〇アイドリングコーナー   

 こんばんは。Seij-loveです。先週水曜日(23日)、第105回全国高等学校野球選手権記念大会(甲子園)が閉会しました。今年は、慶應義塾高校が107年ぶりに優勝し幕を閉じました。慶応高校(神奈川)の皆様・関係者・卒業生の皆様おめでとうございます。心よりお祈り申し上げます。慶応高校の野球部は、丸刈り強制ではなく自由な髪型でプレーしています。従来の高校の野球部は、丸刈り一択という雰囲気で子供によっては丸刈り嫌だからという理由で他の部活に行かざるを得ない声も聞き私は以前から不思議に思いました。甲子園の出場校のうち8校が縛りをなくしたといいます。しかし、広陵高校(広島)が「先輩方の伝統を守るため」という理由から、自主的に丸刈りにしています。一部意見として、伝統という名の強制ではないかという批判も出ています。私は、何も丸刈りを全否定することが正しいとは思いません。広陵高校は、生徒自身が考えて丸刈りにしたいというのもこれも多様性の一つではないかと思います。今夜のブログは、連載の日本の外交~G7議長国としての一年と新しい国際秩序~の5回目です。前半は、最新ニュースです。後半は、日本の外交です。

 

〇最新情報※令和5年8月28日(そごう・西武について)

 今日の最新情報コーナーは、経済関係ニュースを1本触れます。そごう・西武をめぐっては、金曜日(9月1日)にも親会社のセブン&アイホールディングスがそごう・西武の株をアメリカの投資ファンドに売却する方向で近く取締役会で決議する方針です。これに対して、労働組合から雇用環境に懸念が出て今日(28日)、本社で経営陣と協議しましたが折り合いがつかず、大手デパートとして60年ぶりとなるストライキを31日以降実施することも視野に入れていると表明しました。デパート及び百貨店業界は、新型コロナウイルスの前からネットショッピング・大型ショッピングセンターの台頭で閉店ラッシュがありました。今回の件は、日本の今のデパート及び百貨店業界の縮図だと思います。株の売却は、経営上の判断なので多少致し方ないと思います。しかし、社員の怒りに耳を傾け売却の延期等も検討していいのではないかと思います。

 

〇日本の外交

 日本の外交もいよいよ今回と次回を残すのみとなりました。今回は、各論部分の最後として前回に引き続き「外交青書」を読み解きながら、これまで何度も触れてきた「自由で開かれたインド太平洋構想」について議論を展開し、次回につなげていくこととしたいと思います。

 外交青書2章・3章に入って行きたいと思います。2章では「地域別に見た外交」と題し、自由で開かれたインド太平洋構想(FOIP)を軸に書かれておりました。インド太平洋国家である日本とし、自由で開かれたインド太平洋は日本発の外交政策で、今やアメリカ・クアッドも重要視していると明示しています。ロシアの節では、ウクライナ侵攻を「暴挙」と批判し、支持する国と非難している国との二極化が進んでいると明示しています。巻頭のコラムとして、昨年一年間の国連で採択されたロシア関連の決議について詳述しています。

 3章では「国益と世界全体の利益を増進する外交」と題し、安全保障から経済まで外交全般を概観しています。3章については、テーマから逸脱するため、省略させて頂きます。

 最後に、自由で開かれたインド太平洋についてです。自由で開かれたインド太平洋構想は、2016年に当時の故・安倍晋三首相がケニアで開催された第6回アフリカ開発会議(TICAD)で初めて提唱しました。インド太平洋地域は、日本から中東を経てアフリカにわたる広大な地域であります。2013年には、中国が同じような一帯一路という構想という構想を発表しました。中国発の構想と大きい違いは、自由で開かれたというように地域内外を問わず、誰でもフリーアクセスを認めていることだと思います。

 次回は、これまで5回の視座をまとめつつ、今後の日本の外交に向け政策提言を行います。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

 編集後記はお休みとさせていただきます。

9月4日:今月先読み

9月11日:お休み 9月中旬:内閣改造・党役員人事2023特集

9月19日:社会を問う~日本の今後~

9月25日:日本の外交~G7議長国としての一年と新しい国際秩序~(終)