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今年の麻布の国語は
真下みこと氏の
「やさしいの書き方」
なんだか最近
難しい設定の文章が
他の学校では多い中
不倫してるとか
新しいお父さんが来るとか
ステップアップファミリーとか
小学校3年生の男の子が
主人公だなんて!
まぁ、なんて優しい
お母さんに
「学級委員長をやりさない」
と言われて
素直に従って
林間学校でアタフタして
そして
小学3年生でありながら
きちんと自分を見つめていく大切さに
気が付いていく主人公
どうして僕は
あの子と違うのだろう
同じように
やさしくしているつもりなのに
どうしてみんなに
分かってもらえないのだろう
どうしてあの子は
分かってもらえて
僕のやさしさを届かないのだろう
そんな可愛いお話しで
読んでいる大人は
何これ、可愛いじゃない?
となりますが
受験生はそんな余裕ないですよね
あれだけの記述を
60分で書き上げるのですから
文章自体は易しかったと
思いますが
この学年に
小学3年生の男の子の
心の動きを聞いてくるなんて
私は
「コロナ・・・?」
と想像しています
今年の受験生は
3年生の学校生活が
無かった子どもたちなんですよね
3年生の春から学校に行かれず
学校行事もほとんど行われず
当時は
修学旅行も運動会も
卒業式もなくて可哀想だと
6年生にスポットが当たりましたが
どの子もどの学年も
たくさんの我慢を強いられてきました
今年の受験生は
ちょうど3年生のとき
この主人公と
同じ学年なんです
だからかな?
だからでしょ?
だからこの文章にしたんでしょ?
麻布の先生に
聞いてみたいなぁ
挿絵お借りしています
3年生で経験出来なかった
林間学校の話
子どもたちは
想像出来たかな
お友だちと僕の違いを
うまく言葉に出来ない年齢だけれど
感じることは精一杯出来たかな
そんな問題でした
人の気持ちを想像するって
テキストだけで培えるものでは
ありません
これから高学年になり
お子さんたちも
いろいろと役割を与えられ
うまくいかなくて
泣くこともあるでしょう
お友だちの悪口を
言うこともあるでしょう
担任の先生なんて嫌いだ!
と思うこともきっとあるし
うまく立ち回る友だちと比べ
落ち込むこともあるでしょう
そんなときは
ちゃんとお子さんの目を見て
ひとつひとつ
心の声を聴いてあげて
解決して欲しい
そういう時間を持っていた子は
この問題に素直に取り組めたのでは
ないでしょうか
人に伝える言葉を
多く持っていることも
大事ですね
うまく伝えられなくても
伝えようという気持ちは
必ず人を動かすことでしょう
本当の意味で
賢い子を育てたい
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