1つ目は、話を聞いてリフレッシュさせてあげることです。
感受性が強い子は、心が疲れやすいです。
その疲れを取るために、
お父さんお母さんは話を聞いてあげましょう。
アドバイスしたり励ましたりするのではなく、
「吐き出させる」ということが大切です。
ひたすら子どもの話を、否定することなく聞きましょう。
1日最低5分、できれば15分は時間をとってあげてください。
感受性の強いお子さんは、他の感受性の強いお子さんと比べて、
たくさんの情報をキャッチしたり、色々な感情を感じたり、
それについて、色々考えてしまったり、
その色々な思いを消化できずに苦しくなっています。
そんな時には、道山先生が書かれているように、
アドバイスしたり励ましたりせずに、吐き出させるという目的で
話を聞いてあげることが大切です。
でも、このただ、ひたすら話を聞いてあげるというのが難しいのですね。
子どもの愚痴に対して、そんなことを気にしていてはダメだなどいう
色々な思いが湧き上がってきたり、
ネガティブ発言を聞いていると、イライラしたり、不安になってしまうと、
無意識にアドバイスをしたり、話を切り上げようとしてしまい、
お子さんは、聞いてもらえたという感覚が得られないのかなと思います。
そのような対応をしていると、
お子さんは、どうせ親に話しても分かってもらえないと、
心を閉ざして、自分の話をしなくなってしまいがちです。
北海道で下宿生活をしているわが家の息子からも、
このような愚痴電話、吐き出し電話がかかってきますが、
主人は、その必要性が分かっていても、
同じことを延々と言っている息子の話を聞くのはしんどいようで、
私に、頼んだ、よろしく。と言って、その場を去っています(苦笑)
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2つ目は、一人の場所をつくってあげることです。
疲れるのは学校だけでなく、家でも同じです。
家族の表情の変化や、
夫婦喧嘩などの嫌な雰囲気も
感じ取ってしまうからです。
一人でいることで心が楽になる子もいます。
特に、男の子はこういう傾向が強いでしょう。
こういったタイプの場合、
家ではプライベート空間をつくってあげましょう。
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これも、家の雰囲気や居心地を良くして、
心の充電ができるようにすることに繋がっていますよね。
家族の中に気まずい人が居たら、家に居てもストレスから解放されないですよね。
息子が不登校になる前のわが家は、
息子が学校で困らないように、学校に行きたくないと言わないように、
本人がやりたがらない宿題をやらせたりするのに必死だったので、
息子にとっては、家も心休まらない場所だったと思いますし、
家は、愚痴を聞いてもらえる場所ではないどころか、
ストレスの原因の一つになっていたと思います。
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3つ目は、無理をさせないことです。
学校が苦手なのは、サボっているからではありません。
本当に疲れているときは、休ませるようにしましょう。
無理をさせると、さらに悪化します。
すると、長期的な不登校につながってしまう可能性があります。
1~2日休ませて、再スタートを切った方がいいでしょう。
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これは、最後のとりでになる対処方法かなと思います。
①や②のように、家の雰囲気や居心地が良くて、
愚痴を気が済むまで聞いてもらえることができたら、
ネガティブな気持ちを溜め込んで、
疲れることもあまりないのでしょうけど、
なかなか、そこまでいい環境が整っている家庭は少ないのかなと思います。
その場合は、道山先生が書かれているように、
無理をさせずに、本人が休みたいと言ってきたら、
それを受け入れてあげると、こじらせずに済むことが多いと思います。
無理をさせると、わが家の息子のように、
年単位の不登校に繋がってしまうことが多いのですね。
ですが、ここも親御さんの方に、
このまま休んで長期的な不登校になってしまったらどうしよう…
という不安があると、
お子さんが休みたいと言ってきても、それを受け入れられずに、
無理に学校に行かせるということをやってしまいがちです。
すると、子どもの方は、親は自分が苦しい時に何も分かってくれない
と心を閉ざして、親子関係が悪くなったり、
人との関わりで、心身の疲れを取る手段がなくなり、
不登校が長期化してしまいます。
敏感なお子さんに対して、この①~③の対処方法するのが、
親御さんにとって苦痛を感じるようでしたら、
親御さんのブロック解消(潜在意識のお掃除)をした方が、
お子さんに直接アプローチするよりも、効果が早く表れると思います。
応援ありがとうございました^^