ふたりの女(1960・伊) | まなぶんの戦争映画辞典

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これまでに見た戦争映画について、戦車などの軍用車輌、ヒロインの写真で紹介していきます。また、ナチス役などの個性的な俳優についても紹介します。BD、DVD、VHSで保有している全ての戦争映画を掲載するのが目標。コメントお待ちしています!

ふたりの女(LA CIOCIARA)

 

監督 ヴィットリオ・デ・シーカ
出演 ソフィア・ローレン、ジャン=ポール・ベルモンド、ラフ・ヴァローネ、エレオノラ・ブラウン、カーロ・ニンキ、ルキャーノ・ピゴッティ

第二次大戦中のローマ。食料品店を営むチェジーラ(ローレン)は夫に死に別れて、娘のロゼッタ(ブラウン)と2人で暮らしていたが、連合軍の空襲がひどくなったので娘を連れて故郷へ疎開することにした。そこで2人は同じく疎開に来ていた青年ミケーレ(ベルモンド)と知り合う。ロゼッタはミケーレを気に入るが、彼はチェジーラに思いを寄せていた。 解放が近くなり、2人はローマに戻ることにしたが、ミケーレは敗北したドイツ兵の道案内として連れて行かれ・・・・
終盤、米軍役でM47パットン戦車が登場します。最初に見たときは記録映像かなと思いましたが・・・・
村人やソフィア・ローレンも一緒に映っており、大々的なロケを行っています。
パットン戦車をアップで。ドイツ軍役が多いですが、ここは正しく米軍役。あ、戦後の車輛か(笑)。
ちょっと分かりづらいですが、M8グレイハウンド装甲車も登場します。前後に2両います。
途中、ドイツ空軍の空襲を受けます。かなり迫力あるシーン。
3両見えますね。村人たちは大混乱。いいシーンです。

米軍のジープも多数登場します。かなり軍(イタリア?)が協力してますね。

ミケーレを演じたジャン=ポール・ベルモンド。説明不要な名優ですが、戦争映画にはあまり出てない気がします。「パリは燃えているか」「ダンケルク」くらいでしょうか。
主演のチェジーラ(ローレン・右)とロゼッタ(ブラウン)。ソフィア・ローレンはこの作品でアカデミー主演女優賞を獲得しています。当時26歳の女ざかりですね。「クロスボー作戦」は5年後です。
ドイツ軍は空軍の対空砲部隊司令官の役でカート・ローエンスという方が出ています。「トブルク戦線」「誇り高き戦場」にもドイツ将校役で出ているようです。今度確認しよう。
右のファシスト軍役の人、見たことあるなと思ったら、「ゲシュタポ慰安部隊」で軍医を演じていたルキャーノ・ピゴッティという方でした。マニアックすぎてすみません。
 
(寸評)
かなり悲しい作品で、見終わった後ブルーになること間違いありませんが、名作なので必見かと。M47パットン戦車が好きな方にもおススメです(笑)。
(評価)☆☆☆☆(5点満点)  *DVD
(双葉)☆☆☆★★(4点満点) ※コメディでないソフィアのシリアスな演技に注目→ソフィアのコメディもいいですよ!