侵入者を追って(1953・英) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

侵入者を追って(The Intruder)

 
監督 ガイ・ハミルトン
出演 ジャック・ホーキンス、ジョージ・コール、デニス・プライス、マイケル・メドウィン、ダンカン・ラモン、リチャード・ワッティス、ドラ・ブライアン、スーザン・ショウ
元英軍の大佐であるマートン(ホーキンス)が、ある日に帰宅すると、家の中が荒らされており、ピストルを持った男が潜んでいた。彼は元部下のジンジャー(メドウィン)で。戦争中は優秀な兵士だった。マートンはジンジャーに、なぜ、泥棒に入ったのか聞いたが、ジンジャーは、ガラス戸を破って逃走してしまう。マートンは警察には届けず、独自にジンジャーの行方を追うことにした。民間人になっている部下たちを訪ねて情報を集めるのだが・・・
冒頭からいきなりスクラップのシャーマンが登場。76ミリ長砲身タイプですね!
更にスクラップ置き場のシーンに続きます。シャーマンが多数います。トラクターなどに改造すると言ってる男。
左が主役マートン(ホーキンス)。右はメカニック役を演じたマイケル・リッパー。ハマーフィルムなどのホラー映画の常連です。ジャック・ホーキンスは「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」などに出演している名優です。「ワーテルロー」のピクトン将軍役が好きです。
右はジンジャー(メドウィン)。「史上最大の作戦」「最後の決死隊」などに出ています。
シャーマン戦車の前で記念撮影する戦友たち。マートンはこの写真の仲間を訪ねて逃げたジンジャーを探します。
この作品、なんと本物のクロムウェル戦車が大活躍します。記録映像ではなく全てロケによるものです。
アップで。5台くらいは登場します。クロムウェルが出る作品が他にあったかな。「バンド・オブ・ブラザーズ」くらいしか思い当たりません。[追記]「今は死ぬ時ではない」にも出てました(strikeさんより)。
鋳造車体のM4A1も登場。丸っこくて好きなシャーマンです。
ベッドフォードなどのトラックも色々出てきます。
全体をあまり見せてくれないのがちょっと残念。この歌が気になります。
クロムウェル戦車の内部も見せてくれます。左は校長先生役のリチャード・ワッティス。出演作は「謎の要人悠々逃亡」など。右はドラ役のドラ・ブライアン。「封鎖作戦」に出ています。二人はコメディ担当です。
ヒロイン?はティナ役のスーザン・ショウ。ジンジャーの恋人でしたが別の男に乗り換えていました。すごい美人です。
ドイツ兵のヘルメットは二次戦のものではないですね。
戦車ごっこをする子供たち。かなり危険な遊びです。今の子供たちはこういう遊びはしないでしょうね。
ラストシーンのジンジャー。感動的なエンディングです。
 
(寸評)
「空軍大戦略」「007ゴールドフィンガー」で有名なガイ・ハミルトン監督の作品です。なにしろクロムウェル戦車が猛スピードで走りまくってビックリです。昔の部下に会うたびに戦時中の回想シーンに切り替わるストーリーもよく練られていて飽きません。安価なDVDが出ていますので購入をおすすめします。
(評価)☆☆☆☆(5点満点)    *DVD