独居老人をご招待した会で演奏してほしいとの依頼が太宰さんご夫婦にあったとのことで、サポートの依頼を受けた私も演奏に参加してきた。
川戸公民館で毎年行っているコンサートの雰囲気にも似ていて、ほのぼのとした気持ちになった。一時期、様々なボランティア演奏に身を投じたときもあったが、私の音楽活動の原点として、音楽で人々の心を元気にしたいという願いがあったことを思い出した。大震災の後の被災地訪問演奏、デイサービス施設や老人ホームでの演奏など、ご縁があって様々なボランティアの訪問演奏をしてきたが、そういった活動の各所において、音楽の演奏で多くの人が元気になる様子を目の当たりにしてきた。
そういった福祉面のことに限らずに、私の音楽活動の目的のひとつとして、多くの人に喜んでほしい、それが自分の喜びだという思いがあることを再認識した。もちろん、自分自身が楽しくなければ人を楽しませることもできないので、嫌だと思うことを無理にするつもりはないが、自分が頑張った結果として演奏の対象者や共に演奏をする仲間が喜んでくれれば、苦労も吹き飛んでしまうというものだ。
今回も、たくさんのご年配の皆様が元気よく歌ったり手遊びをしたりしているところを見て、私の方が心がほのぼのとする思いだった。また、太宰信也さんの進行が絶妙で素晴らしく、客席のお年寄りの皆様を心を弾ませるような見事なトークと歌唱で、演奏会を盛り上げていた。さすがである。尊敬の念がますます高まった。
太宰信也さんが曲の合間に取り入れている手遊びの様子である。2つの画像を連続写真のように交互に見ていただけると、雰囲気が伝わるだろうと思う。
会場のセッティングの記録である。極力シンプルなセットの持参を心がけ、セッティングやバラシを短時間で行うために配線を簡単にできるようにした。歌もピアノもベースも、全ての音を一つのアンプから出すようにした。譜面台やケーブルはカラフルにして、明るい雰囲気のステージ作りを心がけた。
サックスは、太宰信也さんが1曲演奏した。アコーディオンは私。曲によってベースと使い分けたが、指先の内出血を防ぐために手袋をしてベースを演奏したということもあって、なかなかうまくいかず、結局ベースで合わせたのは3曲だけ。今回はアコーディオンの使用率の方が高くなった。そのアコーディオン演奏だって、しょっちゅう何をやっているんだか分からなくなって、しっちゃかめっちゃかな演奏だった。太宰理恵さんのピアノ演奏があったから、何とかなった。
アコーディオンを背負ったまま1時間近く立っているのも、昨日の実家の騒ぎで腰や足を痛めている私にとっては厳しいことだった。指や手も、もちろん痛かったが、昨日は演奏前日だったということで、恐らく本能的に手指関係を守ろうとしていたのかもしれない。手指のダメージは、腰や足ほどひどくはなかった。
今回、演奏を終えた後、控室にわざわざ足を運んで私に声をかけてきたご婦人がいた。昔、私と同じ職場で働いていた先輩の方だったのだ。若気の至りの私を知っている方に声をかけられると恥ずかしいが、まあ、声をかけてくるということは嫌な思いはお互いにしていないということだろうから、あまり詳細は思い出せなかったが、親しく会話をさせていただいた。その方は、今は民生委員をされているとのことで、今回の会の主宰側の人のようである。
最近は、昔の私を知っているという人との再会が増えている。偶然と言えばそれまでだが、そういった歳回りにもなってきたということだろう。
深夜2時に、機材を全て積み終えたところ。ライトの影になっていて見えないが、大きくて重い電子ピアノを一人で積むのがひと苦労だった。奥に見えるPAアンプとアコーディオンも重くて、奥に入れる際に更に腰を痛めてしまったようである。しかし、気力でもちこたえるしかない。ここで動けなくなったら、大変なことになる。昨日の夕方に、私は両親を一人で運んで腰を痛めていたので、いつ腰が抜けて自分が動けなくなるか分からないという恐怖を感じながらの機材積込みだった。
事前にメモも書いて、忘れ物が無いかどうかを入念にチェックしているが、それでもギリギリになって忘れ物に気が付いてセーフ、ということが多いのが最近の私のパターンである。メモに書くところから書き忘れてしまうのだから、始末に負えない。
実は、今回も重大な忘れ物をしてしまう寸前だった。考えて、考えて…ギリギリで思いついてよかった。
私の車に常駐している?プーさんとプーさんもどき3兄弟。最近はクマのイメージが悪くて彼らもかわいそうだが、いつもと変わらず私のことも励ましてくれているようだ。
室内照明がスポットライトのように座面に当たって、たまたまこんな画像が撮影できたので、掲載してみることにした。
これは、先日にスタジオまんぼうbaseでリハをした際の太宰先生ご夫婦。まず曲とアレンジの確認、そして実際の練習ということになった。選曲の妙ということもあるが、老齢の観客の皆様に喜んでほしいというご夫婦の思いがよく伝わってきて、感動した。
リハの途中に夕飯。もちろん、お二人のご希望により金安軒に。信也さんは金安麺を、理恵さんは餃子を食しているの図である。大昔の私のブログで似たような画像を掲載し、理恵さんも餃子を食べるのかと話題になった日が懐かしく思い出される。そりゃあ理恵さんだって餃子を食べるでしょうよ。
































