先輩がトラウマで力みが取れないと嘆いていました
こんにちは!大阪一コートを使用しないテニスコーチ山田です!
この前、「力みが取れない。常に力が入ってしまう。」という悩みを持つ先輩と話していました。
その先輩は、5年前ぐらいに入院して、歩けないぐらい筋肉が落ちてしまった方時期があったそうなのですが、その時の恐怖心が原因からか、無意識的に、力を常に入れておかないといけない衝動に駆られてしまうそうです。
実際、ぼくと話している時も、筋肉を緩めようとストレッチばかりされていました。
「無理に緩めるのをやめたら?」とアドバイスしました。なぜ?
そこで、こんな事を言ってみました。
「筋肉を無理に緩めようとする事をやめてみてはいかがですか?」
脳は、実は、否定という考え方が出来ない生き物になります。
例えば、「ピンクのパンダを想像しないでください」と言われると、想像せずにいられますか?
たぶん出来ないはず。
このように脳は、否定を理解する事が出来ません。
つまり、「○○しないようにする」と、言うと、余計それを意識するようになってしまいます。
今回この先輩は、「力が入らないようにしなければならない」という事ばかり意識されていました。
その結果、逆に力が入るようになり、なかなか緩められない状態に陥っていました。
するとどうなった?
そこで、力が入った自分を肯定するようにしてみました。
そして、こんな事も言ってみました。
「めいいっぱい力を入れたら、その後どうなりますか?
きっと疲れて力が出なくなるはず。
まり、力を入れれば入れるほど、力は緩むって考えたらどうです?」
すると、今まで緩めるのに苦労した筋肉が、一瞬で緩むようになったそうです。
このように、今ある現状を治したい時は、その事から避けようとするより、その物事を認めて、利用する方向にしてあげると、治りが早くなったりします。
その物事から避けようとすると、余計それに対する意識が強まり、結果、避けられない状態になってしまいますしね。
なので、「その自分も一部なんだ」と、認めてしまうと良いのではないかな、と思います。
もし皆さまにも、そういった治したい癖等がある場合は、一度認めてそれを利用する形を取って見てくださいね。
それでは今日はこの辺で。
大阪一コートを使用しないテニスコーチ山田でした!