〇アアイドリングコーナー

 お久しぶりです。Seiji-loveです。先週木曜日(13日)のNHK首都圏ネットワークで、都立青島特別支援学校が来月開幕する高校野球の西東京大会に、特別支援学校単独で出場することになったというニュースを見ました。

高野連によれば、特別支援学校単独で出場したケースはなく初めてだということです。昨年は、近隣校との連合チームで出場していたと記憶していましたので驚きました。私も特別支援学校出身者として、単独で出場というニュースが聞ける日が来ると思わず嬉しくなりました。青島特別支援学校は、知的障害者の特別支援学校です。生徒から野球をやりたいと相談された、久保田監督は「教員として生徒のやりたいという気持ちを実現することが責務だと思った」とインタビューに答えました。一部の人から障害を持った生徒には、硬球は危ないという批判の声を調整し昨年青島特別支援学校にベースボール部を創部し今年悲願の地方大会に出場を果たしました。これをスポーツにおけるインクルーシブについて考えるきっかけにしていいかと思い見ていました。青島特別支援学校の初戦は、来月7日です。

 今夜のブログは、連載の社会を問う~日本の今後~の最終回、14回目です。

前半は、最新情報です。後半は、社会を問うです。

 

〇最新情報※令和6年6月17日時点(プーチン大統領の訪朝について)

 ロシア政府と北朝鮮政府は、明日(18日)からプーチン大統領が訪朝すると明らかにしました。プーチン大統領が訪朝すれば、2000年7月以来24年ぶりとなります。露朝関係は、ウクライナ侵攻以降強化しています。両国はG7を筆頭にいわゆる東側の諸国から、経済制裁を受けています。昨年9月に、金正恩総書記がロシア極東のボストチヌイ宇宙基地で会談して以来9か月ぶりです。今回は、軍事協力の強化や技術協力が最大の焦点となる見通しです。

 私は、両国関係の専門家ではないため詳しいことはわかりません。今回私がもった違和感として、隠さなくなってきて見える形で両国が大きい連携を取るようになったと思います。ロシアとしては、米国がウクライナだけではなく北朝鮮が挑発行為すればするほど2正面作戦になるためロシアにとってありがたいと思います。

逆に、北朝鮮にすれば一番の友好国である中国は北朝鮮の軍事行動に対して全面支持ではないため全面支持をしてくれて技術も教えてくれるという面で今やロシアが北朝鮮にとって一番の理解者になっていると思います。

 プーチン大統領がなぜこの時期に訪朝するかと言えば、週末に開催されたウクライナ平和サミットを意識したと思います。

〇社会を問う

 いよいよ最終回です。今日はグランドフィナーレとして、これからの日本の行方について考えたいと思います。本連載を用意していた22年は、大きく社会が動いた一年になりました。2月には、ロシアによるウクライナ侵攻が起きポスト冷戦といわれる時代の終わりを迎え新たな世界構造に入りました。7月には、戦後史上最悪の暗殺事件である安部元首相の銃撃事件が起きました。国政選挙中の事件で民主主義の根幹が揺らぎました。

 来年夏には、戦後80年を迎えます。来年は奇しくも明治維新から160年となります。ある専門家によれば、日本は80年周期だと言います。これまでの80年は、敗戦の80年だったと思います。ここからは、日本を再構築する80年にしなければならないと思います。現在日本を取り巻く安全保障は世界で最も厳しい状況に直面しています。安全保障環境を踏まえての国家像も考える必要があると思います。

 人口構造を見れば、少子高齢化も深刻だと思います。子育て支援、学齢期の支援、若者支援など社会保障を全世代型へと大きく変えるべきだと思います。

 最後に、国の根幹である憲法についてです。むやみやたらに改憲派や護憲派の二項対立を煽るのではなく、本質的に議論する時期だと思います。憲法は、未だ国民の手によって一度も判断していません。私は、極論憲法自体が憲法違反状態だと考えます。日本の今後を考える時に憲法問題や国家観は先送りする時代から喫緊の課題になりつつあります。

 

〇編集後記・お知らせコーナー

あとがきにかえて

私は、麻生元総理の退任会見でのワンフレーズをいつも胸にしています。「いくたの困難を乗り越え発展してきた日本人の底力を信じています」と言いました。政治を見れば揚げ足取りばかりだと思います。もちろん不祥事を是認することはあってはならないのですが、本来であれば国家観という大局的な視点で次の80年あるいはその先の日本も見据えて議論する時だと思います。14回、皆さんとともに国家観について考えを深めることができ嬉しく思います。引き続き、本ブログでも「国家観」を1つのテーマに考えを深めていこうと思います。