戦争の嵐①(1983・米・TV) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

戦争の嵐①(The Winds of War)

(第1部)激動のヨーロッパ・運命の旅立ち

 

監督 ダン・カーティス

出演 ロバート・ミッチャム、アリ・マッグロー、ジョン・ハウスマン、ポリー・バーゲン、ベン・マーフィ、デヴィッド・デュークス、ラルフ・ベラミー、ヴィクトリア・テナント、ジャン=マイケル・ヴィンセント、リサ・アイルバッハー、ピーター・グレイヴス

1939年、アメリカ海軍のビクター・ヘンリー中佐(ミッチャム)は駐在武官として妻のローダ(バーゲン)を伴ってベルリンに着任した。その当時、ヒトラー(ギュンター・マイスナー)は陸海空三軍の司令官を首相官邸に呼び、ポーランドへの侵攻について作戦を計画するよう命じていた。また、その頃ビクターの次男バイロン(ヴィンセント)はイタリアで知り合ったジャストロー博士(ハウスマン)の娘ナタリー(マッグロー)の供としてポーランドに向かったのだが・・・・・

長いドラマなので5回にわたってお伝えします。第1回はポーランド侵攻で終了するので、戦車とか装甲車は出ません。その後もあまり出ませんが(笑)。ドイツ軍の高級車が出るくらい。どちらもメルセデスでしょうか。
こちらはシトロエンですね。ポーランドのシーンでナタリーが乗っていた車輛です。
今回はナチス役のお偉いさんたちを紹介します。ヒトラーに呼ばれた将軍たちです。
ヒトラーを演じたのはギュンター・マイスナー。ヒトラー役を数回演じています。そのあたりは「エースの中のエース」の記事を参照してください。ヒトラー役は彼とマイケル・シェアードが双璧か。
空軍司令官ゲーリングを演じたのはラインハルト・コルデホフ。別名はルネ・コルデホフと言って、「地獄に堕ちた勇者ども」に突撃隊のコンスタンチン役で出ています。
外相リッベントロップを演じたのは、戦争映画の悪役で有名なアントン・ディフリングです。軍人でない役は珍しいかも(彼は外相なのにSSに所属してますが)。「テレマークの要塞」「暁の七人」などに出演。
陸軍総司令官フォン・ブラウヒッチェ将軍を演じたのは我らがウォルフガング・プライス。さすがの貫禄です。「遠すぎた橋」のルントシュテット元帥役など戦争映画のドイツ将校役での出演多数です。
陸軍参謀長のハルダー将軍(左)はウェルナー・クラインデルが演じました。オーストリアの俳優のようですが知らない方です。ドイツ語圏の映画以外の作品にはあまり出ていないようです。
こちらは国防軍総司令官のカイテル将軍(アレクサンダー・ケルスト)。なお、カイテルが元帥になったのはフランス占領後の1940年7月なので字幕は間違ってます。
国防軍参謀長ヨードル将軍を演じたのは「撃墜王アフリカの星」のマルセイユ大尉ことヨアヒム・ハンゼンです。でも、70年代以降の戦争映画では悪いナチス役ばっかりです。出演作は「追想」「レマゲン鉄橋」など。
左は海軍総司令官のレーダー提督(ライナー・ペンケルト)。レーダーは1939年4月に元帥になっており、こちらは正しいです。ちなみに戦争前に元帥になったのはレーダーとデーニッツの2人だけだそうです。戦争映画では他に「モリツリ」などに出演。
架空のフォン・ルーン将軍を演じたのはジェレミー・ケンプ。渋い脇役が多い印象ですが、「クロスボー作戦」では主役級を演じてますね。他に「遠すぎた橋」などに出ていますが、トレッキーの私には新スタートレックでのピカード艦長の兄ロベール役が有名。
 
次回は主役のビクターなどヘンリー家の方々などについて書きます。