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まだ?いまだ!神戸ニニンガ日誌

何の役にも立たないが、特段面白い訳でもない。ましてや間違っても何かの為になど毛頭ならぬこと十全に請合う。勿論誰がどうみても上品であるはずもなく、履歴書に読者と書けば間違いなく不利となる。有閑男が白昼夢で口走る400字の戯言寝言放談放屁。それが神戸ニニンガ日誌

「神戸ニニンガ日誌」(第3,523号)

○ラジオで言葉によるジェネレーションギャップ。「レオナルド熊」を若女が知らなかったことがきっかけだ。

 

○【昭和編】「アンチョコ」(参考書)、「イタメシ」(イタリア料理)、「三高」(学歴・身長・年収が高い)、「社会の窓」(ズボンのチャック)、「カマトト」(無邪気に見せかけること)。
 

○おっちゃん(私)にたいへん分かりにくいのは【平成編】だ。「逆パカ」(折りたたみ携帯を逆に折られること)、「フロリダ」(風呂に入るので作業を離脱すること)、「ぬるぽ」(がっかり、脱力)、「ビレゾン」(微粒子レベルで存在する。確率がゼロとは言い切れないこと)唯一「バリサン」(携帯の受信状態)だけが分かった。

 

○【令和編】になると全滅だ。「おしゃピク」(お洒落なピクニック)、「キャパい」(キャパシティオーバー)、「てーてー」(尊い)、「ホカンス」(ホテルでバカンス)、「全通」(複数回公演されるライブに全部行くこと)。

 

○おっちゃんはアンチョコがないとカマトトもできないし、若者にぬるぽされてもこっちはキャパいので仕方ない。合うてるか?

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,522号)

○西宮市の仁川百合野町にある「地すべり資料館」に行く。バスで到着すると、兵庫県砂防ボランティア協会の方々が出迎えてくださった。

 

○この場所は30年前の阪神・淡路大震災時に大規模な地すべりが発生し、家屋13戸が倒壊し、34人が死亡した。斜面が百mにわたって崩落したという。

 

○館内では協会・Hさんの防災学習を受講した。斜面の災害には「土石流」「崖崩れ」「地すべり」の三種がある。堰堤(えんてい)や擁壁(ようへき)、柵などのハード対策は有効であるが「限界もある」と。想定外の規模ではその構造物を越えて崩落する。

 

○昨年の能登半島地震でも珠洲市で土砂災害が起こった。当該区域に住んでいる人でも土砂災害の認識があった人の割合は2割以下であった。

 

○風水害被害での犠牲者数は屋内・屋外でほぼ同数であるが、土砂災害被害の8割は屋内で犠牲となる。土砂の速度は速いので、土砂が動き始めてからの避難は間に合わないという。平素の意識と日常の備えが生死を分ける。

 

○兵庫県内には土砂災害警戒区域が2万箇所以上あり、整備率は3割に留まる。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,521号)
 

○「そこまで言って委員会」で知ったのだが、3年前の放火事件で罪に問われていた被告が無罪となった。この事件で男女2人が亡くなっている。要は放火殺人事件である。

 

○だが、取り調べ中に「住宅内で殺人が行われていた」や「次は自分がやられる」などの供述で、刑事責任能力が争点となった。鑑定の結果、検察は「責任能力があった」とし、弁護側は「心神喪失だった」と主張。結果、地裁は無罪判決をした。

 

○ネット等で何故無罪なのか、という疑問が上がっている。あまつさえ、被告本人が無罪を聞いて「おかしい、2人の命を奪っているんですよ」と泣き崩れたという。本人が「おかしい」と言っても無罪判決は覆らない。加害者が無罪判決を否定するのは前代未聞だ。

 

○適用されたのは刑法39条。「心神喪失者の行為は罰しない」とある。そういう状態では「処罰しても仕方ない」という考え方が基本にあるという。

 

○明治時代に整えられた法が令和に沿うかどうか。責任能力が無いとしても、殺人を犯した人に再犯の恐れがないとは限らない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,520号)
 

○2022年4月に起こった知床遊覧船沈没事故公判のニュースを受け、小縣雄介アナが「この国全体にプロフェッショナルが減っている」と言う。

 

○2020年に入社した船長は水上バスの経験はあるが、知床での経験は浅かった。しかし翌年には船長となった。事故で船長も亡くなり、運行会社社長の責任が問われている。

 

○人を乗せるもので言うと、ライドシェアではタクシー乗務員のように二種免許無しでドライバーになれる。航空機も格安の値段だけを見ると「本当に安全か」と思ってしまう。一方で工事の現場などでの特殊車両の操縦は免許も要るし、高い操作性が求められるので素人の出る幕はない。

 

○コンビニなどでは諸国の外国人の方々が店員になっている。これもアマチュアと言えばアマチュアであるが、現場に於ける命の危険度はほぼないので、勤めることができる。

 

○1987年、精神分析学の岸田秀は『嫉妬の時代』を著した。嫉妬心が時代を動かしているのではないか、と当時の事件から考察した。

 

○それに倣うと今は「ごっこの時代」か。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,519号)
 

○吉田修一の『国宝』を読んだ。私は朝日新聞の連載当初読んでいたが、比較的早い時点で挫折した。小説らしからぬ「です/ます」「ございます」という文体についていけなかった。

 

○今、読み返してみるとその「○○でございます」が、見事に狂言回しというか、物語そのものを舞台化して進めていく役割をしており、読者が座内の一観客となる喜びも感じた。

 

○吉田修一は中村鴈治郎の許可を得て「黒衣」として歌舞伎座に出入りした。初対面で「黒衣を着ていたら、舞台裏にいても目立たないから、黒衣をつくってやるよ」と言われたという。

 

○そのように歌舞伎の「中の人」となって取材も重ねなければこの作品は出来上がらなかった。映画だけでは分からない魅力がこの原作にはある。

 

○あまつさえ、書籍は電子版や愛蔵版を入れて200万部を超えた。10万部で「ベストセラー」と呼ぶ業界では驚異の数字である。

 

○しかし映画の動員数は1,000万人を超えている。映画を見た人が全員原作を買えば1,000万部超えの大ベストセラーになる。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,518号)

○2025年の新語・流行語大賞のノミネート語が発表された。昨年の授賞語は「ふてほど」で、その前は「アレ」。その前が「村神様」であった。

 

○意味の分かるものと分からないものがある。分かるものは「オールドメディア」「企業風土」「教皇選挙」「緊急銃猟|クマ被害」「国宝(観た)」「古古古米」「トランプ関税」「卒業証書19・2秒」「7月5日」「戦後80年|昭和100年」「チャッピー」「二季」「ミャクミャク」「ほいたらね」「働いて×5|女性首相」「物価高」「麻辣湯」「薬膳」「ぬい活」「フリーランス保護法」

 

○何となく分かるものが「ビジュイイじゃん」「平成女児」「おてつたび」「リカバリーウェア」だ。

 

○意味の分からないものが6つある。「ラブブ」(アニメ?)「ひょうろく」(アニメ?)「長袖をください」(勝手に着ろよ)「チョコミントよりもあ・な・た」(映画?)「オンカジ」(ファッション?)

 

○そして最大の問題は「エッホエッホ」だ。お猿の駕籠屋は「エッサッサ」で、人間の駕籠屋は「エッサホイサ」だ。新手の呼吸法か。嗚呼、全く分からない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,517号)

○新聞によりますと、昨日行われた茨城県神栖市の市長選挙で、現職の石田進氏と新人の木内敏之氏の得票が1万6724票で同数となり、くじ引きで木内氏が当選した。

 

○得票が同数の場合はくじ引きということになっている。まず、くじを引く順番を決める予備抽選のあとに本抽選をするらしい。予備抽選をどちらが先に引くかの抽選は要らないのか。

 

○本抽選では若い数字を引いた方が当選となるらしい。石田氏には「2」が鬼門になった。「だから予備抽選をどっちが先にするかの予予備抽選をして呉れっつーたろーがっ!」等と暴れることなく幕は閉じた。

 

○神栖市の人口は9万3388人で、有権者数は7万6130人。投票率44%で3万3667票あり、無効の219票を引いた3万3448票が真っ二つに割れた。投票率が過去最低だったことで「あと一人投票していれば」という意見があるが、それはアフターフェスティバル、あとの祭りだ。

 

○無効票の中に白紙や自分の名前を書いたものを除き紛らわしいものはなかったのか。「右田」や「本内」はなかったのか。

 

○今はそれが見たくて仕方がない。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,516号)

  【金曜日は過去の号を再録します】

○私は毎晩自作詩「ありがとう、お酒の神さん」を斉唱してから眠ることにしている。

 

○お酒の神様。今日もお酒を楽しく、そして美味しく飲ましてくださりました。いつもありがとうございます。楽しくお酒を飲むことができ、本当にうれしいです。

 

○疲れた身体、悲しいこと、辛い思い、出会いと別れ、本当に痛い日々の連続。お酒の神様はそんな私に、優しく、厳しく、そして包み込むように乾いた心に沁みる、柔らかいうるおいを与えてくださいます。

 

○病んだ心ではお酒は美味しくありません。酔いたいお酒では酔えません。神様はそんな私の心を読み、司っておられます。

 

○おぉ、お酒の神よ。神様よ。もしもし神よ神さんよ。世界の内に私ほど、お酒の好きな者はない。どうしてこんなに旨いのか。

 

○そうだ、お酒の神様じゃなくて、もっと親しみを込めて「お酒の神さん」と呼んでもいいですかねぇ。刑事コロンボも言ってました。「ウチのカミさんがね」って。

 

○お酒の神さん、改めてありがとう。そして、できれば明日も、あさっても美味しいお酒を飲ませてくださいませね。

 

○美味しいお酒のためには一所懸命働きます。前向きに勉強します。皆と楽しく前進します。そして明るい明日を創ります。

 

○飲んで飲んで飲まれて飲んで。お酒の神さん、重ね重ね、ありがとう。飲んで飲み潰れて寝むるまで飲んで。お酒の神さん、いつもいつもありがとう。

 

○やがて男は静かに寝むります。やがて女も静かに寝むります。ほんとうに、ありがとうございます、お酒の神さん。

 

○お酒の神様に愛を込めて。アーメンソーメンひやソーメン。(2015年9月8日号) 

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,515号)

○本を読む。本は紙を束ねて冊子状にし、そこの活字を読むものだ。昨今、デジタル化が進み、本が読まれなくなったという。実際に2013年をピークに出版点数が減り続けている。新聞も2008年に世帯あたり部数が1を割り、現在は1世帯あたり0.4部である。

 

○事程左様に本はぐんぐん読まれなくなっているが、さのみ今更驚くこともない。電車内では犬もお玉もスマホスマホである。天邪鬼で意固地で反体制派な私は電車内でも新聞や本を読む。本は兎も角、新聞を広げているのは私だけだ。

 

○私は何故本を読むのか。理由のひとつは成人するまでほぼ何も読まずにいたことの反省と劣等感だ。そして裸眼でも文字が読める老眼であること。理由のもうひとつは「独り」になれることだ。スマホは独り感が薄い。私は独りになりたいんだ。私を独りにしておくれ。

 

○私もかつて定期購読していた「日本古書通信」が年内で終刊するという。遂に終わるのか。あの古書目録は宝探し的な喜びに満ちていた。今は定期購読者ではないが、たいへんに寂しい。

 

○9日まで読書週間。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。

「神戸ニニンガ日誌」(第3,514号)
 

○音楽チャートで有名なあのビルボードが、読まれている本の「ブックチャート」を6日から開始する。通常は今何がどれだけ売れているかなどで示されるが、ここではリアルやネット書店の売上に加えて図書館貸出数・閲覧数や電子書籍のダウンロード数も指標に加わる。

 

○噂によると、文芸やカルチャー、漫画やエコノミーといった分野別のチャートに加えて「昭和以前」「平成」「令和」など出版年代毎のチャートも発表するらしい。

 

○椎名誠が初代編集長の『本の雑誌』では時折「オールタイムベスト」という、時代に関係なく良かった本を紹介していた。今から考えると現代の「ブックチャート」に近いことを昭和時代に開始していたのだ。「ブックチャート」では20位までは情報が無償提供され、月額300円で100位まで閲覧できるらしい。

 

○「読む」ことが多様化した現代に、改めて「本」が面白いことを伝える機会にもなる。記事には「既刊本が再注目されたり、復刊されたりすることもあるかも」と書いてあった。どんな本がランクされるのだろうか。

ⓜⓐⓓⓐⓘⓜⓐⓓⓐ まだいまだ。