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「理想の俳優」に本当になる。

演劇で自己実現。演劇集合体マキニウム代表、演技トレーナー槙文彦によるブログです。

こんにちは。

 

今日から、「理想の演技」について

書いていきたいと思います。

 

 

さて。実はこの

 

「理想の演技」とは何か??

 

という問いの答えが、演劇の世界では

とても難しいし、はっきりしていません。

 

 

例えば陸上の「100m」の競技なら、

 

「100mを最も早い時間で駆け抜けた選手」が

 

「優れた選手」「理想の選手」ということになります。

 

 

フィギュアスケートなら、

「最も美しく滑った選手」

 

ということなのでしょうか。

 

 

フィギュアスケートは、

基準が曖昧だなどと批判されることもあるようですが、

 

やはり「美しい」という、

「ざっくりした目標」では

疑う余地がないのではないでしょうか。

 

 

 

これが演劇では、

とてもあいまいです。

 

 

演劇の世界では、

「ざっくりした目標」すら、

この世界の共通した認識というものが

ないのが現状です。

 

 

だから「俳優志望」の人たちは、

 

「目標のはっきりしない世界」で

指導者の言うことに耳を傾けている、

というのが

 

この演技の世界の実情なんだと思います。

 

 

俳優養成所などの多くは、

ウン十万円という入所金で、

1回数千円~数万円というレッスン料を

支払わせていますが、

 

 

実はこの

 

「理想の俳優」とはどんな俳優か??

 

という問いに対する答えを

はっきりと持っている指導者は

 

ほとんどいないのではないかと思います。

 

 

実際僕は、養成所等で

演技の勉強をしてきた俳優さんに

 

「理想の俳優」をどう学んだか訪ねたところ、

それを学んできたという俳優さんは

 

ほとんど見たことがありません。

 

 

 

つまり、今の演技教育は、

 

「目指す場所」をはっきりせずに、

「演技の方法」を教えている。

 

多くの場所でこれが現状なんだと思います。

 

 

それは、たとえば

 

陸上部に入部して

どの種目に出場するか決めていない人に

マラソンの走り方の基礎を教えているような。

 

もしくは、

 

スケート靴を履いて、

スピードスケートなのかアイスホッケーなのか

フィギュアスケートなのか

決めていない人に、

フィギュアスケートの滑り方を教えているような。

 

 

どんな俳優を目指すべきか。

「理想の俳優」とはどんな俳優か。

 

その答えを出さずに演技の練習をするというのは、

そんな風に

意味のわからないことになってしまいます。

 

 

繰り返しますが、

それが「演劇界」「演技界」の実情です。

 

 

これには、「演劇の歴史」が強く関わっていると

僕は思っています。

 

 

めまぐるしく変わる演劇の歴史の中で、

 

「理想の俳優」「理想の演技」

というものが、

 

時代によって大きく変わってきたのです。

 

 

次回、その「演劇の歴史」について

書いていきたいと思います。

 

 

今日はなんだか、批判っぽい文章になってしまいました。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

こんにちは。

 

今日は、「演出家の期待に応えるために。」

 

というテーマで書こうと思います。

 

 

俳優を目指そうと思ったときに、

 

「どんな俳優が求められているんだろう??」

 

と思うのは当然のことです。

 

 

僕自身も演劇を始めた高校生の時、

 

先輩はどんなものを求めているんだろう?

演出の顧問の先生はどんなものを求めているんだろう?

 

とぼんやり思っていたのを覚えています。

 

 

しかし、実はこの

 

「どんなものを求めているんだろう」

 

という問いが、実は危険でくせ者です。

 

 

 

ここで一旦立ち止まって、

 

みなさんがもし演出家になったら

どう思うだろう??

どんな俳優とやりたいだろう??

 

と考えてみましょう。

 

 

 

「自分(演出)の思った通りに演じてくれる」

 

「自分の指示通りに、動いてくれる」

 

 

そういう俳優を使いたい、

と思う方もいるかもしれません。

 

 

だから自分で俳優を目指すときに、

 

「演出の求めていることをやろう」

「演出の指示を守ろう」

 

そう思ってしまう人が多いは仕方のないことです。

 

 

 

 

しかし想像してみていただきたいのですが、

 

自分が演出をやるとして、

 

「自分(演出)の求めていることを一生懸命やろうとする俳優」

「自分の指示を一生懸命守ろうとする俳優」

 

ばかりで、ほんとにやりやすいでしょうか?

いいモノがつくれるでしょうか??

 

 

 

そうではなく、

 

「自分の予想を超えて演じてくれる」

 

「自分が指示しなくても、

自分(演出)が納得するような演技をしてくれる」

 

 

そんな俳優がいたら、

とても楽しいし、いいモノが作れると思いませんか??

 

 

 

実は、「力のある多くの演出家」は、

そんな俳優、つまり

 

「自分(演出)の予想を超えて、

自分(演出)が指示しなくても自分が納得する演技をしてくれる」

 

そんな俳優を求めています。

 

 

 

だから俳優は、

 

「演出家の予想を超える、

演出家の納得するような演技」

 

を目指すべきだと僕は考えます。

 

 

 

 

今日は「演出家の期待に応えるために。」

というタイトルで書き始めましたが、実は、

 

 

「演出家の期待に応えようとすることは、危険」

 

 

なのです。

 

 

「演出家の期待に応えようとする」と、

演出家の予想を超えることはできないからです。

 

 

 

 

それではどうすれば、

 

「演出の予想を超える演技」

「演出の指示がなくても、演出が納得する演技」

 

ができるのでしょう??

 

 

 

それは、俳優が

 

 

「理想の演技」

 

 

ができるようになることです。

 

 

 

この「理想の演技」については、また次回以降、書いていきたいと思います。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

こんにちは。

 

いきなりなんですが、

 

マキニウムは長い間、結果を出せずにいました。

 

もちろん旗揚げから19年間、

いろいろなことを改善し、

演技法も確立してきました。

 

観客の評価もいただいてきました。

 

 

しかし、「大きな成果」

が出せずにきたのです。

 

 

その度毎に、僕は

その原因を考え、

いろいろなことを変えてきました。

 

 

そして去年の1月、

いよいよ大きな

「それまでのマキニウムに

決定的に足りなかったこと」

 

がわかりました。

 

 

その決定的に足りなかったものは、

 

俳優のモチベーションづくり

 

でした。

 

 

どんなに方法論が立派でも、

そこに取り組む「モチベーション」が弱いと、

結果は出せない。

 

 

 

このことを学んだのは、

「目標達成」のためのプログラムを

教えている「原田メソッド」の

原田先生からでした。

 

http://www.nextleader.jp/harada_method/sp/index_nor.php

 

原田先生がおっしゃることには、

 

多くの人は、目標を立てる時、

「今までこう生きてきたから、

今年はもう少しよくなりたい」

 

などと考えます。僕もずっと40年以上、

この考えでした。

 

この考えは、

 

「過去を基準に未来を考える」

 

ってことで、「過去思考」

というそうです。

 

それに対し、原田先生が教えてくださった考え方は、

 

「自分が未来にどうなりたいか。

を先に考えて、

そこに向かって進む」

 

という考え方です。過去は見ない。未来だけを見る。

 

これを「未来思考」と言うそうです。

 

 

「未来思考」で考えたとき、

人は目標に向かって進んでいける、

そう原田先生は教えてくださいました。

 

 

 

僕らに決定的に欠けていたのは、

これだと思いました。

 

 

僕自身も、「未来思考」で考えてはいなかった。

俳優にも、当然それを求めていなかった。

 

 

マキニウムは考え方を改めました。

 

 

「まず、一番初めに大切なことは、

どうなりたいのか、ということ」

 

 

なのだと思います。

 

 

 

さて。

 

僕達のやっている「演技」の世界を

この「未来思考」で考えてみることができるでしょうか?

 

ものすごく簡単に、

 

自分が輝いている世界

自分がスポットライトを浴びている世界

賞賛されている世界

 

が浮かんでくる方もいるかもしれません。

 

 

しかし、

 

僕がずっと演技に携わってきて思うのは、

 

本当の意味で俳優を「未来思考」で考えることは

ほんとうに難しいということです。

 

 

 

多くの人は、自分のことを

 

そんなにかっこよくない

そんなにかわいくない

怒ったら嫌われる

ハズしたら、笑われる

 

どうせ、そんなに大きくはなれない

目立ったら、どっかでバカにされる

成功したら、どっかで落とし穴にはまる

 

などと実は心の奥底で考えていて、

 

 

実は俳優を

「未来思考」で考えることは

実はとても難しいことのようなのです。

 

 

 

僕自身も、どこかで自分をあきらめていて、

 

「きっとそんなにデカくはなれない」

 

と数年前まで思っていたかもしれません。

 

 

 

僕は、考え方を改めることにしました。

 

 

僕は僕の理想とする俳優に向かって、

ずっと進んでいこうと。

 

 

そして、この「未来思考」の考え方で

「マキニウム式」を行えば、

きっと「大きな成果」が

出せるだろうと。

 

 

 

今、マキニウムでは

この「未来思考」の考え方を

いつも、演技に対する考え方の中心に

置いています。

 

 

そして明らかに、成果が上がってきています。

 

 

稽古場は明るくなり、

意欲が増して、

みんな優しくなりました。

 

 

 

演技を始める出発点で、明確に

 

キラキラしたい

輝きたい

かっこよく演じたい

かわいらしく演じたい

おもしろいことをやりたい

存在感を放ちたい

観客が感動する、その真ん中にいたい

 

 

という自分の“思い”をしっかりと認識して、

その“思い”を

ずっと継続して持ち続けていく、

 

 

忘れてしまったなら、もう一度思い出して、

繰り返し認識していく。

 

 

それが

 

 

俳優が成長し続けていくために

とてもとても重要なことだと思います。

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

こんにちは。

 

今日は、「幸せとは何か?」について

書いていきたいと思います。

 

もちろん、「幸せ」なんてものは

10人いれば10人違う答えがあるわけで、

だから、僕が「みんなの幸せを決める」

立場になんかないわけです。

 

ですから今日は、あくまで「僕の

幸せ観」について書こうと思います。

 

 

僕も10代の頃、20代の頃、

幸せがなんなのかわからず、

どうしていいかわからない時代が

長く続きました。

 

お金?

異性?

社会的地位??

自己肯定感?

 

いろいろな言葉が浮かんできます。

 

そんな中、

20代後半か30代前半くらいのいつだったか、

 

「自分がやりたいことをやって、それが認められたら、

それが一番幸せじゃないか」

 

と僕は思うようになりました。

 

たとえば、その頃90歳を越えても

元気で活躍されていた医師の日野原重明先生は、

ほんとうに仕事が楽しそうに、幸せそうに見えました。

 

日野原先生について

僕はそんなに詳しいわけではないんですが、

 

とにかく日野原先生は、

本当にご自分のやりたいことを突き詰めて、

それが世の中に認められておられるんじゃないかと

勝手に僕は想像しました。

 

きっと、自分が本当にやりたいことをやって、

それが世間に認められたら、

それが僕にとっての幸せなんじゃないかと

思ったんです。

 

 

世の中にはいろんな人がいて、

 

お金を持っていても不幸せそうな人や、

時間があっても暇そうにしている人、

 

彼女とつきあっては別れつきあっては別れる人、

彼女(や彼氏)がいても

相手の悪口ばかり言っていてちっとも幸せそうじゃない人、

 

社会的地位が高くてもつまんなそうな人、

芸能人で売れっ子なのに自殺してしまう人、

 

 

さまざまな人がいます。

 

 

でも、自分のやりたいことをやっていて、

それが世の中に認められている人は、

例外なく「幸せそう」に僕には映りました。

 

 

僕もいつか、

自分のほんとうにやりたいことをやって

それが認められる人間になりたいと思いました。


 

さて、

 

僕たちの関わっている演劇の世界は、

まさしくそれができる世界だと思います。

 

脚本を書く。

演出する。

演じる。

舞台美術を製作する。

衣装をつくる。選ぶ。

小道具を作る。

 

何をとっても、

自分がやりたいことをやれる分野です。

 

 

しかしその中でも、

 

「演じる」

 

という分野は、その中でも最も恐ろしく、

それでもやりがいのある、

自己実現ができる分野ではないでしょうか?

 

 

それは、俳優というのは、

 

自分の身体と声を使って、

自分のやりたいことをやる

 

「究極の自己実現」

 

だからだと思います。

 

 

だから俳優として成功した時、

僕らは何にも変えられない

「幸福感」を得られるのです。

 

 

現代は、

 

「自己実現の時代」

 

と言われます。

 

 

実は「俳優」というものは、

もしかしたら

その現代の”真ん中”に

位置するものなのかもしれません。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

こんばんは。

 

今日と次回は、

「幸せ」について。

 

大きなテーマで書いていこうと思います。

 

 

演技についてのブログなのに、「幸せ」なんて

関係ないんじゃないか、と思う方もいると思います。

 

でも、「幸せ」について考えることは、

実は演技と物凄く密接な話なんですよね。

 

というのは、本気でうまくなりたいとか、

演技を長く続けていこうって思ったら、

 

それが「自分の幸せ」に結びついているかどうかということが、

とても重要になってくると思うからです。

 

 

 

さて。

 

「あなたは幸せになりたいですか?」

 

という話から始めたいと思います。

 

 

そりゃあ多くの人が、

 

「あなたは幸せになりたいですか?」

 

と聞かれたら、

 

「幸せになりたいよ」

 

と答えるかもしれません。

 

 

だけどどうでしょう?

そう言うみなさんは、本当に

「幸せになる」選択をしているでしょうか??

「幸せ」を望んでいるでしょうか??

 

 

もちろん、「幸せ」を望んで、

「幸せになる」選択をしている方も多くいらっしゃると思います。

しかし、僕がこれまで出会った俳優の中には、

 

「幸せになんかなりたくない」

 

と言う俳優も結構いました。

 

 

そういう僕も、20代から30代にかけて、

本当に「幸せ」を望んでいたかというと、

自信はありません。

 

 

その場その場の「欲求」はあって、

「幸せになりたい」という気持ちもある。

 

だけど、その場の欲求と「幸せになりたい」という気持ちは

どこか矛盾を抱えたまま生きてきたような気もするんです。

 

 

 

たとえばわかりやすい例で言えば、

 

自分にとっての「幸せ」が、

 

「ダイエットをして、もてる男性になること」

 

だとして、それでも日々の欲求は、

 

「食べたい、ああ、ラーメンが食べたい、深夜1時だけど・・・」

 

となっていたりします。

 

そうすると人は、

 

「幸せに向かう」ことと

「欲求を満たす」ことに

 

矛盾が生まれ、

どっちかを選択しなければならなくなります。

 

 

ここで

 

「幸せになりたい」

 

がはっきり優先する人は、

 

「幸せに向かう」選択をしていくのかもしれません。

 

 

しかし、そこではっきり

 

「幸せになりたい」

 

が優先する人は、

実は、少ないんじゃないでしょうか?

 

 

これまで出会ってきた俳優と話してきて、

 

俳優によっては

 

「幸せになることは悪いことだ」

 

と思っていたり、

 

 

「自分は幸せになる資格がない」

 

と思いこんでいる人もいました。

 

自分はこれまでに悪いことを沢山してきたから、

幸せになる資格がない

 

ということのようです。

 

 

 

 

まずは、全ての俳優が

 

「自分は幸せになる権利がある」

「自分は幸せになりたいのだ」

 

と認識ことが、出発点なのではないかと思います。

こんにちは。ひさしぶりのブログ投稿です。

 

今日は、

「僕達は魅力的になれるのか??」

というテーマで書こうと思います。

 

「そもそも、魅力ってなに??」

「そんなのわかんない」

「そんなの、生まれたときから決まってるでしょ」

「そんなこと聞くな」

 

いろんな声が聞こえてきそうです。

 

そうですよね。

 

自分が「魅力的かどうか」なんて普段は考えることもないし、

人によっては触れたくない「タブー」の領域なのかもしれません。

 

だけど、僕達は舞台にあがる以上、

この「自分が魅力的であるか」という課題に、向き合わざるを得ません。

 

お客さんは、お金を払って僕達の演劇を観にきます。

そのときに、「ちっとも魅力的じゃない」俳優の演技を観たいと思うでしょうか?

 

 

答えは否です。

 

 

だけど、この「自分が魅力的になりえるのか??」というテーマは、物凄く俳優を苦しめる。

僕自身も、正面から「自分は魅力的なのか??」という課題に向き合うのははっきり言って怖いです。

 

だけど、そこに向き合うしかないのが僕達俳優だと思います。

 

そして、ほぼ全ての演技理論の中に、

「俳優が魅力的になるための方法」は書いていません。

 

っていうか、それを書いている演技理論を少なくとも僕は一つも知りません。

だから、俳優はなおさら苦しまざるを得なくなる。

 

 

~~~~~~~~~~~

 

 

これは僕の経験の中で言える、としか言えないのですが、

 

全ての俳優は、必ず魅力的になれます。

 

もうほんとに、これはもう理屈とかじゃなくて、

 

「経験からほんとにそうなんですよ!!」

 

というしかないんですよね。

僕が出会ってきた俳優も、舞台を続けている中で

見違えるように魅力的になっていった俳優は沢山います。

 

すごく向き合いたくない課題なのに、

「理由ねえのかよっ」って突っ込まれそうなんですが(笑)。

でもほんとにそうなんです。

 

全ての俳優は、必ず魅力的になれるんですよね。

これはもう僕の前提としている信念と言ってもいいかもしれない。

 

きっとマキニウムが、

「もっと魅力的になりたい」と思っている方の力になれると思うんです。

 

 

じゃあどうすれば魅力的になれるかってことですが、

まず僕が考えているのは、

 

たとえばホテルマンの人とか、キャビンアテンダントの人とかの

「魅力的」っていうのとは違います。

 

それから、

「あの人優しいよね」とか、

「縁の下の力持ちだよね」とかいう、

人の人格の魅力の話でもありません。

 

「見た目の印象」、のことです。

 

それも、

化粧をしたり、

おしゃれな服を着て

魅力的になるっていう話でもありません。

 

「その人らしさ」が出ていて、

「ああ、この人いいなあ」と思わせる、

それが僕が書いている「魅力」です。

 

 

さて、どうすればその「魅力」は外に出るのでしょう。

 

 

僕はいまのところ、それは

 

「自分のやりたい行動がどれだけ出来ているか」

 

によって決まるんじゃないかと思っています。

 

 

詳しくはまた今度書きたいと思いまが、

 

たとえばカッコよく振る舞いたかったり、

かわいらしく振る舞いたかったり、

怒りを感じたり、

優しさを出そうとしたり、

時には何もしたくなかったり。

 

そういった、「自分のやりたい行動」ができればできるほど、

俳優は「魅力的」になっていくと思います。

 

公演アンケートでお客様が

「好感を持った俳優」

に○をつけていただいた数を数えて集計してきたのですが、

 

その結果を見ると明らかに、

「自分のやりたい行動」をとっている俳優に○が多くついているのです。

 

そして、それは誰もが獲得していける。

だから僕達が「魅力的」になっていくには、

 

「自分のやりたい行動」をとれるようになっていけばいいのです。

そうして僕達はどんどん魅力的になっていくのです。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

こんばんは。ワールドカップ、いよいよ3位決定戦!!ぜひとも日本に勝ったベルギーに3位になってもらいたいものです。

 

さて、6月30日、僕は縁あって美幌町のとあるライブに出演させていただきました!

 

 

会場は美幌町のライブハウス・「Petit Party」。ここが物凄く雰囲気のいい場所でした。場所に着いた時点で僕のテンションはマックス!

 

元マキニウムの熊﨑が参加しているバンドに、今回無理言って参加させていただいたんですが、なにせ美幌(北見の近く!)でのステージ、そして当日僕が到着するのが午後8時(午後9時イベントスタート)ということで、リハーサルもほとんどないままほとんどぶっつけ本番のステージとなりました。

 

バンド名は「saturday NITRO」。

 

 

でもそれなりに

 

 

いや、それなりではなく超ノリノリで、

 

熊﨑もノリノリ。

 

 

ソロっぽく見えるけど普通にリズム刻んでるだけです(笑)。

 

 

かなりいい気になって楽しんできました!!

 

帰ってきてから動画をいただいたんですが、家でヘビーローテーション(笑)。自分はバンドがほんとに好きだったんだなあと再び思わされた週末でした。

こんにちは。サッカーの日本戦、熱かったですねえ。この間判明したのですが、僕、サッカーの「オフサイド」というルールを説明するのがとてもうまいんです(笑)。わからない人はぜひ今度僕に聞いて下さい。

 

さて、少し時間がたってしまいましたが、「A Number of Directions」が先週の火曜日に終了しました。平日だというのに、最終日にはたいへん多くの方にご来場いただきました。ありがとうございました。前売りチケットが売り切れ、久しぶりに「立ち見券」を販売しました。立ち見の方には大変ご迷惑をおかけしました。ありがとうございました。

 

今回の公演は、特に最終日の盛り上がりが凄かった。荻周子作「俺は君と××したい!!」では、客席が「騒然」となってましたね(笑)。稽古の段階から僕らも「騒然」となってました。専門学校の授業で、学生に脚本を書いてもらう授業をやってるんですが、男と男の友情のシーンが出てくると、どうも思わず“あ、あっちかな”と考えてしまうほど、僕の頭も毒されてきました。

 

お客様の盛り上がりと同時に、参加者の公演後の盛り上がりが凄かった。打ち上げや次の稽古でも、「もっとやりたい」「自信になった

」「まだまだ成長したい」という声が相次いでいました。

 

 

全部で8作品。本当に、作家の力の光る公演でした。打ち上げの盛り上がりに、自分の脚本ではない作品で盛り上がってることに僕が嫉妬を感じるほどでした。

 

マキニウムの「A Nunber of Directions」には、無限の可能性を感じています。脚本家はもっと増えていってほしいし、演じる楽しさ脚本を書く楽しさももっと感じて欲しい。

 

演じる方法論さえあれば、作・演出担当の人は個別の演技指導に心を奪われることなく、「演出」に集中できます。しっかりと登場人物を演じられる方法論があれば、脚本の良さが観客に伝わる可能性は格段にあがります。

 

これを読んでいる方で、「脚本に興味がある」という方は、ぜひご連絡下さい。マキニウムの参加者で、あなたの作品を上演する日が来ることは夢ではありません。

 

今回の作家5人中、3人が演劇の公演としての脚本は初めてでした。それでも、楽しいステージになる。今回、作家たちの興奮もとても大きなものでした。

 

今回思ったのは、僕ら人間は、「生き死に」には関係ないのに、自分の作品や演技を他人から「どう思われるか」ということに物凄い執着があるんだなあと。それが演劇の原動力であり、それがあるからまた演劇を作っていくのは難しい。そして、だからこそ本番を越えるのが楽しい。

 

次回、マキニウムは「バス演劇」に挑戦する予定です。詳細はまたお知らせします。

 

今回は、ありがとうございました。

 

 

「もういちど、」の出演者2人

マキニウムの次回公演、「A Nunber of Directions」稽古進んでいます。

 

今回は、多彩ななんと8作品が集まりました。そして、全てオリジナル作品です。

 

作者は、マキニウムの劇団員になった細川美樹、マキニウムではおなじみの槇島雅子、今年札幌マンガ・アニメ学院声優科を卒業した長南勇哉、同じ札幌マンガ・アニメ学院を数年前に卒業して札幌で演劇活動をしてきたたばたみなみ、脚本養成講座に通っていたらしい謎の40代・トナー、そして今年札幌東商業高校演劇部を卒業したばかりの阿部冴香です。

 

「初めて脚本を書く」という人もいますが、これはほんとに驚くほど面白い脚本が揃いました。脚本って、書ける人はたくさんいるんですよねえ。

 

今はほぼ毎日、この「A Number of Directions」の稽古をしています。

 

マキニウム演劇部は今後、マキニウムの中核である「劇団マキニウム」と、誰でも参加できる「演劇集合体マキニウム俳優トレーニング」の2本柱で活動していきます。その「演劇集合体マキニウム俳優トレーニング」の中でも、この「Directions」シリーズは今後のマキニウムに大きな光りを与えてくれます。

 

 

稽古場では、各チームが稽古場で練習していますが、稽古場のメインスペースは1カ所なので、僕らが「セカンド」と呼んでいる前室や、

 

僕らが「サード」と呼んでいる台所でもセリフの練習をしています。(笑)

 

 

マキニウムの次回公演の話も進んでいます。気になっている方はぜひご参加ください。

 

画像は今回の公演の日程です。ぜひぜひ、マキニウム稽古場「studio Mk-Boo!」までまでお越し下さい。

 

料金
1000円(前売り当日共に)
2回目以降ご観劇の方 800円
 

会場

「studio Mk-Boo!」

住所:札幌市東区北25条東16丁目1-2 ステラ元町ビル 3階

(地下鉄東豊線元町駅1番出口より徒歩1分)

 

[ご予約・お問い合わせ]

mail:makinium2000@yahoo.co.jp

TEL :090-9438-4195(槙)

ご予約専用ページ :→こちら!←(チケット発売 5/28開始!)


ツイッター:@makinium <稽古の様子などなど公開しています!

ハッシュタグ:  #マキニウムD


 

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チーム日米同盟

野球外交〜日米連合VS北朝鮮〜

作・演出  長南  勇哉

 

世界の命運はこの一戦に!

長らく冷え込んでいた日米と北朝鮮の関係。しかし、アメリカのトランプ大統領の案により野球で関係改善をしようとすることになりーー?

 

<出演>

炬燵
山田 健太郎

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「妖術」

作・演出 トナー

 

ほんのちょっとだけの、悪夢。

仕事は大変カレにはフラれと、最近ツイテないOLのホリナナミ。そんなある日街で怪しげな老人から、奇妙な警告を受けるのだが…

 

<出演>

ほり ななみ
トナー
わかい たけし
山田 健太郎

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「restart letters」

作・演出 細川美樹

 

大切で 愛しくて (殺してしまいたかった)

高校三年生の山本京香と九条咲希。彼女達は何もかもが真逆だった。受験と家、様々なことに迷いながらも彼女達は選ぶ。後悔しても、やり直せるように。
 

<出演>

小島 梨紗子2号
ほり ななみ
槙 文彦
下 愛也
長南 勇哉
キャサリン・ホルト ほか

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「もういちど、」

作 阿部冴香 演出 槙文彦
 

近くて遠い、遠くて近い

幼馴染って、素敵ですよね。

小さい頃からずっと一緒で、笑いあったり泣きあったりして。

でも

だからこそ言えないことだってあるんです。

これは、そんな2人の幼馴染のお話……

 

<出演>

宮内 萌李
下 愛也

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「ROCK ME」

作・演出 槇島 雅子

 

いでよ!ノリノリぶっとびコメディ!

当社はノリが学生な会社です。遅刻がめちゃ多い奴がいるし、社長も大事な書類が入った封筒をなくしたらしい。あぁ、迷える社員は何を思うのかなぁー。何処へ向かうのかなぁー。

 

<出演>

友野
畠山 めぐみ
たばた みなみ
炬燵
わかい たけし

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チーム怨霊会議
「怨霊会議」

作・演出 長南 勇哉

 

最凶(?)集結

最近の和製ホラー映画の売上悩む貞子。この状況をどうにかしようと伽椰子、俊夫、美津子を集めて会議を開くがーー?

 

<出演>

キャサリン・ホルト
たばた みなみ
あちゅん
畠山 めぐみ
山田 健太郎(
長南 勇哉(

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アーヌ製薬チーム
「激写生物インスタバエ」

作・演出 長南 勇哉

 

ブンブンブン、ハエが飛ぶ

2018年冬、日本はある外来生物の脅威に晒されていた。これは、その生物との死闘の物語である

 

<出演>

トナー
宮内 萌李
小島 梨紗子2号
長南 勇哉
畠山 めぐみ

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サウスクリエイティブカンパニー
俺は君とXXしたい!!

作 荻周子 演出 たばたみなみ

 

ここは中小企業『サウス クリエイティブカンパニー』

そこのPC部で働く三木栄太(みきえいた)は、

部長に叱られ、同僚に励まされ、PCと睨めっこ…そんな日々を過ごしていた。

それがある日、突然変わり始めてーー?!

※この物語はフィクションです。

  登場する人物、団体は全て架空のものです

 

<出演>

長南 勇哉
トナー
わかい たけし
下 愛也
槇島 雅子
友野
畠山 めぐみ
宮内 萌李

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こんにちは。

 

先週の土曜日になってしまいましたが、マキニウム朗読部が行っている「マキニウムにちげつ朗読会 十二煎目」が行われました。

 

「マキニウムにちげつ朗読会」は、「3の倍数月の第一土曜日」に札幌市中央区にある「日本茶専門カフェにちげつ」さんのフリースペースをお借りしてマキニウム朗読部が行っている朗読会で、毎回「テーマの日本酒」を飲みながら朗読を聞く、というのが特徴です。

 

マキニウムの朗読部でなにかおもしろい朗読会ができないかと考えていたところ、「日本酒を飲みながら朗読を聞くのはどうでしょう?」と、確か運営の笹木さんが言い始めたのがきっかけだったように思います。

 

今回が12回目。つまり、3年が経過しました。これまでに沢山の方にご参加いただきました。ありがとうございます。

 

今回の「テーマの日本酒」は、「朝日山(朝日酒造)」でした。日本酒の味は僕はあんまりよくわかんないんですが、今回もとても美味しいお酒でした。

 

読まれる作品はさまざま。今回は、O.ヘンリーや星新一、井上ひさしや小泉八雲、室生犀星などの作品が読まれました。僕は、室生犀星の詩集を読ませていただきました。

 

このマキニウム朗読会、なんだかクォリティがあがってきている気がします。朗読会というと、場合によっては「眠いのではないか?」「退屈するのではないか」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は全くそんな暇ありませんでした。

 

特に、井上ひさしさんの作品は感動したなあ。

 

興味のある方はぜひ次回、読み手or聞き手でご参加下さい。

 

※写真を撮るのを忘れてしまったので、写真は過去の「にちげつ朗読会」の写真です。

 

「マキニウム朗読」については演劇集合体マキニウムホームページマキニウム朗読をご覧ください。