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桜蔭の国語
今年はどうなんだろう？
重厚で
本当ならじっくり読みたい内容
味わいながら読みたい文章でした
要素を落とさず
子どもたちは記述出来たかな
大問１は
最果タヒさんの
「恋できみが死なない理由」
大問２は
増山実さんの
「百年の藍」
大問１の記述
難しかったと思います
テーマは「分からなさ」
その言葉で
分かるか
分からないか
分からなくてもよい
分かり合えなくても良い
分からないという歯痒さの中で
自分の本当の感情に気が付く
自分の気持ちを呼び起こす
そんな「分からない」を
言い換えていく記述でした
記述を中心とする問題には
常日頃から
「言葉を尽くしなさい」
と指導しています
これくらいで分かるだろうは
他人には分からない
本文の言葉
筆者の思いに寄り添って
言葉を尽くす
言葉を大事にするよう伝えています
最果タヒさんの詩は
中原中也賞を受賞するくらいですから
結構するどい感性で
少しモヤ？ググッ・・・とする詩です
この言葉使いですら
的確ではないような（笑）
軽い口調も使われており
若い子には
分かりやすいのかな
ですから
６年生という受験学年のお子さんなら
言っていることは何となく
分かることでしょう
昔の詩より分かるんだろうな
でも
それを文章化にすることが
とても難しい記述でした
言葉は柔軟ではありません
だからこそ
自分の言葉で表現するって
難しい
本当の気持ちは
なかなか表現出来ないもの
言葉の表現については
今年の麻布の問題も
同じようなテーマでした
↓↓↓
伝えたいけれど
普段は空気に流されて
周りが凍らないように
言葉をチョイスする
でも
本当の自分は
自分にしか分からないどころか
自分自身にも
その伝えるべき言葉を
持っていない
どんな言葉でも
伝えきれない違和感
それを感じることで
自分が一層分かるということ
まずは
自分のことを
自分の言葉で
しっかり相手に話そうとする気持ち
そういう日常があるからこそ
この言葉の「分からなさ」に
向き合うことが出来る
分からなくてもいいんだ
ではなく
「分からなさ」に向き合う
という点において
やはり
言葉を使いながら
自分の感情にちゃんと向き合うこと
大問２についても
「居場所」をテーマに
しているところから
自分に向き合うこと
そして、言葉とは違う
「縁」を感じること
という意味において
自分たちは
何に向き合って生きているのか
何を大事にしているのか
そんな事を考えさせられる
問題でした
女子学院の国語についての
雑感はこれ～
↓↓↓
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