先ほどまで日韓のサッカー対決を見ていたのでブログの更新が遅くなりました。

今日の試合は90分間の全力での戦いでした。良い試合でしたね。チャンスはありましたがいずれも好プレーで阻まれたりしましたが、何よりも汚いプレーが少なかったと思います。イエローカードやレッドカードが出なかったのですから・・・

日本の女子プロ界もこのところ韓国旋風で優勝だけでなく上位を奪われています。こういう状態になると「ナショナリズム」に目覚めてしまい「日本人選手、がんばれ」なんていう記事やブログが多くなってきます。日本韓国のサッカーならいざしらず女子プロは個人戦ですからあまり熱くなってもしょうがないですね。アメリカツァーであれだけの選手が活躍しているわけで、日本人では藍ちゃんが牽引しているもののまだまだという感じです。既に土壌が違う存在というのが日韓の違いでしょう。

さて、先日から楽々のブログを見てくれた方からBUとPUが間違っているよとのご指摘がありました。実は楽々は「かな入力」なのでブとプの違いがカナの場合はわかり難いのです。ブの場合の濁点は ゛なんですが、プの場合は斜めに濁点のように入ります。間違いだらけで失礼をしました。

ところで今日の通勤の時に「戦争学」なんていう恐い本を再読してたのですが、中々面白いことが書いてありました。

戦闘教義という概念ですが、わかりやすく言えば「得意技」です。全ての戦いに備えるような装備や訓練はできないので「戦い」には得意技を磨いて、その技がかかるような情況を設定するということですね。戦闘教義とは右矢印こちらです

わかり難い解説ですから、「得意技」とご理解下さい。この戦略、戦術の基礎となる軍事用語をゴルフという戦いに当てはめてみると・・・

横峯さくら選手は独特のスイングですが、飛距離という武器でロングホールを2オンしてバーディ、イーグルを稼いできます。そして短いアプローチを残してパー4ではバーディを狙えるのです。「飛距離」が得意技だと思います。

藍ちゃんの場合は「集中力」でしょうか?ゾーンに入ることが上手な選手だと思います。愛嬌一杯でサービス精神満点の人ですが、やはり試合の佳境、勘所では集中が凄いですね。これが藍ちゃんの戦闘教義でしょう。飛距離ではさくらちゃんには負けていますが・・・

諸見里しのぶ選手の場合は
飛距離に優位性はない、パットが抜群でもない(特にショートパット)、日替わりでスコアが変動する、風が強い時、高低さのある時が得意ではない・・・という欠点があります。

そしてスイングは教科書通りですが時に「ポン球」という右にフケる球や引っ掛ける球がでます。

バンカーの上手さは定評がありますがこれは去年の全英対策で磨いた技量だと思います。スタッツを見ると全般的には悪くないのですが、「これぞ」というものが少ないようです。ここから諸見里しのぶ選手に必要なことは「得意技」を十分に磨いておくという事ではないかと思います。

楽々はやはり「パット」を磨く必要があると思います。ショートパットの改善こそが必要だと思います。素人がプロに対してあれこれいうのはいけませんが・・・他の選手に一目置かれる強さが必要です。

長所といえば難しい設定になれば結果を出せるのです。日本女子アマ、日本女子オープン、日本女子プロ、サロンパス、サントリーなど4日間の試合には強いですね。つまり日程が長くて、タフな設定は得意だと言えます。これは、他の選手が強いラフと難しいグリーンで困っていても諸見里しのぶ選手はその中で十分に戦えるということです。

戦闘教義として獲得すべきはこの点だと思います。難しいセッテイングになれば勝つ要素が増えるということでこれは辛ヒョンジュさんにも似ているところです。但しこの戦闘教義は全ての試合に通用はしません。バーディ合戦になるイージーセッテイングでは良い結果が出ていないということでしょう。

そんなことから、楽々は諸見里しのぶ選手には「パッティング」と「メンタル」の改善が今は一番必要ではないかと考えてしまいました。

皆さんのご意見はいかがですか?

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