DELL U2720QMが届いた。


開梱(悔恨?)
届いた後も「やはり無理してでもU2723QXの方が良かったかな?」と言う気持ちが途切れない。
返品交換するなら、開梱する前の今だけど…そう思う気持ちがなくならないけれど、改めて「素人にとって大きく違うのはUSBハブ機能だけ。それに3万円支払えるか?」と自問して納得。思い切って開梱した。
大きさはU2420とほとんど変わらない気がする(色々大変だったので、向かい合わせて大きさを比べるとかしていない)。
見た目の圧迫感はほとんど変わらないのに、画面の大きさはかなり違う気がするね。ベゼルの幅が段違いだからかな。
配線をしてみていろいろ問題が出てきた。

早速発生した問題点
まず、勘違い。
- 私はこのモニタでPinPなどができると思い込んでいた。が、そんな機能はなかった。
- DELL Display ManagerがWindows/Macどちらにも使えると思っていたけれど、Windows専用アプリだった
- USBポートが少ない。5ポート有るのはU2723QXだけだった。
設置の時点でこれだけの勘違いがあった。
元々、HDMIは1ポートしかない事は知っていたので、U2420で使っていたHDMI切替機を転用して使う事にしていたので、それは問題ないのだけれど、USBポートがType-A/C合わせても、ちょっと足りなくないか。
特にU2420では、自身のUSBポートとパソコンを繋ぐためのUSB Type-Bポートがあったのだけれど、今回はそれもないので、ケーブルを新たにしなければならない。それは見落としていた。
また、U2420ではUSBポートにマウスの無線アダプタを取り付けていたのだけれど、それをつけたままMacBookProを起動すると「不明のデバイスを見つけたけどどうする?」って聞いて来る。これはあまり好ましい形じゃないね。
USBハブ機能として、ディスプレイに信号を供給している側にのみUSBの信号も供給してくれるなら問題はないのだけれど、そもそもそれを関連付ける事が無理。そこまでの芸当は期待しちゃダメだった。
と言う事で、Windows機に使うUSB機器はWindows機にすべて引き取ってもらい、U2720QMのUSBはMacBookProで使う事にした。
が…、問題はLoupedeck LiveとZOOM P4。
これはできればどちらからも使えるようにしたい。なので、後でUSB切替機を買う事にした。これを使う事でうまく切り替えられるか(特にLoupedeck)不明だけれど、調べた限り、そこに言及している物が見つからなかったので人柱になるしかなかろう。
キーボードとマウスは別々だし、MacBookProはディスプレイの接続もUSB Type-Cで行うので、KVMスイッチャーまでは必要がなさそう。
表示を確認したら…
取り敢えず、MacBookProを繋いでみる。
今は独立したマウス、トラックパッドが無いので、クラムシェルモードでは使えない。U2720QMを拡張ディスプレイとして使う。
そこに表示された文字は…
小さいけれどくっきりきれい。
さすが4K
と感心する。
小さくても全然見にくくないよ。
FireTVStick4K
まぁ時間が押しているので、確認もそこそこに次はFireTVStick4Kのセットアップ。

ここでも問題発生。
- セットアップ…リモコンで音声のコントロールができない。
- 画面に謎の表示が…
- 更に…画面が自動的に切り替わらない。
セットアップを開始すると、「他のFireTVが見つかった」とメッセージが出る。その環境を引き継ぐか?と聞かれたけれど「うんにゃ(否)」を選択した。
その後、リモコンを使ってボリュームの調整ができるか?と言う確認になるのだけれど、何をどう設定してもボリュームが変わらない。
従来は、Windows機のマザーボードのアナログ音声出力端子にTRSミニステレオプラグを刺して古いアナログスピーカに繋いでいたのだけれど、FireTVStick4KにWindows機は全く関係ないので、この接続では音が出る筈がない。仕方なく、スピーカーから出ているケーブルをWindows機から引っこ抜き、U2720QMのアナログ音声出力端子に接続した。Windows機側もこれで問題なく音声は出力できる事を確認し、FireTVStick4Kでも音は出る。けれど、ボリューム調整ができない。このモニタにそんな機能がないって事か…
メニューを見てもそんな項目はないので、多分ないんだろうな。
これだけでもかなり不便(モニタアームに留めた画面を上に持ち上げ、スピーカに付いたボリュームボタンで調整しなければならない。結構面倒)
また、これに対応するため、TRSミニステレオケーブルを新たに買わなければならなくなった。長さが足りないんだよぉぉぉ。
もう古いアナログスピーカーなので、ケーブルを買うより、スピーカーを買い替えるかな。
そして、普通にアマゾンプライムの番組を見ている分には問題なかったんだけれど、私の楽しみである、GamePass(NFL)を見ようとしたら…
画面中央にへんなメニューが表示されたままになってしまう。
クリックすると強制的にゲーム画面が終了してしまう。
何か対策があるか…
まぁ、別にゲームパスがこれで見られなければ困るという程でもないけれど、悔しい出来事ではあるね。
FireTVStick4KとWindowsの画面は、どちらもHDMIで、HDMI切替機の切り替えで勝手に切り替えることができるのだけれど、FireTVStick4KとMacの画面(USB Type-C)が勝手に切り替わってくれない。画面下にある尖った感触の(触ると指先が痛くなる)メニュースイッチをあれこれ何度もクリックして選ばなければならないのか?
後で(Windowsの動作確認時に)知った事だけれど、DELL Display Managerのホットキーに「入力を切り替える」という項目があるんだけれど、それを押しても反応がない…これも調査。
MacBookPro
さて、Windows機を最後に繋いで…と言いたいけれど、その前に、MacBookProの使い心地を確認。
- クラムシェルモードにするメリットはあるのか
- U2720QMはWindows専用モニタにして、MacBookProは単独で使う方が良い?
- クラムシェルモードにせず、拡張ディスプレイとして使う方が良い?
と言う検証だ。
結論)
当面、我が家は「3.クラムシェルモードにせず、拡張ディスプレイとして使う」を採択する事にした。
理由)
クラムシェルモードにする主な理由(メリット)は次の通り
- MacBookProの14インチ画面では小さい
- 大きなモニタを使う場合、MacBookProも広げると、モニタ画面を上に挙げないと、MacBookProの画面が邪魔になって欲見えない。しかし、MacBookProを横に置くと、キーボードが打ち辛い。
そこで、MacBookProを閉じて隅に追いやり、外部キーボードとマウス又はトラックパッドを用意して、画面はモニタだけとして使うクラムシェルモードが必要になるって事だ。
問題(デメリット)は、折角MacBookProにキーボードもトラックパッドもついているのに、別途キーボードやマウス、トラックパッドを用意しなければならないって事だ。Apple純正を使うと4万円近い出費となる事だろう。
我が家の場合は…
1.クラムシェルモード
やる事はやぶさかではないけれど、余計な出費が勿体ない。
2.U2720QMをWindows専用ディスプレイに…
本末転倒で論外。
MacBookProをメインにするために買った物だよ!
3.拡張ディスプレイとして使う?
私が座る机の右側は、常に食事スペースとして利用しているので、食事の時間以外は常に空いている(少なくとも食事の時間に簡単に片づけられる程度にしか散らかさ(せ)ない)。
なので、食事の時間以外はMacBookProをそこに置いておくのに支障はない(食事の時間はUSB Type-Cを1本外して、片付ければ済む)。
外部キーボード(Apple A1255)はあるけれど、外付けマウス、トラックパッドはないが、MacBookProを右側に置き、A1255を手元に配置する事で、キーボードはA1255、トラックパッドはMacBookProのそれを利用できる。と言う事は、クラムシェルモードにして使う場合には必須だった4万円の出費が抑えられることになる。魅力的じゃん?
画面は、U2720Qを拡張ディスプレイとしておくことでMacBookProの画面と2画面を広く活用できる。
試しにiPadPro9.7も使って3画面も試してみた
ディスプレイの配置こんな感じにする。
左からU2720QM、MacBookPro、iPad Pro9.7。
下あわせの方がマウスを扱いやすい(私はね)。
こんな感じの机になる。
流石にiPadProの画面解像度が低くて違和感があるけれど、まぁ使い道はある。
余程の必要がない限り、iPadProまで持ち出す事は無いと思うけれど、こういう使い方ができるってわかっただけでもやってみて良かったよ。
また、iPadPro9.7を加えた3画面状態では、余りにも広い空間である事に加え、iPad Pro9.7の処理速度が遅すぎるためだろう、マウスポインタを動かしている内に見失う事が頻繁にあった。これは慣れの問題かな。
こうして考えていくと、良い事ばかりで、これを否定する材料がないって事だね。
「これはもう一択でしょう」と言う事だったんだ。
Windows
ここまで確認してから、漸くWindowsの出番。
まぁ、こちらは今まで通り動くよね。見られるよねって程度の確認なので、表示されたらそれでおしまい。
システム設定のディスプレイの設定を見るとこんな感じ。
推奨は「150%」表示だった。
こうすると文字がU2420の時と同じような大きさに表示される。
でも、物凄くきれいにくっきり見えるのに、わざわざ大きくして表示する意味が分からん。小さくても十分はっきり見えるし読みやすいよ。って事であれこれ試したけれど、結局100%表示。
ちなみにMacBookProの画面表示も一番小さいサイズを選択している。
因みに、Gmailをフルスクリーンで表示してみた
ぼかしているし、元々の一覧がゴミ箱だったか迷惑メールフォルダなので、見られて困るものは無いと思うのだけれど、余り中を確認しないようにしてくれると嬉しい。
結構な量が表示されていると思わない?
これだけの情報を表示しているけれど、とても読みやすい。
[4Kなんて買う意味あるの?」と言う疑問…私も持っていた。
でも、買ってみたらわかる。「絶対に買うべきだよ」ってね。
これは、「苦労は若いうちにしておきなよ。年取ってから後悔するよ」ってやつと一緒。
年取るまでわかんないんだよ。言われたって「てやんでぇ。べらんめぇ。余計なお世話だぜ。俺はおめぇみたいなみじめな人生は送らねぇよ」みたいな感じで粋がるのと同じなんだよ。
大抵の人は数十年後に同じセリフを若い人に言っているんだ(言わなくとも思ってはいる)。
だから「信じる者は浮かばれる」「あんたジロンのなんなのさ」って言葉(後のは冗長。分からなくても良し)が分って、じゃあ信じてあげようって人だけ、信じて試してみてくれたらうれしいよ。
兎にも角にも一段落したので、今後の課題。
- DELL Display Managerの使い方を勉強する(信号切替ショートカットの使い方とか、もっと便利な使い方とか)
- TRSステレオミニプラグ又はスピーカー購入。
- USB切替機購入
- FireTVStick4Kの異常表示調査・対応
- そして地味にモニターアームの動作調整
最後のそれは、モニタが違えば重量も違ってくる。
なので、スムースにアームを動かすためには、今のモニタ重量に合うよう調整をしなければならない。
そんな理由で、先日久し振りにKTC(京都機械工具株式会社)のツールを買ったよ。
エルゴトロンのアームを調整するには、六角レンチ2.5mmがあれば良いのだけれど、なぜかうちの六角レンチ2.5mmだけ紛失していた。「工具を買うなら良いものを」って言うのがじいちゃんの遺言なので(ウソ)、私はそれを守っている。特に「なめたらあかん!」なネジ類を扱う時は尚の事良い工具が必要だよね。
って事でBlackFridayで割引もあったので即決した。
そういえば、47,481円で買ったこのU2720QMだけれど、今日のお値段…104,296円だってさ。びっくり。
この値段なら迷いなくU2723QX買えるね…