをやってのける。





続く



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これまでの話







27話 シュート合戦








現在タイムアウト。


神奈川ベンチ。


高頭が笑っている。
「さすがは山王だ。チャンスを与えたら一気に波が来る」

牧が答える。
「さっきのはオレのミスです。もう絶対に取らせません」

高頭、さらに笑う。
「ハッハッハ、分かってるぞ牧。カリカリするな。
流れが悪いから一度切っただけだ。これまで通り行けばいい」



秋田ベンチ。


堂本が選手を称える。
「いいぞ。完全に流れを持ってきた。この調子でいくんだ」

河田が考えている。
「このタイムでどう立て直してくるか。楽しみだな」



タイムが解けた。両チームがコートに戻る。



神奈川のスローインからスタート。


スローワーは神だ。牧に渡す。


山王のプレスが始まる。

「さああ!!行けええーーー!山王!!」

「もう一度インターセプトだ!!」



しかし、今度は神奈川がきれいに突破した。

「おおお!今度はクリアしたぞ」

「さすがだ!きっちりタイムアウトで立て直してるぜ」


ボールは仙道へ。

河田との1ON1。

一度中に切れ込んでから、外で待つ神へパス。


神には松本がつく。


神、いきなりシュート。


ザシュ!!


「3点!!!!!また神奈川が逆転だ!!」

「いきなり決まったーーーー!!!」

「モーションが速い!!なんであれで入るんだあああ!?」



松本、つぶやく。
「ちっ、不意をつかれたぜ…」


牧が神の肩を叩く。
「ナイスだ」

神が微笑む。
「牧さん、今は外す気がしないですよ」

牧が笑う。
「ほう?」


山王の攻撃。やはりボールは沢北へ。


鋭いドライブで流川を抜き、インサイドの河田へ。

河田、フェイダウェイシュートで花形のアタマを越す。


ザシュ!!


「いいぞいいぞ河田」 「いいぞいいぞ河田!!」

「河田!!」 「河田!!」


山王お馴染みの応援歌が鳴り響く。



神奈川も負けていない。

花形がフェイダウェイショットで野辺を越す。


「おおおおおーーーーーーーーー!!8番返した!!」

「さっきの河田と同じプレイだ!!」

「熱くなってきたぞ!!いい試合だ!!」


お次は、山王は沢北がスリーポイントを決める。
「さすがエースだ!沢北!!」

お返しとばかりに神奈川、神がスリーポイントを決める。
「また同じプレイで返した!!やるぜ神奈川!!」


2ndクォーターは点の取り合いとなった。


タイムアウト後、神奈川は一度としてプレスに引っかからなかった。

出だしの秋田の連続得点で秋田が追いつき、
そこから抜きつ抜かれつの攻防で得点は推移した。

結局秋田の1点リードで前半を終えることとなる。


神奈川 49
秋田   50



ハーフタイム。


神奈川ベンチの後ろに赤い頭。
「おい、ジイ!差し入れだ」

牧、ドリンクを受け取る。
「お、お前にしちゃ気が利くな。サンキュ」

桜木が答える。
「ハッハッハ!この天才がいないことでチーム力を落としてるからな。
これくらいの手伝いはしてやるよ。まあ、オレが抜けた分の穴埋めには
全然なってねえがな。カッカッカ!」

そこに清田が来る。
「コラ!赤毛ザル!お前勝手にコートに入ってくんじゃねえよ」

桜木、返す。
「なんだと野ザル? オレの補欠でメンバーに入ったくせに偉そうにすんじゃねえ」


「なにぃ?」 「なんだぁ?」


ガンを飛ばしあう2人。


「どあほう」 呆れる流川。 しかし、きっちりドリンクは飲んでいる。


高頭が神に話しかける。
「調子がよさそうだな、神」

神、ニコリ。
「まあまあですね」

高頭、ちょっと考える。
「あれで行くか…」



高頭が三井に駆け寄った。




続く




ペタしてね


怖い都市伝説


口裂け女


とある小学生が、下校途中、赤いコートを着た女に声をかけられた。
「ねえ、わたしキレイ?」
女はマスクをかけているものの、そこそこの美人のようだったので、小学生は、
「うん、おねえさん、キレイだよ」
と言った。すると女はいきなり自分のマスクをはいで
「これでもかー!!」
と叫んだ。女の口は耳元まで裂けており、コートの中から鎌を取り出し、襲い掛かってきた。
小学生は、恐怖のあまり逃げ出したが、女の追いかけてくるスピードはすさまじくあっという間に追いつかれてしまった。そして小学生を羽交い絞めにし、おびえる小学生の口へ鎌を入れ、耳元まで引き裂いたという。



怖い都市伝説


電気を付けなくて…


その日、女子大生のA子さんが先輩B子さんの部屋でサークルのみんなとお酒を飲んでいた。
お酒を飲むと自然と会話が弾み、非常に盛り上がった。


そしてしばらく経つとB子さんが
「今日はそろそろお開きにしましょうか。私眠くなってきちゃった・・・」
B子先輩はかなり酔っているようで、フラフラして今にもダウンしてしまいそうだ。
A子さんをはじめ飲み会に参加したメンバーはB子先輩をベッドに寝かせ、電気を消してB子さんの部屋をあとにした。

部屋を出てしばらく歩くとA子さんはB子先輩の部屋に自分の携帯電話を忘れてたことに気が付いた。
A子さんは他のみんなに先に帰るように言うと、携帯を取りにB子先輩の部屋に戻った。
部屋の電気は消えたままだった。B子先輩が起きて鍵をかけた様子もなく、ドアはあっさりと開いた。

「A子です、さっき忘れた携帯を取りに来ました」
一応入るときに挨拶をしたが、返事はない。真っ暗な部屋で先輩はぐっすり眠っているようだ。


A子は電気を付けるのは悪い気がしたので、手探りで携帯を探し出すと
「携帯が見つかりましたのでこれで失礼します。」
とだけ言うと自宅へと帰った。

翌日、学校に行く途中にB子先輩のアパートの前を通るとそこには沢山のパトカーが止まり、
進入禁止のロープが張られて警察官でごったがえしていた。
何事かと思いA子は警察官に事情を話すと、B子先輩の部屋の中へと通された。

そこは血が飛び散り部屋は荒らされていた。
とくにB子先輩が寝ていたベッドはすさまじく、血の水溜りが出来ていた。
「被害者は寝ているところを変質者に襲われて殺されたのでしょう。」
警察官はそう説明した。

A子はもし携帯を取りに来た時間がずれていたら、
間違いなく自分も被害にあっていたかもしれないと思い凍りついた。

震えるA子に警官は
「ちょっとわからないものがあるのですが、これに何か心当たりはありませんか?」
と言って壁を指差した。

そこにはB子先輩の血で書いたと思われる赤い字で


でんきをつけなくてよかったな

と書かれていた。

そう、A子が携帯を取りに来たときB子は既に変質者に殺されており、
しかも変質者はまだ部屋の中に潜んでいたのだ!

A子が携帯を探すため電気をつけていたら、自分もきっと

……