〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。先月末に、第50回国際福祉機器展&フォーラム(H.C.R)に行って来ました。今年は、50回という大きな節目でした。私は、7年連続で参加しました。今年は、福祉機器とは何かを考える2日間だったと思います。私が一番今回の展示ブースは、農福連携をやっている「成伝工業」です。一見すると、農福連携と福祉機器は関係ないように見えます。私も尾恥ずかしながら、ブースにあったレタスを最初に見た時、嚥下食かなと思いました。農福連携自体は、元々知っていたためこのようなブースに興味を持ちました。私は、障害者や低所得者などの就労機会を提供するという意味では機会提供をすることで福祉機器のような役割をしているのかなとも思います。福祉機器は、50年でいろいろ進化していると思います。ここからは私たちのような次世代で育てて行きたいと決意を新たにしました。

 今夜のブログは、seiji-loveビジネスです。1つ目は、最新ニュースです。2つ目は、日本経済について分析します。3つ目のキーワードコーナーは、インボイス制度についてです。

 

〇最新情報※令和5年10月9日時点(中東情勢について)

 おととい(7日)、イスラエルでパレスチナのガザ地区から大規模なロケット弾による攻撃が起こりました。この攻撃によって、多数の死者が出ました。これに対し、イスラエル側は報復攻撃を行って戦争状態に突入しました。死者は、イスラム組織ハマスとイスラエル双方合わせておおよそ1200人に登ります。

 アメリカメディアは、10月2日にハマスがこの計画を承認したと報じています。中東情勢が激化すると、日本の石油価格も高騰するため日本にとって対岸の火事ではありません。

 

 

〇日本経済について

 このブログでは、約半年ぶりに経済を専門に解説します。この半年間の市況やチャートを細かく分析することはスペース等の関係で記載しませんがご了承ください。とは言え、この半年間の経済動向について分析しないまま今の日本経済について分析することはできません。

 日経平均株価は、5月から7月にかけ終値はバブル崩壊後最高水準まで上り続けました。その後の、7月下旬から8月にかけ落ち着き一進一退となりました。8月の時点は、私も調整局面のため一進一退と見ていました。ところが、9月第3週あたりから各種データに異変が出てきました。3週目は限定的な下げのため、ここまでは楽観視もできました。翌週になると、17業種すべてで前週の上げ幅が小さくなりp・;。ました。9月最終週なると、マイナスセクターが17業種すべてに広がっています。先週分の最新のデータが昨日出てきました。前週に続き、2週連続で17業種すべてマイナスとなりました。ここから1・2週間はより戻しがあると思います。一方で、長期トレンドとしてはこの水準が続くのではないかと思います。理由としては、日銀の方向性が早くとも来年春以降に決まると思います。ので、上値をトライするのはそれ以降になると推察しております。

 

〇キーワードコーナー「インボイス制度」

 このコーナーは10ヶ月ぶりです。今後は定期更新にしたくキーワードコーナーについて構想しています。余談はここまでにします。今日のキーワードは、今月から導入されたインボイス制度について考えていきます。そもそも論として、多くの人が消費増税?と誤解されていると思います。しかし、消費税増税ではありません。インボイス制度とは、消費税課税事業者が適正に納税するための証明書の発行を義務化する仕組みです。今まで消費税免税事業者だった小規模事業者にも届出を義務化します。

 免税対象事業者(フリーランス等)は、引き続き免税手続きをすれば免税適応になります。一方で、受注元の領収書等の手続きの煩雑さから実質的に課税事業者に移行する必要があります。私は、消費税というのは間接税という点では消費税を受け取った事業者は納めるべきだと考えております。一方で、フリーランス等への配慮や減免制度も重要だと思います。消費税というわかりにくい制度を廃止し、売り上げ税や高級税という商品・サービスごとの税体系に移行し、一定の基準を満たした事業者・フリーランス等に対しては免税事業者になり不当な差別を受けない税体系に変える時期ではないかと思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 日本維新の会・鈴木宗男国会議員団副代表が党に無断でロシアを訪問しました。私は、訪問自体悪いと思いませんが、「ロシアが100%勝利する」と発言したのは問題だと思います。この戦争は、ロシア政府がでたらめで「ゼレンスキー大統領をネオナチで、ロシア人を助ける」という口実で宣戦布告しました。これは一国のやるべきことではなくロシアを擁護することはできません。ましてや、ウクライナが戦争続けていてロシアが被害者というように聞こえ私は、憤りを感じました。鈴木氏は、ロシアは隣国であり友好関係にならなければいけないという趣旨も言いました。確かに、ロシアは隣国ですが、昨年インタビューでウクライナのコルスンキー駐日大使が「ウクライナと日本は隣の隣」だと言っていたのを覚えています。リップサービスなのかもしれませんが、それを聞いてウクライナの明日は日本及び東アジアという意識でどうしてもロシアに勝たせてはならないと思いました。当然、発言を理由に除名処分はできませんが(言論の自由等の関係で)、党として何らかの形で処分すべきではないかと思います。

 

10月16日:社会を問う~日本の今後~

10月23日:お休み

10月30日:永田町最新分析

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。10月になり、少しずつ秋になってきています。この時期になると、スポーツニュースも増えてきます。うれしいニュースもありますが、中には今季限りで引退という寂しいニュースも出ています。

 今朝は大リーグのエンジェルスの大谷翔平選手が、日本人初のホームラン王の受賞が決まりました。おめでとうございます!!日本人として野球ファンとして、とても嬉しいです。

先週、千葉ロッテマリーンズの球団職員で場内アナウンスの谷保恵美さんが退任表明しました。ロッテで1991年から33年間にわたり名物アナウンサーとして、根強い人気があります。私もロッテファンとして、何度も何度も球場に足を運んで、谷保さんのアナウンスを聞いていました。私は、谷保さんの名物アナウンスの「サブローー」が好きでした。また、西武ドーム(現:ベルーナドーム)で行われたライバルシリーズ(ロッテvs西武)の企画として、DJバトルにも行きビジターにも関わらず谷保さんが来ることでホーム感があり一番に印象に残っています。谷保さん、33年間

お疲れ様でした。そして、今後のご活躍をお祈り申し上げます。

 今夜のブログは、今月先読みです。1つ目は、最新ニュースです。2つ目は、今月予定です。3つ目の今月注目点は、臨時国会です。

 

〇最新情報※令和5年10月2日時点(日銀短観について)

 今夜は、経済について分析したいと思います。日銀は今日、短観(企業短期経済観測調査)を公表しました。短観については、キーワードコーナーでも詳しく分析しますのでここではざっくり概要について説明したいと思います。短観は。国内企業9000社に対して3か月ごとに調査する調査です。今回は、大企業非製造業で27と6期連続で改善し、製造業も9と2期連続で改善しています。コロナの反動で少し高いと思います。実体経済としては、この数値より厳しいのではないかと思います。

 

〇今月予定

※:時事通信社ホームページ等を基に作成・改変

10月4日:岸田首相就任2年

10月5日:共産党第9回中央委員会総会・連合定期大会・参議院徳島・高知選挙区補欠選挙告示(10月22日投開票)

10月6日:8月家計調査・8月景気動向指数・8月毎月勤労統計調査

10月8日:サッカー天皇杯準決勝

10月9日:出雲全日本大学駅伝

10月10日:9月景気ウォッチャー調査・8月国際収支・衆議院長崎4区補欠選挙告示(10月22日投開票)

10月12日:8月機械受注・9月企業間物価指数

10月14日:プロ野球CSファーストステージ開幕(セ・パ2位本拠地)・箱根駅伝予選会

10月18日:プロ野球CSファイナルステージ開幕(甲子園・京セラドーム)

10月19日:23年度上半期貿易収支・9月国際収支

10月20日:9月全国消費者物価指数・臨時国会開会

10月26日:プロ野球ドラフト(新人選択)会議

10月28日:先進7か国(G7)貿易相会議(大阪)・プロ野球日本シリーズ開幕

10月31日:10月消費者動向指数・9月労働力調査・9月有効求人倍率・衆議院任期折り返し

 

〇今月注目点

 今月の注目点は、20日招集見込みの臨時国会です。今国会では、衆議院の解散があるかが注目です。私は、30%の可能性があると分析しています。8月ぐらいから岸田首相は「先送りできない課題に取り組む」と繰り返しています。一見すると、解散否定にも聞こえますが、先送りできない課題を前に進めるため信を問うという理屈を言うための地ならしだと聞いています。それに加え、経済対策は岸田首相自らディスプレイを用いて説明するほどの熱の入れようです。

 時期について分析します。一番可能性が高いのは、補正予算成立後の解散だと思います。冒頭解散という見方が多いですが、ほぼなくなったと断言します。政権としては、補正予算だけを通せれば臨時国会の目標にしていると思います。今後も随時分析します。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 編集後記はお休みさせていただきます。

 

10月9日:seiji-loveビジネス

10月16日:お休み

10月23日:永田町最新分析

10月30日:社会を問う~日本の今後~

 

〇アイドリングコーナー

 こんばんはseiji-loveです。先週金曜日(22日)の夕方のニュース番組「首都圏ネットワーク」で川崎市の教員への賠償事案がやっていました。今年5月、川崎市の稲田小学校の教諭の操作ミスで、プール6杯分の水を1週間にわたり出し続ける事故がおきました。市は、先月半額の95万円を校長と教員に対して請求し支払われました。この事態に対して賛否の議論が巻き起こっています。私は、この川崎市の対応について疑問で一瞬耳を疑いました。以前ブログにも書きましたが、教職員の長時間労働が問題になっています。それ以降も自分なりに勉強しています。

公立義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法は(通称:給特法)、残業代として月給の4%を上乗せし、サブスクリプション的に残業させ放題になっています。言い方がきついですが超ブラック企業なのにかかわらず一つのミスも許されないのは正直怖いなと思いました。たしかに、操作ミス・事故は場合によっては命を失うので擁護できる話ではないのは大前提です。それをもって一概に責任を押し付けることはすごく危険だと思います。教員の役割を改めて議論する必要があるのではないかと思います。

今夜のブログは、連載の「日本の外交~G7議長国としての1年と新しい国際秩序~」の最終回です。前半は、最新ニュースです。後半は、日本の外交です。

 

〇最新情報※令和5年9月25日時点(経済対策について)

 今日(25日)、岸田首相は首相官邸で記者団に緊急経済対策を発表しました。この経済対策の目的は物価高に対する対策です。ポイントとしては、【物価高対策】・【持続的賃上げ】・【国内投資の促進】・【人口減少対策】・【防災対策など国内の安心・安全対策】の5点です。大前提として、緊急経済対策だと思います。しかし、多くの項目を見る限り、年度予算案で枠をしっかりつけるべきだと思います。これを基に補正予算に転換すると思います。

 

 

〇日本の外交

 前回まで5回にわたってお送りした日本の外交も最終回です。今回は、まとめをしながら今後の日本の外交政策を考え、さらにはこの連載のサブタイトルである新しい国際秩序について展開できればと思います。私がこの連載企画を決めたのはロシアウクライナを目の当たりにして新しい国際秩序について考えることになり連載を決めました。前回・前々回は外交青書を読み解きました。その中で強調されていたことは2つだと思います。「二極化」・「自由で開かれたインド太平洋構想(FOIP)」というキーワードです。冷戦終結後、最も厳しい状況に置かれているのが国際秩序だと思います。私たちは、「自由」・「民主主義」・「法の支配」を何としてでも守り抜かなければいけません。昨年2月24日、ロシアは突然ウクライナ侵攻を開始し1年8か月になります。G7をはじめとする国は、対ロ制裁をしています。一方で、残念ながら半数近くが直接的批判を避けロシアを黙認しています。どうしてかというと国連安全保障理事会の常任理事国で核保有国だからです。だからといって、ロシアを許すことは世界が終るということを意味します。

それでは、日本の外交の進む方向はどこでしょうか。それは、FOIP提唱国として新しい国際秩序を中心で支えられる国になるべきだと考えています。総理が就任するたびに、日米同盟を基軸とした外交を展開すると言います。私は、全否定しませんが日米同盟を基軸にしながらクアッド・グローバルサウス・多国間枠組みも基軸に置くべきだと思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

編集後記はお休みさせていただきます。

 

10月2日:今月先読み

10月9日:seiji-loveビジネス

10月16日:お休み

10月23日:永田町最新情報

10月30日:社会を問う~日本の今後~

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji- loveです。先週、プロ野球の阪神タイガースがセントラルリーグ(セ・リーグ)制覇しました。18年ぶりのアレ(優勝)おめでとうございます。このネタは、編集後記で触れます。私は先々週末から3泊4日で大阪に初上陸しました。今回は、講義が主な目的でした。その合間に大阪観光も少しできました。講義自体も興味があり、笑いもあり・考えるものもあり・涙もあり良い実り多き2日間の講義でした。この学びは、論文等の今後何か形にして、皆様にもフィードバックしたいと思います。

 最終日に、大阪城に行きました。私は、車椅子で行きましたがバリアフリーが整っていて、全コース周れました。これまで大阪城のほかに2つのお城に行かせて頂きましたが、大阪城が一番バリアフリー整っていて感心しました。一方で、歴史的建造物にエレベーター等を作るということは反対意見もあります。一定理解できますが、一当事者として歴史的な重みを重んじながらバリアフリー改修するということは今後考えていっていいかと思います。
 今夜のブログは、内閣改造・党役員人事&連載の「社会を問う~日本の今後~」の7回目です。最新情報コーナーは、お休みさせていただきます。前半は、内閣改造・党役員人事を分析です。後半は、社会を問う~日本の今後~です。

 

 

〇内閣改造・党役員人事

 先週、水曜日(13日)に第二次岸田第二次改造内閣が発足しました。臨時増刊号も予定していましたが、様々な予定が立て込んでじっくりと分析・検証することができず、今日まで時間がかかりましたことをまずお詫びします。

 今回は、11人の初入閣を含み13ポストが入れ替わりました。規模という意味で言えば、中規模レベルではないかと思います。事前の見方と規模は、同程度でした。派閥別に見ても、現状維持となり中規模というわりに目新しさより安定重視したのかと思います。その中でも、女性起用は5名と小泉政権・安倍政権と並び過去最多タイとなりました。一方で、副大臣・政務官54名には女性0となり個人的には、政権として女性登用というわりに大臣・副大臣・政務官合わせた女性議員の数は少なくなったと思います。数の多さではないのは大前提ですが、5名という看板の裏では女性の政務3役がいないのは最大の失敗点だと言わざるを得ません。岸田首相は、「明日は今日より良くなる」と言いましたが、ガソリン価格一つとっても減税措置をしないのは国民に安心と希望を与えられないと辛口ですが思います。

 人事分析を10回以上していますが、今回ほどワクワク感ない人事はたぶんなかったと思います。

 

〇社会を問う

 この連載も、いよいよ折り返しに差し掛かってきました。前半では、安全保障分野を見てきました。私は、安全保障を語るのは国家観そのものを語ることではないかと思います。国家と聞くと、いかにも軍国主義に聞こえ人によってはアレルギーがあると思います。それを否定することはしません。私自身も、ロシアによるウクライナの軍事侵攻までは国家観は考えなくてもいいと過信しました。しかし、軍事侵攻に触れ自分は世間知らずだったと痛感致しました。国家観というのは、国に誇りを持つということです。言い換えれば、そんなに難しい話ではないと思います。

 まとめに移りたいと思います。「安全保障」とは何か。それは、国の自律・尊厳を守ることそのものだと思います。昨日(18日)奇しくも、東京大学先端科学技術研究センターの小泉講師のYouTubeを見ました。ゼレンスキー大統領は、欧米から2022年2月24日に避難用飛行機を用意され、国外逃亡を進められましたが残って国を守るという難しい道を選択したということです。彼自身おそらく、自分のことだけを考えれば国を捨てることも選択肢にあったのではないかと推察します。しかし、彼自身の中で彼を突き動かしたのは「国家観だと推察します。

 安全保障パートは一旦終わり、次回からは経済について軸に置きながら国内を見ていきたいと思います。なお、安全保障はこの連載のまとめでも改めて考えていきます。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 阪神タイガースが、18年ぶりに優勝しました。9回表、阪神タイガースの抑えの岩崎投手が、今年7月に脳腫瘍で亡くなった同期入団の横田選手の登場曲「栄光の架け橋」で登場し、抑え優勝しました。この光景は見ていませんでしたが、ラジオ番組「飯田浩司のOK Cozy up」でパーソナリティの飯田浩司さんがオープニングで涙ながらに、声を詰まらせこのエピソードを紹介し、私自身不思議と泣けてきました。私自身も身近な友人を亡くし、今目標に向かって歩みを進んでおります。最近は、つい弱気になってしまう自分もいて一番辛い時期に聞き心に響きました。本当に阪神タイガース優勝おめでとうございます。そして、日本シリーズでロッテと戦いましょう(ロッテファンの一言)

 

 

9月25日:日本の外交~G7議長国としての一年と新しい国際秩序~(終)

 

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。今夜のアイドリングコーナーは、10月以降のブログについてです。前々から言っているように、来年春で5周年を迎えます。ここから、約半年これまでのブログの集大成と、新しいブログの創造に向けたseiji-loveブランドの確立を目標に取り組む半年にしていければと思います。まず、秋連載についてです。連載については、春(4月)からスタートする春連載と秋(10月)からスタートする秋連載と大型企画の大型連載の3種類で展開しています。今年に関しては秋連載をお休みさせていただきます。理由は、大型連載と短期連載の2本立てで今年の上半期していました。そのため、他の企画がおろそかになりました。この場では読者数については言及したくはありませんが、確実に6月以降下げ止まり低調だと分析しています。要因分析した結果、連載のような考える企画の需要もあります。と同時に、時事ネタを多く取り入れる企画の需要もあると思います。そのため、各コーナーをはじめとしてさまざまな企画に挑戦していきたいと思います。その先に5周年を迎えられると思います。引き続きよろしくお願い致します。

 今夜のブログは、「今月先読み」です。前半は、今月予定です。後半の今月の注目点は、今月行われる見通しの内閣改造・党役員人事の最新動向についてです。

 

 

〇今月予定~9月~

※時事通信ホームページ等を基に作成・改変

9月5日:岸田首相外遊(インドネシア・インド ~11日)・7月家計調査・国連総会開幕

9月6日:日・ASEAN首脳会議 日中韓・ASEAN首脳会議(ジャカルタ)

9月7日:東アジアサミット(ジャカルタ)・自由民主党森山派夏季研修会(~8日・鹿児島)・7月景気動向調査

9月8日:処理水海洋放出についての国会閉会中審査・4~6月GDP改定値・7月国際収支・7月毎月勤労統計調査・8月景気ウォッチャー調査・ラグビーW杯(~10月28日 フランス)

9月9日:G20サミット(~10日・ニューデリー)

9月10日:大相撲秋場所(~24日・国技館)

9月11日:同時多発テロ事件から22年

9月13日:8月企業物価指数・7~9月期法人企業予測調査

9月14日:7月機械受注・自由民主党岸田派夏季研修会(~15日・富士吉田)

9月19日:国連総会一般討論演説(~25日・ニューヨーク)

9月24日:アジア大会(~10月7日・中国・杭州)

月内:内閣改造・党役員人事

 

〇今月注目点

 今月は、内閣改造・党役員人事に注目していきたいと思います。まず、時期について見ていきましょう。当初言われていた来週前半の改造についてはほぼ可能性が消えたと思います。先々週、総理が緊急経済対策策定指示しました。これが、臨時国会で提出される第一次補正予算のベースとなると思います。この緊急経済対策は、来週中に閣議決定すると思います。となると25日以降になると思います。党役員人事は慣例で9月末に任期満了を迎えます。したがって25日~29日の間で行われる見込みです。

 次に規模についてです。読むのが非常に難しいです。私の予想では、昨年と同程度の規模になると見ています。但し、内容としては昨年よりインパクトが大きい可能性があると思います。党役員人事では、幹事長交代が70%だと思います。なぜなら、茂木さんが岸田首相(総裁)にとって最大のライバルになると思います。後任には、小渕氏・森山氏・安部派の議員など名前が上がっていると思います。

 内閣は、場合によっては総入れ替え人事の可能性があると思いますが極めて低いと思います。一番可能性が高いのは、10人程度の改造になると思います。河野氏は、続投するだろうと思います。理由としては、河野さん肝いり政策のマイナンバートラブルの事後処理に適任だと思います。

一方で、交代の公算が高いのは官房長官だと思います。なぜなら、松野氏はスポークスマンとしては適切ですが内閣の要としては物足りなさがあります。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 編集後記は、お休みさせていただきます。

 

9月11日:お休み

9月19日:社会を問う~日本の今後~

9月25日:日本の外交~G7議長国としての一年と新しい国際秩序~(終)

9月中:内閣改造・党役員人事2023特集

 

〇アイドリングコーナー   

 こんばんは。Seij-loveです。先週水曜日(23日)、第105回全国高等学校野球選手権記念大会(甲子園)が閉会しました。今年は、慶應義塾高校が107年ぶりに優勝し幕を閉じました。慶応高校(神奈川)の皆様・関係者・卒業生の皆様おめでとうございます。心よりお祈り申し上げます。慶応高校の野球部は、丸刈り強制ではなく自由な髪型でプレーしています。従来の高校の野球部は、丸刈り一択という雰囲気で子供によっては丸刈り嫌だからという理由で他の部活に行かざるを得ない声も聞き私は以前から不思議に思いました。甲子園の出場校のうち8校が縛りをなくしたといいます。しかし、広陵高校(広島)が「先輩方の伝統を守るため」という理由から、自主的に丸刈りにしています。一部意見として、伝統という名の強制ではないかという批判も出ています。私は、何も丸刈りを全否定することが正しいとは思いません。広陵高校は、生徒自身が考えて丸刈りにしたいというのもこれも多様性の一つではないかと思います。今夜のブログは、連載の日本の外交~G7議長国としての一年と新しい国際秩序~の5回目です。前半は、最新ニュースです。後半は、日本の外交です。

 

〇最新情報※令和5年8月28日(そごう・西武について)

 今日の最新情報コーナーは、経済関係ニュースを1本触れます。そごう・西武をめぐっては、金曜日(9月1日)にも親会社のセブン&アイホールディングスがそごう・西武の株をアメリカの投資ファンドに売却する方向で近く取締役会で決議する方針です。これに対して、労働組合から雇用環境に懸念が出て今日(28日)、本社で経営陣と協議しましたが折り合いがつかず、大手デパートとして60年ぶりとなるストライキを31日以降実施することも視野に入れていると表明しました。デパート及び百貨店業界は、新型コロナウイルスの前からネットショッピング・大型ショッピングセンターの台頭で閉店ラッシュがありました。今回の件は、日本の今のデパート及び百貨店業界の縮図だと思います。株の売却は、経営上の判断なので多少致し方ないと思います。しかし、社員の怒りに耳を傾け売却の延期等も検討していいのではないかと思います。

 

〇日本の外交

 日本の外交もいよいよ今回と次回を残すのみとなりました。今回は、各論部分の最後として前回に引き続き「外交青書」を読み解きながら、これまで何度も触れてきた「自由で開かれたインド太平洋構想」について議論を展開し、次回につなげていくこととしたいと思います。

 外交青書2章・3章に入って行きたいと思います。2章では「地域別に見た外交」と題し、自由で開かれたインド太平洋構想(FOIP)を軸に書かれておりました。インド太平洋国家である日本とし、自由で開かれたインド太平洋は日本発の外交政策で、今やアメリカ・クアッドも重要視していると明示しています。ロシアの節では、ウクライナ侵攻を「暴挙」と批判し、支持する国と非難している国との二極化が進んでいると明示しています。巻頭のコラムとして、昨年一年間の国連で採択されたロシア関連の決議について詳述しています。

 3章では「国益と世界全体の利益を増進する外交」と題し、安全保障から経済まで外交全般を概観しています。3章については、テーマから逸脱するため、省略させて頂きます。

 最後に、自由で開かれたインド太平洋についてです。自由で開かれたインド太平洋構想は、2016年に当時の故・安倍晋三首相がケニアで開催された第6回アフリカ開発会議(TICAD)で初めて提唱しました。インド太平洋地域は、日本から中東を経てアフリカにわたる広大な地域であります。2013年には、中国が同じような一帯一路という構想という構想を発表しました。中国発の構想と大きい違いは、自由で開かれたというように地域内外を問わず、誰でもフリーアクセスを認めていることだと思います。

 次回は、これまで5回の視座をまとめつつ、今後の日本の外交に向け政策提言を行います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 編集後記はお休みとさせていただきます。

9月4日:今月先読み

9月11日:お休み 9月中旬:内閣改造・党役員人事2023特集

9月19日:社会を問う~日本の今後~

9月25日:日本の外交~G7議長国としての一年と新しい国際秩序~(終)

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。多くの人は、先週お盆休みだったと思います。いかがお過ごしでしたでしょうか。私は、先週親の実家に行きました。高速道路は、渋滞しサービスエリアは混雑していました。このような風景も新型コロナウイルスから、経済回復したと思わせるような光景だったと思います。そのようなムードに、水を差す事態が起きました。台風7号による影響で東海道新幹線が3日間にわたって計画運休や遅れの影響が出ました。自然災害なので、多少はしょうがないとは思います。今回初めてニュースを見て、知りましたが東海道新幹線の区間が日本で最も雨に弱い地盤の上に線路が敷かれているということです。すぐに地盤改良は、時間的にもコスト的にも難しいと思います。しかし、東海道新幹線開業から60年近く経つ中で、雨に強い線路や車両の改良をしていいのではないかと思います。

 今夜のブログは、諸事情により予定を変更し、連載の社会を問う~日本の今後~の6回目です。前半は、最新ニュースです。後半は、社会を問う~日本の今後~です。なお、日本の外交~G7議長国としての一年と新しい国際秩序~は次週やりたいと思います。

〇最新情報※令和5年8月21日時点(自由民主党女性局について)

 今夜は与1本政局がらみの最新ニュースについて、分析したいと思います。

まず、自民党の女性局長の松川るい参議院議員についてです。今日、自民党に辞表を提出したことが分かりました。自民党・女性局をめぐっては、先月のパリへの研修で観光のようだという批判が出ていました。自民党は明日受理し、後任は当分置かず党の組織運動本部副本部長の島尻安伊子衆議院議員が就きます。

 私は、疑念を持たれる行為をしたこと自体は一定の批判はあると思います。一方で、辞任することは、観光だったと認めるようだと思います。松川氏は騒動直後に、「研修自体は、有意義でこれ以上(騒動を)長引かせたくない」と発言していました。こういった発言をしたからには、例えば臨時国会に向けて総理に研修成果を踏まえ、政策提言をして成果を具体的な政策につなげていくべきであると思いました。松川氏の今後の活動に注目してみたいと思います。

 

〇社会を問う

 前回は、中国による台湾有事のリスクについて分析してきました。今回は、領土問題・民族問題と安全保障というテーマで分析したいと思います。歴史上多く行われてきた戦争のきっかけの多くは、領土問題・民族問題が原因となりました。第一次世界大戦の間接的な原因としても領土問題・民族問題がありました。民族問題は、ユダヤ人迫害が有名な話です。

 領土問題は、日本も現在3か国ともめています。3つとも、歴史的事実に鑑みても、日本固有の領土だと思います。竹島をめぐっては、韓国の李明博大統領(当時)が2012年8月に上陸しました。皆様の中にもご記憶に新しいのではないかと思います。これ以降日韓関係が中々良くならない期間が続いていました。このように、領土問題は単なる地政学的な問題だけではなく、二国間関係すべてに大きな溝ができると思います。北方領土問題では、2018年のシンガポール宣言以降膠着状態が続いています。領土問題の解決は困難を極めます。(ロシアの場合は、当分話はできないと思います。)

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 お盆に4年ぶりに先祖代々のお墓参りに行きました。お墓参り自体は、昨年も時期をずらし行っていました。しかし、この暑い中ご先祖様の墓前に、この一年の報告と決意を伝えました。決意を新たにしました。

 

8月28日:日本の外交~G7議長国としての一年と新しい国際秩序~

〇アイドリングコーナー

  こんばんは。Seiji-loveです。東京の狛江市が、今年の統一地方選の障害者に限った、投票率をまとめたというニュースを見ました。こうした調査は全国で初めてです。私は正直、調査できることに驚きました。なぜなら、私も以前書きましたが選挙立会人に代理投票を毎回お願いしますが、その際に一々障害者手帳を持参していません。狛江市の調査の凄いところは、障害者手帳の等級ごとの投票率も算出しています。調査方法はわかりません。それによれば、全体比-3.8%になっております。その中でも、体幹機能障害や手足に障害がある肢体不自由と言われる比較的障害が重い等級・区分は25.8%と低さが顕著でした。今回、こういうエビデンスが出たという意味は今後選挙のバリアフリーの議論のべ-スになるかと思います。今後、別な自治体でもやっていき全国的な傾向を評価できるといいと思います。

今夜のブログは、今月先読みです。1つ目は、最新ニュースです。2つ目は、今月予定です。3つ目の今月の注目点は、日米韓首脳会談についてと国民民主党の代表選についてです。

 

〇最新情報※令和5年8月7日時点(処理水海洋放出について)

 今日は、処理水の海洋放出について取り上げたいと思います。まず、処理水の海洋放出について新たな動きがありました。政府は8月下旬に原発事故で溜まった処理水を海洋放出することで最終調整していると複数の政府関係者によって明らかになりました。日米韓首脳会談後に具体的なスケジュールが決まるということです。これまで政府は23年の夏と曖昧な表現をしていました。環境は徐々に整いつつあるかと思います。先月は、IAEA(国際原子力機関)が包括報告書を公表し、安全基準に問題ないと結論付けしました。日米韓首脳会談に合わせ開催される予定のバイ会談(個別会談)で説明すると見られます。次の問題としては、福島県漁連の懸念をどのように払拭するかに移ると思います。早くても、8月28日以降に海洋放出すると思います。おそらく、海洋放出する前には岸田首相が記者会見するのではないかと思います。

 

〇今月予定(8月)

※時事通信社ホームページ等を基に作成

8月8日:マイナンバー問題中間報告公表・6月家計調査・6月毎月勤労統計調査・6月国際収支・上半期国際収支

8月9日:長崎原爆忌・茂木派研修(~10日・横浜)

8月10日:6月末国の借金・7月企業物価指数

8月15日:終戦記念日・GDP4~6月期速報値

8月17日:岩手県知事選(9月3日投開票)・7月貿易統計

8月18日:日米韓首脳会談・7月消費者物価指数9

8月21日:国民民主党告示(9月2日投開票)

8月22日:谷垣グループ研修(~23日・軽井沢)

8月25日:バスケットボールワールドカップ(~9月10日・沖縄・マニラ・ジャカルタ)・8月東京区部消費者物価指数

 

〇日米韓首脳会談について

 今月行われる予定の日米韓首脳会談は、国際会議に合わせない単独開催は史上初となります。日米韓首脳会談は、5月のG7広島サミット以来です。広島サミットの際は、わずか数分という異例の短時間で、バイデン大統領はその際「今年の夏にホワイトハウスに岸田総理とユン大統領を招きたい」と言い、その後日米韓首脳会談に向けて調整が行われました。当初は8月末と言われていました。ところが、中旬の開催になりました。おそらく、米韓軍事演習と同時開催はさすがに北朝鮮に誤ったメッセージを与え、最悪核実験をやられるというシナリオも考え前倒したのではないかと思います。後ろ倒しても良かったと感じる方もおられるかと思います。しかし、後にやるというメリットはないと思います。多分出される共同声明、場合によっては共同記者会見も行われる中で北朝鮮・中国・ロシアはかなり強い言葉で非難すると思いますので、軍事演習を後に持ってくることでメッセージとして強いものになると思います。

 

〇国民民主党代表選について

 ガラリと話は変わり、国内政局です。国民民主党の玉木代表の任期満了に伴う代表選が21日告示―9月2日の臨時党大会で投開票が行われます。前原代表代行と玉木代表の一騎打ちで選挙戦が展開される見込みです。どちらの候補も、旧希望の党出身です。前原氏は、非自民非共産の連合を作るとしている一方、玉木代表は政策本位とアピールしています。よくメディアでは、この2人は路線対立と揶揄されています。私個人的に違和感を持っています。どちらの候補も、政策本位ということはおっしゃっていて、前原さんも玉木代表もたぶん立憲民主党・共産党・れいわ新撰組のリベラル野党と国民民主党・維新の中道改革野党と与党に分類したいという考え方を共有していると思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナ

編集後記はお休みさせていただきます。

 

8月14日:お休み

8月21日:日本外交~国際情勢と日本外交の展望~

8月28日:社会を問う~日本の今後~

※キーワードコーナー増刊号は作成中

 

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。毎日、猛暑日で暑いですね。今年の夏は、各地で夏祭りや花火大会が4年ぶりに復活しています。私は、今まで行った夏祭りで一番思い出に残っているのは、東北3大祭りの一つである秋田県の「竿燈まつり」です。秋田県の次に引っ越したのは関東地方でしたので、幼い私は竿燈まつりの本場だと思っていたことを思い出しました。余談はここまで。先週月曜日(24日)、ラジオ番組「飯田浩司のOK cozy up」で、先日の秋田県の豪雨被害を現地からレポートしていました。番組アシスタントのニッポン放送の新行一佳アナウンサーは、秋田県の出身で、現地から中継で伝えていました。その中で、竿燈まつりについて実行委員へのインタビューがありました。竿燈まつりの意味は、神事であり今こそやって復興をお祈りするため中止という選択肢はないと言っていました。私は、大変な時期だからこそお祭りという手段を使って地域とのつながることが重要だと思い日本のお祭り文化の意義を久々に考えさせられたインタビューでした。

 今夜のブログは、連載の日本の外交~新しい国際秩序とG7議長国としての1年~です。

前半は、最新情報です。後半は、日本の外交~新しい国際秩序とG7議長国としての1年~です。

 

〇最新情報※令和5年7月31日時点(マイナンバー問題等について)

  今日のこのコーナーでは、2つ取り上げます。1つ目は、内政のニュースです。2つ目は、外交についてです。

 まずは、マイナンバーカードについてです。今日(31日)岸田首相は、視察先の鳥取県で記者団の取材に応じ来秋の保険証との一体化について再検討し、政府方針が決まり次第自ら説明することを明らかにしました。先週までは、予定通りの一本化に向け延期等の再検討はないという考えを明らかにしていました。ところが、与党幹部からも延期という選択肢もあっていいのではとの意見が出て、総理として再検討という選択肢が出て今日の表明にいたったのだと思います。現時点では延期まで踏み込む可能性は低いと思います。例えば、〇〇月に最終判断という曖昧な表現にとどまるでしょう。岸田首相のくせとして結論を先送りする傾向にあるので、最短で年内だと思います。遅ければ、半年前だと思います。

 日米韓首脳会談についてです。今日(31日)の松野官房長官の定例会見で「岸田首相は、来月17日から3日間訪米し、18日にワシントン校外のキャンプ・デービッド山荘で開かれる日米韓首脳会談に出席する」と明らかにしました。

 日米韓首脳会談単独開催は初めてです。国際会議と違って、長時間やるものと見られます。非常に意義深いと思います。

 詳しくは次回のブログで書きたいと思います。

 

〇日本の外交

 前回までは、今日の日本を取り巻く外交環境について分析・展開をしました。今回と次回は、外交政策について考えを深めたいと思います。外交政策を見る際、最初に見ておきたいのは外交青書です。外交青書というのは、外務省が毎年出している年一の年次報告書です。外務省の説明によると、「外交青書とは、国際情勢の推移及び日本の外交活動をとりまとめたもので、昭和32年(1957年)9月の第1号以来、毎年発行されています。外務省では、国民の皆様に日本外交の歩みを知っていただくため、過去に発行したすべての外交青書をホームページ上で公開しています」ということです。今年は、4月閣議決定されています。

 外交青書を読み解く前に、外交政策を少し考えていきたいと思います。日本の外交政策の基盤は、自由で開かれたインド太平洋構想(FOIP)があります。安倍元首相は、「地球儀を俯瞰する外交」というキーワードで外交を展開しました。岸田首相は、「新時代リアリズム外交」というキーワードで外交を展開しています。つまり、政権ごとに外交政策のキーワードを作ることで展開していると思います。日本の外交は、全体としては日米同盟が基軸となります。

 ここからは、外交青書を読み解くこととします。スペースの都合上細かく読み解くことはできませんが、今回と次回で概観していきたいと思います。

 今回は、全体構成を中心に見ていきたいと思います。今年の構成としては4章13節の構成です。計364ページでの構成です。

【国際情勢と日本外交の展望】・【地域別に見た外交】(この章以降は、次回詳しく述べたいと思います)・【国益と世界全体の利益を増進する外交】・【国民と共にある外交】この他に、コラムがたくさんあります。コラムについては触れません。

  ここからは、中身について見ていきたいと思います。第一章の国際情勢と日本外交の展望についてですが、ポスト冷戦を強く意識した内容です。リード文には、「自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値や原則に基づいた国際秩序・・・」という文で始まります。岸田政権になってこの部分は非常に多く使われています。このキーワードは、G7の共通基盤・価値であると言えます。この価値を脅かすものとして、ロシアによる侵略と明記しています。言うまでもなく、ウクライナ侵攻は許されないことです。外交青書でも強く批判しています。「侵攻」ではなく、「侵略」という言葉を使うということは、日本政府あるいは外務省としても強い意志が感じられます。自由で開かれたインド太平洋の実現は、日本の国益にとっても世界の利益にとっても最重要課題であると言えます。各論部分の最後となる次回は、引き続き外交青書について分析していきたいと思います。次々回は、各論部分をまとめながら政策提言したいと思います。

 

〇編集後記・お知らせコーナ

 編集後記はお休みさせていただきます。

 

8月7日:今月先読み

8月14日:お休み

8月21日:日本外交~国際情勢と日本外交の展望~

8月28日:社会を問う~日本の今後~

※キーワードコーナー増刊号は作成中

〇アイドリングコーナー

 こんばんは。Seiji-loveです。最近、中古車販売のBIGMOTORの不祥事が相次いで発覚しています。私はこの問題を5月にYouTubeのアニメ解説でたまたま見ていました。当時は、事実だとしてもアニメのため大げさに描いていると信じていました。しかし、事実は真逆でした。アニメ解説の方がむしろ事実と比べて、小さく描いていた気もしません。ビッグモーターと聞くと中古車販売で最大手だと思います。最大手と聞くと、企業としての社会的にも信用されていたと思います。また、業界の代表格だと思います。そんなビッグモーターがこのようなするということは信じがたいです。特に、車は場合によっては凶器になります。てきとうに整備することは大げさに言うと、殺人と同じになると言っても過言ではありません。そういうことは素人の私でも容易に想像できるため当然、認識していたと思います。私は組織風土だと思います。車は大きい買い物であり、こういうことが事実なら恐ろしさ覚えます。一日でも早く膿を出し切って、誠実に説明してほしいと思います。企業の再起は難しいと思いますが、業界全体の信頼回復が急務であると思います。

 今夜のブログは、社会を問う~日本の今後~の5回目です。前半は、最新ニュースです。後半は、社会を問うです。

 

〇最新情報※令和5年7月24日時点(台湾情勢について等)

 今夜のブログのこのコーナでは、2つ安全保障の最新の動きを中心にお伝えします。台湾有事については、このあとの社会を問うで詳しく考えていきたいと思います。そのため、このコーナでは、今日の動きから考えていきます。今日から台湾では、中国の攻撃等を想定した訓練を実施しています。例年より期間を伸ばして、幅広い訓練を実施するそうです。明後日(26日)は、空港を使って訓練を実施すると聞きました。規模が大きいと思います。日本では、図上演習や富士の軍事演習をするのは聞いたことはありますが、このニュースを聞いた時、さすが台湾だなと思いました。

 おととい(22日)から、松野官房長官は与那国島を訪問しました。今回は、有事の際の住民避難の連携について話し合ったということです。このタイミングで、政府・地方自治体との連携を確認するのは非常に意味深いことだと思います。後述しますが、台湾有事すなわち日本有事それは沖縄有事だと言えると思います。今回のこの動きを政府の中枢がするというのは抑止力にもなると思います。

〇社会を問う

 第一部である安全保障パートも残り3回となりました。前回まで2回にわたり、核について議論をしてきました。今回から3回は、日本を取り巻く安全保障について議論をしていこうと思います。今回は、日本を取り巻く安全保障環境について概説していこうと思います。日本は、中国・北朝鮮・ロシアと接していて、世界で最も厳しい地政学的に安全保障環境に位置していると言えます。また、隣国との領土問題も多数抱えています。先週土曜日(15日)、台湾有事の図上演習が行われました。図上演習は、3年連続の開催でした。台湾有事は、一見すると他国の有事であり関係ないと思われるかもしれません。ですが、安倍元首相は、生前台湾のシンクタンク主催フォーラムで「台湾有事すなわち日本有事」と言いました。私も同感です。台湾と尖閣諸島は、中国では一体として考えられていると聞いたことがあります。つまり、(こんな仮説はしたくないのですが)台湾有事が意味するのは尖閣諸島まで軍事侵攻するということとイコールだと思います。もっと現実は厳しいかもしれません。先月、中国の新華社通信に習主席が「琉球は中国」という趣旨の発言をしました。メディアは、さらッと報じただけなのでもしかしたらブログで知った方も多いと思います。(この報道姿勢はおかしいと思います。それは本論から逸脱するためこれ以上詳述は控えます)余談はここまでとします。これを意訳すれば、沖縄(琉球)から台湾は中国のものと言っていると思います。

 私は上記のことを踏まえれば、台湾有事すなわち日本有事それは沖縄有事であるという自覚を持つべきだと思います。お前は戦争やりたいからこんなブログを書くという批判もあります。私は、決して戦争はしたくはありません。しかし、こういうことを考えることが一番の防衛になると思います。次回は、防衛政策と安全保障というテーマでこの議論を深めつつより中長期的な視座で議論を展開し、第一部の終わりにつなげていきたいなと思います。

 

 

〇編集後記・お知らせコーナ

 編集後記はお休みさせていただきます。

 

7月31日:日本外交~G7議長国としての1年と新しい国際秩序~