23回ワインを楽しむ会を開催しました。ヨーロッパでロゼワインが流行り続けているのは何故か考えながら、色々なフランスロゼワインと食事を楽しみました。


1. 開催場所:
講師の雑記

北浜にあるレスプリ・ドゥ・クー・ドゥ・フランスhttp://www.coeur-de-france.jp/cdf/  


2. 食事メニュー:

徳島より新人参のムースリーヌとタスマニアサーモンマリネ

フォアグラのなめらかフラン

淡路島からの鮮魚のパイ包み焼き

佐賀牛ホホ肉のやわらか煮こみ赤ワイン風味

デザート盛り合わせ

コーヒー


3. 提供ワイン:
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(1) Champagne rosé brut NV, Bauser
(2) Côtes de Provence rosé 2008, Château Les Valentines

(3) Beaujolais Villages rosé 2007, Domaine Joël Rochette

(4) Bordeaux Clairet 2009, Château Parenchère

(5) Marsannay rosé 2008, Domaine Bruno Clair

(6) Collioure rosé 2005, Domaine du Mas Blanc

(7) Tavel 2007, E. Guigal


(8) Rosé d’Anjou 2008, Sauvion 


4. アンケート結果

《一番気に入ったワインを1つだけ選ぶ。》

(1)5票、 (2)6票、 (4)-1票、 

(5)-4票、 (7)2


講師の雑記 (2)のプロヴァンス・ロゼが(1)のシャンパーニュ・ロゼを抑えて一番人気でした。ほのかな風味がロゼの感じに合ったと思います。

(7)のタヴェルは貫禄がありましたが票が思ったより伸びませんでした。

(6)のコリュール・ロゼはマルサネとタヴェルに挟まれて苦戦したと思います。

(3)ボージョレ・ヴィラージュ・ロゼは、一番の票を獲得できませんでしたが、2番目に気に入ったワインに入る可能性があるものでした。

(4)ボルドー・ロゼはアルコール14%でちょっとバランスを崩していたかなと思います。

(5)のマルサネ・ロゼが心地よい酸味を持ったバランスの良さで票を獲得しました。


兎に角、参加された皆さんは、フランスロゼワインの多様性を認識し楽しまれたと思います。

(1)のシャンパーニュ・ロゼと(7)のロゼ・ダンジュを除外して選択してもらった方が良 かったかなと思っています。


5. 出席者感想の一部:(原文のまま)

(1) ロゼワインをこれだけの種類味わう機会は初めてで、とても興味深い会でした。

(2) はじめて、こんなに沢山のロゼをいただいたのは。勿論No.1(1)で初めて味わせていただき最高でした。(3)のガメイは私としてはいただくとくせになりそうではまりそうです。が、ロゼとしていただくのは(5)が美味しく思いました。メニューの牛肉の柔らかなワイン煮込みには(7)が美味しくお料理に合い美味しく頂きました。珍しい楽しい体験を今回もさせていただきました。

(3) (1)シャンパーニュは別格、他は(5)マルサネがgood。ワイン単独では(7)タヴェルがbest

(4) 何故いまロゼなのですか?恐らくタンニンが少なく口当たりが良い割りにブドウの持っている酸味、香味、味わいの深さが維持されているからでしょうね。ハマリそうです。

(5) ロゼワインと言ってもいろんな種類があり、選んだ(5)は時間が経過するごとに味も変わり、香りも良く選ばせてもらいました。(2)も香りが良いのが印象的でした。日本ではロゼワインが一くくりのイメージが強いですが、飲み比べてみるとさまざまな特徴あり、時間とともに人気が出てくるのではないかと思います。






山信商事の試飲会に行ってきました。「原酒から利くシャンパーニュ~マイィ・グランクリュ」というセミナーがあり、シャンパーニュ・マイィ・グラン・クリュChampagne Mailly Grand Cru 4種類のシャンパーニュと3種類の原酒ワインのテイスティングをするという大変ユニークで有益なものでした。http://www.oenon.jp/mailly/index.html  


講師の雑記 マイィ社 http://www.champagne-mailly.com/  の経営責任者ジャン・フランソワ・プレオ
Jean-François PRÉAU氏と醸造責任者エルヴェ・ダンタンHervé DANTAN氏の二人が説明をしましたが、最初に「この様な原酒の試飲するのは、普通はシャンパーニュのマイィ社を訪問しないと経験できない」との話がありました。


1.格付けクリュの村は全部で319あり、そのうち、グラン・クリュは17、プルミエ・クリュは44、その他が258ある。


2.マイィ社は、モンターニュ・ド・ランスMontagne de Reims100% cruの村マイィMailly-Champagneにあり、このマイイ村のグラン・クリュのピノ・ノワールとシャルドネのみ(ピノ・ムニエは使用しない)から年間50万本を販売している。81名の生産農家と提携していて、醸造所を囲む70haのぶどう畑から直ぐに運び込まれるなどの特徴がある。


37種類の生産品目の内、下記4種類のテイスティングをしました。

(1) Brut Reserve:ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%

(2) Extra Brut:ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%、ドサージュ無し。

(3) Blanc de Noir:ピノ・ノワール100%

(4) L’Intemporelle 2005 ピノ・ノワール60%、シャルドネ40%


(2)のドサージュ無しは、バランスが完璧でないと造れない難しいものと思いますが、5年熟成で柔らかな味にした、通向きに造ったと説明がありました。

(4)はさすがに気品と貫禄があり余韻も長く素晴らしいものでした。

4つに共通しているものは、華やかさというより、ボディがあり品格を感じさせるので、シャンパーニュをある程度飲んで知っている人向きに特に売りやすいのではないかと思いました。


43種類の原酒ワインのテイスティングでは、(1)シャルドネ2009Les Coutures(区画畑名)(2)ピノ・ノワール2009 Les Crayats(3)ピノ・ノワール2000でした。


全て、酸が強いな、ワインとして飲んだら美味しくないなというのが第一印象でした。説明によればマイィ社が仕入れるぶどうの畑は北向きでぶどうがゆっくり成熟するので酸が落ちないことがシャンパーニュにとっては長い熟成をさせるためには大変良い影響を与えているとのことでした。このような原酒を10年物まで480区画のものをリザーブしているそうです。これらをブレンドして毎年同じ味わいを造る感覚と能力を持った人は凄いなと思いました。原酒とシャンパーニュを飲み比べましたが、私にはとても風味の関連性が分かりませんでした。





私のサイトにもリンクしている芦屋にある酒屋さんです。社長以下5人がワインアドバイザーを既に取得している上に、一昨年、昨年と一人ずつシニア・ワインアドバイザーに合格してきました。


今年も3人目がシニア・ワインアドバイザーに合格しました。先輩二人の一発合格で、さぞプレッシャーを感じて受験したと思いますが、立派なものです。心からお祝いいたします。


全員がこの店生え抜きの社員として、全ての資格を、それも全員一発合格で、取得してきました。(資格持ちを採用したのではないということです)


お客に的確にワインをアドバイスできることは勿論のこと、店の一室をセミナールームにして、関西地区で、ワインとワイン文化紹介の発信源になるべく努力している店です。


是非一度この店のサイトhttp://www.century-jp.com/  を覗いてみてください。


シニア・ワインアドバイザーの3人

講師の雑記
(右から)


総支配人、古河大典さん(昨年取得)

店長、中熊知一さん(今年取得)

営業本部長、藤原琢也さん(一昨年取得)



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4月17日にこの日記に既に書きました毎日文化センター(大阪梅田)で開催される新講座「ワインをもっと楽しむ」の案内記事が、4月22日付毎日新聞夕刊に載りました。


この文化センターでは私がワイン受験講座を持っていますが、今回は受験用という堅い話ではなく、一般の方にワインをおいしく飲める発見をしていただけるような楽しい講座にしたいと思っております。


お友達お誘いあわせのうえご参加ください。













 ― 前回(2)からの続き ―


. 出席者の感想:いつも以上に沢山の感想をいただきました。いくつかを選んで-原文のまま-ご紹介します。


(1) ポルトガルと聞けばカステラ、コンペイ糖のイメージでしたが、ポートやマデイラを初めていただきワインの国であることに気づきました。


(2) 食後酒でいただいたデザート、ゆったりとした時を楽しめました。最後にいただいたマデイラは最近いただいた内では最高でした。幸せ!


(3) 毎回ながら珍しい普段飲まないワインをいただくだけで幸せです。有難うございました。


(4) 白ワインは全体にスペインを思わせる軽快でカジュアルなイメージがありました。赤のDãoの第一印象は凝縮感、チョコレートの香り、血の香り、タンニンは中程度でした。時間の経過と共にタンニンも力強くなり、心地よい酸味を感じました。今日のワインの中では一番エレガントな印象でした。興味があったのはフォーティファイドワインですが、甘口のワインと種類の豊富なデザートはぴったりでした。中でもラジド1999は初めて味わう風味でキリッとドライ、初めて香る香りで衝撃的でした。


(5) 生まれて初めてのポルトガルワイン&お料理でした。期待通りお料理は素朴で、やさしく、日本人にはとても懐かしいような印象です。デザートも思ったほど甘くなく、特にライス・プディングでしょうか、美味しかったです。ワインはフルーティで、フローラルな香り、少し苦味が残るタイプのも、また面白く、特に飲みにくいのはありませんでした。最後の3本は確かにアルコール度が高いので少しずつ、なめるように?いただきましたが、最後のワインは持って帰ってゆっくりと味わいたいと思いました。毎回いろんな発見があり、あらためてワインの深さ、難しさ、楽しさを体験させていただき、感謝しています。ありがとうございました。


(6) ポートワイン(注:フォーティファイドワイン?)を飲み比べるのは初めてで興味を持ちました。No.10 は梅酒のような、No.9 はドライシェリーのような。白はNo.4 、赤のNo.6は肉料理もしくはチョコレートでも。No.7は経験の乏しい私にとっては初めて味わった赤ワインでした。肉ではなく、チーズorもう少し軽い揚げ物(?)に合うかな? No.7 に合う料理(日本料理?)を見つけたいと思いました。楽しく珍しい体験を有難うございました。


 -終わり-

 ― 前回(1)より続く ―


2. ワイン ワイン輸入販売業者木下インターナショナルhttp://www.kinoshita-intl.co.jp/  の協力を得て、同社の輸入するポルトガルワインを揃えました。


(1) Sparkling Maria Gomes NV, Beiras, Luis Pato

(2) Gatão Vinho Verde 2007, Vinho Verde, Vinhos Borges

(3) Tamara White 2007, Ribatejo, Falua

(4) Vinhas Velhas White 2007, Beiras, Luis Pato

(5) Eto Carta 2007, Douro, Niepoort

(6) Red Reserva 2003, DãoQuinta dos Roques

(7) Marqués de Borba Red 2007, Alentejo, Joãn Portugal Ramos

(8) Late Botteld Vintage Port 2004, Porto, Niepoort

(9) Lajido 1999, Açores, Cooperativa Vitivinicola da Ila do Pico

(10)  Madeira Malvasia 10 years old, Madeira, Vinhos Barbeito


講師の雑記 講師の雑記

3. アンケート結果


(1) 自分で美味しかったと思うワインを2つ選択。

(3)-1、(4)8

(6)5(7)4

(8)6(9)2(10)8


  (2) 一番興味を持ったワインを1つ選択。

    (6)2(7)2

    (8)3(9)1(10)9


順番に飲んでいくとどうしても高価なワインが得票する傾向にありますが、今回は参加者の皆さんは価格に関係なくご自分の感覚で選ばれたと思います。

白ワインでは一番しっかりした味わいで複雑性とバランスの良さで(4)に人気が集まりました。

赤ワインでは(6)(7)が均衡しました。どちらもバランスの良さで飲み易いワインで、好みの差が出たと思います。

最後の3つの酒精強化ワインの印象が強かったようです。ポートとマデイラは好みが別れました。

総合するとマデイラワインが一番人気でした。バルベイト社マデイラのエレガントな味わいの良さを再認識しました。ポルトガル独特の4種類のデザートとのマッチングが楽しめたことも得票を伸ばした原因の1つと思います。


― 次回(3)に続く ―

ワインと食事を楽しむ会第22回を掲題のテーマで開催しました。


講師の雑記 講師の雑記




開催場所は、大阪のアメリカ総領事館の隣にある、大阪で唯一のポルトガル料理レストラン「ポルトガリア」www.portugalia.jp です。オーナーのエドワルド・ミラ・バティスタEduardo Mira Batista氏より、「東京には何軒かポルトガルレストランがあるが、大阪では1つだけである。それらの中で、シェフがポルトガル人なのはこの店だけである。料理は敢えてポルトガル現地の味付けにしてある。」と説明がありました


出席の皆さんの殆どがポルトガルの料理もワインも始めての経験でしたが、いつになく会話が弾みポルトガルの新発見を楽しまれたようです。お米料理まで入ったポルトガルのフルコース料理と殆どのワイン産地を網羅した10種類のワインと、食事前の30分のセミナーとで少しでもポルトガルを知って興味を持っていただくことができたなら初期の目的を達成したといえます。


当日お話しし忘れましたが、ポルトガルの漢字は、「葡萄牙」です。牙は、「天子や将軍の旗。またその旗の立っている陣営。(牙城)」という意味があります。どうしてこれがポルトガルという字になったのか大変興味を惹きますが、まだ調べていません。



1.  料理

前菜=バカリャウのコロッケ

   海老の冷製クリームプディング

   ミートパイ

魚料理=海の幸のカタプラーナ

肉料理=鶏のプーカラ()煮込み

お米料理=鴨のオーブン焼きご飯

デザート

コーヒー


講師の雑記-前菜 講師の雑記-魚料理


講師の雑記-魚料理 講師の雑記-肉料理


講師の雑記-お米料理 講師の雑記-デザート


― 次回に続く―






講師の雑記
現在私がワイン受験講座を持っている大阪、梅田の毎日文化センターで
6月より3カ月間『ワインをもっと楽しむ』というタイトルで新講座を開くことになりました。


「ワインの知識がちょっと増えることで、今まで以上にワインを楽しめる。」ということを知ってもらうための、気軽にご参加していただける講座です。


概要を下記します。受講を是非ご検討ください。お知り合いにもお勧めください。


受講受付は、毎日文化センター 

電話06:6346-8700

ファックス:06-6346-8703

E-mail: info@maibun.co.jp

(大阪市北区梅田3-4-5毎日新聞ビル2階

URL: http://www.maibun.co.jp/


開講日:平成22年65()より第1・第3土曜日

開講時間15301730


カリキュラム


1 65()

「ワインをもっと美味しく飲むための知識&基本的なワインのテイスティング」



【現在日本が輸入しているワインの輸出国は、量の多い順にフランス、イタリア、チリです。そこで第2講~第5講でこれらの国のワインを学びます】


2 619()

「フランスワインの概論(1)&フランスの白ワインテイスティング」


3 73()

「フランスワインの概論(2)&フランスの赤ワインテイスティング」


4 717()

「イタリアワインの概論&イタリアワインテイスティング」


5 87()

「チリワインの概論&チリワインのテイスティング」



【数年前からヨーロッパ他、アメリカなどでロゼワインがはやってきています。この流行を先取りしてロゼワインの知識を深めます】


6 821()

「ロゼワインの概論&フランスロゼワインテイスティング」



毎回4種類のワイン、合計24種類のワインをテイスティングします。


受講料30,900(6)ワイン代含む

(テキスト1,000) 上の写真はテキストの表紙です。















木下インターナショナルhttp://www.kinoshita-intl.co.jp/ の試飲会に行ってきました。


講師の雑記 1422年から22代続くワイン造りの家系、南部ローヌのドメーヌ・サラダンDomaine Saladinに興味を持ち、ブースに居たオーナー長女マリー・ローランスMarie-Laurence Saladin嬢に話を聞きました。


彼女はぶどう栽培と醸造を担当し、販売を担当する妹のエリザベットElisabethと一緒にオーナーである父親ルイLiїのワイナリーを運営しています。


講師の雑記 畑は、南部ローヌの北端サン・マルセル・ダルディシュSt. Marcel d’Ardeche18haで初めから無農薬栽培を続けているのにそれを前面に出していない所が気に入りました。7種類のワインを試飲しましたがいずれもくせのないナチュラルな味わいで好感が持てました。

それぞれのワインの名前がユニークで、家族経営の温かさを感じるものでした。




http://www.kinoshita-intl.co.jp/wine_france/saladin.html  

1.ペル・エル・ブランPer El Blanc 2008

  AOCコートー・デュ・ローヌ・ヴィラージュ:

マルサンヌ、クレレット・ロゼ、ヴィオニエ、ブールブーラン、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・ロゼ

  Per El = for herとは、ローランス姉妹の母親に対する名前だそうです。


2.トラララTralala! 2007

 AOCコート・デュ・ローヌ・ロゼ:

 サンソー60%、グルナッシュ20%、シラー10%、カリニャン5%、クレレット・ロゼ5%

 Tralala = トラララ(喜びの表現)


3.ルイ・ルージュLiї Rouge 2006

  AOCコート・デュ・ローヌ・ルージュ:

  グルナッシュ70%、シラー15%、カリニャン10%、ブールブーラン5%

  Liї = ローランス姉妹の父親の名前


4.ポール・ルージュPaul Rouge 2007

  AOCコート・デュ・ローヌ

  グルナッシュ90%、クレレット・ロゼ10%

  Paul  ローランス姉妹の父親の兄(伯父)の名前。

  サラダン家は代々長男が継いできたが、長男のポール氏に子供が居ないため次男のルイ氏がポール氏の12haを譲り受け、自分の6haと合わせて18haの畑を所有している。このワインはポール氏が所有していた畑のぶどうから造った。


5.ファン・デ・リュンヌFan de Luné 2008

  ムールヴェドル40%、グルナッシュ30%、シラー30%

  AOCコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ:

  Fan dé Lune = うれしくてびっくりする


6.オー・ブリサンHaut Brissan Rouge 2006

  ヴァン・ド・ターブル

  グルナッシュ100% 

  Haut Brissan  北側の畑名


7.シャヴェイロンChaveyron 1422 Rouge 2006

  ヴァン・ド・ターブル

  シラー95%、ヴィオニエ5%

  Chaveyron 南側の畑名で1422年から存在する。

ところで6と7のワインがヴァン・ド・ターブルです。グルナッシュ100%とかシラー50%、ヴィオニエ5%など面白い品種の使用と思いますがAOCになっていません。AOC規定に合わないのが理由だそうです。ソムリエ協会教本で、AOCコート・デュ・ローヌとAOCコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュの品種規定を調べましたが、その規定に合わなくてもAOCになっているものもあり、結局良く分かりません。

フランス大使館経済部主催の「フレンチ・スパークリング・ワイン試飲商談会」に行ってきました。日本にインポーターを探している生産者10(8社がシャンパーニュ生産者)がブースを並べていました。今回は、ラングドック・ルーシオン地方リムーLimouxの生産者に注目しました。



その生産者は、ジャン・ルイ・デノワJean-Louis Denoisで、オーナーのデノワ氏はシャンパーニュからリムーに移ってきて、リムーの西側に畑を持ちスパークリングワインとスティルワインを造っています。ピノ・ノワールに愛着を持っていて、早く輸入会社が決まって日本に紹介してもらいたいスパークリングワインです。


シャルドネ、シュナン・ブラン、ピノ・ノワールの3種を使っています。ピノ・ノワールには暖かすぎる土地ではないのか聞いたところ、畑はピレネー山脈に近い標高400mの所にあり、モンペリエやカルカッソンより4~5週間成熟が遅く、気温の日夜較差が大きくエレガントなワインになるそうです。シャンパーニュに居た経験からピノ・ノワールに魅力を感じていると言っていました。2009年から有機栽培をしています。


講師の雑記 4
種類のスパークリングワインを試飲して、しっかりした泡を感じながらもシャンパーニュに比べて大変口当たりのやわらかい味わいが印象的でした。オーナーによれば、婦人の好みに合わせて酸をやわらかく仕上げて、フレッシュさを無くさないために早め収穫しているそうです。価格は、シャンパーニュが13以上に対し、5くらいで、気楽に飲める点でも魅力的です。


試飲したアイテム:

1. Tradition reserve brut blanc V,M.Q. NV 

ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%

(V.M.Q.Vin Mousseoux de Qualité)

2. Chardonnay brut V.M.Q. NV

シャルドネ100%

3. Crément de Limoux blanc A.O.C. 2006

4. Crément de Limoux rosé A.O.C. 2006

  3.4.とも、シャルドネ60%、シュナン20%、ピノ・ノワール20%

  ただし、3.のピノ・ノワールは白ワインにして使用。

      4.のピノ・ノワールは赤ワインにして使用。



ティラージュからデゴルジュマンまで、2.1年、その他は3年。

気圧は熟成瓶内で5.5気圧、デゴルジュマン後3.5気圧。



上記1.、2.とも品種規格が合わないためA.O.C.にならない。


Crément de Limouxの品種規格は、「ソムリエ協会教本によれば、主要シャルドネ、シュナン・ブラン合計で90%まで(シュナンは20~40%)。モーザック、ピノ・ノワール10%まで。」とあるのに、上記3.4.のスパークリングワインでは、ピノ・ノワール20%を使用しているが、A.O.C.を名乗っている。


この点について、オーナーのデノワ氏にメールで聞いてみました。すぐ下記のとおりの返事がきました、


「規格にあるピノ・ノワールの%よりも多く使用している。最高の貴品種であり大変興味深いピノ・ノワールは、10%では充分なインパクトを出せない。20%でも少なすぎると思っている。


規格では、ブレンドに使うと宣言した畑の面積の割合をいっていて、ワイン中の容量が10%という事ではない。「面積10%の畑からの生産量」として理解している。若樹のピノ・ノワールの畑では、古樹のモーザック種よりも多くのぶどうが実るので、量では20%にまで達することができる。


それでも、10%又は20%以上のピノ・ノワールをブレンドしたいので、50%ピノ・ノワールと50%シャルドネのキュヴェ・トラディションcuvée Traditionを造っている。これはAOC Crement de Limouxは名乗れないが、この高貴な品種を制限無く使用できる。」


ブレンドの場合は、各品種のワインの割合と理解していましたが、畑の割合というのは初耳です。さらに調べてみたいと思います。