小説NO.108 「命名!サラクロ!!」
真也は温かい眼差しで、この黒猫を撫でていたが、暫くして、
(はっ(・_・;)いけねぇ…、早くサラを探しにいかねぇと!)
やっと我に返った。
「にゃぁ(・ω・)?」
黒猫は不思議そうな顔で真也を見つめる。
「ワリィな、俺はサラって人を探さなきゃならねぇんだ。
お前、下まで連れてってやるから、帰りな?」
真也が黒猫にそういうと、黒猫は途端におとなしくなり、にゃーともギャーとも言わなくなった。
(こいつ、何を考えてるんだろう?…いや、考えるもクソもねぇか( ̄ー ̄;)
そして、真也は黒猫を抱いたまま、家の扉を開けると、外へと踏み出し、一階に下りた。
「さぁてと、さよならだな、黒猫さんA=´、`=)ゞちょっくらさみしけどさ。」
黒猫は、真也にそっと地面に置かれた。
真也は特に振り返ることもなく、公園の方へ歩き出した。
暫く歩くと…真也はふと、誰かの視線を感じることに気付いた。
(誰だ(-""-;)?スパイダーの奴らか?!)
バッと後ろを振り返る真也。
…しかし、ひとけは、ない。
(おかしいな…確かに視線を…感じたのに…)
「うへっ( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚!!!」
視線を下におとした真也は、思わず、びっくりして後ろに飛び退いた。
何と、さっきの黒猫がずぅーっと、ずっと、真也の後をついて歩いて
いたのだった。
「にゃぁ。」
黒猫は嬉しそうに鳴く。
「にゃぁ・・・じゃねーよ、なんだお前(笑)変なやつだなぁ…( ゚ ▽ ゚ ;)。」
真也はこの黒猫に更に愛着が湧いてきた。
「よっしゃ、お前の名前、サラクロな!
お前にもサラ探し、手伝ってもらうぜ?いいな!」
「にゃんにゃーにゃぁ(*^_^*)」
サラクロはそんな鳴き声を出したかとおもうと、真也のジーンズを引っ張ってから、先に立って、
前を走り出した。
(ん(・_・;)?これって…。着いて来いってことかな?)
真也はふと、そう感じた。
「サラクロ~!お前、速いってばヽ(;´Д`)ノ!もうちょいゆっくり頼むぜ!」
夕陽の方に向かって走る、サラクロを追い掛けて行った。
「だから、あなたも生きぬいて」
みんな、覚えてるかな?
この本、かなり話題になったよね。
わたしも、出てすぐ読んだな、昔。
「だから、あなたも生きぬいて」
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当時。これをよんだときはさ、私はただただ、「この人スゴイや・・・」ってくらいにしか思ってなかった。
悲しい部分だけ、自分と重ねたりしてね。勝手に「勇気をもらった気」になっていたんだ。
子供だったし、それはそれでいいんだろうけどね。
で、こないだ帰省したときに、もう一度、読み直したんだ。
感じ方、全然違ってた。
まず。彼女の表情からして、違って見えた。
「哀しみの影を残しつつも頑張って行こう。」
それが、ひしひしと伝わってきた。表紙の写真なんて、変わらないのに。変わったのは、ジブンなのか・・・?
わたしの小学校もイジメがひどくて、結構重なる部分があったんだけどね?
昔はいじめられてる大平さんを、友達や自分に。置き換えて、考えてた。
でも今は、いじめや極妻を経験し、弁護士にまでなった彼女を、誰にも置き換えることなく。
「大平さん」として・・・
ひとりの波乱万丈を乗り越えた、「人」として・・・尊敬して読んでいたよ。
みんなは、読んだことあるのかな?
もしよんでなかったら、一度読むと、いいと思う。
ホント、人生ひとそれぞれ・・・。 だね。 そこがいいんだ。
幼いころ読んだ本をさ、今になって読みなおすって、結構いいかもしれない。
そう思ったんだ。
~チャック・チャック♪チャックをジーコジコ。♪~
ブログネタ:「チャックがあいてるよ」って教えてあげる? 参加中
小説NO.107 「真也の過去」~後編~
高校生になる歳になったが、真也の家には金がなかった。
しかし真也は高校には行きたかった。
理由は・・・真也、本人にもわからなかった。
(ギャングには、寿命がある。)
心の中で、それがわかっていたのかもしれない。
高校一年、15歳のとき、真也は何と、「スパイダー」のリーダーになった。
真也の気分は、最高だった。
(もう、俺に逆らうものはいねぇ( ̄ー ̄))
毎日煙草を吸い、バイクを走らせ、そこらじゅうの壁にスプレーで文字や絵を描いた。
仲間たちは、シンナーに酔いながら、それを楽しんでいた。
しかし真也は…シンナーには決して手を出さなかった。
「酒乱の父親の姿」と、「シンナーに酔う仲間の姿」が被ったからだ。
真也が高校二年になったとき、(つまり今)
とある中学から、目つきからして危なそうな、そんな少年が「スパイダー」に入ってきた。
これまで真也にヘコヘコしていた仲間たちの態度は一転した。
彼等は、服従する相手を変えたのだった。
親父が名の通るヤクザで、ナイフなどを常時数本持ち歩く「この少年」に…。
こういった世界では、それは、リーダー争いをしなければならないことを、意味している。
「ちょっとお前、顔かせや( ̄へ  ̄ 凸」
真也は内心冷や汗をかきながらも、ある日その少年に声をかけた。
「いいんすかぁ?・・・死にますよ、リーダーさん♪」
少年はロレツの回らない口調でそう言うと、いきなり真也の急所に、蹴りを入れた。
「て…てめっ・・・(;°皿°)」
もがく真也。
(動けねぇ、ヤバイ、殺されちまう…)
後のことはもう、記憶にない。
気付いたら真也は、救急車で病院に運ばれていたからだ。
「殴る、蹴るを何100回も、繰り返されていますね。
しかもパイプのようなものでスネを殴られているね。複雑骨折だ。
内臓も破裂寸前だったよ。
・・・助かったのが奇跡です( ̄ヘ ̄)」
医者には、冷たくこう言われた。
真也が思っていた「ギャングでいられる寿命」…。
それはあまりにも突然、そして絆のカケラさえも無く、
あっさりと時を迎えたのであった。
朱音に出逢ったときに、骨折をしており、杖をついていた理由。
そして、ルースに治してもらった骨折は、このときのものだったのだ。
「スパイダー」のレッテルを剥がした真也。
そして、ルースの生まれ変わりでもある、真也。
彼は今、新たな道をあるきだそうとしているのである・・・。
アシュリーちゃん
人間ってさ。
生きてる長さだけ、が問題じゃない、気がするんだ。
もちろん、
長く生きてなきゃ、わからないことが。沢山。わたしも、高齢者を尊敬するよ。
でもね。
…長く生きればスゴイってもんでもない。
そう、思うんだ。
アシュリーちゃんって知ってる?
彼女、うまれつき短い命を・・・
砂時計のようなときを・・・・・歩んでる。
「プロジェリア」っていう、病気なんだよね。
1年でカラダは10歳分、そだっちゃうんだ。
つまり、衰える…。どんどんと・・・。
彼女が12歳(だっけな)のときの、セリフ。すごいんだよね。
何もなく、100年生きていても、言えないんじゃないかなって。
思ったよ。
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『わたしは病気だけど、生まれかわっても、わたしでいたいのよ。
わたしは不幸だなんて思ったことがない。』
って。たしか、そんなニュアンスだったかな。
12歳で。カラダは120歳…。今は、14歳になっているアシュリーちゃん。
アシュリーちゃん。
キミはいま、どうしてるんだろう?
散歩、まだできるのかな?
TV越しでしか、会ったことのない、アシュリーちゃん。
ねぇ、わたしはさ。いくつになっても、あなたには及ばないよ。
でも、できることはある。
5体満足のからだに。感謝すること、だね。
そして、愛をもつこと。・・・わたしにも、できること。






