ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、『韓国美食回顧録(ご飯もの編)Vol.1』、プサンで頂いたご飯ものをレビューします。店名に過去の記事をリンクさせていますので詳細にご興味ございましたらご笑覧ください。
#01 ポックムパップ
『オンチョン ヘムルタン』は
地下鉄1号線『オンチョンジャン(温泉場)』駅近くの
ヘムルタン(海鮮鍋)専門店です。
まずは
蟹、帆立、海老、烏賊蛸、ホッキ貝など
海辺の街プサンならではの
海産物満載のヘムルタンを楽しみます。
ちょっとピリ辛で
シーフードの旨味が溢れるスープ
笑ってしまうほど美味しい鍋です。
残ったスープで
ご飯と韓国海苔を加えて炒めた
ポックムパプにします。
アジョシが一旦鍋を下げ
キッチンで調理してくれます。
様々な海産物の出汁で作る
究極の海鮮炒飯
美味くない訳がありません。
#02 キムチチゲおじや
『プサンチプ』は
地下鉄2号線『クムニョンサン(金蓮山)』駅から徒歩5分
クアンアルリ(広安里)・ビーチ近くにある
オニャン(彦陽)・プルコギの専門店です。
韓国の方が
プルコギの〆によく頂くのは
キムチチゲ。
かなり辛い味付けですが
甘目のプルコギの後によく合います。
こちらではいつも
キムチチゲの残りのスープに
白飯を入れ玉子で綴じておじやを作ります。
これがとんでもなく美味。
しかし
韓国では鍋にご飯を入れることは
行儀が悪いこととされ
韓国の方はやりません。
10年以上前に初めてこの店に伺い
キムチチゲを平らげた後に
『コンギパプ ハゴ センケラン ジュセヨ!』
~白いご飯と生卵ください~そう叫んだところ
店の方が怪訝な顔で
『ムォ ハムニカ?』(何をするのですか)と。
私は
『クェンチャナ!ジュセヨ!』(大丈夫。ちょうだい)
やんわりと返しましたところ
宇宙人でも見たような表情で
持ってきてくれました。
#03 チェチョプ ビビムパプ
『ハドン チェチョプ』は
プサンの中心地ソミョン(西面)にある
じしみ料理の食堂です。
こちらのチェチョプ・ジョンシク(しじみ定食)は
テンジャンチゲ、しじみ汁、パンチャン(おかず)などとともに
チェチョプ ビビムパプが出されます。
しじみのビビムパプですが
しじみが見えません
・・・実は海苔の下に大量に隠れています。
店の奥で
アジュンマが手剥きしている
ハドン(河東)産の大粒のしじみ
これが大量に入っているのです。
よくビビムして完成
しじみの味と香り豊かな
超美味のビビムパプです。
普通は刻んだ胡瓜が入っていますが
『オイ ペゴジュセヨ』と言って
胡瓜抜きにして頂いてます。
#04 チョンボクジュク(鮑のお粥)
『チェジュガ』は
地下鉄1号線『ナムポ(南浦)』駅から徒歩5分
鮑粥で有名な店で
日本人にも人気があります。
すり潰した鮑の肝が入っているため
このような色になっていて
鮑の身もそれなりの量が入っています。
磯の香りが素晴らしいお粥と
柔らかい鮑がマッチし
堪らない美味しさです。
テーブルに備え付けの
食べ放題の韓国海苔を加えると
塩気が若干増し一段と美味しくなります。
#05 トェジクッパプ
『ポハン トェジクッパプ』は
プサン中心部ソミョン(西面)の
トェジクッパプの専門店です。
ぐつぐつと煮込んだ豚肉のスープには
10枚ほどの豚バラ肉と白飯が入り
薬味は刻んだ長葱です。
スープはコクがありますが
癖はなくあっさりしています。
テーブルに備え付けの
塩、テンジャン(味噌)、オキアミの塩辛などで
自分好みの味に仕上げます。
#06 プルペク
『オンヘヤプルペク』は
地下鉄1号線/2号線『ソミョン(西面)』駅近くにある
プルペクの専門店です。
プルペクは
プルコギのプルとペクバン(白飯)のペクの合成語
プルコギとご飯=プルコギ定食
そんな感じでしょうか。
普通はご飯が別に提供されますが
こちらでは丼になっています。
薬味の長葱以外は牛肉だけ
味付けはやや甘目のすき焼き風です。
隣のテーブルに座られたプサン美人が
ビビムパプのように混ぜていましたので
私も真似してみました。
美味い!
すき焼きの後に頂く
おじやのようです。
#07 スズメカレー
『ソノゴンシクタク』は
ソミョン(西面)のカペコリ(カフェストリート)にある
若者に人気のお洒落な洋食屋です。
スズメカレーは
ドーナツ状に盛ったライスに
大量のフライドオニオンと茹で玉子をのせ
周囲にたっぷりとルーを添えたもの。
スズメが日本語由来であることは
間違いないようなのですが
今一つ理由が分かりません。
アップで撮影すると
何となく分かったような気もします。
フライドオニオンが雀の巣
そこに卵が産まれている
そんなところではないでしょうか?
肝心のカレーの味はというと
ポークの中辛で
スパイスが効いて美味でした。
残念だったのは
ライスが柔らか過ぎたことと
茹で玉子がハードボイルドだったことです。
7月15日に台湾のご飯ものを
そして今回プサンのご飯ものをレビューして
ふと気が付きましたが
意外とご飯ものを頂いていませんでした
・・・やはりビールが原因のようです。
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、中国黒龍江省ハルビン市です。