【<物語>シリーズ セカンドシーズン/囮物語】第乱話(第14話)「なでこメデューサ 其ノ參」 | 日常的宇宙スナイパーまどろみ事件(2次元の中で遊んで喋って満足する夢日記)

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大阪発

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「よかったのう?たまたま可愛くて。」

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忍ちゃんの非情で冷徹な正論をうけての翌朝。
これ以上ダメージをうけることはないだろうとおもっていましたが...

いました。もう1人。

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「だからそうやって撫子ちゃんは前髪を伸ばして顔を隠してるの?」

「そしてだから普段からおしゃれとかせずにあんなだっさい服ばっかり着てるんだ。」

「じゃあそういうところを含めて、1つだけね、私からアドバイスをさせてもらうと」

「撫子ちゃんが言いたいことは分かったけれど、それはでも、」



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「可愛いだけの撫子ちゃんが悪いんじゃないの?バーカ!」


阿良々木月火。
阿良々木先輩をだきしめながらねていたつもりの妹がいました...
夜は忍ちゃん、朝は月火ちゃんってどんだけ毒をあびせるつもりなのもうやめたげて...(T_T)
と懇願しますがそれもかなわず...
月火ちゃんは忍ちゃん以上にぐいぐいえぐりこんできます。


「っていうか撫子ちゃんってお兄ちゃんのことがスキなんだよね?」

「なんでお兄ちゃんのことスキでい続けることができたの?」

「イチャイチャしたいんだよね?」


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「撫子は、暦お兄ちゃんのことがスキ...男の人として、スキ。」


「そ。でもお兄ちゃん、彼女いるよ。」


オイイイイイイイ!!!!!!

あんだけ確認して自分のキモチいわせて何いっちゃってんの!とおもいましたが、撫子ちゃんはしっていました。それをしった月火ちゃんはお得意のヒステリックで撫子ちゃんを更においつめます。

「私が今問題にしているのは、どうして撫子ちゃんはお兄ちゃんに彼女がいることを知っているのに、それでもなおお兄ちゃんのことをスキでい続けるのかってことだからね?」

ここはちゃんと質問にこたえる撫子ちゃん。

「だって別に撫子は略奪愛を目論んでいるわけじゃないし、横取りなんて出来ないし、彼女がいるっていうならそれなら迷惑をかけるつもりはないし...」

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「見え見えなくらいスキなくせに、付き合いたいわけじゃないとか恋人になりたいわけでもないとか、それって何を言っているのか全然分かんないじゃない。」

「つまりお兄ちゃんって撫子ちゃんにとってはブラウン管の中のアイドルとか漫画の中のヒーローとかと同じでただの憧れの存在にすぎないってこと?」

「なんだかあやふやだって言ってるんだよ?私は。」


「絶対に叶わない恋愛を、安心してやっているって感じなのかな?」

「お兄ちゃんをスキだったお陰で撫子ちゃんはこれまで随分楽だったんじゃないの?」


「もしも撫子ちゃんが本当にお兄ちゃんに告白するつもりだったりあの人と戦うつもりだったりしたら応援したいなと思ってたし、少なくとも黙って見守っていようと思ったけれど」

「今までずっとそう思っていたけれど」

「もういいや。もう飽きた。」

「私が終わりにしてあげる。」


と、いって。

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きりました。


撫子ちゃんのトレードマークの前髪を。

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忍ちゃんよりもふかくしっている仲だけにいうことプラスやることも辛辣すぎる!笑
しかしこれ全部正論だからぐうの音もでないよね...

それにしても前髪をきったお陰で目に影ができることもなくなり、表情がよくみえるようになりました。撫子ちゃんだけ前髪の影が異常だなとおもっていたんですがこういうことだったんですね...!担任の先生もきづかないくらい印象がすっかりかわっちゃいました。

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いや、この先生は撫子ちゃんにクラスのことをおしつけるような人なのでどうせ生徒の顔もたいしておぼえてないような人なんでしょうが...
昨日の今日でクラスの件をせかしてくる先生に、いつもどおりあやまって適当にきりあげようとする撫子ちゃん。

「うっせーんだよ!」

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「俺様にてめぇの仕事を押し付けてんじゃねぇぞ!」

「あぁん!?」


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キレました。

クチナワさんのように、しかし、クチナワさんよりはげしくキレました。

「責任感なんて俺様にあるか!」

「千石撫子がどれくらいダメな奴かくらい、ちゃんと見抜け!」

「しっかりしろ!見た目に騙されてんじゃねぇ!」

「俺様はただ可愛いだけなんだよ!」

「こんな奴信じてんじゃねぇ!!」


自分を全力で全否定しながらむかった先は教室。

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「おい、有象無象!」

「いいかお前ら、現実を見ろよ!」

「過ぎたことでウジウジして、貴重な青春時代を台無しにしやがってどんだけ無駄なことをしてるのか分かってんのか!?」

「適当なところで折り合いをつけねぇと、いつまでもこんな状況が続くんだぞ!」

「だったら塗り替えなきゃ駄目だろうが!書き換えなきゃ駄目だろうが!」

「ちゃんと仲直りしましたって思い出によぉ!!」

「確かにお前たちは最低だ!本音と建前を使い分ける偽善者だ!信じた先から裏切るこの世のクズだ!地球上で最も下等な生き物だ!」

「嘘や、裏切りや、欺瞞や、偽善を、許してやれる度量を持ちやがれや!あぁん!?」

「いつからお前たちは人を選り好みできるほど偉くなったんだ!?」

「好き嫌いで人付き合いしてんじゃねぇよ!!」

「俺様はお前たちなんか大嫌いだ!」

「だけど、クラスメイトだぜコンチキショーがぁ!!!」



クチナワさんのような口調ではありましたが、けっしてクチナワさんが撫子ちゃんの身体をのっとったわけではなく、クチナワさんと同化している影響で撫子ちゃんの本音がボロッとでてしまったということらしいのですが、クチナワさんと同化しているんですか?手首にまいているだけで?それってクチナワさんにのっとられているのとほぼおなじようなことなんじゃないんですか??

撫子ちゃんもアレは自分自身の本音で誰でもない自分がいったことだとわかっているみたいですが、それでもクチナワさんがわるいと最後につけくわえました。う、うん?わたしもクチナワさんがわるいというかあやしいなとはおもいますけど、それ撫子ちゃんがいう?神様のせいにしちゃ駄目だよ...

人生がおわった撫子ちゃんは、ついでにすべてをおわらそうといってクチナワさんのご神体さがしへいくことにしました。登校時にクチナワさんがご神体は阿良々木先輩の部屋にあったといっていたことから、阿良々木家へ潜入。クチナワさん、鍵あけまでできるんですね。

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阿良々木先輩の勉強机の引出にはいっていた某雑誌にみいる撫子ちゃん。笑
そっからヒラリとおちた栞こそがクチナワさんのご神体でした。

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というか、これは栞ではなくお札。
忍野さんからあずかった大変危険なお札じゃなかったでしたっけ??
クチナワさんはこのお札に絵としてふうじられているということでした。
とにもかくにも、ご神体がみつかったクチナワさんは上機嫌。
撫子ちゃんの前髪をなおしてあげるという約束の他にも、おねがいごとをなんでもかなえてくれるといいました。

「ダイスキな、ダイスキな暦お兄ちゃんと両思いになりたいとか、そんなお願いでも叶うのかな...」

「そいつは叶わないな、千石。」

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いや撫子ちゃん...不法侵入して大切な御札をぬすんだあげくひとり言の告白を本人にきかれるなんて相当な運ですよ...ヽ(;´Д`)ノ
これで撫子ちゃんの白蛇化にどうつながるのかたのしみです!


おまけ:OPの色が1話目とかわってましたね。

●今回●
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●初回●
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今回が完成版?それともどんどん色かわっていくのかしら?