↓ ここからは、当時公開日に書いた感想
黒鉄の魚影(サブマリン)観てきました。買ったドリンク、一口くらいしか飲めなかった、そんなにも夢中で夢中で観てきました。
言いたいこと沢山あるんだけど……コナン君が江戸川コナンを冷静に保てなくなるくらいに追い詰められたところにマジで泣きそうになって、哀ちゃんが拉致された後に絶望して海から上がって歩いてくるところもしんどかったし、普段の自信満々な新一くんを知っているからこそ、その姿を見た博士が涙をポロポロ流してしまうのも分かるし、佐藤刑事に――普段の江戸川コナンの一人称としての「ボク」すらも言えずに――思わず怒鳴ってしまうところ、泣きそうで、しんどくて、大好き。それを終盤、自分の身体がボロボロの状態だったし、正体を見破られて精神的にもキテただろうに、あのタイミングで「怒鳴ってごめんなさい」って謝れるところが本当に本当に好き!
あと、映画だとノーカンかもしれないけど、いやでも青山先生がガッツリ監修してるからノーカンてこともないか…
「待たせるの好きよね……新一君」
って、哀ちゃんが工藤くんでなく新一くんって言ったところにウルっと来てしまった。
14番目のコ蘭のキスも多分ノーカンだから、今回のコ哀のキスもそうだと思う、そもそも人命救助だからなぁ。だからこそ、陸に上がった時にコナン君だって哀ちゃんにしようと思ったわけだし。アニオリキャラとの事故チューも、コナン君からアニオリキャラにしたほっぺへのチューも、あれはあくまでアニオリで、等身大の工藤新一くんは蘭ちゃんからほっぺにチューされただけで真っ赤になってしまうピュアな子なんだよね。誰と、いつ、どこで、ってことより、そのキスに籠められた気持ちを重視する子だと思う。
私は元の身体に戻れないままコ哀ルートに行くのもコ歩ルートに行く妄想も好きだし、元に戻って新蘭ルートが確定だとは思うけど、戻れないままのコ蘭ルートも、戻った後の新志ルートも妄想としては大好きです。先生の出される答えが唯一解だと思ってるからそれ以外は、妄想好きオタクの幻でしかないんだけど(BLも含めてね)、今回の映画でまた哀ちゃん派と蘭ちゃん派がバッチバチになったり、pixivで厳しめタグがまた流行ったりしないと良いなぁと思うばかりです。スルースキルで棲み分けようよ、時間と労力の無駄だからさ。
途中めちゃめちゃ脱線しましたが、今年も劇場版名探偵コナン最高でした、また一年頑張ろう。でも来年の映画どうこうの前に、今年のこの名作を何回も何回も劇場で観たいです!! ありがとうございました!
【追記:2024映画の予告について】
来年の映画の予告を聞いて、2016年の純黒で聞いた「しのぶれど……っちゅーわけか!」の平次ボイスを思い出して泣きそうになりましたが、でもやっぱりちょっと不安も過るよね
だって……
平「許さへんでぇーキッドォ!」
K「え?(的なキッドの反応? ここ一番聞き取れなかった)」
コ「キス……かな?(苦笑)」
(だったかな? うろ覚えですいません)
これはつまり、原作回フェアリーリップ回からの流れでしょ? 服部平次が大好きで大好きで大好きだった私がどうしても耐えきれなかった回です。だって私は「推理>恋愛」の平次が好きだから。そりゃー新一くんだって蘭ちゃんのことでモヤモヤしたら推理に集中出来なくなることだってあるけど(修学旅行回)でも、コナンくんはすぐにキッドの変装した蘭ちゃんを見破ったのに、平次は和葉ちゃんの変装見破れずによくわかんないポンコツな流れでキスまでしようとしたでしょ? 見破れなかったことは百歩譲ったとしても、告白とかもせずに「工藤に先越されたからオレも!」みたいなカンジで和葉ちゃんの気持ちそっちのけで自己満押し付けようとしたみたいなところが、私はどうしても耐えきれなかったんですよね。
それだけが理由じゃないけど、あの回が決め手となって一度年単位でコナンから完全に離れた身です。だから、平次がメインの映画、嬉しいけど、嬉しいけど(若干、平次は七年ぶりなのにキッドは五年ぶりなのズルいw――って思ってもいるけど、そこは別に良い)またラブコメ全開で三枚目キャラの平次が来たら悲しいなって不安があります。これが杞憂に終わることを願うばかり。むしろ、ここで挽回して私のフェアリーリップ回のトラウマを上書きして欲しい。青山先生を、公式様を信じて待つね!
ポンコツだから、堀川さんのお声聞いたらもう頭が真っ白で、全然予告の映像覚えてないんだけど夜景? 函館の夜景みたいのなかった?
(フォロワさんの感想で夜景=告白スポット?――って繋がって納得した。日本三大夜景でしたっけ!)あとトランプのハートのA出てたらしいけど、そこはもう私聴覚しか使ってなくて全く視覚が仕事してなかった、次回確かめよ!
【追記:哀ちゃんとベルモットとキールについて】
まず最初にフサエブランドのブローチの整理券をおばあちゃんに譲ってあげたところ、あれ、てっきり園子が目撃してご褒美あげるってところで完結してると思わせておいて最後にああいうオチ持ってくるの凄い! 伏線を伏線と思わせない手法に痺れます。
ベルモットは「シェリーは諦めてあげる」って二元ミステリーでコナンくんに言ったけど、ミステリートレインではその約束一度破りかけるんだよね。でも今回は、開けてはならない玉手箱――って利害が一致したのもあるとは言え、結局守ってくれたじゃーん!!――ってなりました。借りはちゃんと返す主義なのかな、というか哀ちゃんもまたベルモットのエンジェルになりつつあったりするの? それは言い過ぎなのかな。業火の時といい、哀ちゃん(元から優しい子だけど)見ず知らずのおばあちゃんに優しいよね。
あと、キール今回めっちゃ良かった!!
もっとキールと亡きパパのこと掘り下げて「え、ここ気になる原作読もう」とか、思ってくれる人増えるといいな。キールは純黒での扱い結構可哀想だったし、それこそコナンムービー展の純黒での扱いに私めちゃめちゃ怒ってたので、最近のアニコナの新EDでちゃんとスポット当ててもらえたの嬉しかったし、映画だけ勢は知らんだろうけど、実はコナン君の正体を知ってる本堂弟(瑛祐)含めて幸せになって欲しい! でも蘭ちゃんはやらんw