クロスボー作戦(1965・英) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

クロスボー作戦(Operation Crossbow)
 
監督 マイケル・アンダーソン
音楽 ロン・グッドウィン
出演 ジョージ・ペパード、ソフィア・ローレン、トレヴァー・ハワード、リチャード・ジョンソン、ジョン・ミルズ、トム・コートネイ、ジェレミー・ケンプ、アンソニー・クエイル、リリー・パルマー
1943年。ロンドンのイギリス軍情報部に、ドイツが秘密兵器を開発中との情報が入る。チャーチルは軍需相代理のサンディス(ジョンソン)に対策を命じ、「クロスボー作戦」と名づけた。写真班などの協力でペーメニュンデなどを偵察し秘密兵器を確認。情報収集のため大陸にスパイを送り込むことに決定する。この任務に米陸軍中尉カーティス(ペパード)、オランダの海軍兵曹ヘンショー(コートネイ)、イギリスのロケット科学者ブラドリー(ケンプ)の3人が選ばれたが・・・
スパイモノなので戦車、装甲車は登場しません。まずはドイツのV1飛行爆弾です。これは実験用の操縦席があるタイプ。
素晴らしいデキです。映画用のプロップでしょうか?
V2ミサイルも登場。実験中の回転を見やすくするための白黒塗装。工場も素晴らしい。
V2用の燃料輸送車輛はダイヤモンドですかね。本来ならハノマーグですが、ドイツ軍っぽい迷彩でなかなかいい味です。
牽引されている燃料車も素晴らしい再現度です。
この高級車はメルセデス230です。後ろにもう1台いますね。
ドイツ軍役でCMPトラックが登場。オペルブリッツを用意できなかったのでしょうか。せめてOMタウルスを。
ロンドンのシーンにはベッドフォードQL。こちらは正解です。
ウィリスMB。爆撃機はランカスターです(トロイ軍曹さまより)。ラストに編隊のシーンもあります。
V1の迎撃シーンにスピットファイアも登場。
主演の二人。左がカーティス(ペパード)。右がブラドリー(ケンプ)。ジョージ・ペパードは「特攻野郎Aチーム」で有名ですが、戦争映画への出演は「戦争と友情」「トブルク戦線」など。ジェレミー・ケンプは「遠すぎた橋」「暁の出撃」「戦争の嵐(TV)」など結構出ています。二人は「ブルーマックス」で共演しています(トロイ軍曹さまより)。
右はヘンショー(コートネイ)。出演作は「将軍たちの夜」「銃殺」など。中央の人見たことあると思ったら「荒鷲の要塞」でスミス(バートン)が電話して「生まれつきだ」と言う人でした。ガイ・デヒーという役者さんです。
連合軍の作戦首脳陣。左から空軍将校(モーリス・デンハム)、リンデマン博士(ハワード)、サンディス(ジョンソン)、ボイド将軍(ミルズ)。みんな戦争映画の常連です。
名女優ソフィア・ローレンが出ています。ポスターなど一番手前に書かれていますが、実は端役です。
右はレジスタンスの宿の女主人フリーダ(パルマー)。「潜水艦ペダーソン」「偽の売国奴」などに出演しています。
ドイツ軍役者が多数出演。左からハンナ・ライチェ(バーバラ・ルーティング)、リンツ将軍(ヘルムート・ダンティーネ)、ツィーマン将軍(ポール・ヘンリード)。ハンナ・ライチェは実在の女性パイロットです。
左はロケット担当将校(フレディ・メイン)。「荒鷲の要塞」にも出ています。
アントン・ディフリングもSS将校として登場。残念ながらあまり活躍せず(笑)。
 
(寸評)
テンポのよいストーリーとグッドウィンの名スコアが相まって素晴らしい作品に仕上がっています。しかし作戦は逃走ルートなど確保する気がなく決死隊になってしまってるのはどうかと(笑)。DVDも出ていますが画質がイマイチでBD化を強く希望します。
(評価)☆☆☆☆☆(5点満点)    *VHS
(双葉)☆☆☆★(4点満点) ※監督のアンダーソンはなかなかの緊迫感を持続→ですね~。