クリッパーで行った「まんぼうクインテット」の2回目のライブは、曲がりなりにも何とか予定通りに終わらせるごとができた。

(注)8月31日の初回は「アラウンド・ジャズ」として出演

感謝の思いを込めた言葉は、この一つ前の記事で書いたので、この記事ではシビアなセルフ・レビューを書くことにした。尚、この記事に掲載した画像は、観客として来てくださった遠山さんのご提供によるもの。心から感謝している。

 

今回の集客数は、11人。広く広報活動もしたが観客数は少なくて、店長さんに申し訳ないことをした。

今回もまんぼうズ系の仲間は少なくて、クリッパーのホームページを見て来たと言う方もちらほらとはいたが、前回の20数人からすると大幅な減少である。リピーターの方もいて嬉しかったが、やはり私自身の「まんぼう」の名前を冠するライブである以上、30人以上は集客したいというのが本音である。

<まんぼうの見解①>

「まんぼう」の名前で客を集めることはできない。いつもの親しい(と私が勝手に思っている?)仲間も含めて、それだけで「おっ!」と思って、ライブに来てくださる方はほとんどいないということ。今回は、つくづくその現実を思い知らされた。

 

私以外の出演者の演奏は、とても素晴らしかった。しかし、私の演奏には大きな課題が残る。実は、今回のライブの選曲は、前回8月31日と被る曲もあれば、私が昔にクリッパーに出演していた際によく演奏していた曲ばかりで、オリジナル・アレンジと言っても、昔の譜面を探し出してなぞってやっているだけにすぎない。実質的に、新曲は無かったのである。

過去の演奏では私の演奏も好評だった曲も多く選んだが、なぜか頭が真っ白になってしまい、演奏が滞る場面がどうしても出てしまうのだ。今回は水分補給に努めたので、前回ほどの閃輝暗点に伴うホワイトアウトは発生しなかったが、やはり体調の変化を実感した1日となった。

ピアノの上にキーボードを乗せて演奏したが、ダンパーペダルはしょっちゅうロストするし、音色切替の後で全く音が出なくなるというトラブルも発生し(私の操作が悪いだけで機材のせいではない)、己の技量不足と準備の甘さにガッカリしてしまった。

よく考えてみれば、コロナ禍前にクリッパーに毎月出演していた頃は、理恵さんがピアノ担当で、私はキーボーディストとしての演奏に専念できていた。そういった組み合わせが、今後再び必要になってくるのかもしれない。実は、理恵さんにも出演の声はかけているのだが、様々な事情があって週末の休日はほとんど都内のご実家に行っておられるので、なかなか私と一緒の演奏参加は実現しない。理恵さんには他に、優先的に参加してもらわなければならないライブ「成田弦まつり」「川戸公民館」等もあるので、全ての休日で私たちの演奏に参加することは難しいのだ。
<まんぼうの見解②>

今後、このクインテットでの演奏を継続していくのは難しい。数か月に1度、まんぼうの名を冠したライブを継続していくという希望があったが、演奏をする度に観客数は減っていくだろう。今後は単独ライブではなく、ブッキングライブにエントリーしていく方向で検討していきたい。店もクリッパーにこだわることはない。

<まんぼうの見解③>

私の演奏スキルの低下は深刻であり、周囲の古くからの友人たちによって支えられているという状況である。しかし、今回の演奏においても、例えば理恵さんがピアノで私がキーボードというスタイルであれば、それなりのカタチにはなったはずである。あるいは、理恵さんピアノで裕希さんや藪野さんがキーボードという組み合わせも秀逸である。つまり、私の演奏上の必要度を減らすという考え方だ。そのためにも、私は今、サックスの練習を頑張っている。もちろん、メインで張るつもりは全くない。

実は、成田弦祭りでもそうできていたし、12月の川戸公民館演奏でもそうなる予定である。私はキーボードもベースも担当しない。実際問題として、今後の私が演奏で輝くことはもう無理なのだ。私の演奏は、これからはあくまでもアディショナルな存在でありたいということである。取りまとめ役や、マネージャー的存在でありたい。貧しくはなったが、お金も出していくつもりだ。

 

ここで、今回の素晴らしい演奏メンバーを紹介しておく。感謝の気持ちでいっぱいである。

スーパーテクニシャン、トランペットの生井清太郎さん。私の恩人である。

 

何かと音楽活動を共にしてくれる、心優しき友人である竹内芳弘さん。

 

弦バスでもエレべでも超一流の演奏を聴かせてくれる、玉木秀和さん。

 

パワフルさと繊細さを併せ持ったスーパードラマー、藤田稔広さん。

 

おっと、余計な画像も1枚入っていた。せっかく遠山さんが撮影してくれたので、掲載しないと。

何だか目がどよ~んとしていて、覇気がない。困ったもんだ。

 

今回の演奏のセットリスト(実は、曲順は忘れてしまった。今回は、演奏直前に決めたので。)

・セプテンバー

・スワンダフル

・テキーラ

・マンボNo.5

・ラヴ

・テイクミー

・サーデューク

・ウェイヴ

・オングリーンドルフィンストリート

・長崎は今日も雨だった

・月の砂漠~浜辺の歌

・永遠のメロディ(チュニジアの夜)

・枯葉

聴き応えのあるいい選曲だと思うんだけどなあ…