〇アアイドリングコーナー

 お久しぶりです。Seiji-loveです。先週木曜日(13日)のNHK首都圏ネットワークで、都立青島特別支援学校が来月開幕する高校野球の西東京大会に、特別支援学校単独で出場することになったというニュースを見ました。

高野連によれば、特別支援学校単独で出場したケースはなく初めてだということです。昨年は、近隣校との連合チームで出場していたと記憶していましたので驚きました。私も特別支援学校出身者として、単独で出場というニュースが聞ける日が来ると思わず嬉しくなりました。青島特別支援学校は、知的障害者の特別支援学校です。生徒から野球をやりたいと相談された、久保田監督は「教員として生徒のやりたいという気持ちを実現することが責務だと思った」とインタビューに答えました。一部の人から障害を持った生徒には、硬球は危ないという批判の声を調整し昨年青島特別支援学校にベースボール部を創部し今年悲願の地方大会に出場を果たしました。これをスポーツにおけるインクルーシブについて考えるきっかけにしていいかと思い見ていました。青島特別支援学校の初戦は、来月7日です。

 今夜のブログは、連載の社会を問う~日本の今後~の最終回、14回目です。

前半は、最新情報です。後半は、社会を問うです。

 

〇最新情報※令和6年6月17日時点(プーチン大統領の訪朝について)

 ロシア政府と北朝鮮政府は、明日(18日)からプーチン大統領が訪朝すると明らかにしました。プーチン大統領が訪朝すれば、2000年7月以来24年ぶりとなります。露朝関係は、ウクライナ侵攻以降強化しています。両国はG7を筆頭にいわゆる東側の諸国から、経済制裁を受けています。昨年9月に、金正恩総書記がロシア極東のボストチヌイ宇宙基地で会談して以来9か月ぶりです。今回は、軍事協力の強化や技術協力が最大の焦点となる見通しです。

 私は、両国関係の専門家ではないため詳しいことはわかりません。今回私がもった違和感として、隠さなくなってきて見える形で両国が大きい連携を取るようになったと思います。ロシアとしては、米国がウクライナだけではなく北朝鮮が挑発行為すればするほど2正面作戦になるためロシアにとってありがたいと思います。

逆に、北朝鮮にすれば一番の友好国である中国は北朝鮮の軍事行動に対して全面支持ではないため全面支持をしてくれて技術も教えてくれるという面で今やロシアが北朝鮮にとって一番の理解者になっていると思います。

 プーチン大統領がなぜこの時期に訪朝するかと言えば、週末に開催されたウクライナ平和サミットを意識したと思います。

〇社会を問う

 いよいよ最終回です。今日はグランドフィナーレとして、これからの日本の行方について考えたいと思います。本連載を用意していた22年は、大きく社会が動いた一年になりました。2月には、ロシアによるウクライナ侵攻が起きポスト冷戦といわれる時代の終わりを迎え新たな世界構造に入りました。7月には、戦後史上最悪の暗殺事件である安部元首相の銃撃事件が起きました。国政選挙中の事件で民主主義の根幹が揺らぎました。

 来年夏には、戦後80年を迎えます。来年は奇しくも明治維新から160年となります。ある専門家によれば、日本は80年周期だと言います。これまでの80年は、敗戦の80年だったと思います。ここからは、日本を再構築する80年にしなければならないと思います。現在日本を取り巻く安全保障は世界で最も厳しい状況に直面しています。安全保障環境を踏まえての国家像も考える必要があると思います。

 人口構造を見れば、少子高齢化も深刻だと思います。子育て支援、学齢期の支援、若者支援など社会保障を全世代型へと大きく変えるべきだと思います。

 最後に、国の根幹である憲法についてです。むやみやたらに改憲派や護憲派の二項対立を煽るのではなく、本質的に議論する時期だと思います。憲法は、未だ国民の手によって一度も判断していません。私は、極論憲法自体が憲法違反状態だと考えます。日本の今後を考える時に憲法問題や国家観は先送りする時代から喫緊の課題になりつつあります。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

あとがきにかえて

私は、麻生元総理の退任会見でのワンフレーズをいつも胸にしています。「いくたの困難を乗り越え発展してきた日本人の底力を信じています」と言いました。政治を見れば揚げ足取りばかりだと思います。もちろん不祥事を是認することはあってはならないのですが、本来であれば国家観という大局的な視点で次の80年あるいはその先の日本も見据えて議論する時だと思います。14回、皆さんとともに国家観について考えを深めることができ嬉しく思います。引き続き、本ブログでも「国家観」を1つのテーマに考えを深めていこうと思います。

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。大阪府知事で日本維新の会の共同代表を務める吉村府知事は13日、次期総選挙で0歳児選挙権を党として主張する考えを明らかにしました。吉村府知事は先月の府知事としての定例記者会見でも同様の主張をしていたため特段の新しさは比較的ないと思います。しかし、今回はより具体的な内容になってきました。0歳児から当面の間は、親による代理行使としています。私は、制度としていいと思います。しかし、本当に0歳児選挙権にして良いかは疑問です。親による代理権行使の期限は、家庭で決めてもらう事を示唆しています。家庭に委ねるということは、不公平につながると思います。ある親は10才でお子さんに選挙権を与える可能性があります。一方で、従来通り18才で与える可能性があります。吉村案(便宜上、今回の案は吉村案と表記させていただきます)では両方とも合法になります。日本国憲法の法の下の平等の原理・原則に反すると思います。個人的な意見ですが、0歳児選挙権にした上で15歳の義務教育修了後に代理権行使を一律に解除するということもありだと思います。

 今夜のブログは、連載の社会を問う~日本の今後~の13回目です。前半は、最新ニュースです。後半は、社会を問うです。

 

〇最新情報※令和6年5月27日(月)時点(東京都知事選挙について)

 今日(27日)、立憲民主党の蓮舫参議院議員が6月20日告示の東京都知事選への立候補を表明しました。昨日(26日)の静岡県知事選挙や都議補選の結果が、立憲民主党に追い風となったことも踏まえ出馬表明に至ったと思います。立憲民主党・社民党・共産党の3党と市民連合は、年明け以降統一候補の選定に向け作業を続けていました。私は、6月初旬までに統一候補に関する発表があると考えていました。しかし、このタイミングで立候補者本人が単独で会見する形は想定していませんでした。もちろん、蓮舫議員が統一候補だということは断定できないと思います。

 おととい(25日)には、小池都知事が29日からの都議会の定例会での表明する方向で調整という報道が出て、野党統一候補も作業を加速していたと見られます。昨夜蓮舫議員が立候補の意向を固めて内々に伝えていたという情報もあります。このことから、蓮舫議員がおとといから昨夜までに立候補に向けた調整をしたものと見られています。

 

〇社会を問う

 いよいよ本連載もあと2回になりました。今回と次回は、これまで13回の視座を踏まえつつ総論的に分析し、まとめていきたいと思います。まず、連載の流れについて簡単に振り返りたいと思います。前半は、安全保障について議論を深めていきました。台湾有事や核抑止力から安全保障の歴史的変遷までを含めて一緒に考えました。後半は、経済構造についてバブル崩壊後を中心にその大まかな流れについて見ました。そして、前回は経済安全保障について考えました。この連載では、安全保障と経済という2本柱で社会構造を体系的に考察しました。

 今回は「社会構造」というキーワードを基に、議論を深めて次回のまとめにつなげたいと思います。構造という言葉の意味をコトバンクで見てみると、一つのものを作り上げている部分・部分の材料の組み合わせ方。また、そのようにして組み合わせてできたものという意味でした。分かりやすく言うと、物事の基礎部分だと思います。話を戻します。社会構造とは何かと言えば、安心して過ごせる社会の基盤だと考えています。何をもって「安心」なのでしょうか。第一義的には平和だと思います。もっと考えれば、自由に生きられる世の中だと思います。

 私が、この連載企画を思いついたのは22年2月24日でした。ロシアによるウクライナ侵略やガザ情勢は対岸の火事ではなく、いつ起きてもおかしくないことを教えてくれたと思います。次回は、日本ってどんな国かを考えを深め議論をすることにします。

〇編集後記・お知らせコーナー

不定期更新のため月末更新または月第1週更新のいずれかで時事予定をお伝えしたいと思います。

~6月予定~

※時事通信社公式ホームページ等を基に作成

6月2日:メキシコ大統領選

6月6日:欧州議会選(~9日)

6月9日:ベルギー総選挙

6月10日:1~3月期GDP改定値・4月国際収支

6月12日:5月企業物価指数・FOMC最終日

6月13日:日銀金融政策決定会合(~14日)・G7サミット(イタリア・~15日)

6月20日:東京都知事選挙告示

6月23日:通常国会会期末

6月27日:日本陸上選手権大会(新潟・~30日)

月内:骨太方針閣議決定・政治資金規正法改正法案成立

〇アイドリングコーナー

 お久しぶりです。Seiji-loveです。2ヶ月お休みいただきありがとうございました。まず、体調についてです。4月初旬以降、嬉しいことに回復傾向になりました。引き続き当面の間、体調を整えることに重点を置きながら学業・課外活動を中心に順次行いたいと思います。

 ブログ投稿についてです。この休養期間であった4月1日に5周年を迎えることができました。ご愛読に感謝します。休養期間の間、ブログの今後の運営方法について考えました。本ブログの特性上不定期更新は難しいと思います。一方で、自分自身今回改めて自分の身体と向き合った結果、ブログの運営方法を見直し本業に体力を注力したいと思います。

連載中の「社会を問う」が終わり次第、更新頻度を当面本業に専念するため、基本月一回程度としたいと思います。(政局的速報号外は予定しています。また、更新ない月もあります)

それに伴い、各種コーナーを新コーナーの「社会マーケット」に統合したいと思います。永田町最新分析・seiji-loveビジネスは一時的に休止したいと思います。本業が落ち着いたら、月3に戻したいと思います。更新する曜日も月曜日を基本にしますが、第一週目のどこかで

更新したいと思います。

 この2ヶ月間、ブログ投稿・運営について自分なりに考えましたがここ2年は常にアクセス数ばかりに気を取られて正直にブログ投稿が辛かったです。そんな思いで、2ヶ月休ませていただき、ブログ投稿の意義を強く感じました。今後もよろしくお願いします。

 

 今夜のブログは、久しぶりなので政治について分析していきたいと思います。項目です。1つ目は、最新情報です。2つ目は、日本の政治についてです。

 

〇最新情報※令和6年5月13日時点(選挙妨害事件について)

 先月行われた衆院東京15区の補選で、立候補した根本良輔氏が所属する政治団体つばさの党が他陣営の演説を大声で妨害しました。今日、つばさの党・黒川敦彦代表・根本良輔幹事長がそれぞれ家宅捜索を受けました。複数の陣営が選挙妨害を告発していました。黒川代表は、「表現の自由の範囲内で適法と理解している」(一部)と主張しています。おととし以降に行われた国政選挙では昨年の秋に行われた参院補選を除くと何らかの事件が起きています。幸い今回は、おととし・昨年に起きた2件の事件と違い凶器は使われていません。しかし、連日のように行われたことを考えれば悪質性は変わらないと思います。民主主義の根幹の選挙でこういうニュースを聞くと危機を感じます。表現の自由はありますが、同じ憲法では公共の福祉もあります。むやみに言論を主犯罪として逮捕するのは反対です。一方で、今回の件は選挙を妨害したためしかるべき社会的制裁も必要だと思います。一部の意見で、公選法改正の声もありますが、供託金を引き上げる動きには反対です。今でも300万円と高いです。しかも、職を辞めて立候補するため生活費に対する負担が重く世襲議員が多い要因の一部だと思います。個人的な意見ですが、立候補者同士のテレビ討論を増やして質問する機会を増やす必要があると思います。もっと言えばおととしの安部元総理の銃撃事件の時、与野党と共に旧統一教会問題に終始していました。あの当時、選挙妨害についても考えなければいけなかったと自戒を込めて書いておきます。

 

〇政治分析

 ブログ休んでいる間に政治改革は進みましたと書けると思いきや、依然として審議入りのメドは立ちません。改めて、政治は遅すぎると言わざるを得ません。この問題の発端となった自民党の派閥の裏金事件が大きく動き出したのが昨年11月です。もう7ヶ月目に入っているにもかかわらず、野党は実態解明の看板を下ろさず、政治改革に後ろ向きと評価せざるを得ないと思います。本来ならば、野党案を飲み込めと言うのが筋だと思います。そうでなければ日程闘争もするぐらいでなければいけません。立憲民主党は、補選3勝で浮かれすぎていると思います。私は、政権奪取を狙うなら自民党に思い切り追い詰めるべきだと思います。先日、改めてYouTubeで2012年11月14日の党首討論を見ました。自民党の勢いは今の立憲民主党にはないと思います。当時の内容を聞きながら今の政治状況に重ね合わせました。当時も政治不信が大きかったですが変わりうる野党がありました。しかし、今は自民党がダメでも他もダメだという政治不信が深くなりました。本当は、政治改革を問う解散総選挙すべきであると思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 久しぶりなので文章が拙くてすみません。今後、不定期更新となります。連載企画の「社会を問う」の後2回は、今月・来月に更新する予定です。今後は、読者の1人1人を大切にわかりやすくお伝えします。よろしくお願いいたします。

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。今日、3月11日は東日本大震災から13年です。戦後最大の大災害で、多くの貴い命が失われたことへの哀悼の意を表したいと思います。私自身、東北出身者として引き続き東北に寄り添いたいと改めて思いました。

 アイドリングコーナーは、短いのですがこれで終わらせて頂きます。今夜は全編にわたって私自身の体調とお知らせをいたしたいと思います。キーワードコーナーと最新ニュースと予定していた社会を問うはお休みさせていただきます。

 

〇私自身について

 ブログでも、脳性麻痺とお伝えしてきました。障害について公表しても、毎月50アクセス以上も頂けたことも多く、嬉しく思っておりました。私は、アクセス頂けることが励みであり元気の源と思いながら、夢中で過ごしていました。ところが、私の体に思わぬ異変が起きてしまいました。ここ数日、いつものデスクワークや座位が急激に難しくなってしまいました。23年間脳性麻痺と付き合っていますが、経験したことのない不調に戸惑っています。起きているのがやっとで、2時間おきに横になる状態です。

 このブログ投稿を開始したのは2019年の4月1日。毎週月曜日を基本に、更新して参りました。来月1日に、目標としてきた5周年も目前です。目標達成をバネに自信もついて一層の熱意が湧いています。が、ここで苦渋の休養決断をお伝えさせていただきます。数か月の休養を取り、元気な体調を取り戻したいと思っています。また、ブログ復帰を目指して、ほんの少し充電期間を持とうと思います。私の本業である福祉系学生としての研究と学習や社会活動とブログの両立を考えると、著しい健康不安なままでは不可能と思い判断しました。私自身このブログは大事にしていたため、無期限休止という重い決断は断腸の思いです。

改元・G20・新型コロナウイルス・大統領選挙・自由民主党総裁選2度・統一地方選2度・衆参選挙3度・安部元総理の銃撃事件・G7等多くのニュースを解説し時には忖度なく切り込んでいきました。今回、ゆっくり休んで自分の身体状況と向き合える時間をいただきたく長期休養させて頂きます。なお、連載中の社会を問うや周年企画は復帰後にやりたいと思います。皆様どうかお待ちください。

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。先週木曜日、大谷選手が一般女性とみられる方との結婚が発表されました。発表当日は、政倫審でテレビをザッピングしながら見ていました。政倫審については、本編で書きたいと思います。たまたまTBSに切り替えたタイミングで「速報」というテロップで、知りました。一瞬、頭が真っ白になりました。公表理由も大谷選手らしさがあったと思います。野球に集中したいからという理由です。いかにも、永遠の野球少年を自負している大谷選手らしさだと思います。私がこのニュースを聞いて率直に抱いた感想は、野球が恋人のような大谷選手が結婚するなんて意外だと思います。と言いながらも、幸せを願いたいと思います。

 昨年フィギュアスケーターの羽生結弦さんが、過剰な誹謗中傷等を受け3か月というスピード離婚をしました。アスリート以前に民間人なので、せんさくしておもしろおかしく報道するのは控えなければと思います。祝福ムードで水を差す発言だと思いますが、私たち一人ひとりが自覚して情報を消費しなければならないと思います。

 今夜のブログは、seiji-loveビジネスです。この二週間、政治の動きが多かったためキーワードコーナーを来週のブログの前半に繰り下げます。今夜は、経済と政治を解説していきます。1つ目は、最新情報です。2つ目は、政倫審についてです。3つ目は、衆議院予算委員会の攻防についてです。4つ目は、日本経済についてです。

 

〇最新情報※令和6年3月4日時点(米大統領選について)

 政治・経済については、2つ目で以降分析していきます。最新ニュースのコーナーでは、米国大統領選挙について分析していきます。アメリカ時間の明日(5日)は予備選挙が相次ぐスーパーチューズデーです。3月1日から3日に首都のワシントンで共和党の予備選挙が行われヘイリー元国連大使が勝利し、一連の候補者選びで初めてトランプ前大統領が初めて敗れました。全体的な候補者選びレースには影響はありませんが、4年後を見越した世論としては大きい意味があると思います。ヘイリー氏は、今年の大統領選挙での共和党候補になるのはもう難しいと思います。一方で、ディサンティス氏等が撤退する中唯一戦っています。ここからは推測ですが、ヘイリー氏は早くも2028年の大統領選挙を見据えた戦略に変えていると思います。

 

〇政治倫理審査会について

 先週木曜日(29日)・金曜日(1日)に、衆議院の政治倫理委員会が行われました。先週水曜(28日)に突如として、岸田総裁(首相)が出席し全面公開を表明しました。行政府の長が立法府の審議スケジュールに直接介入するのは異例です。私としては、参加表明した直後自民党幹部もやっと有事という認識を持ったと期待はしました。しかし、予算委員会の答弁とほぼ同じで違和感を持ちました。5日ほどたった今日考えても出席した意味が今一つわかりません。

 自民党の国会対策や幹事長以下の機能不全に陥って岸田総裁が全面に出る必要があったと思います。与党の大不祥事なのに、与党の中でも総裁に押し付けて引きずり落そうと映っています。話は、違いますが21年の東京オリンピックで菅総理に押し付けて主催都知事は説明責任から逃げた構図と似ていると思います。岸田総裁は無罪かというと、それも違うと思います。自民党という会社で不祥事を起こした社長である総裁は辞任ものだと思います。

 

〇衆議院予算委員会について

 衆議院予算委員会の攻防が、金曜日・土曜日に激しくなりました。金曜日の政倫審の裏で小野寺委員長の解任決議を立民が提出しました。午後からの本会議では、山井議員の趣旨説明が約3時間と史上最長の演説を行いました。一部見ましたが、裏金の疑惑を並べ委員長の不信任決議とは関係のないことを言っていました。この行為はパフォーマンスだと思います。野党は審議時間が不十分だと批判していますが、通常国会冒頭の変則日程を要求した上に文部科学大臣への不信任決議で審議妨害していたくせに批判するのはご都合主義だと思います。例えば、政倫審も非公開で折れず採決したというのであればわかりますが歩み寄りも見せて与党が100悪いというのは民主主義軽視だとも思います。

 

〇日本経済について

 日経平均株価が史上初の4万円になりました。バブル崩壊後最高値更新をして営業日ベースで見れば6営業日で大台越えになりました。私も想定していたのですが3月に達成するのは想像もしていませんでした。ここに来て過熱感が怖いほどあるため、しばらく警戒したいと思います。

 字数の関係で今夜は深掘りしませんがFacebookでは毎週日曜日に経済記事を更新しております。

 

〇今月予定・お知らせコーナー~3月予定~

※時事通信社公式ホームページ等を基に作成

3月5日:2月東京都区部消費者物価指数・スーパーチューズデー・全国人民代表大会(~11日)

3月7日:1月毎月勤労統計調査・熊本県知事選告示(24日投開票)・一般教書演説

3月8日:1月国際収支・1月家計調査・1月景気動向指数速報・2月景気ウォッチャー調査・センバツ高校野球組み合わせ抽選会

3月10日:名古屋ウィメンズマラソン・大相撲春場所(エディオンアリーナ・~24日)

3月11日:東日本大震災13年・10月~12月期GDP改定値

3月12日:2月企業物価指数

3月16日:北陸新幹線延伸

3月17日:自民党大会

3月18日:日銀金融政策決定会合(~19日)・センバツ高校野球開幕(~30日)

3月19日:植田総裁記者会見

3月22日:2月全国消費者物価

3月24日:日本維新の会党大会

3月29日:プロ野球開幕

ブログ投稿予定

3月4日:seiji-loveビジネス

3月11日:社会を問う~日本の今後~&キーワードコーナー

3月18日:永田町最新分析

3月26日:お休み

 

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。このブログも、あと4回で5周年を迎えます。昨年から、周年企画連載の「社会を問う~日本の今後~」を中心に「安心を考える」をテーマに、展開しました。ここで、来年度についてお知らせします。5周年を機に、社会系の総合メディアにリニューアルしたいと思います。新コーナー「社会マーケット」を4月からスタートします。社会マーケットは、政治・経済・国際・福祉を幅広く総合スーパーのような中核コーナーとして展開する予定です。永田町最新分析では、毎月国内政治に特化して深い分析していきたいと思います。Seiji-loveビジネスでは、日本経済について考え分析します。また、日本の文化やトレンドも取り上げたいと思います。来年度の、定期連載は調整中です。来月中に連載の有無を含めてお知らせします。その他、5周年を祝う企画も調整中です。

 今夜のブログは、社会を問う~日本の今後~の12回目です。前半は、最新ニュースです。後半は、社会を問うです。

 

〇最新情報※令和6年2月19日時点(政局について等)

 今日は、政局関連とウクライナ関連1つずつお伝えします。

 まず、日ウクライナ復興会議についてです。今日、都内で日ウクライナ経済復興推進会議が行われました。今週土曜日で、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって2年です。戦況は、ロシアがやや優勢ですが依然、膠着しております。こうした中で、戦後を見据えた復興議論もしなければいけません。日本の得意分野として、がれき処理や街の復興について経験が豊富だと思います。軍事的支援は、憲法9条との兼ね合いで難しいと思いますが、地雷除去や復興支援のリーダーシップを日本がとるべきだと思います。

 話はガラリと変わります。今週も日本政治について分析しておかなければなりません。今月になり盛山文科大臣に、21年の衆院選挙で旧統一教会の関連団体から推薦状を受け取った疑惑が出ました。今日(19日)、盛山大臣に対して不信任決議案が提出されました。否決の見込みとなり、国会として実質信任となる見込みです。今週木曜日に解散命令に向けての審問を控えています。私は、盛山大臣の答弁に一貫性がないため辞任すべきだと思います。一方で、この時期に不信任決議案を形式上出すということはある意味旧統一教会問題にお墨付きを与える可能性があります。野党も足並みが揃わないと聞きました。このところ政治資金問題で野党の足並みがそろっていただけにこのことが分断の火種につながると思います。

〇社会を問う

 今回で、各論部分は最終回です。各論部分の最終回では、「経済安全保障」について議論を深めることとします。この連載で取り上げてきたテーマだけ振り返りたいと思います。前半では、安全保障について深めました。後半では、日本経済について駆け足で深めました。前回は、国際的な社会動向について簡単に触れました。国際的な社会動向は、同時期に行った連載「日本の外交~G7議長国としての1年と新しい国際秩序~」で詳述しております。併せてご参照ください。

 どうして、今回「経済安全保障」について触れていくのかというと、これまで本連載で取り上げてきたテーマに共通していると思います。さらには、連載の副題にしている「日本の今後」について考える際の重要なキーワードになると思います。経済安保は、サプライチェーンの強化・重要製品の供給網の確保・軍事製品の安定確保・国家機密(技術情報等)の保持強化の4点から構成されます。要するに国家の経済力の防衛だと思います。防衛というと、領空・領海・領土・人命を守るものと長年考えられてきました。もちろん、古来の安全保障の重要性は変わりません。しかし、国力には経済もあるので経済安保は喫緊の課題だと思います。国は、岸田内閣になって初めて担当大臣を置くようになりました。経済安保の特性上、経済産業省、防衛省、文部科学省等どうしても横断的に政策を進める必要があると思います。とは言え、経済安全保障庁を新設することは非現実的かもしれません。日本の場合は、内閣府が中核となるべき分野だと思います。

同盟国・同志国・グローバルパートナーとも連携が重要だと思います。国ではありませんが、実際に台湾のTSMCが熊本に工場を今年稼働させて日本に生産拠点を作ります。ニュースによると、台湾・日本・アメリカで技術共有することも大きい狙いだと聞いているので日米同盟やG7やクアッドの技術共有のロールモデルになることもあります。

 技術共有には、国内の法整備も重要だと思います。セキュリティクリアランス制度も重要だと思います。国家機密や技術情報を適切に保持できる国家資格のようなものです。日本には未だになく、高市大臣や専門家によれば日本の技術者が海外との技術者と共同研究ができないと聞きます。セキュリティクリアランスは、経済安保の1丁目1番地だと思い、私も追いかけているニュースの1つです。特定秘密保護法は、私も当時反対でしたが10年経って。賛成に変わりました。あの時も、激論になったのでセキュリティクリアランスも激論すべきであると思います。

〇編集後記・お知らせコーナー

編集後記はお休みさせて頂きます。

2月26日:お休み

3月4日:seiji-loveビジネス

3月11日:社会を問う~日本の今後~

3月18日:永田町最新分析

3月26日:お休み

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。昨夜は、頭痛と鼻水のため急遽ブログをお休みさせていただきました。

土曜日に放送された民間放送教育協会スペシャル「君たちと見たもの~全盲先生…魂の記録~」を見ました。全盲の国語教員新井淑則(ヨシノリ先生)さんに密着したドキュメントでした。結果的には昨年夏に病気のため、亡くなりました。全盲になりながらも、教壇にこだわり続けていました。先生は、宮沢賢治の「雨にもマケズ」を大切にし続けて教えていました。人として大切なことを命がけで教えたと思います。定年退職前の最後の授業で「君たちとともに卒業できてよかった」と言っていました。最後に受け持った学級には、身体障害がある生徒がいる中でいじめもなかったです。ヨシノリ先生が、続けて言っていたのが、「私が教団に立っていた意義は差別をなくすために教壇に立ち続けていた」と言っていました。中途全盲という障害があるヨシノリ先生は、全盲で全国初の教員だったので障害があることで多くの壁にあたったと思います。そういう経験を通して、ソフト面での差別なき人育てを自分の使命にしていたと思います。私も脳性麻痺の当事者なので、自分に課せられた使命を全うできるよう引き続き努力していきたいと思った50分でした。

今夜のブログは、seiji-loveビジネスです。1つ目は、最新ニュースです。2つ目は、日本経済について分析しています。3つ目のキーワードコーナーは、物流の2024年問題です。

〇最新情報※令和6年2月13日時点(自民党の政治資金について)

 自民党は、13日党所属議員全員を対象としたアンケートの結果を公表しました。清和政策研究会や志帥会に所属していた議員を中心に、82人がパーティー収入を政治資金収支報告書に不記載していたことが明らかにしました。このアンケート調査を見ると、不記載の有無と金額のみしか聞かないアンケート調査です。報道を見た時、さすがに2問だけということはないと思いました。本来であれば、全議員を対象にするのではなく可能性が高い議員に絞り時期・金額・理由・使途等細かく調査すべきだったと思います。疑問なのは、私の記憶上先週月曜にアンケート調査を開始してわずか5日(平日のみカウント)で公表する速さに疑問を持ちました。速いのは良いことだと思います。しかし、短期間で真相が分かるとは思いません。自民党は、平時だという感覚があると思います。自民党は、間違えなく結党以来の有事だと思います。詳しくは、後日分析しますが、もう少し政治資金問題の真相解明を自民党自らしない限りこの有事は乗り切れないと思います。松野前官房長官は、政治倫理審査会について「依頼があれば総合的に判断したい」と述べました。政倫審は、疑惑を向けられた議員も開催を要求できるとなっています。出席する気があるのであれば、本来松野前官房長官が開催を依頼するのが筋ではないかと思います。

 

〇日本経済について

 話は経済に移ります。日経平均株価は、連休明けの13日1000円以上上がり、3.8万円台を付けました。バブル期に匹敵する高値圏で推移を続けています。要因としては、米国のニューヨーク市場の強さがあると言われております。私の仮説は、日経平均株価自体も強くなっていると思います。この1年、4度の上げ局面がありますが、それぞれ調整局面においても高止まりしています。この傾向は、私がニュースをウォッチし始め15年近くになりますが記憶にはありません。最近、Facebookで毎週日曜日に経済コラムを書いているため経済ニュースも見て勉強しています。もし、この仮説が正しければ次の上り局面で3.9万円台後半から4万円に乗せてもおかしくないという仮説を立てます。引き続きこのブログやFacebookでも分析します。

 

〇キーワードコーナー「2024年問題」

 今回のキーワードコーナーも前回に引き続き、物流・交通関係のキーワードです。物流業界では、4月よりトラックドライバーの労働時間が大幅に制限されます。物流業界は、慢性的な人手不足で制限が厳しくなれば物流が混乱するという懸念もあります。コロナ禍で、EC(イーコマース)の需要や宅配サービスが増えました。一方で、処遇は劣悪な環境とされています。私も昔、帰省中等に親の車で高速道路を夜使う機会がありましたが、周囲が大型トラックだったのを覚えています。幼いながらも、ありがたいと思い見ていた記憶があります。荷物の配送方法を考える必要があると思います。長距離運送は、高速バスや新幹線等の交通機関も活用すると良いかもしれません。また、例えばヤマト運輸なら各営業所に顧客台帳を置きアプリ等で「お荷物があるため〇〇営業所まで取りに来てください等」とラストワンマイルと言われる配送段階を消費者に任せれば良いと思います(高齢者等は選択制等要検討)

 送料無料もありがたいと思いますが私は、なくしていかなければならないと思います。例えば、時間指定便は有料にする等段階的に有料化すべきだと思います。日本の物流システムは、世界最高レベルと聞くので守り続ける義務が私たち消費者にもあると思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

編集後記はお休みとさせて頂きます

 

2月18日:社会を問う~日本の今後~

2月26日:お休み

 

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。お久しぶりです。Seiji-loveです。今日は、東京でも雪が積もりました。暦の上では、昨日(4日)は立春を迎え春になりました。野球界は、2月1日から順次沖縄県・宮崎県を中心にキャンプインし球春到来しました。一野球ファンとしては、ワクワクが止まらない季節になりました。

  オフシーズンで、大きなニュースになったのは、佐々木朗希投手と球団の契約更改が難航したことです。本ブログでも度々述べていますが、ロッテファンです。ファンとしてこんなにドキドキしたオフシーズンは初めてでした。個人的に思ったのは、報道が過剰になりすぎていたと思います。契約更改のプロセスというのは、個人情報になるので少し報道を控えるべきだったと思います。佐々木投手側は、ポスティングでのメジャー挑戦を要求していました。過去4シーズン一度も24登板以上のローテーションを守れたことがありません。これを踏まえればメジャー挑戦は時期尚早だと思います。佐々木投手は、入団会見時に、「沢村賞を目指す」と言っていました。沢村賞は、    ハードルが高いのでポスティングの条件にする必要はないと思います。ただし、最多勝や最多奪三振などの個人タイトルを取って堂々と送り出してあげたいと思うシーズンオフでした。

 今夜のブログは、永田町最新分析です。1つ目は、最新ニュースです。2つ目は、施政方針演説を分析します。3つ目は、政治資金についてです。4つ目は、野党の動向と次期解散総選挙の時期についてです。今月からは、今月予定は編集後記・お知らせコーナーに組み込みます。

〇最新ニュース※令和6年2月5日時点(ウクライナ情勢について)

 このコーナーで久しぶりにウクライナ情勢を分析します。ウクライナのゼレンスキー大統領は、対ロシアの軍事作戦開始以来、指揮を執っていたザルジニー総司令官の解任を検討していることが分かりました。ウクライナ政府の狙いとしては、ウクライナ軍は善戦していますが、再来週で2年になるウクライナの軍事侵略を止められないことから解任するものと分析できます。ゼレンスキー氏の勝利ラインとしてあるのは、クリミアを含む奪還だと思うのでそれを見据えた人事になると思います。

 

〇施政方針演説分析

 第213通常国会は、1月26日から会期150日間の日程で開会しています。例年であれば、開会日に政府四演説(施政方針演説・外交演説・経済演説・財政演説)が行われますが、政治資金の問題関係の審議を衆参予算委員会でしたため、先週火曜日(29日)に衆参本会議で行われました。

 施政方針演説は、9章立てで構成され40分行われました。能登半島地震については、記者会見等で言っていたことをほぼ踏襲したと思います。大災害後初めての国会演説にしては不十分だと思います。今なお、避難者や行方不明者がいる中でメッセージを変えないというのは被災地軽視だと思います。

 私が注目したのは、憲法についてのパラグラフです。前回の臨時国会までは、「国会の発議に向け、これまで以上に積極的な議論が行われることを期待します」という一言でした。今国会では、その後に「あえて自民党総裁として申し上げれば、自分の総裁任期中に改正を実現したいとの思いに変わりはなく、議論を前進させるべく、最大限努力したいと考えています。今年は、条文案の具体化を進め、党派を超えた議論を加速してまいります」と続けました。施政方針演説は、行政演説と言われ総理総裁としてではなく総理として臨んでいます。そこにあえてと加えた意味は意義が大きいと思います。もちろん、賛否両論あると思いますが岸田総裁としての決意を国会で言うことは歴史的な演説だったと思います。今年9月までの国民投票を目指すのであれば遅くても5月までの発議が必要だと思います。今後の憲法論議に注目したいと思います。

 

〇政治資金について

 昨年末から続く、自民党5派閥による政治資金の不記載問題が続いています。施政方針演説でも、3番目に述べられていました。法改正等の制度論の議論が多いと思います。問題の本質は、裏金づくりの実態であると思います。奇しくも、この五年は広島県の河合杏里氏の選挙買収事件や木村弥生前江東区長の選挙買収事件があって、その原資は未だ解明できておらず裏金づくりと関係を疑わらざるを得ません。派閥解消ドミノも起きていますが、派閥が悪いのでなく集金機能や人事の斡旋が疑念の温床になっていますが派閥自体の議論ではなかったと思います。政策は、複数の議員が集まって作るべきだと私は思います。そういう観点で、派閥がなくなって政策立案機能に影響が出ないかが心配しています。

 

〇野党の動向と衆院解散の行方

 共産党は、23年ぶりに志位前委員長から田村委員長に委員長が交代しました。史上初の女性委員長でイメージ刷新する狙いが見えます。一方で、志位氏が議長に就き院政を敷いているようにも見えます。昨夜開票行われた京都市長選は松井氏に党が支援した福山氏が接戦の末負けました。田村委員長にとって、厳しい船出となりました。

 国会では、教育無償化を実現する会と日本維新の会が統一会派を組みました。両党は、合流も考えているとみられることから大きな分岐点になったと思います。

 

 最後に、衆院解散の行方についてです。6月解散・秋解散の2択だと思います。可能性としては、国賓訪米直後の解散もあるとは思いますが予算審議後に政治改革の法案も出すため通常国会中盤の解散はないと思います。6月の通常国会会期末解散の可能性があると思います。減税・骨太方針・政治改革が揃う時期のため、岸田首相が解散を打てるラストチャンスだと思います。秋解散のケースとしては、新総裁のご祝儀相場での解散だと思います。解散の分析は随時行います。

 

〇今月予定・お知らせコーナー~2月予定~

※時事通信社公式ホームページ等を基に作成

2月6日:23年家計調査・12月家計調査・23年毎月勤労統計調査・12月毎月勤労統計調査

2月7日:12月景気動向調査

2月8日:23年国際収支・12月国際収支

2月11日:第48回大相撲トーナメント

2月12日:国民民主党大会

2月13日:1月企業物価指数

2月15日:23年10月~12月期GDP速報値

月内:予算委員会公聴会

ブログ更新の予定

2月12日:seiji-loveビジネス

2月18日:社会を問う~日本の今後~

2月26日:お休み8

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。先週水曜日(11日)に、自民党に政治刷新本部が発足しました。岸田総裁の直属の組織で、本部長も岸田さんが努めています。私は、全く期待できないです。今回の大きいテーマは、政治資金の改革だったと思います。しかし、派閥の議員と無派閥議員の対立構造でテーマが派閥の有無に論点がすり替わっている気がします。もちろん、派閥解体議論も重要だと思います。しかし、昨今問題となっている政治資金問題の対策の議論が急務だと思います。構成員も、派閥均衡です。一番驚いたのは、この問題の中心である清和政策研究会から派閥最多の10人登用です。これはひどいと思います。たしかに、清和政策研究会にも優秀な議員はいると思います。一方で、不正をした組織ですので政治資金改革を語る資格はないと思います。たとえが悪いのですが、例えば〇〇社で大規模な不祥事をしたとします。〇〇社は第三者組織を作らず社内組織のみで片付ければ、おそらく不祥事自体の批判以上に厳しい批判がくると思います。失礼ですが、この危機感が自民党にはないと思います。

 今夜のブログは、連載の社会を問う~日本の今後~の11回目です。前半は、最新ニュースです。後半は、社会を問うです。

 

〇最新情報※令和6年1月16日時点(台湾総統選について)

 今年は、世界各地で国政選挙が相次ぎ行われます。本ブログでも可能な限り、最新ニュースのコーナーを中心に随時更新したいと思います。

 今夜は台湾総統選について軽く触れます。激戦の末、与党・民進党の頼清徳氏が当選しました。民進党が3期連続で政権を担うことになりました。ですが、2位の候友宜氏とは7%差と苦戦を強いられました。野党の候補が一本化交渉も一時期あったことを考えると、8年間の政権評価で勝ったというよりは野党の自滅によって勝ったという印象があります。他方で、近年の香港への締め付けを見て一定民進党へ票が流れたと思います。以前、「香港の今日は、台湾の明日」という格言を聞いたことがあります。一国二制度の形骸化が進んだ香港をこの4年間、台湾から香港はどう見えていたか時間をかけて見る必要があります。

 

〇社会を問う

 本連載もあと4回になりました。今回は、視点を日本から国際社会に移し国際社会から日本を見ます。今回は、グローバル化と自国第一主義という対概念を1つのキーワードに掘り下げていきたいと思います。戦後70年以上、世界はグローバル化が進んでいました。特に、21世紀になりネットが発達し情報が国境を越え瞬時に情報が出てきました。グローバル化にも陰りが見えた事件として、2009年のリーマンショックがありました。私は、記憶がありません。しかし、いろんな文献や識者の話を聞く中でリーマンショックが一つのきっかけになったと思います。翌年からは、ギリシャの財政危機が大きいテーマになりました。このころから、EUが不安定化しました。少し飛びますが、2014年3月にロシアのクリミア併合が起こりました。これが、今のウクライナ侵攻につながっていると思います。日本を含む西側先進国の反省点としては、当時しっかり経済制裁しておけばウクライナ侵攻を防ぐことができたのではないかと思います。当時はG8からロシアを追い出しG7にしましたが今より緩い制裁でロシアによるクリミア併合を実質黙認したと思います。そして、2016年はグローバル化にとって大きな転換点になりました。6月に英国でEU離脱の是非を問う国民投票が実施され、史上初めて英国が離脱することが決定しました。11月の米国大統領選で、アメリカ・ファーストを訴えるトランプ氏が当選しました。就任した日のうちに、TPPを離脱し、パリ協定からも離脱しました。

 駆け足でリーマンショックからトランプ氏の誕生までの変遷をお伝えしました。09年~20年の約10年間は、グローバル化から反グローバル化へ歩みを進めた10年間だと思います。反グローバル化の動きは顕著である一方で、グローバル化は終わるかという議論は非常に短絡的だと思います。今後10年間のテーマは、ハーフグローバル化です。反グローバル化ではなくグローバル化でもなく半分グローバル化に向かうと思います。

 次回以降は、経済安保について考え、各論をまとめて、まとめとして今後の社会像や国家像を考えることとします。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

編集後記はお休みさせていただきます。

1月22日・29日:お休み

2月5日:永田町最新分析

2月12日:seiji-loveビジネス

2月18日:社会を問う~日本の今後~

2月26日:お休み

〇アイドリングコーナー

こんばんは。Seiji-loveです。今日のアイドリングコーナーは、新春恒例の日本記者クラブの予想問題の答え合わせをやりたいと思います。()内、答えです。

Q1:大晦日時点の首相は? 茂木敏光(×岸田文雄)

Q2:衆議院の解散・総選挙が実施される? される(×されない)

Q3:今年年末の東京外国為替市場は? 円高ドル安(×円安ドル高)

Q4・Q7・Q9は省略

Q5:ウクライナとロシアの停戦合意は?  する(×しない)

Q6:バイデン大統領は24年の不出馬表明は? しない(〇)

Q8:藤井聡太五冠が史上最年少名人に? なる(〇)

Q10:ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が優勝する? (※:回答の翌週のブログで訂正)する(〇)

3勝4敗で負け越しちゃいました。編集後記で今年もやります。

出典: 日本記者クラブを基に一部改変し、seiji-love作成。

(https://www.jnpc.or.jp/outline/surveys?utf8=%E2%9C%93&year=2023)

 今夜のブログは、2024年の経済を読むです。前半は、最新情報です。後半は、2024年の経済を読むです。

 

〇最新情報※令和6年1月8日時点(上川外相のウクライナ訪問について)

石川県の能登半島地震については、私が書くことでデマが広がる可能性があることを踏まえ、本ブログでは差し控えたいと思います。能登半島地震については、NHK等の公的機関の情報をご参照ください。

 上川外相は、ポーランドを経由してウクライナに昨日入りました。日本の外務大臣が、おととしのロシアの侵略以降ウクライナに訪問するのは、林官房長官が外務大臣だった昨年9月に訪問して以来です。日本政府としては、欧米がウクライナへの支援疲れが出る中、今後も日本政府として支援を継続することを表明する狙いがあります。来月には、日・ウクライナ経済復興推進会議が日本での開催に向け、官民連携を推進することで一致しました。秋のアメリカ大統領選挙で仮に共和党が勝利すれば支援が先細りする恐れがあります。ただでさえ、現時点でも合衆国議会の予算案の承認が遅れています。特に、今年春に予定されている岸田首相のアメリカへの国賓の訪米での首脳会談に向けても日本政府独自のウクライナ支援が出す必要もあると思います。

 

〇2024年の経済を読む

 前回は、今年の政治の展望をしました。今回は、今年の経済を展望します。4日の岸田首相の年頭記者会見では、経済も主なテーマになりました。コストカット型経済から所得と成長の好循環型の経済に移行するための大きなチャンスと訴えました。岸田首相は、昨年の後半からコストカット型経済や冷温経済という表現を用いています。岸田首相としては、春闘での賃上げ、所得減税で所得の底上げする狙いがあると思います。成長としては、エネルギー政策でカーボンニュートラルをする狙いがあると思います。物流では、4月から働き方改革で勤務時間が制限されます。物流の効率化が、今年の課題になります。

 能登半島地震による経済的影響は、エコノミストの予測でGDP換算ですが数億円規模の影響が及ぶと言われています。復興期に今後移っていきますが、もしかすれば数十億の損失があります。ただ、今のような災害急性期もしくは亜急性期は命が優先されるので、経済を考えるのは時期尚早だとも思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

今日の編集後記は、日本記者クラブの大予測問題を解きたいと思います。一部問題文を加工。

Q1: 大晦日時点の首相は? 茂木敏光

Q2:日経平均過去最高値を超える? 超える

Q3:日銀マイナス金利解除は? する

Q4:トランプ氏の当選は? する

Q5:ウクライナとロシアの停戦合意は?  しない

Q6は省略

Q7:東京の猛暑日の過去最多記録は? 更新しない

Q8:藤井八冠維持は? する

Q9:パリオリンピックで日本選手団は外国開催オリンピックで過去最多の16個以上の金メダルは? 獲得する

Q10:大谷選手はホームラン50本打つ? 打つ

出典: 日本記者クラブを基に一部改変し、seiji-love作成。

予想アンケート | 日本記者クラブ JapanNationalPressClub (JNPC)

1月16日:社会を問う

1月22日・29日:お休み