まずは泊まってみた



築95年の夫の実家をリフォームすると決めたものの、

家は義母が生活していた頃のままの状態。


古い家は大きくて

家財道具もたくさんあって


何をどうしたら快適になるのか

どこから手をつければ良いのやら

私たちは途方に暮れていました。



そこで、まずは試しに

家族4人で泊まってみることに。


2020年8月初旬の暑い日でした。


夏休みで子供達も参加して

夕方は庭でBBQをして

みんなで布団を敷いて寝ました。


その検証の結果わかったこと。







暑くてやってられない



築95年の古民家には

残念ながらエアコンはありませんでした。


土壁の強度では重いエアコンは

設置出来ないということで

義母はずっと扇風機で暑さをしのいで

生活していました。


だからその日の私も汗だくで料理をし、

みんなでカレーの皿を持って

涼しい場所を探して移動。


増築部分のエアコンのある部屋まで行って


布団の積んである部屋の隅に

4人で正座してカレーを食べるという、

なんともシュールな光景に…。


日本の古い家は涼しくできているはずですが

物置きになっている部屋があって

風が全然通りません。



長時間いられない



今の子供達にとって(大人も)

連絡や情報検索に、ゲームに

スマホは必需品です。


オンライン授業や大学の課題にも

パソコンやタブレットは必需品。


なのにWi-Fiが無いとなると

長時間滞在できない。


息子も持ち込んだパソコンから課題を提出できなくて困りました。


Wi-Fiはもう、あって当たり前の時代ですね。



石でできた井戸と流し台




広くていいね


他にも補修が必要な場所は

いくつか見つかりましたが、


それでも家族の感想は


ここ、広くていいね〜!

のんびりできるね〜!


でした。


義母が亡くなった時、息子と娘は小学生。


それ以来

久しぶりに泊まったおばあちゃんの家は

かえって新鮮に映ったのかもしれません。


私にもこの家の古さが逆に

新しい魅力に思えてきて、


手をかけたら

すごくいい家になるかも


俄然やる気が湧いてきたのでした。



お読みいただきありがとうございます。