木下インターナショナルhttp://www.kinoshita-intl.co.jp/ の試飲会に行ってきました。
1422年から22代続くワイン造りの家系、南部ローヌのドメーヌ・サラダンDomaine Saladinに興味を持ち、ブースに居たオーナー長女マリー・ローランスMarie-Laurence Saladin嬢に話を聞きました。
彼女はぶどう栽培と醸造を担当し、販売を担当する妹のエリザベットElisabethと一緒にオーナーである父親ルイLiїのワイナリーを運営しています。
畑は、南部ローヌの北端サン・マルセル・ダルディシュSt. Marcel d’Ardecheの18haで初めから無農薬栽培を続けているのにそれを前面に出していない所が気に入りました。7種類のワインを試飲しましたがいずれもくせのないナチュラルな味わいで好感が持てました。
それぞれのワインの名前がユニークで、家族経営の温かさを感じるものでした。
http://www.kinoshita-intl.co.jp/wine_france/saladin.html
1.ペル・エル・ブランPer El Blanc 2008
AOCコートー・デュ・ローヌ・ヴィラージュ:
マルサンヌ、クレレット・ロゼ、ヴィオニエ、ブールブーラン、グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・ロゼ
Per El = for herとは、ローランス姉妹の母親に対する名前だそうです。
2.トラララTralala! 2007
AOCコート・デュ・ローヌ・ロゼ:
サンソー60%、グルナッシュ20%、シラー10%、カリニャン5%、クレレット・ロゼ5%
Tralala! = トラララ(喜びの表現)
3.ルイ・ルージュLiї Rouge 2006
AOCコート・デュ・ローヌ・ルージュ:
グルナッシュ70%、シラー15%、カリニャン10%、ブールブーラン5%
Liї = ローランス姉妹の父親の名前
4.ポール・ルージュPaul Rouge 2007
AOCコート・デュ・ローヌ
グルナッシュ90%、クレレット・ロゼ10%
Paul = ローランス姉妹の父親の兄(伯父)の名前。
サラダン家は代々長男が継いできたが、長男のポール氏に子供が居ないため次男のルイ氏がポール氏の12haを譲り受け、自分の6haと合わせて18haの畑を所有している。このワインはポール氏が所有していた畑のぶどうから造った。
ムールヴェドル40%、グルナッシュ30%、シラー30%
AOCコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ:
Fan dé Lune = うれしくてびっくりする
6.オー・ブリサンHaut Brissan Rouge 2006
ヴァン・ド・ターブル
グルナッシュ100%
Haut Brissan = 北側の畑名
7.シャヴェイロンChaveyron 1422 Rouge 2006
ヴァン・ド・ターブル
シラー95%、ヴィオニエ5%
Chaveyron= 南側の畑名で1422年から存在する。
ところで6と7のワインがヴァン・ド・ターブルです。グルナッシュ100%とかシラー50%、ヴィオニエ5%など面白い品種の使用と思いますがAOCになっていません。AOC規定に合わないのが理由だそうです。ソムリエ協会教本で、AOCコート・デュ・ローヌとAOCコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュの品種規定を調べましたが、その規定に合わなくてもAOCになっているものもあり、結局良く分かりません。