公式ジャンル・ハッシュタグ・人気記事ランキング入りありがとうございます!
読者登録もありがとうございます!嬉しいです!
キュアエールの衣装・アクセサリパーツを手作り方法をぼちぼちと紹介してきました
コスプレサミットでのキュアエールコスに使用したものです。
変身衣装・パーツの作り方はこちら
衣装の作り方の記事が長くなってしまったので、素材選びに関してのみ別記事にしました。
キャラクター衣装を作るときの生地や材料は基本的にお好み・好きなものでいいと思っています。
ですが、子どもがコスプレイベント参加やキャラクターショーに着ていくなどある程度長時間の着用が想定される場合は、「おもちゃ」ではなく「子ども服」として考えなければいけません。
注意しなければいけないのは
・肌ざわりが良いこと
・気候に合った生地であること
だと思います。
せっかくキャラになりきってハイテンションで出かけたのに、イベント中(もしくはイベント前)に「ちくちくする~!」「服脱ぐ~!」なんてなったら目も当てられません…(育児経験のある方なら想像に難くない事態ではないかと…)
そこで今回は、キッズコスプレ衣装を作るときの生地について考えてみました!
〇布地の選び方
コスプレ衣装として考えると
・クオリティが高く見える
・シワになりにくい
あたりがポイントとなりますが、子ども用(キッズコスプレ)用と考えると
・肌ざわりが良いこと
・季節に合った通気性・保温性
・軽さ
・じゃぶじゃぶ洗える
・お手頃価格で手に入る
…あたりがポイントとして追加されます。
キッズコスお勧めの生地は
・ポリエステル全般 (コスプレと言えばポリエステルと思うくらい優秀)
メリット : 高見えする、シワになりにくい、色や質感のレパートリーが多い。最強。
デメリット:通気性に難あり、汗を吸いにくい(夏場の使用はお勧めしない)
デメリット対策:肌着を着用する、綿100%の裏地を付ける、夏場は使用を一部分に留めるなど
・TCブロード (ポリエステルと綿の混合生地、夏場のキッズコスにオススメ)
メリット : 生地が扱いやすい、通気性が良い、シワになりにくい、色数が豊富、嵩張らない、お手頃価格
デメリット: 安っぽく見える(という意見もある)、薄い、綿100%と比べると吸汗性に劣る
デメリット対策:綿100%の裏地を付ける
・綿100%天竺 (Tシャツ生地。ニット生地に分類されます)
メリット : 吸汗性に優れている、肌触りが良い、伸縮性がある、厚さが選べる、ほつれないので端処理が楽
デメリット: 初心者泣かせの扱いにくさ、質感は衣装を選ぶ
質感や持ち運び時のシワになりにくさで言うとポリエステルが最強なのですが、夏場の子ども服と考えると難アリなので、夏場はTCブロードを推します。
初心者でも扱いやすく肌触りも悪くないですが、吸汗と透け対策として綿100%の薄い裏地を付けるのが必須かなと思います。
安っぽく見えるという意見もネット上にはありますが、個人的にはそんなに気にならなかったです。
装飾と裏地でカバーできる範囲ですし、写真写りに関して言えば全く問題なかったなという感想。
ただ、装飾のないシンプルなデザインの衣装だと気になる人は気になるかも。
何よりお値段が安いので、飽きやすくすぐにサイズアウトする子どもの衣装素材としてはぴったりかなーと思います。
天竺はいわゆるTシャツ生地なのでコスプレ衣装用の生地としてはちょっと特殊枠ですが、汗を吸うし子どもにとってもお馴染みの肌触りなので衣装イメージに合えばアリだと思います。
アンダーウェアには最強。
扱いにくいニット地なので、初心者さんに生地から作る使い方はお勧めしません。
生地から準備するというよりは、市販のTシャツをアレンジするといった考え方で頭の隅に置いておくといいかも。
うちは『はたらく細胞』の血小板ちゃんコスで大人用のTシャツをアレンジしました。
一番上のキュアエールの写真で着ている衣装は本体TCブロード。
トップスは綿100%の裏地を付け、スカートの下は肌に当たる部分を綿100%で作ったパニエを着用しています。
ちなみに、あまりおすすめできないNG素材としては
・毛100%の生地
肌の敏感な子どもによっては「ちくちくする」と感じることの多い生地です。
もともと毛100%の服を問題なく着ている子の場合は大丈夫だと思いますが、そうでない子に率先して使いたい生地ではありません。
下にシャツを着ても首や袖口などちょっと当たった部分で不快感を感じることもあるので、使用には要注意です。
ちなみに私はいい大人ですが毛が入っている生地は混合生地でもちくちくして着られません。
・綿100%平織の生地(ローン、シーチング、ブロード、オックスなど)
扱いやすい生地ですが薄いほどシワになりやすく、安っぽく見える可能性があります。狙って使うならOK。
薄手のものは裏地に適しています。
同じ綿100%でも
・ツイル(綾織)の生地:ズボンなどに使われている織目が斜めになっている生地、デニムを見るとよくわかります
・サテン生地 : つるつるした光沢のある生地(生地同士が滑るのでちょっとだけ扱いにくい)
は衣装イメージに合わせて普通に使えます。
ちなみにメーカーさんで販売されているドレス系の変身衣装の素材はポリエステルサテンがほとんどです。
販売コスチュームの素材感がいい~!という場合は「ポリエステルサテン」で生地を探してみてください。
結構お安く手に入ります。
〇型紙の準備
できるだけ衣装の形に近い型紙を本やネットで探し、必要最低限の部分をアレンジして使います。
原作に忠実を意識し過ぎて大きなアレンジを加えようとすると初心者は脳みそ爆発するので、アレンジは自分の力量で出来そうな範囲に留めることがポイント。
いかに型紙に手を加えずそれっぽく見えるものを作るかが頭の使いどころです。
ワンピースは初心者にはちょっと敷居が高いしアレンジも大変になるので、可能ならトップスとボトムスを別々に作ったほうが楽です。
着た時に一体型に見えるようになればいいだけなので。
型紙はネットで無料公開されているものもありますが、シャツやズボン・スカートなど基本の形がまとまった簡単な子供服のハンドメイド本が1冊あるととても便利です。
私が持っているシリーズでお勧めのものがこちら
基本の形が割と入っていて簡単にできます。(内容は年度によって違うので買うときにはチェックしてください)
作り方もやさしめに書かれているので、本の通りに作れば初心者さんでも出来上がります。やさしい。
付属の型紙サイズは90~120で、私が持っている2016年度版はちょっとスリムサイズでした。(幅をアレンジして使ってました)
こちらは100~150サイズの型紙がついているので重宝しています(150サイズまでの子供服の本って少ない!)
服のデザインはコスプレに応用できる基本形とはいかないのですが、とにかくサイズが合わせられるのでアレンジ前提で使っています。
内容は手芸中級者向けかな~、初心者さんにはちょっと分かりにくい所があるかもです。
名前の通りコスプレ衣装制作に特化した本!
この本の著者さんは初心者向けのコスプレ衣装制作応援サイトを運営なさっている方で、解説が非常に丁寧で分かりやすいです。
キャラクター衣装といえば複雑な造形が多いですが、いかに簡単な作りに工夫するかという観点も満載です。
型紙もついていますが、大人サイズなのでキッズコスには使えません。
私にとってはどちらかと言うと勉強用の本。
〇裏地に付いて
子どもは汗をかきやすいので、綿100%の素材以外は裏地を付けた方が良いです。
裏地は表地と同じものをもう1着作って最後に縫い合わせる感覚でOK。
本格的な作り方にはそれなりにルールがありますが、ざっくりしたコツは
・型紙の線より3~5mmくらい大きく切る
(表地より少しでも小さくなると表地がつれてシルエットが崩れてしまうので、ほんのちょっとだけ大きめに作ります)
・縫い代は型紙の表面にあたる側になるように縫う
・表地と縫い合わせた時に表地からはみ出さないようにする
日常で着る服ではないので、あんまりしっかりお洋服仕様にしなくてもいいと思います。
「裏地には『きせ』をかける」とか言われても、洋服作り初心者は「は?」て感じですよね。
それなりに機能的に、それなりに見栄え良く作れたらそれで完璧です。
〇装飾について
型紙でシンプルな形の衣装本体を作り、特殊なデザインは装飾で足していく、という考え方をします。
気を付けるのは
・重量が増え過ぎないこと
・素材や縫い目などでチクチクしないこと
かな。
手芸材料って探せば本当に色んなものがあるので、大げさじゃなく大抵のものは何とかなります。
複雑な形に見えるコスチュームも、分解してひとつひとつのパーツを見てみると意外にシンプルなものだったりします。
観察から可能性は広がります。
夢が広がる変身ライフが楽しめると良いですよね!
更新が追いつかない製作物をツイッターにて随時アップ中
楽天で買ったイチオシグッズ(手芸用品多め)はこちらで紹介中
ぽちっと応援して下さると嬉しいです(*´▽`*)
にほんブログ村
にほんブログ村