8年位前に購入したテレビのリモコンの電源ボタンが反応しなくなった。
ボタンの隙間から埃が入らないようひっくり返して置いているんだが。
写真左のもの。
真ん中や右のリモコンでテレビの電源をオンにしていたけれど
リモコンが廃盤で販売されていないので直しました。
※作業前に
別の部屋のテレビリモコンの電源スイッチが反応しなかった時は
リモコン電源ボタンの隙間からコンタクトスプレーを少量吹きかけ直りました。
それでも直らないので以下を実施。
用意したのは綿棒、コンタクトスプレー(接点復活剤)、ベースやギターの硬い(Extra Heavy)ピック2枚。
写真には3枚写しましたが2枚で足りました。
期限切れのクレジットカードでは強度が不足するかも。
まずは裏蓋のネジ(全部で6本)を精密ドライバーで外します。
電池蓋の中のネジを外し忘れ、既にピックが挟まっています(笑)。
リモコン横の境目から強引にピックを差し込みます。
最初は真横から。隙間が開いたら縦に入れ、グイグイ隙間を広げていきます。
ピックを差し込むには結構力が必要です。
2分程格闘して分離。埃は溜まっていませんでした。
綿棒にコンタクトスプレーを少量吹き掛け
接点部分をうっすらと拭きます。
念の為、両側の接点を拭きました。
元に戻す時はさほど力を入れずに「パチン」と嵌めて戻せます。
26時間後、何度かスイッチを押し復活。
コンタクトスプレーの効果には時差が生じます。
以下がコンタクトスプレーの原理
電気接点に本液を塗布すると、本液は凹部に非常に薄い油膜(数+Å)を形成します。(※1Åは0.1ナノメートル)電気信号はトンネル効果と呼ばれる現象により、この非常に薄い油膜を通して流れるようになります。このことにより電気接点は、金属表面の凸部による金属通電に加え、本液による薄膜接触通電により通電面積を広げた状況となります。そのため、電気接点の接触面積が広がったのと同じ状態となり、接触抵抗を減少させるとともに、通電状態を安定させます。
※実施の際は自己責任でお願いします。
「人間の作ったものは人間が直せる」という亡き父の強引な志を実践しています。
リモコン掃除に使用した赤ちゃん用綿棒、今は使用していません。
約4年前に書いた「耳かき中毒」のブログ。
その後耳鼻科で「耳の痒みを止める塗り薬をください。責任は問いません」とお願いし、嘘のように耳かきが不要になりました。
今は月に1〜2回しか耳かきをしません(^ ^)