封鎖作戦(1952・英) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

封鎖作戦(GIFT HORSE)


監督 コンプトン・ベネット
出演 トレヴァー・ハワード、リチャード・アッテンボロー、バーナード・リー、ソニー・タフツ、ジェームズ・ドナルド、パトリック・ドゥーナン、ヒュー・ウィリアムズ、ジョーン・ライス、ドナ・ブライアン

第二次大戦も初頭の1940年。アメリカは未だ参戦しておらず、イギリスに対しての支援は「武器貸与法」による兵器援助にとどまっていた。法にのっとり、アメリカからイギリスに老朽駆逐艦が贈られ、そのうちのバラントレー号にはフレイザー少佐(ハワード)が艦長として着任する。彼は、まともに動きもしない時代遅れの駆逐艦で、時に厳しく、時に温かく部下を指揮し、戦争は進展していく。そしてついに彼らには艦に爆弾を搭載しドイツの軍港に自爆攻撃をしかけるという特攻作戦が与えられるのだが・・・・・
HMSバラントレーを演じたのは英海軍の駆逐艦HMSレミントン。同駆逐艦は1919年に米海軍のツイッグスとして建造され、1940年に英海軍に引き渡された50隻の旧式艦のうち、最後まで生き残った艦だったそうです。
ラストの特攻攻撃のシーンでドイツ兵が出てきますが、ヘルメットが旧式で残念。1952年の作品なのに何とかならなかったのか?
フレイザー艦長を演じたトレヴァー・ハワード。アメとムチ的な艦長役を好演。英国の名優ですね。戦争映画では「脱走特急」「クロスボー作戦」「鍵」などに出演しています。
右は水兵のダニエルズを演じたリチャード・アッテンボロー。「遠すぎた橋」やアカデミー監督賞を獲った「ガンジー」など監督としても有名ですが、「大脱走」や「ジュラシック・パーク」などの名俳優でもあります。左はウッド水兵を演じたバーナード・リー。「戦艦シュペー号の最後」「鍵」などに出演。
左はジェニングス中尉(ドナルド)。「大脱走」のラムゼイ役で有名です。右はグラント中尉(ロビン・ベイリー)。

こちらはフレイザー少佐の上司のウィルソン大佐(ウィリアムズ)。戦争作品では「極秘任務」に出ています。

右はヒロインのジョーン(ジョーン・ライス)。知らない女優さんです。左は女好きのジェニングス中尉(笑)。
こちらはグラディス役のドラ・ブライアン。いつもコメディ担当で「侵入者を追って」にも出ています。
 
(寸評)
ポンコツ駆逐艦の活躍と日常を描いたありがちのプロットですが、俳優陣の頑張りで面白く見れます。戦闘シーンとかは記録映像のつぎはぎなのが残念。安価なDVDが出てますので未見の方は是非。
(評価)☆☆☆★(5点満点)  *DVD
(双葉)☆☆★★ ※弱点が随所に暴露された凡作→戦争作品には手厳しい双葉先生