「理想の俳優」に本当になる。 -3ページ目

「理想の俳優」に本当になる。

演劇で自己実現。演劇集合体マキニウム代表、演技トレーナー槙文彦によるブログです。

こんにちは。だいぶ暖かくなってきました。しかし僕の方はというと、風邪や謎の頭痛と痛風に悩まされる毎日でございました。

 

最初は「風邪になった影響で痛風になった」のかと思ってたんですが、もしかしたら「痛風になったせいで風邪のような症状になったのかもしれず、答えは藪の中です。しかしようやく最近、もやもやが晴れてきました。

 

さて、5月20日にマキニウム稽古場にて、「読みフェス」というイベントが行われました。

 

https://www.facebook.com/events/156585968344658/

(フェイスブックのイベントページです。)

 

この日は、僕の方法論の朗読講座と、“まっつ”こと松本直人さんのお試し講座をリレーで受けていただくという、なかなか無い企画でした。朗読や演技というものは、導く人が違うとやりかたもずいぶん違うので、参加者の方はとまどってしまうんじゃないか?と思われそうですが、この日は全くそんな心配はいりませんでした。

 

 

今日はちょっと朗読のことを書こうと思います。

 

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朗読にもいろいろな考え方があります。「朗読は、淡々と読むのがいいんだよ」という指導者もいれば、「朗読はとにかくまずは正しいアクセント・イントネーションを学ばなければいけない。“表現する”なんてのはその後」という指導者の方もいるようです。

 

僕は、音楽にクラシックやジャズ、ロック、ソウルなどがあるように、朗読にもいろいろな朗読があっていいと思っています。僕がやっているのは、ジャズ音楽に近いかもしれません。

 

しかし朗読界(というものがあるかどうかはわかりませんが)では、どうも「正しい朗読」というものが存在していて、それ以外は「邪道」のような風潮がある気がします。

 

これまで朗読の講座やワークショップなどで、僕は必ず「いい朗読ってどんな朗読でしょう?」というディスカッションをしてきました。すると、

 

・聴いていると、物語に思わず惹きこまれてしまう。

・物語の登場人物の気持ちが伝わってくる。

・声が素敵。

・朗読している人の“テンポ”や“間”に説得力がある。

 

などといった回答をいただきます。そこに「正しいアクセントの朗読」という答えはあまり聞きません。

 

これは僕の考えですが、「朗読」というものに関していえば、あえて言うと僕は「正しいアクセント」は必ずしも必要じゃないと思っています。「標準語で書かれた本を、東北訛りで朗読する。」こんな素敵なことがあってもいいじゃないかと思います。東北訛りのほうが、場合によっては不思議な味わいがあるかもしれません。

 

クラシック音楽に“クセ”があってはいけないように、「クラシックな朗読」には“クセ”があってはいけないのかもしれません。しかし、ジャズやロックのシンガーは逆に、その“クセ”が“個性”となることがあります。朗読にも、方言や場合によっては“クセ”までもが、“個性”となって聞こえることもあるのです。

 

上に書いた、「いい朗読」のディスカッションから、僕は「いい朗読」は次の二つのテーマを高い次元でクリアしている朗読だと考えています。二つのテーマとは、

 

・テキストを豊かに伝える。

・朗読者が魅力的である。

 

この二つのテーマをどれくらい高いレベルでクリアしているか、それが「いい朗読」の条件だと思います。“クセ”や“方言”が、この2つのテーマを“補完”しているのであれば、直す必要はないのではないでしょうか?

 

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さて、話は戻って先日の「読みフェス」、結果的にとても楽しいイベントになりました。

 

上に書いたようなことを松本さんと話し合ったことはないし、松本さんには「俺、そんなこと考えてないよ。」と言われるかもしれませんが、ともかくこの日は僕の体験講座と松本さんの講座がとてもいい「かけ算」になった気がします。

 

朗読について、またそのうち書きたいと思います。

 

演劇集合体マキニウム朗読部ホームページ

こんにちは。槙文彦です。

 

しばらく風邪でダウンしていました。最近本当に風邪の治りが遅く、本気で体質改善しようと思っています。「こうすれば風邪をひきにくくなった!!」という体験談などありましたら、ぜひ教えて下さい!

 

先週の土日、僕は「がっかりさせ隊」という出し物集団に出演してきました。劇場は「市電」です。「札幌路面電車劇場」という企画で、市電の中でお客さんも出演者も閉じこめられて(笑)演じる、という企画です。「がっかりさせ隊」には、2010年から出演させていただいています。僕も「隊員」です(笑)。

 

がっかりさせ隊ホームページ

 

今回は「札幌路面電車劇場」の第9便ということで、「がっかりさせ隊」が“出動”することになりました。

 

 

当日は満員のお客様で、脚本家・下屋義仁くんの「ぶっとび脚本」による作品は大変好評でした。ありがとうございました。

 

 

 

5月20日には朗読のイベントに参加したのですが、その件については後日お伝えしたいと思います。

 

 

 

さて。

 

前回は「“魅力的になる”にはどうすればいいか?」について書きました。みなさんはどうお考えでしょうか??

 

簡単に言うと、“魅力的になる”には、「自分のやりたいことをやればいい。」ということです。暴論ですよね(笑)。でも僕は本気でそう考えておりますし、それは僕が出会ってきた人々を見ていて確信しているところです。

 

20歳の時に「ちょっと地味め」だった女の子は、マキニウムのトレーニングの中で自分を表現できるようになり、誰からも「美人」と言われる女性になりました。「少し頼りなさげ」だった男は、「目が鋭くてイケメン」の男になりました。

 

こう言うと多くの人に疑われるんじゃないかと思いますが、マキニウムのトレーニングの中で、多くの人が「じわりじわり」とその人の“魅力”を開花させているのです。

 

“かっこいい”や“美人”だけではなく、“愛嬌”“存在感”“威厳”などもその人の“魅力”です。「やりたいことをやれるようになる」という言葉で言うととても簡単なことができるようになるだけで、“魅力”は磨かれていくのです。

 

 

それでは、なぜみんな「やりたいこと」をやらないのでしょう??“魅力的”になれて、そもそも「やりたいこと」をやれるなら、本来“いいことづくめ”のはずです。しかし多くの人が、自分の「やりたいこと」をやれなくなってしまっているのです。

 

「やりたいこと」をやれないのは、「やりたいことをやる」よりも「やらない」ほうがメリットが大きいと感じてしまっているからです。人生のこれまでの色々な経験から、例えば「怒りたい時に怒る」とか「笑いたい時に笑う」、「泣きたい時に泣く」、「かっこつけたい時にかっこつける」、「かわいらしくしたい時にかわいらしくする」といったさまざまな欲求を直接出した時に、嫌われたり、忠告を受けたり、苦言を言われたり、バカにされたり、怒られたり、無視されたりなどといった経験をしてしまって、結局そうした欲望を「出さない方がメリットが大きい(出した方がデメリットが大きい)」と感じてしまっているからです。

 

ですから、「やりたいことをやれるようになる」ということは、自分の人生の過去の“苦い記憶”の中で徐々に(もしくは急速に)「できなくなってしまった」、もしくは「やらなくなってしまった」ことを「やれるようになる」ということであり、人によっては「とても辛い作業」でもあるわけです。

 

そして、そのことは人によっては物凄い“ストッパー”となって自分に襲いかかってきます。「怒りたい時に怒れない」「笑いたい時に笑えない」「泣きたい時に泣けない」「かっこつけたい時にかっこつけられない」「かわいらしくしたい時にかわいらしくできない」。これらはみんな、そのストッパーによるものです。

 

人によっては、「怒りたい」「笑いたい」「泣きたい」「かっこつけたい」「かわりらしくしたい」という欲求すら、自分の中には「ないもの」になってしまいます。なんらかの原因によって、「感情を消し去る」作業を無意識的にやるようになってしまっている場合すらあります。

 

自分が“魅力的”になっていくのを邪魔する存在、“魅力ストッパー”は、自分の心の中にいるのです。

 

 

 

演劇集合体マキニウムホームページ

 

こんばんは。

 

今日は「マキニウム朗読」の日でした。マキニウムの方法論で、朗読を行います。テーマは、「より魅力的に、物語をより豊かに読む。」です。僕らのこの朗読のテーマは、俳優のテーマ「より魅力的に、より登場人物に見える。」というテーマと重なってきます。このことについては、また機会があれば触れたいと思います。

 

今日は、ラフカディオ・ハーンの「耳なし芳一」を読みました。恥ずかしながら僕は原作を初めて読んだんですが、ほんと傑作ですね!目が見えない芳一の立場になって読み進めていくことになるので、恐怖が半端ない。ひさしぶりに「傑作」だなあと感服しました。

 

マキニウム朗読に関しては、マキニウム朗読ホームページをご覧下さい。

 

さて。

 

前回までに、俳優のテーマは

 

・俳優が魅力的である。

・登場人物に見える。

 

この2つであること、そして魅力的であるためには「ほんとにやりたいことをやる」ことだ、と書きました。

 

今日は前回の予定を少し変更させていただき、この“魅力的”というものをもう少し掘り下げてみたいと思います。

 

 

まず。

 

「やりたいことをやっている人は魅力的」ということは、これまで出会ってきた多くの人に賛同いただいたのですが、自分が実際に演じるとなったときに、「果たして自分がやりたいことをやったところで、魅力的なのか??」「そもそも、自分が魅力的になりえるのか??」多くの方が、こう疑問に感じるようです。

 

それはそうですよね。

 

「自分がやりたいことをやる」のは、ただの「自分勝手」であって、それが他人から見たときに「魅力的に見える」なんて、にわかには信じられないのが普通かもしれません。そして、そもそも自分に“魅力がある”なんて思ったことのない人にとっては、「自分が魅力的になりえる」こと自体信じられないのもよくわかります。

 

しかし現実として、「魅力的になり得ない」人はいない、すなわち「すべての人は魅力的になり得る」と僕は断言します。

 

綺麗事ではなく、“現実がそう”なのです。

 

これまで僕が出会ってきた演劇を志すすべての人は、魅力的になり得る人でした。

 

稽古の中で、周囲の多くの人が「いいなあ」と思うことが必ずありました。大事なことは、その魅力を「磨いて、輝かせる」こと、そしてそれを大事な場面(演劇の本番など)で出すことです。

 

まず大前提として、「すべての人が、魅力的になりえる」ということがマキニウムの方法論の出発点になっているのです。

 

そして、「自分がやりたいことをやる」ことは、すべての人が“魅力的”になります。自分以外の誰かを想像していただけるとわかると思うのですが、人が「やりたいことをやっている」時、他人から見ると“魅力的に”感じるものではないでしょうか?テレビや映画で活躍する俳優さんや声優さんで、「自分の欲求を封じ込めて演じている」人が思い浮かぶでしょうか??“魅力的に”見える多くの人は、「やりたいことをやっている人で、それは実は自分にもあてはまるものなのです。

 

つまり、「人はすべて魅力的にになりえる。そして、やりたいことをやっている時、人は魅力的になる」のです。

 

「登場人物に見える」ことを掘り下げるのはもう少し後にして、次回はもう少し「魅力的になる」ことについて書いていきたいと思います。

 

マキニウムホームページ俳優トレーニング

 

前回、俳優の“ゴール地点”は

 

・俳優が魅力的である。

・登場人物に見える。

 

この2つだと書きました。

 

もちろん、俳優には、“発声”や“滑舌”、それから舞台での位置取り、舞台の常識(袖幕に触っちゃいけない・どこに立つとお客さんから見えてしまう等)、舞台の専門用語などの知識、演出の“ダメだし”の吸収の仕方など、必要なことはたくさんあります。しかしそれらは、例えば陸上競技で言えば、トラックに泥だらけの靴で上がらないとか、足の上げ方に対する知識などと同じようなことで、“ゴール地点”ではないのです。

 

陸上、中でも100mの選手は「100mの距離をどれだけ速く走れるか」が重要であり、もし100mを9秒フラットで走れる選手がいたら、たとえトラックに泥だらけの靴で上がろうが、足の上げ方がおかしかろうがその人はオリンピックに選ばれるだろうし、俳優で言えば舞台での常識を知らなかったり多少発声や滑舌ができていなかったり演出の“ダメだし”の吸収が下手であろうと、

 

・俳優が魅力的である。

・登場人物に見える。

 

この2つのテーマを高いレベルで実現していれば、オーディションにも受かりやすく、お客さんからの好感度も高く、客演に呼ばれることも多くなるのです。もしこの文章を読んでいるあなたが俳優や声優を目指すのであれば、ゴール地点はこの2つだということをしっかりと認識するとよいと思います。

 

 

さて。

 

簡単なことなのです。

 

俳優の目指すことは、“たった”この2つなのですから!

 

 

しかし。

 

この“たった”2つが、実は大変なくせ者です。

 

そのことをこれから少し考えていきましょう。

 

 

まず、俳優の目指す2大テーマのうち、

 

・俳優が魅力的である。

 

を考えてみます。

 

 

 

魅力的になるために、どうすればいいでしょうか?

 

即答できる方は、少ないのではないでしょうか。あ、ここで「魅力的」と書いたのは、「日常の姿が魅力的」ということではなく、「舞台上で魅力的に見える」ということです。

 

僕がワークショップをやる時には、必ずこのことについてディスカッションをしています。「魅力的になるために、何をすればいいでしょうか?」

 

・自分を知る。

・自分の良さを知る。

・自分がどう見えているかを知る。

・長所を伸ばす。

・優しくふるまう。

・イメチェンをする。

 

いつもこんな答えが出てきます。

 

しかし、これらのことは実はとても難しいことです。

 

昔、ある有名な演技指導者に「魅力的になるにはどうしたらいいですか?」と僕の友達が聞いたそうですが、その時は「そんなもん自分で考えろ!」と言われたそうです(笑)。

 

確かに、“魅力的になる方法”がわかったら、苦労しないのかもしれません。

 

しかし僕らはあきらめません。

 

僕は、10年くらい前に、こういう考えに行き着きました。

 

「人は、その人の“ほんとの欲求”が出ているとき、魅力的なのではないか」

 

これはあくまで僕の仮説です。本当にそうかどうかはわからないし、そもそも“魅力”を感じるかどうかというのは、「見る側」がどんな人かによっても違ってきます。

 

しかし、それでは僕らは進めません。俳優の“2大テーマ”の一つをどうすれば達成するのか、仮説でもなんでもなければ進めないのです。

 

 

実は、このことは「仮説」に過ぎませんが、これまで多くのワークショップで多くの共感をいただきました。そして今では、このことは確信に変わっています。

 

「人は、その人の“ほんとの欲求”が出ているときに、魅力的になる。」

 

マキニウムの18年の実績の中で、これは証明されたと思っています。“ほんとの欲求”が出てきたとき、その人は魅力的に見えます。それが怒りの欲求でも、かっこつけの欲求でも、バカをやりたい欲求でも、かわいらしくなりたい欲求でも、どんな人も魅力的に見えるのです。

 

もちろん、中には「そんなものは見たくない」という人もいます。「人のかっこつけてるところを見て、何が楽しいんだ」そう考える人もいます。しかし、そういう人は少数派です。僕が、その少数派の一人でした。木村拓哉という人を見て、「あんなものを見て、何が楽しいんだろう」と、僕はそう思っていました。しかしそれは、実は僕が少数派だったのです。世の中の多くの人は、木村拓哉さんを見て「魅力的だ」と感じるのです。特に舞台では、自分の「やりたいこと」を思い切りやっている人が、やはり単純に魅力的に見えるのです。

 

さて。少し長くなってしまいました。

 

次回は、俳優の2大テーマのもう一つである「登場人物に見える」ということを掘り下げていきます。

そして、実はこの

 

・俳優が魅力的である。

・登場人物に見える。

 

という俳優の2大テーマは、完全に敵対関係だということをお伝えしていきます。

 

 

 

魅力を磨く。自分が輝く。演劇集合体マキニウム俳優トレーニング

 

魅力を磨く朗読法。マキニウム朗読

こんばんは。今日は、俳優のめざすものについて書いてみたいと思います。

 

マキニウムでは、2000年の旗揚げ以来、多くのワークショップをやってきましたが、その都度、必ず参加する方に聞いていることがあります。それは、「“いい演技”って、どんな演技ですか??」ということです。

 

時には1時間かけて、“いい演技”について話し合います。

 

どうしてそんなに時間をかけるかというと、演技というものの目標がものすごくあいまいで、「どこがゴール地点なのか」がはっきりしないまま、多くの俳優が苦労していると僕が思っているからです。

 

というより、「どこがゴール地点なのか」がはっきりしないからこそ、苦労してしまうのだと思います。

 

人によっては、「感情を豊かに表現できること」と言います。「存在感があること」という人もいます。他にも

 

・「間」を表現できる。

・お客さんに感動を与える。

・見ていて飽きない。

・滑舌がしっかりしている。

・作者の意図を表現できている。

・・・

 

と、“いい演技”についてのディスカッションを始めると、次から次へといろんな意見がでてきます。他にも、

 

・仲間へのおもいやりがある。

・全力でがんばっている。

 

などなど、話は尽きません。

 

で、結局、

 

「お客さんがいいって言えば“いい演技”だ」

 

とか、

 

「そもそも“いい演技”なんて存在しない。それは人の価値観によって変わるものだから」

 

という話になったりまでします。

実際にそう考えている演出家や、ベテランの俳優の方もいるかもしれません。

 

ただ僕らは、それでは何をどう求めていけばいいかわからなくなってしまう。“めざすもの”を見つけなければ、演技の上達も何もなくなってしまうと考えます。

 

だから「“いい演技”とは何か」をしっかり定めて、そこに向かうようにしなければいけないと考えます。

 

例えば陸上競技の選手は、中学校や高校の陸上部に入ったとして、そのうち自分が何の競技に出場するか決めるでしょう。100mの選手になるのか、1000mの選手になるのか、10000mの選手になるのか、それとも高跳びか。幅跳びか。

 

どの競技に出るかによって、ゴール地点は違うし、鍛える筋肉も技術も違う。陸上の選手はそれぞれのゴールに向かって、練習していくことになります。

 

陸上競技の場合、それぞれの競技には明確な“ゴール地点”があります。100mであれば、「100mを走った時の距離のタイム」を短くしていくことがゴール地点で、高跳びであれば跳ぶバーの高さをあげること、幅跳びはジャンプの距離。

 

しかし俳優は、その“ゴール地点”が非常にあいまいです。ですから俳優は、“ゴール地点”がわからないままひたすら練習をし続ける、ということになってしまいがちなのです。

 

「演技はそんなもんだよ」

 

そう言う人がいるかもしれませんが、先ほども書きましたように、僕はそれが多くの俳優を悩ませているものであり、この“ゴール地点”をはっきりさせることが、「俳優の進化」に不可欠なものだと思います。

 

僕はこれまで演技を見てきて、俳優の“ゴール地点”は以下の2つを高いレベルで実現していることだ、という結論に達しました。

 

・俳優が魅力的である。

・登場人物に見える。

 

この2つのテーマを、高いレベルで実現していること。これが“いい演技”というものだと考えます。

この2つのテーマを高いレベルで実現していれば、多くの観客や、演出家や、オーディションの審査員も納得できるのではないでしょうか。

 

今日はここまでにしたいと思います。

次回は、この2つのテーマを少し掘り下げて書こうと思います。

 

「A Number of Directions」の稽古、始まってます。

 

「A Number of Directions」というのは、「多くの方向(演出)」という意味で、僕以外のマキニウムに参加している人達が脚本を書き、演出をし、作品を発表するという企画です。

 

去年の秋に「Makinium Five Directions」をいう企画をやりました。この時は5つの作品で「Five Directions」だったわけですが、今回はどうやら8作品になりそうです。

 

「Five Directions」の時にクオリティが高くて驚いたのですが、今回もクオリティの高い作品が集まりました。専門学校で教えていて思うのですが、脚本を書く潜在能力って、ほんとに誰にでもあるんだと思います。だからそれなりの練習をして書き続ければ、みんな書けるようになる。もちろんプロでやっていけるレベルになるかどうかは別ですが、普通に「おもしろい」と感じるレベルの脚本を書くチカラって、多くの人が身につけられるのだと思います。

 

そしてこれも専門学校で教えていて思うのですが、しかし、おもしろい脚本を書ける人が、その後専門学校を卒業してから継続して脚本を書いている人が少ないと思うのです。

 

一般的に考えて、「脚本を書ける」って結構なスキルだと思うのですが、なかなか継続して書いていく人は少ない。それはなぜかというと、一つの大きな原因は「演劇を作るのが大変だ」からだと思います。

 

演劇を作るには、演出をしなければいけない。演技指導しなければいけない。リーダーシップをとらなければいけない。ですからおもしろい脚本を書けたとしても、それを実際に上演するとなると結構なハードルがあるのです。このハードルが実はかなり高い。

 

ですからこの「A Nunber of Directions」は、そういう、「脚本を書いたけど、上演するのが大変だ」という作家がどんどん上演できる場になればいいと考えています。

 

マキニウムの演技法は、俳優が、自ら登場人物らしさと俳優自らの魅力を発揮して演じるという演技法ですので、演出が「演技指導」する場面が少なくなります。今はまだ未熟ですが、きっと将来、演技指導がゼロになる日が来るんじゃないかと思います。そして俳優が自らモチベーション高く参加すれば、演出の人の負担はより軽くなります。演出はBGMや、「ではけ」など、いわゆる「演出」に徹することができるのです。

 

パソコンが普及し数多くのあらゆる漫画を読んで育った人が多い現代、おもしろい脚本を書ける人はとても多くなりました。特に短編においては。この「A Number of Directions」から今後大活躍するような作家が出てくればいいなあと思っています。

 

生きる。輝く。楽しむ。Hyper Pleasure。脚本についてもこれは言えることで、より生きた、輝いた脚本をみなさまに届けられたらと思っています。

 

既に稽古は始まっています。公演詳細は後日発表させていただきます。

昨日は劇団員が集まり、劇団の理念とミッションを話し合いました。

 

これから、劇団の活動を大きく変えていこうと思っていて、その指針となるものを作ろうということです。

 

まずは理念!!

 

 

「生きる。輝く。楽しむ。

Hyper Pleasure」

 

マキニウムの演技の特徴は、「登場人物が生きているように見える」「俳優が生き生きとしている」その結果「輝く」。そしてそれが「楽しい」ということです。

 

つまり、「生きる。輝く。楽しむ。」

 

ここには、脚本の中の登場人物が「生きる」という意味も含まれています。

 

「面白い脚本」を書こうとすると、とかく作者の都合のいいように登場人物が動き、どうもそれが「生きた人物」に感じられなくなってしまうことが多いように思います。自戒をこめて、脚本の中の登場人物も「生きる」という意味を含めました。

 

スタッフ、キャスト、すべての人たちが生きて、輝いて、楽しい。それがマキニウムの理念だという結論に達しました。

 

そして重要なことは、それをお客様に見ていただいて、お客様に「この上ない喜び」を感じていただくということです、されにそれは僕らの「この上ない喜び」なのです。それが「Hyper Pleasure」ということです。

 

「生きる。輝く。楽しむ。

Hyper Pleasure」

 

この言葉を胸に、これからやっていきます。

 

 

 

ミッションも話し合いました。

 

ミッションは、「生きる。輝く。楽しむ。Hyper Pleasure」という理念(方向性)の元、僕らの使命は何か、ということです。話し合いの結果、

 

「才能を手に入れる。

お客様に認められる。

演劇界の進化に貢献する。」

 

となりました。

 

才能を「手に入れる」という言葉がちょっと面白いと思います。

これは劇団員の小島梨紗子2号が言った言葉なのですが、一般に、才能は「もともと持っているもの」、「手に入れられる」ものではないと思うのですが、マキニウムではそれが「手に入れられる」からです。

 

思ってもみなかった演技の方向性を発見したり、脚本の方向性や他の表現方法を発見したり。

マキニウムでは、多くの人が体験することです。

 

そこで、僕らはそれをこれからも「手に入れ続けること」が使命、ということで、ミッションの中にこの言葉を入れました。

 

そして、才能を手に入れるだけではなく、それは「お客様に認められるもの」でなければいけない。お客様に認められなければ、「Hyper Pleasure」にはなりませんから。

 

さらに、僕らが世に認められるということは、「俳優が自分から、“個性”や“才能”を手に入れられる」という前提が世の中に広まっていく、俳優が「生きる」演劇が、演劇界の進化につながるんだという決意から、「演劇界の進化に貢献する」という言葉を入れました。

 

これから、この理念とミッションの元に、活動をしていきます。よろしくお願いします!

 

 

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僕の方法論を綴るツイッターアカウントを作りました。

 

「魅力を磨く。自分が輝くマキニウム演技メソッド」

 

興味のある方はぜひフォローしてみてください。

こんばんは。

 

今日は12時から16時まで、「公演を目的としない俳優トレーニング」でした。「いい演技とは?」のディスカッションは、いつやっても新鮮です。「いい演技」の価値観は人それぞれに違っていて、どこを目指していいかわからないと思われているのがこの「演技の世界」だと思われていて、それが演技教育を難しくしているのだと思います。

 

今日のディスカッションでは、「身体と心の一体感のある演技」がいい演技、という意見がありました。演技初心者の方です。だいたいこの「いい演技」についてのディスカッションでは、演技未経験の方から「なるほどなあ」という意見が出ることが多いのですが、今日もいい意見だなあと思いました。

 

演技についてのディスカッションに加えて、マキニウムの基本ワークをやっていただきましたが、こちらも充実した時間になりました。

 

さて、2018年度の劇団員が決まりました!!

 

槙文彦

小島梨紗子

ほりななみ

細川美樹

2018年度はこの4人でやっていきます!!

 

マキニウムの劇団員は、1年毎の契約更新となっています。毎年3月から4月になるこの時期に、「劇団員としてやっていくかどうか」の話がなされます。

 

今年は、目標を一つにして行動していける4人になりました。去年に比べると、劇団員の数こそは減りましたが、たくましい、信頼できる4人です。これから劇団としての活動も活発化していきますので、どうかよろしくお願いいたします。

 

また、「マキニウム俳優トレーニング」のホームページを新たに作りました。興味のある方はぜひご覧下さい。

こんにちは。なんと2015年以来、約3年ぶりのブログ更新となります。アメーバブログに引っ越し、タイトルも新たにしました。読んでくださるみなさんの個性が磨かれ、輝く場をもっと提供したい。そんな思いで「個性を磨く。自分が輝く演技・朗読を手に入れる。」としました。

 

さて、5月20日におもしろい朗読のイベントを行うことになりました。

 

「ヨミガタリストまっつ」こと松本直人さんと、僕と二人の朗読の価値観がバチバチぶつかる??イベントになるかもしれません。

当日は、「マキニウム式朗読」のお試し講座と、まっつさんのお試し講座、二つが1日で体験できます。

 

さらに二人の「ねほりハホリ対談」!!

二人の経験・考え方を聞いて楽しんでいただけたらと思います。

 

さらにさらに!

その後にはまっつさんの「投げ銭ライブ」。

 

朗読でおなかいっぱいの一日になりそうです。

 

ぜひ、Mk-Boo!(演劇集合体マキニウム稽古場)までお越しください。

 

 

まっつマキ朗読W講座&ライヴ
「読みフェス」
■日時:5月20日(日)13時〜19時(20分前開場)

■場所:Mk-Boo!(演劇集合体マキニウム稽古場)

■タイムスケジュール
12:40〜13:00 開場受付
13:00〜14:00 <マキニウム式朗読お試し講座>
14:00〜16:00 <まっつ読み語りお試しエンジョイ講座>
16:00〜16:30 [まっつマキねほりハホリ対談]
16:30〜17:00 休憩
17:00〜18:00 <まっつ投げ銭リクエスト読み語りライヴ>
18:10〜19:00 交流会

■プログラムと料金・詳細
[W講座+対談]13:00-16:30
参加料1500円/見学料300円
※いずれも両講座と対談通しての料金です。
<マキニウム式朗読お試し講座>13:00-14:00
<まっつ読み語りお試しエンジョイ講座>14:00-16:00
[まっつマキねほりハホリ対談]16:00-16:30
※講座受講条件 16歳以上/経験不問
※講座受講定員 12名
(見学は、年齢制限なし・定員なし)
※上靴があると楽です。
※いずれかの講座のみを受講希望する場合はお問い合わせください。

[まっつ投げ銭リクエスト読み語りライヴ]17:00-18:00
料金:投げ銭

[交流会]18:10-19:00
参加費:500円

■主催・講座申込・問合:
ヨミガタリを楽しむ会・青木
携帯:090-6264-0469
メール:tanosimuyomigatari@yahoo.co.jp

■協力:
演劇集合体マキニウム朗読部

■後援(申請中):
札幌市

[W講座各案内]
マキニウム式朗読お試し講座/
個性を磨く“マキニウム式”朗読法を理論・実践両面からお伝えします。理論編では「個性とは何か?」「個性は身につけられるものなのか?」「“平板に読むのが朗読”の間違い」「物語と個性の共存の方法」、実践編では、どのようなトレーニングでこれらのテーマを克服していくのか、“マキニウム式”の導入部を実践の中で取り組んでいただきます。
準備物等:“マキニウム式”で取り組んでみたい作品がある場合はお持ちください。

まっつ読み語りお試しエンジョイ講座/
読んで伝えるのが「読み語り」の基本。まっつ講座のうち、聴くことも重視して楽しみながらその基本に親しんでいただくエンジョイ講座のお試し版です。「読む」「聴く」から「聴いたものを読む」「読んだものを別の声で聴く」まで。お互いに読み合うことでいろんな可能性が見えてくるはずです。
準備物等:ジャンル問わず読んでみたい文章をお持ちください。筆記具等はあったほうが便利です。

☆講師紹介
ヨミガタリトまっつ(読み語りパフォーマー・俳優/松本直人)/
札幌を拠点に俳優として様々な舞台に出演。テレビ・ラジオのCMやドラマ出演などメディアでの活動も多彩。2004年頃から、独自スタイルの読み語りパフォーマンスのプロ活動を本格的にスタート。道内各地に招かれるほか、自主公演など多くのライヴを展開する。様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションにも積極的。2016年より読み語り講座を開講。

槇 文彦(劇作家・演出家・表現トレーナー)/
高校時代、札幌開成高校演劇部に所属し、全道大会に準主役として出演し、最優秀賞受賞の一役を担う。2000年、演劇集合体マキニウムを旗揚げ。以来、マキニウム全ての公演で演出を担当。札幌カルチャーセンター平岡朗読講師、さっぽろ市民カレッジご近所先生講座講師などを経て、現在札幌マンガ・アニメ学院、インターナショナル・メディア学院 非常勤講師。
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がっかりといっても、マキニウムにがっかりしたわけではありません。

今日は、13時からフレッシュ稽古、18時からオールド稽古、そして21時に「がっかりさせ隊」の稽古場に向かい収録などを行いました。

「がっかりさせ隊」は、プロデューサーのmashさんの率いる団体で、僕もなんだか「隊員」lにさせてもらっています。稽古も大詰め。しかし、「頑張って稽古しています」とは言ってはいけないことになっているので、そうは言いません(笑)。

なかなか楽しい「出し物」になると思います。ぜひお越し下さい。

がっかりさせ隊 LIVE2015
『私は君より三倍エモい、』

6月6日BLOCH 開演 18:00


http://gakk.jp/info/live2015/