こんにちは
まほろです
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築95年の夫の実家をリフォームして
行ったり来たりのニ拠点生活をしています
実家のリフォームにまつわるアレコレや
日々の暮らしで思うことを綴っています
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今週、着物の練習会がありました。
月に一度、着物好きの友達と
近所の公民館でしている着付けの会です。
私は母から譲り受けた帯を持って
出かけました。
この日は4人全員が揃って、それぞれ
子供の卒業式で着る予定の
色無地を練習しておきたいとか
新しく入手した着付け道具を試したいとか
心づもりはあったのですが・・・
4人が顔を合わせると、それぞれ
話したいことが溢れ出してしまいました。
まずは私が、ひな祭り女子会の写真を見せながら楽しかった話を聞いてもらいます。
みんな同世代の娘がいる人たち。
娘と姪の着物姿を見ながら
かわいいね〜！
若い子ってシックな色でも素敵に着こなせるよね〜！
いいねいいね、よかったね〜！あの家にぴったりだよ
と言ってくれて嬉しくなります。
ここまではよかったのですが。
次に、友人が口を開きます。
実はね、転勤が決まって一緒についていくことにしたの
その一言で、みんな固まる。
えーっ！そうなの〜⁉︎いつ？どこ？
もう着物を着るどころではなくその場に腰を下ろして話し込んでしまいました。
うん、いろいろ考えたんだけどね
と話してくれたのは
旦那さんの定年までの年数や住む場所のこと。
介護のこと。
子供達が家を出ること。孫が生まれること。
自分の仕事。
考えるなかで
子供が自立しても手を貸してあげたいと思っていたけれど
よく考えたら別に期待されているわけでもない。
子離れの時期かなあと思った。
一緒に行くのが自然だと思った。数年、新しい場所を楽しみたい。
そうなんだね。
たしかにその通りです。
親はいつまでも親の気分だけど子供だって十分大人になった。
別に手伝ってくれなくていいよ、というのが本音かもしれない。
たとえ優しさから言葉にしなかったとしても、です。
ご両親の介護には通ってくるそうなので、時々会えると聞いて安心しました。
彼女のそんな話を聞いて他のメンバーも話し始めます。
家の建て替え。
こどもの大学卒業、就職。
交際。結婚。
みんな、ここ最近でいろいろあったんだねー。
私はほとんど聴き役です。
最近は交際相手の親に挨拶に行く子が多いとか聞いてまだ経験がない私は勉強になります。
そんな話をしながら、次第に親との関係性についての話になりました。
年をとると ますます頑固になるから困るわ。
孫のことを心配し過ぎる。
親に感情をぶつけてこられて依存されていると気づいたなどなど…。
わたしも経験ありますこの世代の親は難しいのです
つくづく、50代って上の世代と下の世代にはさまれて大変だなと思います。
子供達は、変化の多い20代。80代の親たちは、これまた衰えという変化の途上です。
先回りして心配したり陰ながら気を遣ったり。
優しい私たちは、母として、娘として手を貸してあげたくなるし手助けを必要とされていることもある。
でも、境界線を意識しないと精神的に振り回されてしまいます。
自分のことだけに専念できる時代はもう一度来るのでしょうか。
時計を横目に、もう話が興味深くてだんだん着物を着るのはどうでもよくなっちゃった。
3時間ずーっと喋り通しで
結局、初めて着物を着ないで終わった練習会でした。
せっかく箪笥から出したので家に帰って置きコーデをしてみました。
母から譲り受けてまだ使っていない朱色の帯です。
ツルッとして柔らかくて
母が言うには、とても軽くて締めやすいのよ。
でも色がいかにも昭和っぽい。
そう感じるのは昭和を知っている世代だからなのかなぁ
今は一周回って、また朱色が流行ってきているとか？ホント？
紬地の絞りの模様の着物に合わせてみました。
合わせる色によって雰囲気が変わるのが絹織物の奥深さです。
先入観が邪魔をしてたかな。
写真よりも実物は思っていたよりも落ち着いた色になりました。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました
