〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。先週水曜日(11日)に、自民党に政治刷新本部が発足しました。岸田総裁の直属の組織で、本部長も岸田さんが努めています。私は、全く期待できないです。今回の大きいテーマは、政治資金の改革だったと思います。しかし、派閥の議員と無派閥議員の対立構造でテーマが派閥の有無に論点がすり替わっている気がします。もちろん、派閥解体議論も重要だと思います。しかし、昨今問題となっている政治資金問題の対策の議論が急務だと思います。構成員も、派閥均衡です。一番驚いたのは、この問題の中心である清和政策研究会から派閥最多の10人登用です。これはひどいと思います。たしかに、清和政策研究会にも優秀な議員はいると思います。一方で、不正をした組織ですので政治資金改革を語る資格はないと思います。たとえが悪いのですが、例えば〇〇社で大規模な不祥事をしたとします。〇〇社は第三者組織を作らず社内組織のみで片付ければ、おそらく不祥事自体の批判以上に厳しい批判がくると思います。失礼ですが、この危機感が自民党にはないと思います。

 今夜のブログは、連載の社会を問う~日本の今後~の11回目です。前半は、最新ニュースです。後半は、社会を問うです。

 

〇最新情報※令和6年1月16日時点(台湾総統選について)

 今年は、世界各地で国政選挙が相次ぎ行われます。本ブログでも可能な限り、最新ニュースのコーナーを中心に随時更新したいと思います。

 今夜は台湾総統選について軽く触れます。激戦の末、与党・民進党の頼清徳氏が当選しました。民進党が3期連続で政権を担うことになりました。ですが、2位の候友宜氏とは7%差と苦戦を強いられました。野党の候補が一本化交渉も一時期あったことを考えると、8年間の政権評価で勝ったというよりは野党の自滅によって勝ったという印象があります。他方で、近年の香港への締め付けを見て一定民進党へ票が流れたと思います。以前、「香港の今日は、台湾の明日」という格言を聞いたことがあります。一国二制度の形骸化が進んだ香港をこの4年間、台湾から香港はどう見えていたか時間をかけて見る必要があります。

 

〇社会を問う

 本連載もあと4回になりました。今回は、視点を日本から国際社会に移し国際社会から日本を見ます。今回は、グローバル化と自国第一主義という対概念を1つのキーワードに掘り下げていきたいと思います。戦後70年以上、世界はグローバル化が進んでいました。特に、21世紀になりネットが発達し情報が国境を越え瞬時に情報が出てきました。グローバル化にも陰りが見えた事件として、2009年のリーマンショックがありました。私は、記憶がありません。しかし、いろんな文献や識者の話を聞く中でリーマンショックが一つのきっかけになったと思います。翌年からは、ギリシャの財政危機が大きいテーマになりました。このころから、EUが不安定化しました。少し飛びますが、2014年3月にロシアのクリミア併合が起こりました。これが、今のウクライナ侵攻につながっていると思います。日本を含む西側先進国の反省点としては、当時しっかり経済制裁しておけばウクライナ侵攻を防ぐことができたのではないかと思います。当時はG8からロシアを追い出しG7にしましたが今より緩い制裁でロシアによるクリミア併合を実質黙認したと思います。そして、2016年はグローバル化にとって大きな転換点になりました。6月に英国でEU離脱の是非を問う国民投票が実施され、史上初めて英国が離脱することが決定しました。11月の米国大統領選で、アメリカ・ファーストを訴えるトランプ氏が当選しました。就任した日のうちに、TPPを離脱し、パリ協定からも離脱しました。

 駆け足でリーマンショックからトランプ氏の誕生までの変遷をお伝えしました。09年~20年の約10年間は、グローバル化から反グローバル化へ歩みを進めた10年間だと思います。反グローバル化の動きは顕著である一方で、グローバル化は終わるかという議論は非常に短絡的だと思います。今後10年間のテーマは、ハーフグローバル化です。反グローバル化ではなくグローバル化でもなく半分グローバル化に向かうと思います。

 次回以降は、経済安保について考え、各論をまとめて、まとめとして今後の社会像や国家像を考えることとします。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

編集後記はお休みさせていただきます。

1月22日・29日:お休み

2月5日:永田町最新分析

2月12日:seiji-loveビジネス

2月18日:社会を問う~日本の今後~

2月26日:お休み

〇アイドリングコーナー

こんばんは。Seiji-loveです。今日のアイドリングコーナーは、新春恒例の日本記者クラブの予想問題の答え合わせをやりたいと思います。()内、答えです。

Q1:大晦日時点の首相は? 茂木敏光(×岸田文雄)

Q2:衆議院の解散・総選挙が実施される? される(×されない)

Q3:今年年末の東京外国為替市場は? 円高ドル安(×円安ドル高)

Q4・Q7・Q9は省略

Q5:ウクライナとロシアの停戦合意は?  する(×しない)

Q6:バイデン大統領は24年の不出馬表明は? しない(〇)

Q8:藤井聡太五冠が史上最年少名人に? なる(〇)

Q10:ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が優勝する? (※:回答の翌週のブログで訂正)する(〇)

3勝4敗で負け越しちゃいました。編集後記で今年もやります。

出典: 日本記者クラブを基に一部改変し、seiji-love作成。

(https://www.jnpc.or.jp/outline/surveys?utf8=%E2%9C%93&year=2023)

 今夜のブログは、2024年の経済を読むです。前半は、最新情報です。後半は、2024年の経済を読むです。

 

〇最新情報※令和6年1月8日時点(上川外相のウクライナ訪問について)

石川県の能登半島地震については、私が書くことでデマが広がる可能性があることを踏まえ、本ブログでは差し控えたいと思います。能登半島地震については、NHK等の公的機関の情報をご参照ください。

 上川外相は、ポーランドを経由してウクライナに昨日入りました。日本の外務大臣が、おととしのロシアの侵略以降ウクライナに訪問するのは、林官房長官が外務大臣だった昨年9月に訪問して以来です。日本政府としては、欧米がウクライナへの支援疲れが出る中、今後も日本政府として支援を継続することを表明する狙いがあります。来月には、日・ウクライナ経済復興推進会議が日本での開催に向け、官民連携を推進することで一致しました。秋のアメリカ大統領選挙で仮に共和党が勝利すれば支援が先細りする恐れがあります。ただでさえ、現時点でも合衆国議会の予算案の承認が遅れています。特に、今年春に予定されている岸田首相のアメリカへの国賓の訪米での首脳会談に向けても日本政府独自のウクライナ支援が出す必要もあると思います。

 

〇2024年の経済を読む

 前回は、今年の政治の展望をしました。今回は、今年の経済を展望します。4日の岸田首相の年頭記者会見では、経済も主なテーマになりました。コストカット型経済から所得と成長の好循環型の経済に移行するための大きなチャンスと訴えました。岸田首相は、昨年の後半からコストカット型経済や冷温経済という表現を用いています。岸田首相としては、春闘での賃上げ、所得減税で所得の底上げする狙いがあると思います。成長としては、エネルギー政策でカーボンニュートラルをする狙いがあると思います。物流では、4月から働き方改革で勤務時間が制限されます。物流の効率化が、今年の課題になります。

 能登半島地震による経済的影響は、エコノミストの予測でGDP換算ですが数億円規模の影響が及ぶと言われています。復興期に今後移っていきますが、もしかすれば数十億の損失があります。ただ、今のような災害急性期もしくは亜急性期は命が優先されるので、経済を考えるのは時期尚早だとも思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

今日の編集後記は、日本記者クラブの大予測問題を解きたいと思います。一部問題文を加工。

Q1: 大晦日時点の首相は? 茂木敏光

Q2:日経平均過去最高値を超える? 超える

Q3:日銀マイナス金利解除は? する

Q4:トランプ氏の当選は? する

Q5:ウクライナとロシアの停戦合意は?  しない

Q6は省略

Q7:東京の猛暑日の過去最多記録は? 更新しない

Q8:藤井八冠維持は? する

Q9:パリオリンピックで日本選手団は外国開催オリンピックで過去最多の16個以上の金メダルは? 獲得する

Q10:大谷選手はホームラン50本打つ? 打つ

出典: 日本記者クラブを基に一部改変し、seiji-love作成。

予想アンケート | 日本記者クラブ JapanNationalPressClub (JNPC)

1月16日:社会を問う

1月22日・29日:お休み

 

 

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。本来であれば、年始のご挨拶を毎年書いていましたが北陸地方を中心とした大地震等の社会情勢に伴いご挨拶は控えさせていただきます。今年もご愛読宜しくお願い申し上げます。

 冒頭、この度の令和6年能登半島地震でお亡くなりになられました皆様に衷心より哀悼の意を申し上げます。また、被災された方々にお見舞い申し上げます。翌2日は、羽田空港国内線ターミナルで起きた航空機の衝突事故で犠牲になりました海上保安庁の乗組員の皆様に対しても哀悼の意を申し上げます。新年早々暗いニュースが続き、私自身も心を痛めこのブログを書くにあたって書き出しをすごく迷いました。ネットにデマが相次いでいます。非常時であり、言語道断です。本ブログでの、ニュースは報道各社や関係機関を基にお伝えしています。最後になりましたが、被災地に一日でも早く日常生活が戻るようお祈り申し上げます。また、安否不明者の一刻も早い救出をお祈り申し上げます。

 今夜のブログは、2024年の政治を読むです。1つ目は、最新ニュースです。2つ目は、今月予定です。3つ目は、政治の展望です。

 

〇最新情報※令和6年1月4日時点(首相年頭記者会見について)

 岸田首相は、1月4日恒例の年頭記者会見を行いました。例年であれば、岸田首相や閣僚が三重県の伊勢神宮に参拝し伊勢神宮で記者会見を行います。しかし、今回は震災対応のため3年ぶりに首相官邸での記者会見となりました。会見では、令和6年能登半島地震の対応を中心に発言がありました。政治改革等については、「2024年の政治を読む」の所でお伝えしていこうと思います。私は、岸田首相の「令和になってから最大級の災害」という表現に注目しました。国のトップが令和という元号を用いて災害規模を言うのは異例でもあります。このフレーズが出たのは、北國新聞との質疑応答だったと思います。このフレーズを通じて、国民にも危機感を共有したかったのではないかと思います。発言内容ではありませんが、岸田首相を含めて官邸のスタッフが全員防災服である作業つなぎでした。私の記憶が正しければ、防災訓練等を除けば2011年の東日本大震災以来のことです。国民に伝えるメッセージが服装からも強く映ると思います。

 

〇今月予定

※時事通信社公式ホームページ等を基に作成

1月5日:与野党党首会談・12月景気動向指数・経済3団体新年祝賀会・経済3団体トップ会見

1月7日:高校女子サッカー決勝(ノエルビアスタジアム神戸)・ラグビー全国高校大会決勝(花園)

1月8日:サッカー全国高校選手権決勝(国立)

1月9日:11月家計調査・12月東京区部消費者物価指数

1月10日:11月毎月勤労統計調査速報

1月11日:日銀支店長会議・11月景気動向指数

1月12日:11月国際収支・12月景気ウォッチャー調査

1月13日:大学入学共通テスト(~14日)・台湾総統選挙投開票

1月14日:大相撲初場所(両国国技館・~28日)・大津市長選告示(~21日投開票)

1月15日:共産党大会(熱海・~18日)・軽井沢スキーバス事故8年

1月17日:阪神淡路大震災29年

1月19日:12月全国消費者物価指数

1月21日:京都市長選告示(~2月4日投開票)

月内:通常国会開会

 

〇2024年の政治を読む

 今回、次回は今年の政治・経済について分析レポートしたいと思います。今回は、政治についてです。今年の政治の焦点は、政治改革だと思います。今日の首相の年頭記者会見では、岸田首相(総裁)の直轄組織として自民党内に、政治刷新本部を来週立ち上げ、月内に中間とりまとめをすることを表明しました。新組織の実効性が疑問です。自民党には、既に党改革実行本部という幹事長をトップとする同じような会議体があります。違いがわかりません。必要であれば、政治資金規正法の改正もやると言いますが、今回の行為は法律側の不備ではなく議員の問題だと思います。それを法改正で対応することは、法治国家として説明がつかないと思います。確かに、会計責任者に全責任を負わせる法体系はいかがなものかと思います。

 政治改革も重要で、今年はやらなければならないと思います。一方で、能登半島地震の復興が重要だと思います。やはり、規模としても東日本大震災級の大災害であり復旧復興は財政的にも数兆円規模のお金がかかるかもしれません。私は、予算案の組み替えあるいは補正予算の提出も選択肢にしなければいけないと思います。

 最後に、政局についてです。秋解散が可能性が高いと思います。場合によっては、解散はないと思います。理由としては、能登半島地震が甚大かつ広範囲であり夏ごろまでは復興に重きを置く政局になると思います。秋に岸田首相の総裁任期が終わりますが、復興状況次第では特例延長もあると思います。また、復興にメドがついたら、政治改革関連法もおそらく出て国会も大荒れになると思います。能登半島地震の影響で、タイムスケジュールがずれ込むとは思います。いずれにしても、野党は一時休戦し実質オール与党で能登半島地震の復興に全力を挙げてこそ政治だと思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 編集後記はお休みさせていただきます。

1月8日:2024年の経済を読む

1月17日:社会を問う

1月22日・29日:お休み

 

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。メリークリスマス!

Seiji-loveです。先週、自分へのクリスマスプレゼントとしてiPhone13を購入しました。実は、スマホデビューです。友達に、スマホデビューと言うと「seiji-love君スマホデビュー意外だ」とよく言われます。世代的に、すでに持っていてもおかしくないと思います。私は、障害の特性上細かい操作が苦手で使うことに躊躇していました。しかし、今回今後のことをいろいろ考え、購入に踏み切りました。手に入れて、操作してみたら私自身も驚くほどスムーズにフリック入力もできて驚きました。スマホデビューは、リハビリが主目的ではなくダメもとで練習しています。短期的には、手の動きに大きな変化はないと思いますが、スマホを使いこなせば他の動作に良い影響が出ればと期待しスマホ技術習得・向上を目指して頑張ります。

 今夜のブログは、連載の社会を問う~日本の今後~の10回目です。前半は、最新情報です。後半は、社会を問うです。

 

〇最新情報※令和5年12月25日時点(自民党政治資金問題について)

今夜も、自民党の派閥による政治資金パーティー収入の不記載問題についてです。先週火曜日に、清和政策研究会と志帥会両派の事務所に一斉に、東京地検特捜部が家宅捜査をしました。清和政策研究会の幹部議員も、任意聴取の要請も受けています。年越し捜査の可能性もあります。先週、志帥会の小泉竜司法相が派閥離脱をしました。法相は、東京地検特捜部の指揮権も持つことから派閥を離脱することで、職務に支障をきたさない為決めたと言いました。しかし、タイミング的に遅いと思います。問題が大きくなったのは今月上旬でした。家宅捜索も、前々から言われていたと思います。うがった見方ですが、これまでは指揮権行使も視野に入れていたとも聞こえてしまいます。私は、外見的中立性も大事ですが危なくなったら抜けるのは逆に中立に見えないと思います。本来であれば、辞任して外見的中立性を示さなければいけなかったと思います。来年以降もこの問題を分析したいと思います。

〇社会を問う

 この連載も、あと4回です。各論は、今回と次回の2回です。前回は、自民党政権復帰後以降の社会経済構造を俯瞰しました。今回は、「全世代型社会保障」・「消費税」を大きなキーワードに、細かく社会構造を分析していくことにしたいと思います。この10年間を見る際に、消費税というキーワードは切っても切れないと思います。2014年に25年ぶりに5%から8%に引き上げられ、2度の延期を経て2019年秋に10%(軽減税率8%)になりました。GDP的には、押し下げ経済には悪影響です。デフレ不況での増税は、結果論ですが、間違っていたと思います。景気が冷え込みつつあるのに、増税すれば景気に悪影響だったと思います。一方で、全世代型社会保障の議論も消費税増税に伴って、活発的になりました。社会保障というと、65歳以上の年金や医療保険というイメージから奨学金制度等も含めての広い社会保障を言うようになりました。少子高齢化社会や人口減少社会の日本にとって、重要な視点だと思います。全世代型社会保障の議論が始まったのは、2017年に始まりました。現在では、全世代型社会保障から新しい資本主義へと政策発展しています。次回は、少し視点を世界に向けてグローバル化や内向き主義をキーワードに分析していきたいと思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 今夜のブログで、今年のブログ投稿は最後になりました。今年は、G7広島サミット・統一地方選・内閣改造・政治とカネ等を取り上げました。今年度から着けたキャッチコピーの「安心を考える」としました。今年は、安全保障・国際問題について多く記事を掲載しました。不勉強で、中々深められない所もあったかと思います。ここについては来年以降知識を私自身深めたいと思います。来年4月にブログ開設5周年という節目を迎えます。ずっと前から目標にして目前に迫っておりますが、正直実感はありませんが来年も1記事1記事を大切に書ければと思います。引き続きよろしくお願いいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。今年もありがとうございました。

来月は諸事情で変則投稿です。

1月4日:2024年の政治を読む

1月8日:2024年の経済を読む

1月18日:社会を問う

1月22日・29日:お休み

〇アイドリングコーナー

 冒頭、前回のブログで本ブログでは安部派ではなく旧安部派又は清和政策研究会と記載しますとお伝えしましたが、正しくは、安倍派です。二週連続の訂正お詫び申し上げます。再発防止に万全を期して編集いたします。

こんばんは。Seiji-loveです。先週木曜日(7日)に、奈良市内の小学校でいじめを受けていた女児が自殺をほのめかすノートに担任教諭が花丸とyou can doit(あなたならできる)と添削していたと分かりました。最初に新聞記事で見た時、呆れて言葉も出ませんでした。いじめを受けていた女児で孤立していたと言っていました。女児は、自殺していないということですが、もし命を落としていたら教育者以前に人間としてどうなのかと思いました。いじめ事案であれば、学年主任やスクールソーシャルワーカー等とも情報共有し初期対応すべきだったと思います。女児から、花丸を要求されたと言っていましたが大人の責任としていじめの事実を密室で聞き取るべきだったと思います。再発防止に向けて意識改革をすべきだと思います。

 今夜のブログは、臨時国会会期末特集×政治この1年です。予定を一部変更し、政治を中心に分析します。1つ目は、最新ニュースです。2つ目は、政治資金問題と人事についてです。3つ目は、この1年の政治について振り返ります。

 

〇最新情報※令和5年12月13日時点(岸田首相記者会見について)

 今日、6時過ぎに岸田首相は臨時国会閉会に伴う記者会見を行いました。通常の会期末記者会見は今国会の成果や現下の課題等の方針を表明する記者会見です。今回は、大半の時間を使い自民党の政治資金問題について中心に記者会見を行いました。総理記者会見は、総理大臣として行うもので特定の政治問題を中心に話すのは極めて異例です。それだけ、この問題は岸田官邸・自民党にとって無視できない問題だと思います。私が注目したのは、この2年間の政権の成果を振り返るパラグラフがありました。まるで、退任記者会見のように見えました。ここからは、2つの私の推測です。

今日までの岸田政権と明日からは生まれ変わると訴えたかったのではないかと思います。一方で、岸田首相自身も辞任する時期を決めているのではないかと思います。そのため、ここからまとめの時期に入ることを示唆したものと見られます。後者の推測が、私の中の見立てでは強いと思います。理由としては、今日の発言の雰囲気を見る限りレームダックになっていると見えました。

 

〇政治資金問題について

 自民党の清和政策研究会をはじめとする5派閥による政治資金問題は、政権に直撃しています。官房長官も、任期途中で異例の事実上の更迭される見込みです。官房長官は、総理の女房役でありスポークスマンなので1内閣で一人のことも多いです。特に、安倍政権以降松野官房長官が3人目で、3政権で一人ずつでした。松野官房長官が辞めれば岸田政権にとって過去最大の危機になると思います。また、清和政策研究会出身の4人全員の更迭となれば、長期的には自民党の分裂の可能性があると思います。それぐらい、長期的にも大きい問題になると私は見ています。

 

〇政治この1年

 ここからは、政治を中心にこの1年を振り返りたいと思います。この1年の政治を振り返ると「国民不在と納得感のない政治」だったと思います。今の政治資金問題についても言えますが、国民そっちのけでの権力闘争に見えてしまいます。例えば、定額減税も税収増の還元ということをロジックに使いましたが、財務大臣は税収増の上振れ分はないと明言し、閣内不一致を露呈させました。本来なら、デフレ脱却のために定額減税し消費に回して賃上げへの好循環につなげるという論理構成すれば支持されたと思います。岸田首相は2021年8月26日の総裁選への立候補表明の記者会見で「国民政党であったはずの自民党に声が届いていないと感じている」と言いました。そういった本人が一番国民に共感してもらえる政治をしなくなった一年だと思います。

 野党については、与党より権力闘争に明け暮れた一年だったと思います。本来、与党に一枚岩にならなくてはいけない局面でも発言や態度が気に食わないので協力しないということで法案の修正協議で微調整しかできないケースも多かったと思います。

 〇編集後記・お知らせコーナー

  もう一つ政治ニュースで疑問に思うことがあります。維新・国民が国家基本政策委員会廃止法案を提出しました。国家基本政策委員会は、俗にいう党首討論であって2年半実施実績がありません。私は、2012年の党首討論を見たのが今でも覚えています。その2日後に解散して自民党に政権復帰しました幼いながらも、党首討論ってすごいと思いました。そのような私は、この法案が出され非常に残念です。納得感のない政治に欠けているのは、党首討論のような熱い議論だと思います。そういう意味では、党首討論を定例化すべきだと思います。

 

12月18日:お休み

12月25日:社会を問う~日本の今後~

 

〇アイドリングコーナー

 冒頭、前回のブログで志帥会(二改派)と記載いたしましたが、正しくは二階派です。お詫びいたします。

こんばんは。Seiji-loveです。先週、日本大学のアメフト部の廃部が決まりました。今日になって、継続審議がする方針が明らかになりました。私は、廃部については疑問を持ちました。部内で薬物乱用が横行したという事実は、肯定はできません。一方、アメフト部を全否定もできないと思います。見え方として、団体責任に見えます。入学した学生の中には、名門である日本大学のアメフト部(通称:フェニックス)に入りたい学生もいると思います。在学生はもちろん。もうすぐ、受験期になるので多くの学生の気持ちを踏みにじることは教育機関として業務放棄そのものだと思います。コロナ禍で、大人の事情で教育活動が制限されてずいぶん賛否が分かれこのアイドリングコーナーでも度々問題提起をしました。原因事象こそ違いますが、構造は同じだと思います。私は、安易に廃部するのは反対です。今夜のブログは、今月先読み最終回です。最終回については、編集後記で触れます。1つ目は、最新情報です。2つ目は、今月予定です。3つ目は、日・ASEAN友好協力50周年特別首脳会議についてです。

 

〇最新情報※令和5年12月4日時点(清和政策研究会の政治資金問題について)

(注:本ブログでは安部派ではなく旧安部派又は清和政策研究会と記載します)

 自由民主党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、最大派閥の旧安部派では、キックバックを受けていた議員が数十人規模に上ることが明らかとなりました。パーティー券は、議員キャリアごとに販売のノルマがあります。上振れ分は、議員個人に還元します。法的には、政治資金収支報告書に正しく入りと出が(収入と支出のこと)記入されていれば、問題にはなりません。今回は、差額が生じています。裏金づくりだと思います。選挙を揺るがすような重大犯罪ではありませんが、民間人が同じことをしたとすれば脱税行為や背任になります。私は、こんなことは許されないと思います。今日は詳しく書きませんが、関係する議員は議員辞職しろとは言いませんが政界引退レベルの話だと思います。

 

〇今月予定 12月

※時事通信社公式ホームページ等を基に作成

12月5日:11月東京区部消費者物価指数発表

12月7日:10月景気動向指数速報・フィギュアスケートグランプリファイナル(~10日・北京)

12月8日:「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議(~9日 長崎)・10月家計調査・10月国際収支・10月毎月勤労統計調査速報・11月景気ウォッチャー調査・7~9月期GDP改定値・G7内務・安全担当大臣会合(~10日・水戸)

12月12日:企業間物価指数・今年の漢字

12月13日:臨時国会会期末

12月16日:日・ASEAN(東南アジア諸国連合)友好協力50周年特別首脳会議(~18日・東京)

 

〇今月注目点

 今月注目点は、16日から3日間東京で開催される日・ASEAN友好協力50周年特別首脳会議についてです。上半期の最大の外交イベントがG7広島サミットだとすれば、下半期最大の外交イベントが日・ASEAN友好協力50周年特別首脳会議です。今、東南アジア諸国を取り巻く環境は厳しくなっております。中国の、海洋進出で南沙諸島を中心に中国と激しく対立しています。日本にとって、外交の基本戦略である自由で開かれたインド太平洋構想の要衝になるため、来年以降の外交戦略を占う3日間になると言っても過言ではないと思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 今夜をもって、今月先読みは最終回です。今月先読みは、2020年にスタートし様々なニュースを分析してきました。今回決断したのは、今月先読みというニュース枠ではなく長期的な視点を持ってニュース分析を続けたいと思います。今月予定は引き続き掲載する予定です。

 

12月13日:臨時国会会期末特集×政治経済この1年

12月18日:お休み

12月25日:社会を問う~日本の今後~

 

 

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。最近、再来年の大阪・関西万博をめぐって様々な議論が起こっています。私は、予定通りに開催すべきであると思います。確かに、3度の予算オーバーで税金の無駄遣いだと思います。しかし、国際的なイベントであり、5年前に当時立候補した3都市から勝ち取った責任があると思います。かと言って、無尽蔵にコストをかけるのも違うと思います。私は、ワイズスペンティング(賢い支出)視点に立ってモニュメントやパビリオンについて考える必要があると思います。特に、大屋根と言われる巨大な木造建築物は閉会後に取り壊す予定です。これは、反対です。個人的には、夢洲を新たな万博記念公園として夢洲に作られるIR(統合型リゾート)と大屋根を合わせて新たな観光地として整備することも考えても良いと思います。万博開催前から万博のレガシーについてももう少し議論したほうが良いのではないかと思います。

 今夜のブログは、永田町最新分析&キーワードコーナーです。1つ目は、最新ニュースです。2つ目は、最近の政治情勢についてです。3つ目のキーワードコーナーは、ライドシェアです。

 

〇最新情報※令和5年11月27日時点(中東情勢について)

 今日は、中東情勢について考えます。イスラエルとハマスが合意した戦闘休止は4日目に突入しました。期間の延長にも双方前向きと見られています。一方、イスラエルのネタニヤフ首相はガザ地区のせん滅について手を引かないとバイデン大統領との電話会談で表明しました。イスラエル政府としては、これは当然だと思います。一方、今回仮に人道危機が避けられたとしても長期的な停戦や休戦がなければ人道状況の不安定化は避けられないと思います。欧米の多くが、イスラエル寄りです。今こそ、日本政府は中立的外交すべきであると思います。G7広島サミットでグローバルサウスとの架け橋を標榜したのであれば和平に向け動くのが筋だと私は素人ですが思います。

 

〇政治について

 国会では、補正予算が衆議院を通過し今日から参議院に舞台を移し、論戦が行われています。先週から、自由民主党5派閥による政治資金収支報告書への過少記載が論点に上がってきました。清和政策研究会(安部派)・志帥会(二改派)・平成研究会(茂木派)・志公会(麻生派)・宏地政策研究会(岸田派)合わせて4000万円の記載漏れです。まだ、故意なのかヒューマンエラーかはわかりません。しかし、意図的の可能性があると思います。いずれも修正申告したそうです。一方で、裏金づくりを長年続いていたことは政治不信を招きます。派閥政治は、私は否定しませんがもし派閥を上げて政治資金パーティーを裏金づくりに使っていたら納得できないです。奇しくも、昨年の同時期に薗浦前議員が同じような問題で実刑(100万円の罰金刑)を受け、公民権停止しました。わずか1年で再び同種の問題が起きることに憤りました。政治とカネは、幾度となく疑惑が出ているので本来であれば改革すべきであると思います。

 

〇キーワードコーナー

 今回は、ライドシェアについて考えたいと思います。ライドシェアとは、白タクと言われ長年道路運送法で一部特例を除き禁止されている自家用車でのタクシー営業です。私は条件付き賛成です。全面解禁に一気に進むのは一足飛びだと思います。最終的に、全面解禁しても良いと考えます。私は、過疎地域と観光密集地域1~3か所で半年程度実証実験やったうえで従来のタクシーなどの雇用問題や、安全性を丁寧に検証しリスク評価をして法改正すべきであると考えます。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

編集後記はお休みさせていただきます。

12月4日:今月先読み(終)

12月13日:臨時国会会期末特集×政治経済この1年

12月18日:お休み

12月25日:社会を問う~日本の今後~

 

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。お久しぶりです。Seiji-loveです。昨日(20日)は、体調不良でブログをお休みさせていただきました。季節の変わり目のため、皆様も体調管理に気をつけてください。

 

前回の編集後記で、今後のブログについて少しお話しさせていただきました。その後、2週間お休みを頂きました。この期間を使って、自分なりにブログとの向き合い方について改めて考えました。今後のブログにおける3つの方針を決めました。1つ目は、コーナーの再編です。2つ目は、企画記事の拡充です。3つ目は、最新情勢分析の拡充です。

 コーナーの再編についてです。現在、3つのレギュラーコーナーがあります。3つのうち、「今月先読み」を12月で終了させていただきます。なお、今月先読み内でお届けしていた今月予定は引き続きお届けする予定です。                      Seiji-loveビジネスと永田町最新分析は、継続しますが、来年度以降は統合させていただきます。

 企画記事の拡充についてです。企画記事というのは、連載企画のような読者と共に考える企画です。複雑化・複合化する現代社会について様々な視点や、観点から考える企画を展開していきたいと思います。

 最新情勢分析の拡充について最後に簡単にお伝えします。企画記事も重要ですが、最新の社会情勢も重要だと思います。社会の動きをこれまで以上にブログでも取り上げたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

 今夜のブログは、連載の社会を問う~日本の今後~の9回目です。前半は、最新情報です。後半は、社会を問うです。

 

〇最新情報※令和5年11月21日時点(北朝鮮情勢について)

 北朝鮮は、明日(22日)~来月1日に人工衛星を打ち上げると、海上保安庁に通告していました。今夜、10時45分ごろにJアラートがなり、その10分後に太平洋へ通過したものと見られるとの情報が入りました。今回は、5月・8月に続く3度目の軍事偵察衛星と称する弾道ミサイル発射を念頭に置いていると思います。通報前の発射は、異例です。理由は、今回こそは絶対成功させたいため準備が整い次第すぐ発射する方向だったと思います。加えて、東倉里の気象条件が明日以降悪いため予告期間を1時間前倒したものと見られます。いずれにしろ、いかなる衛星発射も国連安保理決議違反であるため許されないことだと思います。9月には、露朝首脳会談で発射技術の供与を受けていたと見られます。仮に成功すれば、2発目以降も近いうちに発射すると見られます。軍事偵察衛星というのは、1台のみでは機能せず、複数台を軌道に乗せる必要があります。

 

 

〇社会を問う

 今回は、自民党の政権復帰後10年間の経済を中心に社会構造について深めていきたいと思います。この10年間は、アベノミクスが大きいキーワードと共に振り返られます。アベノミクスとは、「大胆な金融緩和」・「機動的な財政政策」・「規制緩和」の3本の矢からなります。大胆な金融緩和は、ゼロ金利政策・マイナス金利政策の導入で効果はあったと思います。副作用として、円安が過去最低水準に進行するなど弊害部分もあります。

機動的な財政政策は、微妙だと思います。失敗とは言えませんが、成功したという評価も難しいと思います。予算規模での支出ベースで見たら、積極財政に見えなくもないと思います。しかし、私たちの暮らしがよくなったと言い切れないと思います。最近、一部野党が国債=国民の利益という理屈を言っています。しかし、財政健全化も重要だと思います。私は、歳出構造を見直し本当の意味での機動的な財政政策が必要だと思います。その上で、プライマリーバランスの黒字化を目指すのが重要だと思います。

規制緩和は、まだまだだと思います。最近、ライドシェアが盛んに議論されています。評価はしますが、本来であればこの10年間いろんな規制緩和をしてこないといけなかったと思います。規制緩和については、ここから数年が勝負になると思います。

 次回は、もう少し細かくこの10年間について分析し社会構造を考えます。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

編集後記はお休みさせていただきます。

11月27日:永田町最新分析&キーワードコーナー

 

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。明日は、ハロウィンです。今年は例年に比べて静かで穏やかなハロウィンのような気がします。新型コロナウイルスが5類になって、渋谷区は「渋谷はハロウィンの会場ではない」と渋谷区の長谷部区長が、9月上旬から警笛を鳴らしていました。言いたいことはわかりますが、一律に「ハロウィン目的に来ないで」・「渋谷はハロウィンの会場ではない」と言うのはリスクだと思います。短期的には、効果はあると思いますが、区長が遠回しに渋谷に短期間でも渋谷区に来ないでという区としてのブランディングを考えるとリスク・効果どっちの方が大きいのかとは私は疑問です。昨年の韓国・梨泰院での雑踏事故について軽視する気はありません。しかし、人流抑制一辺倒での対策は反対です。現代社会では、デジタル技術で人流管理する方法があると思います。スマートフォンなどに、プッシュ通知をして混雑状況を共有することも有効かと思います。

 今夜のブログは、来月の予定&永田町最新分析です。1つ目は、来月予定です。2つ目は、臨時国会・減税についてです。3つ目は、衆院解散について分析します。最新情報コーナーは、お休みさせていただきます。

 

〇来月予定 11月

※時事通信社公式ホームページ等を基に作成

11月2日:上川外相イスラエル・ヨルダン歴訪へ出発(~5日帰国予定)・秋の勲章発表・総合経済対策閣議決定?

11月3日:岸田首相フィリピン・マレーシア歴訪へ出発(~5日)・秋の叙勲発表・東日本実業団対抗駅伝(埼玉)

11月4日:ルヴァンカップ決勝(国立競技場)

11月5日:全日本大学駅伝(愛知~三重)・アメリカ大統領選挙まで1年

11月7日:先進7か国外相会議(都内・~8日)・9月家計調査・9月毎月勤労統計調査

11月8日:9月景気動向指数

11月9日:10月景気ウォッチャー調査・23年度上半期と9月国際収支・高知県知事選告示(~26日投開票)

11月12日:福島県議会選挙投開票・大相撲九州場所(福岡国際センター・~26日)

11月13日:政府主催全国知事会議・10月企業物価指数

11月15日:7~9月期GDP

11月16日:ボジョレーヌーボー解禁・10月貿易統計

11月19日:高知市市長選挙告示(~26日投開票)

11月24日:10月全国消費者物価指数

 

〇臨時国会・減税について

 今月20日に第212臨時国会が召集しました。今国会は、12月13日までで55日間の会期です。岸田首相は、先週月曜日に所信表明演説をしました。私も、所信表明演説を見ました。今回は、「経済」・「変化を流れ」というキーワードを使って演説しました。私は、岸田総理らしい演説だったと思います。具体的なストーリーは、避け中長期的な展望していたと思います。しかし、私が見た岸田首相の演説の中で2番目に良かったと思います。その理由は、経済を連呼して国民に寄り添っていると訴えていたと思います。これが、心に響いたかは別だと思います。

 この演説前後から、減税について議論が行われています。物価高対策として、岸田首相は所得税の減税を与党の税制調査に検討を指示しました。減税は良いと思いますが、岸田首相は「増税メガネ」という批判を気にして減税を検討しています。私は、少子化対策・安全保障の厳しい状況での増税はある意味しょうがないと思います。それを批判されたからといって、減税をするというのは少し違うのではないかと思います。個人的に、増税も減税も政府の意志の強さが重要だと思います。

 

〇衆院解散について

 明日(31日)で、衆議院議員の任期が折り返しを迎えます。ここからは、常在戦場に入ってきます。しかし、解散のタイミングとしては5つに限られてくると思います。年内解散は5%以下だと思います。補正予算が、11月末に成立したと仮定しても、12月選挙・特別国会は日程的に厳しくなると思います。さらに、12月は税調シーズンであり今年は所得税議論や少子化対策の財源議論のため時間が必要になると思います。

 解散があるとすれば、年明けの通常国会冒頭解散、予算成立後の解散、通常国会会期末解散、総裁選後解散、25年の6月解散の5つです。私は、ここに来て通常国会冒頭解散が本命に上がってきていると思います。岸田首相は、減税案を作成した直後に解散を打ってくるのではないかと思います。今回の議論を見ていても岸田首相は、この2年間通じて一番前のめりに減税・経済対策をやっていてあえて時間をかけて練り上げている気がします。おそらく、年頭会見で減税の具体的な中身を表明し解散に持っていくのがメインシナリオとしてあるのではないかと思います。

 逆に、岸田首相は春解散までにしないとレームダックに陥ると思います。通常国会会期末解散以降のシナリオは新総裁で臨む可能性が高いと思います。引き続き分析し随時更新します。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 次回詳しくお話しさせていただきますが、来年から本業を専念するためブログ形式を変えます。もちろん目標である5周年を直前にしていますが、私の中で5月ぐらいから辞め時ではと思ってしまいました。一方で、私はseiji-loveという誇りを胸に4年半活動してきましたし、引退はできればしたくはありません。検討段階でございますが、各種コーナーを縮小・終了し社会について考えるブログに生まれ変わりたいと思います。次回以降、小出しにお伝えさせていただきます。決して辞めません。引き続きよろしくお願いいたします。今夜はご報告でした。思いは次回ゆっくりお話しいたします。

 

11月6日・12日:テストによりお休み

11月20日:社会を問う~日本の今後~

11月27日:永田町最新分析&キーワードコーナー

 

〇アイドリングコーナー

  こんばんは。Seiji-loveです。埼玉県議会の自由民主党県議団が、定例県議会に提出していた「改正県虐待防止条例案」への批判が相次ぎ取り下げに追い込まれました。批判のまとは、低学年以下の留守番禁止や子どもたちだけの登下校を含む行動の禁止という条文があり批判を集めました。ここからは、推測です。昨年の夏から今夏まで相次いだ車の中に子どもを取り残されたことで死亡事故が相次いだことを受けまして条例を作成したと思いますが、留守番等までを全面禁止するということは合理的だと思いません。なぜなら、車中事故の多くは5歳以下でありほぼ動けず場合によっては50度近くになる車中とは違うと思います。また、この条文を盾に家庭の中での虐待が見えなくなる場合もあると思います。親によっては、留守番させない代わりに家庭で暴力をする可能性があります。その上、児童相談所にも口実を作ってしまうと思います。私は、虐待防止条例というのは名ばかりになり得ると思います。さらに、ご時世的には女性参加、ライフワークバランスをうたっていますがこの条例は逆行するとも思います。

  今夜のブログは、連載の社会を問う~日本の今後~の8回目です。前半は、最新情報です。後半は、社会を問うです。

 

〇最新情報※令和5年10月16日時点(政局について)

 今日は、政局関係のニュースについて解説していきます。まず、臨時国会についてです。今日、自由民主党と立憲民主党の国会対策委員長が国会内で会談しました。臨時国会は、正式に20日召集で決定しました。会期は、12月13日までの55日間です。一方で、所信表明演説は来週月曜日に行うことを決定しました。私は、おかしいと思います。昨日(15日)の読売新聞の政治面を見ていたら日曜日(22日)の補選の前に、岸田首相がテレビ入りの所信表明演説を行うことに野党が難色を示していたと書かれていました。これは、党利党略だと思います。慣例として、通常国会・臨時国会は開会日に政府演説を2時から行ないます。これを聞き、2日後から代表質問を3日行います。この慣例の有無は別としますが、選挙対策として国会日程を遅らせることは言語道断だと思います。

 

〇社会を問う

 この連載も後半の第2部に移っていきます。前回までの第1部では、安全保障について考えを深めました。この第2部では、経済・社会について考えたいと思います。今回は、後半の構成とポイントについて紹介いたします。次回から4回にわたって経済・社会構造について考えを広め、議論を深めたいと思います。まず、次回は日本経済について概説していきたいと思います。次回は、自由民主党政権復帰後の10年間を中心に概説します。それ以降は、個々の課題も分析することとしています。最後は、バブル経済と失われた30年について考えましょう。

 ここから少しだけ、次回以降の前座として私の問題意識を書き閉じます。よく、経済は生き物に例えられます。私は、生き物というより天気であると思います。時には、穏やかな値動きもあります。その時というのは、社会全体も明るい雰囲気になります。一方で、社会の閉塞感がある時は株価をはじめとする各指標も乱高下します。これは、まるで天気図の気圧配置のようだと思います。

 私が、本格的に経済について勉強し始めたのは2020年2月でした。そこからパンデミックを経験し、コロナショックも学びました。私は、タイミング的に不況期に興味を持ちました。その経験もあるためこういう自分なりの理論があると思います。しかし、過去については無知のためこの連載を通して一緒に学び、考えを広めたいと思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

編集後記はお休みとさせていただきます。

 

10月23日:お休み

10月30日:永田町最新分析