【ニュースを斬る!】自分なりにニュースを考える癖をつけるトレーニング
こんにちは、まーやんです。
このたびFacebookページを開設しました!
今日のニュースは、こちらです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120923/k10015218021000.html
「ニュートリノ」や「カーボンナノチューブ」などといった
科学の用語を知っている大学生の割合が、10年前に比べて
大幅に増えていることが慶應義塾大学の調査で分かりました。
専門家は、「日本人のノーベル賞受賞などにより、
科学を身近に感じるようになったからではないか」
と分析しています。
この調査は、慶應義塾大学が10年ごとに行っていて、
文系と理系の学生それぞれ400人余りに、
さまざまな科学の用語の認知度や興味などを尋ねました。
その結果、「カーボンナノチューブ」と、「ダークマター」、
「ニュートリノ」、それに「超新星」の4つのことばについて、
「知っている」と答えた学生の割合が、文系、理系共に
10年前より20ポイント以上増加するなど、
前回も調査を行っている30の用語のうち23のことばで
認知度が上がっていました。
また、それら30の用語すべてで「興味がある」と答えた
学生の割合が増え、特に「ビッグバン」や「ブラックホール」
などといった宇宙に関する用語への関心が
高まっていることが分かりました。
調査に当たった慶應義塾大学の加藤万里子教授は、
「この10年間、日本人のノーベル賞受賞や、
宇宙飛行士の活躍がメディアに大きく取り上げられ、
科学を身近なものとして感じるようになったのだと思う。
文系の学生でも関心が高まっていて、科学を楽しむ
雰囲気が社会に根づいてきたのではいか」と話しています。
今回のニュース、
内容面で申し上げたいことはまったくないのですが、
ちょっと趣向を変えて、
「ニュースを見ながら、何を考えるか?」
というところで、まーやんなりの「ニュースの見方」を
紹介したいと思います。
もちろん、我流のノウハウなので、
突っ込みは大歓迎です。
テレビのニュース番組の多くは、
発生した事象を紹介して、その後に文化人タレントや
専門家などのコメントをつけています。
言い換えれば、単なる事実だけでなく、
その発生の原因となったことへの考察、
あるいは事実に対する「是か非か」の意見が
ごちゃ~~っと伝わってくるのが、ニュース番組。
しかし、コメントはあくまで「意見」。
事実と意見は似て非なるものなのですが、
こういったニュース番組をじーっと見ていると、
その「事実」と「意見」の区別がだんだんと
出来なくなってしまうことになります。
というわけで、と言うほどでもないですが、
僕はニュース番組を見ながら、
以下の二つのトレーニングをしています。
・「事実」と「意見」の境目を見極める
・「事実」に対して自分なりの意見を述べる
今回あげたニュースをNHKサイトから採用したのは
そういう理由があるからです。
新聞やネットニュースの記事とは違い、
放送ニュースは音で聞きながら瞬間的に
その判断をつける必要があります。
…この「瞬間的に」というのが
実に良いトレーニングになるわけです。
なお、
NHKのニュースでは、
「事実」を述べた後に「背景」を述べる、という
順序での報道をする傾向が強いです。
しかも、半可通のコメンテータをおかずに、
非常にシンプルに事実と背景をキャスターが伝えます。
さらには、色々なニュースがバランスよく配置されます。
(※あくまで民放と比較した場合、ですが)
だから、
トレーニングの素材としては非常に入門的で
うってつけなのです。
さて。
僕がニュースを聞きながら何を考えていたか。
先ほどの記事は放送の台本ですので、
それを元に再現してみたいと思います。
「ニュートリノ」や「カーボンナノチューブ」などといった
科学の用語を知っている大学生の割合が、10年前に比べて
大幅に増えていることが慶應義塾大学の調査で分かりました。
(まーやん)
ああ、ここまでは「事実」だな。
専門家は、「日本人のノーベル賞受賞などにより、
科学を身近に感じるようになったからではないか」
と分析しています。
(まーやん)
ああ、これは専門家の「意見」だな。
でもこの人の意見が合っているかどうかは、
もう少しニュースを聞かないと分からない。
ポイントは、
調査の方法が妥当だったかどうか、
どれくらい大きな増加幅だったか、
「ニュートリノ」「カーボンナノチューブ」以外に
どんなワードが取りざたされているのか、だ。
(こうやって、ニュースを聞くときに
「どこを重点的に聞くか?」を決めてます)
この調査は、慶應義塾大学が10年ごとに行っていて、
文系と理系の学生それぞれ400人余りに、
さまざまな科学の用語の認知度や興味などを尋ねました。
(まーやん)
400人?統計上の数値としては少ないんじゃ?
その結果、「カーボンナノチューブ」と、「ダークマター」、
「ニュートリノ」、それに「超新星」の4つのことばについて、
「知っている」と答えた学生の割合が、文系、理系共に
10年前より20ポイント以上増加するなど、
前回も調査を行っている30の用語のうち23のことばで
認知度が上がっていました。
(まーやん)
へえ、そんなに数字が上がってるなら、
まあ間違いないのかもなぁ。
また、それら30の用語すべてで「興味がある」と答えた
学生の割合が増え、特に「ビッグバン」や「ブラックホール」
などといった宇宙に関する用語への関心が
高まっていることが分かりました。
(まーやん)
なるほど、確かに日本人ノーベル賞に
非常に関連性のあるワードが多いしなぁ。
ほかにも宇宙関連のワードがあるということは、
日本人宇宙飛行士が増えていたりすることも背景にあるだろう。
「宇宙兄弟」なんていうマンガもあるし。
…文系でも認知度が上がっているのは、
ひとえに情報量の増加の影響だろう。
10年前にはwikipediaのようなものは
普及してはいなかったから。
調査に当たった慶應義塾大学の加藤万里子教授は、
「この10年間、日本人のノーベル賞受賞や、
宇宙飛行士の活躍がメディアに大きく取り上げられ、
科学を身近なものとして感じるようになったのだと思う。
文系の学生でも関心が高まっていて、科学を楽しむ
雰囲気が社会に根づいてきたのではいか」と話しています。
(まーやん)
さすがに「宇宙兄弟」は答として不適切だったか(笑)
でも、wikipedia等の普及は理由に入れておいてほしかった。
科学を楽しむ雰囲気、というのは
教養系のテレビ番組で色々な実験を
面白おかしくやっているということも
背景にあるんだろう。
・・・と言う感じです。
もちろんニュースは間髪いれずに流れていくので、
こんな文章の形で思考が出来上がっているわけではありません。
それができるのは
「東京大学物語」の主人公くらいでしょう(笑)
断片的に、
疑問や自分なりの答を頭に思い浮かべ、
状況が許せば、声に出してみる。
僕の場合は、食卓で目の前に座っている奥さんが
僕のつぶやきを聞いています。
自分なりにしっかりと
因果関係を推測できるようになってくれば、
ニュースのコメントは、
「へえ」と感心する対象ではなくて、
だんだんと
「そうそう、そういうことなんだよな」と
同意する対象であったり、
あるいは「いや、そうは思わないけどな」と
反論をしたくなる対象になってきます。
色々なニュースに対して、
こういうトレーニングと言うか、
習慣づけをしておくと、
僕個人としては
非常に良い思考のトレーニングに
なっているなぁと感じているので、
今回オススメしたしだいです。
難しく聞こえるかもしれませんが、
慣れればどうってことはありません。
「へえ」と思った方はぜひやってみてください。
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