あおが、お空に帰っていった日は
私がまだ、自宅にて眠っていたときに
家内からもらった電話で、目覚めて始まりました。
電話の内容は
「メールでも知らせたんだけど、明け方にあまりにも
顔色が悪いから、緊急で血液検査をしてもらったんだけど
赤血球が4.4しかないから、緊急輸血をすることに
なった。けれど、今日からICEの治療が始まって2~3日したら
容態は落ち着いてくる場合が多いので、すぐに家族に来てもらうような
状態ではないけど、お父さんには状況を連絡してた方がいいかなと
担当医のK先生も言ってる。あと腫瘍から出血している可能性が高いので
CTで確認しておきましょう。」
こんな感じの内容でした。
普段なら、この時期は仕事が忙しいので
普通どおり、仕事に行く判断をするはずなのですが
何故かこの日は、すぐ兄に連絡をいれて
病院に行ってから様子を見て仕事に出ると
連絡をいれて、あおや家内の洗濯物などの
身の回りの物を準備して、病院に向かいました。
病院まで後30分ぐらいで着く位の所で
また、家内より電話が・・・
その声は切迫しており
「もう、あおちゃんがもたないかもしれない・・
お父さん、今何処?間に合わないかもしれない・・」
私はあまりにも朝の現状と変わってしまっている事に
驚いたのですが、なるべく冷静な声で
「落ち着け、今、後30分ぐらいで着ける所まで
来てるから、なるべく急いでいく」
と伝え、大急ぎで病院に駆け付けました。
病院に到着し、あおの部屋にはいったら
そこには、たくさんの先生たちと看護士さんたちが
懸命に処置をしているところでした。
すぐに、あおの手を握り
「お父さん来たからね。心配いらないからね」
と声をかけてやり、手を撫でてやりました。
私が病室に着いてから
あおの状態は、一進一退を繰り返しておりましたが
何とか持ち直し、小康状態に・・
そして、担当医のK先生から
「もし、今のような状態になった場合は
どのようにされますか?心臓を機械を使って
動かすことも出来ますが、そうしても
現状が良くなる事はないのですが・・」
と聞かれ・・私の答えは・・
「もう、そこまでしていただかなくて結構です。
あおは、十分頑張ってきたので・・」
と答えるのが、精一杯でした。
家内も「あおにとって、一番良いようにしてやってください。」
と答え、K先生は「わかりました、必要以上につらい思いを
させたくないので、最小限度の薬に止めて、あおちゃんの
頑張りに任せたいと思います。」
K先生とのやり取りが終わったあと
先生たちが、病室から退室され
プライマリーナースのAさんだけとなり
私たちが、「あおちゃんよくがんばったね」などと
声をかけてやっていると・・
返事をしてくれるかのように
あおが私たちの手を握り返してくれたのです。
Aさんも、それにはすこしびっくりしたようで
「声をかけてくれてる事が、わかってるんだね。」
と優しく言ってくれました。
少し経って、主治医のT先生が見えられ
「あおちゃんの頑張りには
本当に驚いています。今朝の状況では、お父さんが
来られるまで持たないのではないかと思っていました。」
と言っておられました。
その後、K先生も現状説明に来られ
「今は、自力で心臓を動かしているけれど
腫瘍が一気に壊れたせいで、血液中のカリウム濃度が
上がり、心臓に負担をかけています。
後は、カリウムの値が下がる治療はしていますが
あおちゃんの心臓がどれだけ頑張ってくれるかになります」
とのことでした・・
小康状態を保ちながら、私たちが病室で様子を見ていると
義父、義母、せいの3人がやってきました。
簡単に、あおの現状を説明していると
あおが、抱っこをして欲しそうに手を伸ばしてきました。
今の状態で、抱っこをして良いのかどうか
わからなかったので、確認を取って
一回だけでしたが、家内が抱っこをしました。
それから少しして、急にあおの心拍が下がり始め
先生たちが部屋に来られ、強心剤をいれました。
ほんの一瞬、心拍があがりましたが、すぐに下がり始め
K先生が「これ以上薬を入れても、同じ事の繰り返しなので
あおちゃんも、これ以上はかわいそうだから
あとは、あおちゃんの力に任せようと思います。」
その言葉を聴いたあとに
家族全員がいろいろ声をかけ、家内が
「あおちゃん、もう頑張らなくてもいいよ。」
とあおに語りかけた後・・
あおは、眠るように安らかに
お空へ帰って行きました。
私、家内、せい、義父、義母みんなで
涙を流し、最後のお別れをしました。
私がまだ、自宅にて眠っていたときに
家内からもらった電話で、目覚めて始まりました。
電話の内容は
「メールでも知らせたんだけど、明け方にあまりにも
顔色が悪いから、緊急で血液検査をしてもらったんだけど
赤血球が4.4しかないから、緊急輸血をすることに
なった。けれど、今日からICEの治療が始まって2~3日したら
容態は落ち着いてくる場合が多いので、すぐに家族に来てもらうような
状態ではないけど、お父さんには状況を連絡してた方がいいかなと
担当医のK先生も言ってる。あと腫瘍から出血している可能性が高いので
CTで確認しておきましょう。」
こんな感じの内容でした。
普段なら、この時期は仕事が忙しいので
普通どおり、仕事に行く判断をするはずなのですが
何故かこの日は、すぐ兄に連絡をいれて
病院に行ってから様子を見て仕事に出ると
連絡をいれて、あおや家内の洗濯物などの
身の回りの物を準備して、病院に向かいました。
病院まで後30分ぐらいで着く位の所で
また、家内より電話が・・・
その声は切迫しており
「もう、あおちゃんがもたないかもしれない・・
お父さん、今何処?間に合わないかもしれない・・」
私はあまりにも朝の現状と変わってしまっている事に
驚いたのですが、なるべく冷静な声で
「落ち着け、今、後30分ぐらいで着ける所まで
来てるから、なるべく急いでいく」
と伝え、大急ぎで病院に駆け付けました。
病院に到着し、あおの部屋にはいったら
そこには、たくさんの先生たちと看護士さんたちが
懸命に処置をしているところでした。
すぐに、あおの手を握り
「お父さん来たからね。心配いらないからね」
と声をかけてやり、手を撫でてやりました。
私が病室に着いてから
あおの状態は、一進一退を繰り返しておりましたが
何とか持ち直し、小康状態に・・
そして、担当医のK先生から
「もし、今のような状態になった場合は
どのようにされますか?心臓を機械を使って
動かすことも出来ますが、そうしても
現状が良くなる事はないのですが・・」
と聞かれ・・私の答えは・・
「もう、そこまでしていただかなくて結構です。
あおは、十分頑張ってきたので・・」
と答えるのが、精一杯でした。
家内も「あおにとって、一番良いようにしてやってください。」
と答え、K先生は「わかりました、必要以上につらい思いを
させたくないので、最小限度の薬に止めて、あおちゃんの
頑張りに任せたいと思います。」
K先生とのやり取りが終わったあと
先生たちが、病室から退室され
プライマリーナースのAさんだけとなり
私たちが、「あおちゃんよくがんばったね」などと
声をかけてやっていると・・
返事をしてくれるかのように
あおが私たちの手を握り返してくれたのです。
Aさんも、それにはすこしびっくりしたようで
「声をかけてくれてる事が、わかってるんだね。」
と優しく言ってくれました。
少し経って、主治医のT先生が見えられ
「あおちゃんの頑張りには
本当に驚いています。今朝の状況では、お父さんが
来られるまで持たないのではないかと思っていました。」
と言っておられました。
その後、K先生も現状説明に来られ
「今は、自力で心臓を動かしているけれど
腫瘍が一気に壊れたせいで、血液中のカリウム濃度が
上がり、心臓に負担をかけています。
後は、カリウムの値が下がる治療はしていますが
あおちゃんの心臓がどれだけ頑張ってくれるかになります」
とのことでした・・
小康状態を保ちながら、私たちが病室で様子を見ていると
義父、義母、せいの3人がやってきました。
簡単に、あおの現状を説明していると
あおが、抱っこをして欲しそうに手を伸ばしてきました。
今の状態で、抱っこをして良いのかどうか
わからなかったので、確認を取って
一回だけでしたが、家内が抱っこをしました。
それから少しして、急にあおの心拍が下がり始め
先生たちが部屋に来られ、強心剤をいれました。
ほんの一瞬、心拍があがりましたが、すぐに下がり始め
K先生が「これ以上薬を入れても、同じ事の繰り返しなので
あおちゃんも、これ以上はかわいそうだから
あとは、あおちゃんの力に任せようと思います。」
その言葉を聴いたあとに
家族全員がいろいろ声をかけ、家内が
「あおちゃん、もう頑張らなくてもいいよ。」
とあおに語りかけた後・・
あおは、眠るように安らかに
お空へ帰って行きました。
私、家内、せい、義父、義母みんなで
涙を流し、最後のお別れをしました。