鍵(1958・英) | まなぶんの戦争映画辞典

まなぶんの戦争映画辞典

これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

鍵(The Key)

 

監督: キャロル・リード

ウィリアム・ホールデン、ソフィア・ローレン、トレヴァー・ハワード、オスカー・ホムルカ、キーロン・ムーア、バーナード・リー

1940年の英国沿岸。Uボートやドイツ空軍は英軍の輸送船を襲い、大きな被害が出ていた。炎上した輸送船は小型の曳航船で救援していたが、カナダ軍のアメリカ人、デイヴィッド・ロス(ホールデン)は、かつて曳航船に乗っていたという理由で出頭を命じられる。港には、旧知のクリス・フォード(ハワード)がいた。フォードの船に乗り、炎上した船の救護を見守ったロスは、その夜、誘われるままにフォードのアパートに行く。そこには、彼の美しい恋人ステラ(ローレン)がいた。その夜、クラブで酔ったフォードは、ロスにかつて曳航船に乗っていた男に部屋の合鍵を渡され、ステラの面倒を見るよう頼まれたのだと打ち明ける。そして、自分に何かあったらステラを頼むと懇願し、ロスに押し付けるように鍵を渡すのだが・・・・・
海軍モノなので戦車、装甲車は出ません。ソフトスキン車輛もそこそこです。これはハンバーあたりのスタッフカーですかね。
途中、曳航船が襲われるシーンでドイツ軍のユンカースJu88が登場します。おそらく記録映像かと思いますが、画質もよくリアルなシーンです。
主役の曳航船W88です。デイヴィッドとオランダ人のファン・ダム(ホムルカ)が交代で船長をつとめます。ナチスのオランダ攻撃の際にファン・ダム船長がこの船で英国に脱出したという設定。
ドイツ軍のUボートが随所に登場して曳航船とバトルします。演じるのはイギリスの潜水艦でしょうか?
主演のデイビッドを演じたのはウィリアム・ホールデン(右)。「第17捕虜収容所」でアカデミー主演男優賞を獲ってます。戦争映画の出演は「戦場にかける橋」「コマンド戦略」など。「オフサイド7」になぜかチョイ役で出てます。
こちらはクリス(ハワード)。トレヴァー・ハワードは戦争映画の常連ですね。第二次世界大戦中は落下傘兵としてノルウェーやシシリー戦に参加したそうです(Wikipediaより)。代表作は同じリード監督の「第三の男」「ライアンの娘」「脱走特急」「コマンド戦略」など。
クリスの副官ケーン役はキーロン・ムーア。なんか見たことあると思ったら「人類SOS(トリフィドの日)」で主役を演じてました。
デイビッドたちの上司、ワドローを演じたのはバーナード・リー。007シリーズの初代"M"役で有名です。007シリーズ以外の出演作は、「封鎖作戦」「戦艦シュペー号の最後」など。
imdbなどを見るとこの作品にマイケル・ケインが出ているとあります。この右の方でしょうか。もう1回全部見て確認しないと。
ヒロインのステラ(ローレン)。この作品のソフィア・ローレンは美しすぎてまぶしいです。当時24歳の女ざかりですね。戦争映画では「ふたりの女」「クロスボー作戦」「ブラス・ターゲット」などに出演。
 
(寸評)
「第三の男」で有名なキャロル・リード監督の作品です。なんといってもソフィア・ローレンの美しさに尽きますね。海戦のシーンもなかなか迫力があり、見ごたえがあります。最近DVDが発売されたので未見の方は是非。
(評価)☆☆☆★(5点満点)  *DVD
(双葉)☆☆☆★(4点満点) ※「第三の男」とは雲泥の差→相手が悪いっす。