• 10 Dec
    • 今月の「働く女性のための相談室」

      風邪をひいている人が多くなりましたが、みなさまお変わりないでしょうか。私は先月生まれて初めて胃カメラを体験しましたが、おかげさまで元気にしております。さて、毎月10日頃発売の雑誌『PHPスペシャル』に連載している「働く女性のための相談室」。19回目のお悩みは、「このくらいで」などのあいまいな指示がよくわからないというもの。こういうことってありますよね。私はかつて法律事務所に転職したとき、初日に「期日請書、適当に作って出しておいて」と言われ、「キジツ??? 適当にって言われても・・・」と軽いパニック状態になったことがあります。今思えば、本当に簡単な文書作成だったのですが、まったくの未経験で基本的な用語も知らなかったので、何を指示されたのか、誰に何を聞いていいのかもわかりませんでした。「適当に」の他、「急ぎで」「急がないから」「いつでもいいから」など、あいまいな指示は誤解や混乱を招きやすいものです。さまざまな経験で学習したので、今の私はあいまいな表現をされたときに、「ごめんなさい、それ具体的にはいつ頃までのイメージでしょうか」のように、数字や相手の意図などをためらわずに確認することができるようになりました。しかし、今も、よくわからないけど相手にすぐに確認することもできないという人は少なくありません。たいてい、「こんなこともわからないと言うのは恥ずかしい」とか、「こんなこと聞いたら相手が機嫌を損ねるんじゃないか」、「忙しそうでいつどう聞いたらいいかわからない」などと考えて、グズグズしてるうちに結局うまくいかずに怒られたり自己嫌悪に陥ったりしてしまうのでは。じゃあどうしたらいいかと言えば、あいまいな指示は確認していくしかありません。もともとは、指示を出すほうが、あいまいな表現を使うことが問題なのです。だから、遠慮しないで堂々と確認していいんです。ということで、詳しい確認のしかたは発売中の雑誌をご覧くださいませ。個人的なご相談は メンタルエステ ココロの部屋でお待ちしています。年内は29日(金)まで営業しています。お気軽にどうぞ

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  • 03 Dec
    • 責任をとるということ

      12月ですね。年々加速度的に1年が早くなっていくような気がします。さて、依存的な人は、責任をとることを過剰に怖れていることが多いのですが、あなたはいかがでしょうか。カウンセリングでも、「責任」ということがときどき話題になります。最近考えていたのですが、それは、「責任感が強い」ということと、本当に責任がとれることとは別なのではないかということです。私自身、ずっといい子のアダルト・チルドレンだったわけですが、子どもの頃から学校の先生に「責任感が強い」とよく通信簿などで褒められ(褒めだと思ってた)、自分でも責任感を誇りにしていたようなところがあります。でも、ここには大きな落とし穴があります。責任感が強いということは、他人の分まで責任を感じている可能性もあるのです。自分と他人との境界があいまいになっていると、他人が責任をとるべき機会を奪ってしまうことがあるので注意が必要です。たとえば、子ども同士でケンカして相手を傷つけたときに、親が代わりに謝ってコトを収めようとするようなことです。責任をとるとは、ダメージを与えてしまった相手にまず謝ること。そのとき、いくら悪意がなかった言い訳をしたくても、被害者にとってのダメージは変わらないので、何よりも「ダメージを与えてしまって、ごめんなさい」が最優先です。言い訳は自分を正当化しようとする保身の行為で、謝罪の効果を弱めます。直接謝れない場合は、間接的にでも謝意を伝えること。謝ったあとは、できる範囲で精一杯フォローをすることです。相手の意向が聞ければ、なるべくそれに添うように。でも、無条件に受け入れる必要はなく、あくまで「できる範囲で」です。仕事のミスは、なるべく早い原状回復がひとつの目安になるでしょう。最後に、再発防止に努めること。問題が起きた原因を考え、今後に向け反省し、何かしら行動を改めれば完了、言い訳をしたければ反省の弁として機会があれば触れるくらいでいいのではというのが今の私の考えです。「謝罪して、フォローして、反省する」、と考えれば、そんなに難しいことも恐ろしいことでもありませんよね。問題は、それができていない大人が多すぎて、子どもにとっていい見本が少なく、責任のとり方がわからないまま大人になってしまう悪循環が蔓延していることだと思います。私も大人になるまで何かにつけて過剰に責任を感じていました。それは、責任のとり方を知らなかったため、実際に責任をとらされることになったらどうしようと怖れるあまり、最悪の事態に備えて保険のように先回りして備えていただけのことでした。29才で未経験の法律事務を始めたとき、当時のボスに「あなたがたとえミスをしても責任はボスの自分にあるし、致命的なことにはならないから安心して」というようなことを言われて救われた気がしたものです。それくらい、責任やミス(失敗)を怖れビクビクしていたのです。そのとき、失敗しても致命的ではなく、自分の役割のなかでできる責任をとればいいのだと知り、とても気がラクになりました。よく考えれば、私個人がとれる責任など限られています。真面目な人ほど、経営者でもないのに会社の責任を感じて辛くなっていたりしますが、一社員がそこまで責任を考える必要はないのです。自分の責任をとるということは、実はシンプルで、とても清々しいことです。自分の責任がとれるようになると、精神的にかなり自由になれると思います。

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  • 24 Nov
    • 問題が起きたときのスムースな対処の仕方は

      今、連日相撲の暴行事件が報道されています。気になることはいくつもありますが、先日日弁連のハラスメント相談員研修でお話ししたことと共通することがあったので、ここでもお話ししたいと思います。それは、何か訴えたいときには「筋を大切にする」ということです。もう少し具体的に言うと、個人的な感情は一旦脇において、冷静に自分と相手の立場や役割を考え、適切な立場の人に客観的な事実と要望を伝えるということです。自分が被害を受けていると、つい感情的になって話しやすい筋が違う人に訴えてしまいがちですが、そうすると話が複雑かつ大きくなって事態の収拾が難しくなります。(今回がいい例)特に、自分が組織に属している場合、まずライン上の管理者に相談するのが大原則です。会社なら上司、もし上司からハラスメントを受けた場合は上司の上司、そこもダメならハラスメント窓口や人事という順に相談するのが筋というものです。この順番を「嫌いだから」「話しにくいから」などの感情的な理由で飛ばしてしまうと、その人の立場を無視したことになり、ケンカを売ることになります。また、飛ばされた人のメンツを潰すことにもなり、恨みを買うなどその後の関係悪化が懸念されます。また、組織としても対応が複雑で面倒になるため、問題解決に時間がかかります。つまり、結果的に被害を受けた側も、損をする可能性が高いのです。今回の騒動は、被害者とその上司がラインを無視していることが問題を大きく複雑にしている典型だと思います。組織に属している場合メリットは、組織に守ってもらえることだと現在個人で働く私は痛感しています。ただ、メリットを享受するには組織のルール(この場合は、筋を通す=仁義を切るということ)を守らなければなりません。「協会を辞める覚悟も」という報道もありましたが、自分一人のことならそれでいいでしょうが、部下を守るという管理者の立場としては感情的すぎて社会性に欠けており、本来いちばん守られるべき被害者の今後がとても心配です。

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  • 14 Nov
    • 今月の「働く女性のための相談室」

      毎月連載しているPHPスペシャルの「働く女性のための相談室」、今月のお悩みは、気がきかない同僚について。気がきかない人っていますよね。杓子定規でしか対応できず、柔軟性に欠ける人。私もかつては気のきかない同僚や常識知らずの同僚にかなりイライラしていました。でも、今は一瞬ムッとするものの、「しょうがない。わざとじゃないんだから」と諦められるようになりました。なぜなら、カウンセリングで「空気が読めない、社会常識に自信がない」などのご相談を数多く聴き、わざとじゃないし、できない人と自覚している人はできないことで深く悩んでいると知ったからです。努力してもできないというのは辛いことです。その場合は生まれつきの可能性が高く、おそらく発達障害もしくはグレーゾーンが疑われます。その人たちに「変われ」と言うのはあまりに非情です。背の低い私がもっと大きくなりたかったのになれなかった悲しさに重なります。いちばん問題になるのは、できていないのに自覚のない人でしょう。私もかつては「これだけ人にストレスを与えて自覚していないなんて信じられない」と怒っていたのですが、今や自覚できないのがその人の力なのだと思えるようになってきました。(それでもまだイライラはします)なかには(かつての私も)自覚してほしいと願ってストレスを溜める人もいると思いますが、自覚のない人に自覚させるのは至難の業です。無理強いして逆恨みされる危険もあります。そうした危険をおかしてでも指摘できる立場の人は、管理責任のある親か上司です。親はしつけとして、上司は会社の利益を守るための教育として、こういうときはこうするものだという社会常識やルールを教えてあげなければなりません。それ以外の人は、自分に被害がなければ敢えて介入する必要はなく、もし指摘したいのなら最悪逆恨みされることを覚悟するならどうぞ、でもオススメはしませんというかんじです。PHPスペシャルは現在発売中です。今月号の特集は「人生が明るくなるお金の習慣」。興味のある人はぜひご覧ください。

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  • 12 Nov
    • 年を重ねるだけでは精神的な大人になれない

      カウンセリングには人間関係のご相談が多いけれど、話を聴いていると、他人に対して実年齢にふさわしい精神的成熟度を求めている人がとても多いなあと感じます。でも、残念ながら、実年齢と精神年齢はかならずしも一致しません。さらに残念なことに、年を重ねれば自動的に精神的に大人になるということもありません。だから、「親だから」「上司だから」「年上なんだから」精神的に成熟した大人だと期待するのは期待しすぎなのです。そして、何に対しても期待しすぎると自分が苦しくなります。「こうあってほしい」という希望はあってもいいですが、「こうあるべき」という思いこみは手放したほうがラクになれます。精神的な成熟というのは、精神的な鍛錬の末に得られるもので、自然に獲得できるものではないと私は信じています。精神的な鍛錬とは、日頃から見聞を広め、自問自答をくりかえし、苦しいことやつらいこと、孤独や寂しさなどをしっかり味わうことだと思います。よく自分のことがわからないというお悩みがありますが、自分のことを知るには、意識的に自分のことを知ろうとしなければなりません。大人になれば自動的にわかるわけではないのです。どんなことでも、上手になるには努力や練習が必要ですよね。でも、上手になった人たちはいちいちそれまでの努力や苦労を語りません。特に、コミュニケーションや性格に関することは生まれつきだ諦めてしまっている人が多いですが、決してそんなことはありません。だから、努力もしないで「できない」と自分を責めて開き直るのはもったいないかぎり。自分と向き合うことを面倒くさがって、日々漫然とスマホで暇つぶしをするのは、自ら成長を放棄しているのと同じです。個人的には、そういう人ほど他人に対して批判的で、自分ばかり損をしているような被害感情をもっているように思います。ネットの炎上などその典型に思えます。成熟した大人は、自分に直接の被害がないかぎり、他人に対して寛容でいられます。感情のコントロールが上手くできます。それは生まれつきでなく、人生のどこかで努力したからです。他人に努力を強制することはできませんが、あなたが努力するのはあなたの意思次第です。「人は死ぬまで成長する」と言われているので、いつからでも大丈夫。一人でやるのに自信がなければ、私が全面的にサポートしますので、どうぞカウンセリングをお試しください。

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  • 29 Oct
    • 自分を大切にするということ

      2週末連続で台風がやってきて、心身ともに不安定な方も多いと思います。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。私はホットフラッシュのおかげか、今までのように天候に左右されることなく過ごしています。今回は、少し前に読んだオススメ本のご紹介。アメリカのアマゾンで1位になったので読んでみたらよかったです。『もっと「自分のため」に生きていい』 ジェン・シンセロ著 山川紘矢・亜希子訳 三笠書房 パート1 夢、目標、恋愛・結婚、あこがれの仕事・・・本当は、誰のための人生? パート2 「今の自分」を大切にしてあげる-それが万能の特効薬! パート3 人生の「ビッグウエーブ」を軽やかに乗りこなすために パート4 「不安」はみんな「幸福」のモトになる パート5 今、思い描いたことが、すべて現実になっていく「自分を大切にする」と言うけれど、どういうことかよくわからないと、カウンセリングで聞かれることがあります。そのときどきで表現は変わりますが、基本は、自分で自分を満たすこと、つまり、自己犠牲的ながまんや自分へのダメ出しをやめ、その代わり自分をなるべくほめるようにする、そして、罪悪感なく自分がしたいことをし、したくないことをなるべくしなくてすむことにエネルギーをつかうようにするということです。それを、もっと具体的にわかりやすく教えてくれる本だと思います。秋の夜長にいかがですか。さらに、読書として個人的にオススメしたいのは小説です。コミュニケーションに必須の共感力を養うにはもってこい。ぜひどうぞ。 

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  • 20 Oct
    • 「やめる」という選択肢をもてればラクになる

      急に冷えたり台風がきたり、コントロールできないお天気に振りまわされて体調を崩しやすい日々が続いていますが、みなさまお変わりないでしょうか。さて、悩んでいるときに陥りがちな考え方のひとつに、「やるしかない」という思いこみがあります。そういうときに、「やめる」という選択肢をもてるようになると、力が抜けてラクになります。たとえば、仕事を辞める、つきあいをやめる、結婚をやめる・・・。実際にはやめなくてもいいのですが、最悪やめることもありだと覚悟を決めておくと、意外と腹が据わって現状がうまく改善できるようになります。「やるだけやって、それでもどうにもならなければやめよう」というのは、決して逃げではなく、頑張った自分を認めたうえで、報われない頑張りをやめ、無意味な消耗から自分を守ることです。つまり、自分を大切にするということです。やめる=逃げだと思っていると、やめることに罪悪感や敗北感を抱き、続けることに執着してしまいがちです。執着は苦しいだけ。誰も幸せになりません。もちろん、何の工夫も試みないでやめてしまうのは逃げや甘えです。でも、できるだけのことをやっても事態が変わらなければ、それは「残念ながらご縁がなかったのだ」と潔くあきらめる勇気も必要です。そうしないと、最悪、仕事でもプライベートでもハラスメントの被害者になってボロボロになるまでいいように利用されてしまう可能性もあります。特に、「やめさせられる」ことを怖れて、「自らやめる」という発想のない方は要注意。「やめる」という選択肢を常にもつことは、リスクマネジメントとしても大事なこと。そうした覚悟から緊張感がうまれ、今を充実させようという意識が強くなって、実際に毎日がハッピーになると思います。少なくとも、私自身はそれを実感しています。大人になったら、自分で自分を守らなければなりません。誰かに守ってもらえるのは子どものときだけ。自分で自分を辛くするのはできるだけ少なくするようにしてあげてくださいね。

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  • 10 Oct
    • 今月の「働く女性のための相談室」

      去年から『PHPスペシャル』という雑誌に毎月「働く女性のための相談室」という連載をしています。読者の方からのお悩みに誌面でお答えするというものです。今回は、昇進の打診に戸惑いを感じているというお悩み。 これからは、管理職に推される女性がどんどん増えてくるでしょう。でも、今までの管理職たちを見ていると、素直に喜べないのもまた事実。自分の力を認めてもらえた嬉しさ反面、管理職になることで科せられる責任や煩わしさ、何より男性管理職が大勢のなかで上手く立ち回っていかなければならないことを考えると、相当な覚悟が必要そうです。本当に今の管理職は大変です。若年層は明らかに自分たちの頃に比べてストレス耐性が低いうえ、ハラスメントの概念が広まって、やりすぎてもやらなすぎても訴えられるなど、上司受難の時代だと思います。自分もプレイヤーとして成果をあげつつ、部下の管理もしなければならないというのはかなりの負担になります。プライベートもある程度犠牲にしなければならないのではと考え、尻込みしてしまうのも自然なことです。じゃあ、どうしたらいいかという私の回答はどうぞ誌面でご確認ください。10日頃発売のPHPスペシャル11月号、特集「明日は笑顔になれる心の休ませ方」 定価360円の小さくてかわいい雑誌に掲載されています。

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  • 07 Oct
    • 人生を豊かにするには「人・本・旅」

      急に冷え込んで秋になった感がありますが、みなさま体調いかがでしょうか。さて、「○○の秋」という表現がありますが、それにぴったりの記事をみつけたのでご紹介。実は以前、新聞で読んで切り抜き、ブログに書こうか迷いつつそのままになっていた記事がネットに掲載されているのを発見し、今度こそと思った次第です。これは、ライフネット生命保険創業者の田口治明氏が、長時間労働をして「メシ、風呂、寝る」をこなしているだけでは、ただ仕事をしている気になるだけで、能率や生産性はどんどん落ちていくから、そうならないために「人、本、旅」を意識せよと提言しているもの。https://style.nikkei.com/article/DGXMZO19821970Z00C17A8000000?channel=DF070420172353&n_cid=LMNST008&page=2具体的には、「人に会う。本を読む。最後の「旅」は、現場のことです。おいしいパン屋さんができたら、行って、買って、食べて、初めておいしさが分かります。脳に刺激を与えなければ、アイデアなんか出てこないんですよ。 」田口氏が言っているのは、人生の質をあげるには、意識的にリアルな体験をして経験値を上げよということだと思います。私はカウンセリングでいろいろなお悩みをお聴きしていますが、悩んでいる人の多くは頭であれこれ考えすぎていて、自分の想像や思いこみで苦しくなっていることがとても多いです。そして、人間関係も行動範囲もどうしても閉鎖的になってしまいがちです。しかし、実際に、多くの人に会い、多くの本を読み、多くの体験をすることで、世界(視野)が広がり、さまざまな考え方や価値観があることを実感として感じられるようになり(認めざるをえなくなり)、「こうでなきゃ」という囚われが自然に緩んでいきます。私自身、カウンセリングでお話をお聴きするたびに、「なるほど、そういう考え方があるのか」とハッとさせられ、自分の考え方の幅が広がってきたと感じています。そのおかげで、今では頭ごなしに何かを決めつけることが減り、想定外のできごとに遭ったときも失敗したときも以前ほど動揺しなくなったと思います。結果、精神的にとても穏やかで安定するようになりました。どんなにネットで情報を得ても、手間暇かけて得られる生の体験とは深みが違います。「面倒くさい」という横着は、経験不足→自信がないというリスクとセットになると私は考えています。これからは出かけるにもいい季節。もし自信がないと感じている方は、どうぞ一つでもリアルな体験に挑戦してみてください。大事なのは結果ではなく、チャレンジしたという事実です。失敗してもチャレンジした自分をほめていいし、何か得られることがあれば、それは立派な成功体験になるということをどうぞお忘れなく。

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  • 30 Sep
    • 罪悪感を手放せば自由になれる

      あなたは罪悪感を覚えることがありますか。私はかつて何かにつけて感じていました。でも、今はほとんど感じません。なぜなら、冷静に考えて、誰かに罪悪を感じるほどの悪いことはしていないと思うから。じゃあ、過去は極悪非道だったのかと言えば、そんなことはなく、むしろ優等生的ないい子だったと思います。いわゆるスペック的には今よりずっと優秀だったと思います。それなのに、なぜ罪悪感を持ち続けていたのか。おそらく、私はずっと母の期待に応えられていないことを罪悪だと感じていたのだと思います。幼少の頃から、東大の前を通るたびに「あなたは将来ここに入るのよ」と言われ、中高一貫の進学校に行ったものの、東大どころか浪人して私大にしか入れず、また、「根性がない」「怠け者」「素直じゃない」などとダメ出しをされ続け、ほめられたことがありませんでした。それゆえ、「私は根性がない怠け者だから何をやってもあと一歩」と思いこみ、100点をとれない自分は価値がないと自己嫌悪や罪悪感を感じていたのでした。大人になって、経済的に自立し、念願の一人暮らしをするようになって、少しずつ「親の期待に応えなくても犯罪じゃないし迷惑もかけてないし」と冷静に考えられるようになり、どんどん自由になりました。あなたもよく自分に問いかけてみてください。「私は誰に対して何を悪いと思っているのだろうか」と。それって、犯罪レベルのこと? 実際誰かに実害が生じている? そして、今、目の前で困っていることは何?最後に質問。罪悪感を言い訳にして、見ないようにしているあなたの問題は何ですか。罪悪感や自己嫌悪は、現実の問題から目を背けるための絶好の口実です。現実に向き合えば、自然に罪悪感は消えていきます。罪悪感からは何も生まれません。現実を見て、あなた自身の問題を解決しましょう。

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  • 18 Sep
    • ハラスメント加害者の多くに自覚がない理由

      私は以前法律事務所で働いていたこともあり、現在弁護士会でハラスメント関連の仕事をさせていただいているけれど、メンタル・クリニックや企業、カウンセリングルームでも最近パワハラ・モラハラの相談が増えていると感じます。かつては被害者の話を聴くだけでしたが、ここ2,3年は加害者の立場の話を聴く機会が増えました。そこで、痛感するのは「加害者には自覚がないだけでなく、むしろ被害者意識が強い」ということ。また、ほぼ共通して出てくるのが「そんなつもりじゃなかった」というセリフ。そして、自分の言動を正当化するような言い訳が続きます。よくあるのは、「よかれと思って」やったのに誤解され納得がいかないという訴え。今回の豊田議員のパワハラ騒動後の会見はその典型です。よく見ると、自分の行った言動(私は犯罪だと思ってる)を他人事のように話し、まったく自覚と反省をしていないのがわかります。謝罪の言葉や態度は形だけ。あれは議員を続けるためのパフォーマンスでしょう。議員を続けたい話をするときの媚び媚びの笑顔のあと、記者からの質問に対し、急に目つきが変わり記者の話を遮ってケンカ腰の反撃に変わっていたことからも明らかです。スイッチが入ると自分を抑えられなくなることがよくわかる映像でした。パワハラ、モラハラ、DVなどの加害者は、豊田議員もどこかで言っていたように「自信がない」ストレスを自分より弱い相手に八つ当たりすることで解消しています。厄介なのは、ターゲット以外には愛想がいいことが多く、まわりがハラスメントに気づきにくいこと。外面がいいのは、自信のなさから嫌われることを怖れていたり、認めてもらいたいという承認欲求からだったりで、そうした他人の顔色をうかがう言動は本人にとってかなりのストレスになっているはずです。そのはけ口が自分より弱く反撃しにくい人にむかってしまうのがハラスメントのしくみです。問題は、ハラスメント加害者のほとんどに自覚がないこと。心理学では「否認」と言いますが、自分のなかでは常に不遇をかこっている被害者なのだから、自分が加害者になって世間から糾弾される立場になるなんて絶対に受け入れられないと、無意識レベルで自分を守るために全力で事実を認めない姿勢を貫いているのだと思います。こういう相手に正論で挑んでも、巧みに話をすりかえられて煙に巻かれるのがオチです。対処法として現実的なのは、以下の3つくらいでしょうか。1 逃げる(少しずつ距離をとる、家を出る)2 職場であれば、上司(あるいはその上司)かハラスメント窓口や人事に相談する3 専門家に相談するいちばんよくないのは、ひとりで抱えてがまんしてしまうこと。これでは何の解決にもなりません。「私にも悪いところはあるから」は加害者に洗脳されている被害者の常套句。もし、こういう思いでがまんしているなら、すでにかなり危険な可能性もあるので、すぐに誰かに相談してみましょう。

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  • 12 Sep
    • 何もしない贅沢

      悩んでいる人は、何もしないでいることが苦手で、何かせずにはいられないということが多いと感じます。でも、それは問題の本質を避け、別のことで気を紛らわしているだけなので、不安や自信のなさは変わりません。そういう人たちに共通しているのは、「何もしない=何も生み出さない、役に立たない、価値がない=悪」のような思いこみです。だから、休みの日に何もしないと罪悪感を覚えるのでしょう。私もかつてはそうでした。それが変わったのは30歳で石垣島へ一人旅にいき、ホテルのプライベートビーチでスタッフの本土出身の女性とお喋りしてから。当時、竜宮城のような珊瑚礁が広がっていた石垣島は、私にとって移住したい憧れの島でした。しかし、彼女はすでに世界中の南の島を巡っていて、現地では「何もしない。ボーッとしてるだけ」とあっけらかんと言ったのでした。ガーン珊瑚礁の美しい島々に行って、海に入らずビーチでボーッとしているだけだなんて・・・と、初めはショックを受けた私も、彼女の自由で清々しい雰囲気に妙に納得し、「そうか、何もしないために旅行に行くってありなんだ」と素直に思えたのでした。そして、その後、何もしないで過ごすことを目的に再び石垣島に行ってみたら、ものすごい解放感と満足感を得られたので、それ以降、何もしないことが最高の贅沢になったのでした。今は、1年に1回は南の島で命の洗濯をする以外、何の予定もない完全オフの日が待ち遠しくて仕方ありません。何の縛りもなく自由に一日過ごせるなんて嬉しいー理論的にも、何もしないでゆったりすることは、脳の休息にとって必要不可欠。心=脳=身体をリフレッシュさせるには休息しかないのです。ネットからも離れるとなおスッキリ。だから、何もしないことが苦手な人は、「これは怠けじゃない。脳をリフレッシュするために脳を休めているんだ」と自分に言い聞かせて、好きなだけゆったりしてみてください。罪悪感は回復の妨げになるので気づいたら手放しましょう。(*罪悪感は百害あって一利なし)贅沢を味わうときはコソコソしないで堂々と。そのほうが効果も上がりますよ~

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  • 07 Sep
    • 幸せへの鍵は素直になること(4)~基準は自分の好き嫌い~

      素直になれない人は、言い換えると、自分の好き嫌いより他人の顔色を大事にしていると言ってもいいかもしれません。実際、カウンセリングでも、自分の気持ちがよくわからないと言う人は少なくありません。そんな方に好き嫌いをお聞きしても、あまり出てこなかったりします。なかには、「嫌いって思っちゃいけない」と思いこんでいる人もいます。でも、「イヤな人っているでしょ」と聞くと答えはYes。てことは、「嫌い」ってことだよね。「イヤ」は漢字で書けば「嫌」なんだから。好き嫌いは誰にでもあるとても自然な感情。ないほうが不自然、不健全。ただ、好き嫌いをそのまま表現するのは大人のすることじゃない。それはわがまま。大人は自分の気持ちを把握したうえで、状況に応じて適切な表現を自分で選ぶもの。面倒だけど、それが社会性を身につけた成熟した大人です。たとえば、プライベートなら嫌いな人とはつきあわなければいいけれど、仕事やPTAなどオフィシャルな場面には、誰にでも1人や2人嫌いな人がいるもの。だからといって、無視をしたり嫌がらせをしたりするのは大人げないし、かといって、そのたびに転職や引越をしてはいられません。オフィシャルな場面では、お互い役割があって集っているだけなので、好き嫌いは脇において役割を果たすことを最優先にします。いわば社交です。必ずしも仲よくなる必要はなく、役割に徹して相手に失礼がないように接しておけばいいのです。嫌いな人とは、なるべく近づかないで実害を被らないようにし、もし実害があったらオフィシャルな上の立場の人に相談すれば力になってくれるはず。素直になるとは、自分の好き嫌いを大切にすること。正しさや損得を基準にものごとを判断しないこと。毎日をなるべく好きなことで満たし、嫌いなことをなるべく避ける、嫌なことをがまんしてエネルギーを消耗するより、嫌なことをしないことにエネルギーをつかい、自分を快適な状態に保つ。ポイントは、いかに上手に嫌なことを回避するか。嫌だからといって完全に拒絶するのではなく、大人の知恵を総動員して円満におさめるよう調整するのです。それが、自分を大切にするということ。自分の気持ちに正直になって、上手に自分の欲求を満たすことは、決してわがままではありません。素直になることは自分がラクになるだけでなく、本来のあなたの魅力が自然に引き出されるので、まわりからの印象も格段によくなります。自分の好き嫌い、快・不快をよく知って、自分をどんどんハッピーにしてあげてください。何をしたら自分が喜ぶか、いちばんよく知っているのはあなたです。(完)

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  • 03 Sep
    • 幸せへの鍵は素直になること(3)~感情のコントロールはいつでも学び直せる~

      前回は、受けとめ方について書いたので、今回は感情について書こうと思います。素直になるには、感情のコントロールが必要不可欠です。でも、感情のコントロールに関しては本当に誤解が多い。特に多いのがこの2つ。 ・ この性格はうまれつきだから何をやっても変わらない ・ 感情をコントロールする=感情をおさえることまず、性格が変わらないという思いこみは、半分合っているけど、半分間違い。遺伝的な要素はもちろんあるけれど、私たちの価値観のほとんどは後天的に身につけたもの。だって、生まれたての赤ちゃんは何の色にも染まっていないでしょ。人目や他人への迷惑を気にしてたら赤ちゃんは生きていけません。私たちは、だんだんとまわりの影響を受けて今の自分になったのです。学習したものであれば、学習し直せる。身についたくせを修正するのは大変だけど、練習をくり返せば必ずできます。だから、「うまれつきだから」は、やりたくないことを正当化している言い訳です。次に、感情のコントロールとは、感情を抑圧することではありません。特に、ネガティブな感情を力づくでおさえこもうとする誤解が多いのだけど、無理におさえても一度うまれた感情が消えることはなく、心の奥底でくすぶり続け、許容量を超えると一気に爆発してしまいます。これがいわゆる「キレ」た状態。せっかくがまんしてたのに実にもったいないことです。じゃあどうしたらいいかというと、どんな感情もしっかり感じ、そのうえで状況に応じて適切にアウトプットできるよう、常に自分が今どんなかんじで何を望んでいるか自問自答する習慣を身につけること。大事なのは、他人の顔色ではなく、自分が今どういう状態なのかを把握することです。他人のことばかり気にしている人は、自分のことが後回しになって、自分の状態がまったくわかってないことが少なくありません。特に、何かイヤなかんじがしたときに、自動的にがまんする傾向がある人は要注意。自分で納得してがまんするのと自動的にがまんするのとでは、その後のストレスケアやひきずり方がまったく違ってきます。がまんを選んだ場合は、別の方法でストレス解消(アウトプット)しないとストレスが溜まって苦しくなるのですが、がまんを自覚していないとこうした自分ケアにつながりにくい。これでは感情のコントロールになりません。(続く)

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  • 29 Aug
    • 幸せへの鍵は素直になること(2)~受けとめ方は変えられる~

      前回、素直とバカ正直は違う、素直になるとはわがままになることではない、媚びる(大げさにはしゃいだりするなど)ことでもないとお伝えしました。さらに、相手に全面的に従うことでもないとつけ足します。じゃあ、素直って具体的にどういうこと?まず大前提として、ものごとをできるだけ偏見なくありのまま受け入れられることが必要です。ネガティブな感情がでやすい人は、無意識にネガティブな受けとめ方をしています。たとえば、目の前で電車のドアが閉まったとき、「ああ、なんてついてないんだろう。きょうは何かよくないことが起きるのでは。そういえば・・」とくよくよ引きずってしまうなんてことがありませんか。でも、客観的事実としては、「目の前でドアが閉まった」ということだけ。それ以外は自分で勝手に意味づけして、自分で勝手に不安になっているのです。これが素直な人なら、「あー、残念。惜しかったなあ」くらいで、すぐに気分を切り替えられます。小さなことですが、こういうことが日々重なっていけば、どれほどに違いになるか想像できますよね。受けとめ方というのは、自覚の有無に関係なく、自分でつくっているもの。つまり、自分で変えられるもの。練習すれば誰でも変えていけます。ポイントは、練習が必要だということ。大人になって年をとれば、自動的にできるようになるものではありません。お年寄りでも、穏やかな人からひねくれた人までさまざまなのがその証拠。じゃあ、どうやってネガティブな受けとめを減らす練習をすればいいかというと、ものごとを客観的事実+自分の解釈・想像にいちいち区別してみること。素直じゃない人は、たいてい事実と自分の解釈がごちゃまぜになっています。まずはここをしっかり分けること。これをするだけで、自分の思いこみを手放せるようになって、かなりラクになると思います。(続く)

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  • 25 Aug
    • 幸せへの鍵は素直になること(1)~こじらせ系は損するだけ~

      アメブロにお引越しして初めての投稿です。どうぞよろしくお願いいたします。記念すべき1回目の記事なので、何か希望的なことを書きたいなあとあれこれ迷い、「そうだ、どうしたらハッピーになれるかを書こう」と思い至りました。「適切に考える力をつけること」、「やりたいことをやり、やりたくないことをやらないこと」、「決断力」、「交渉力」、「行動力」、「コミュニケーション力(伝える力と聴く力)」など、いろいろ浮かんできたけれど、今回は「素直になること」を取り上げます。相談にこられる方は年齢も事情もさまざまだけど、共通していることに「こじらせ系」ということがあります。A 「本当は違うんだけど、面倒を避けるためにまわりに合わせて黙っているので、いつまで経っても真意をくんでもらえない」B 「一応言ってるつもりなんだけど、わかってもらえない」C 「何度言ってもわかってもらえない」と、Aの受け身的なタイプからCの攻撃的なタイプまでさまざまだけど、いずれも自分のことを適切に伝えられず他人に誤解されて「わかってもらえない」とストレスを感じるしくみは同じです。Aは報われないがまんを重ねてストレスが溜まり、Bは思わせぶりな言動が理解されず虚しくなり、Cは被害妄想的になってキレやすくなりがち。ちなみに、Cは知らないうちにモラハラやパワハラの加害者になっていることも多いので気をつけましょう。ね、こんなふうに、こじらせているとストレスが溜まる一方でいいことは何もない、損するだけです。(実は、私も30代後半で心理の勉強を始めるまではABCすべてをやっていました)じゃあ、損しない、ハッピーになるにはどうしたらいいかと言うと、「素直になる」ということ。でも、こじらせている人たちは、素直=わがまま、素直=媚びと勘違いしていることがとても多く、それでA~Cの表現になってしまう。カウンセリングでも、「嘘はつきたくない」「媚びはうりたくない」と抵抗する人がいるけれど、素直とバカ正直とはまったく違う。バカ正直=わがまま≠素直≠媚びです。たとえば、「すべてを話して(あるいは、何も話さなくても)すべてをわかってもらいたい」という願望はとても子どもっぽくて依存的。小さい子どもが「ママ、聞いて聞いて」とねだるのと同じ。大人は状況に応じて話すことを選んで適切に表現するもの。素直になるとは、感じたことや考えたことをそのまますべて口にすることや媚びとはまったく違います。(続く)

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  • 17 Aug
    • 「あなたにできるのは、あなたが元気でいることよ」

      東京は8月に入ってずっと雨。体調管理が難しいけれど、みなさまお変わりないでしょうか。私は先週ヒマだったので、録画していたアメリカの医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』の過去のものを見返していた。そうしたら、あるシーンで「あなたにできるのは、あなたが元気でいることよ」というセリフがあり、「いいこと言うなー」と思ったのでご紹介。これは仲間の医者同士の会話で、別れたパートナーの元気がないことを心配している同僚が、「(別れた今の)あなたにできることはないの。あなたにできるのは・・・」と励まされ、納得するというシーン。きのう放映された最新回でも、乱気流に巻きこまれた飛行機のなかでまだ揺れがひどいのに怪我をした乗客を助けに行こうとした主人公に、「俺たちが怪我をしたら怪我をした人を治せなくなる」と同僚の医師が揺れが収まるまで待つよう制する場面があったけど、通じるものがあると思う。つまり、最優先すべきなのは自分自身のコンディションであり、自分に余裕があってこそ他人のケアができるということ。そのうえで、必要に応じて自分の役割を果たせばいいということ。相談をお聴きしていると、自分より他人を優先して辛くなっている人がとても多いと感じる。また、自分の役割を的確に把握して実行することができておらず、相手に遠慮しすぎたり踏み込みすぎたりして関係がこじれている人も多い。さて、今週末19日(土)・20日(日)はお休みのはずだったのが、事情により営業することになりました。もしご相談のある方はどうぞお気軽にカウンセリングをお申込みください。お申込みはホームページよりお願いいたします。

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  • 10 Aug
    • 「親に悪い」なんて思わなくていい

      カウンセリングをしていると、たびたび出会う言葉に「親に悪い」というものがある。特に20代30代の若い世代に多い。私はこのセリフを聞くたびにイヤーな気分になる。なぜなら、その背後に「親の期待に応えなければならない」「親に恩返しをしなければならない」「親に感謝しなければならない」という、親からすりこまれた罪悪感による支配を感じるからだ。今もしこうした呪縛に苦しんでいる人がいたら、自分自身にそれらの暗示を手放す許可を出してあげてほしい。子どもの頃は生活力がないから親に従うしかなかった。だから暗示にかかるのは生き延びるために必要なことだった。そんな自分を責めることはない。仕方がなかったのだから。でも、大人になった今は違う。自分の人生は自分で選べる。親の支配から自分の意思で抜けだせる。親が子どもを育てるのは義務なのだから、子どもから感謝や見返りを求めるのはおかしい。というか、親が子を育てるのはあたりまえのこと。親が子育ての機会を与えてくれてありがとうと子どもに感謝するならわかるけど、勝手に産んでおいて感謝を求めるなんて筋違いも甚だしい。でもこれが毒親の論理だから恐ろしい。近年知った「二分の一成人式」なるものも、親が子どもに感謝を公式に強要し親が感動するために催す親のエゴ全開のなんともおぞましいイベントに思える。子どもは親の期待に応えるために生きているのではない。子どもは親の一部じゃない。完全に別人格。大人になれば自分の選択、決断の責任はすべて自分のもの。親は関係ない。つまり、親に悪いと思う必要はないということ。就職先、結婚する・しない、子どもの有無、性的傾向など、あなたの幸せはあなたが納得できていればそれで充分。親に認めてもらう必要はない。親孝行とは、親の希望を叶えることではなく、子どもが幸せでいること。もし、経済的に負担をかけているなら多少は悪いと思っていいかもしれないけど、親にとって負担にならない程度の援助については「ありがとう」と感謝して堂々と受けとればいい。「申し訳ない」なんて思わなくていい。親にしたって、恐縮されるより喜んでもらえるほうが嬉しいはず。いわゆる毒親は、恩着せがましくすることで子どもに罪悪感を植えつけ、罪悪感によって子どもをコントロールする。罪悪感はワナだと思って、手放す自分を許すこと。それが自分を守ることになる。

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  • 06 Aug
    • 「自分をしっかり持っていないから寂しい」

      誰かがいないから寂しいのではなく、自分をしっかり持っていないから寂しいのです。死を強く意識してはじめて人は有意義に生きることができます。死を考えることは、生きることの意味を考えること(中略)一人ひとりが自分なりの人生の意味を見つければよいのです。以上は少し前にベストセラーになったゆたかな人生が始まる シンプルリスト (講談社+α文庫)ドミニック・ローホ-著からの引用です。先日、本棚を整理していて改めて読み直し、みなさまに推薦したくなり、ご紹介しました。この他、NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法 ガイ・ウインチ(かんき出版)もオススメです。いわゆる自己啓発本や心理本は玉石混合で、専門家の視点で読むと「えー、こんなこと言い切っちゃっていいの?」とビックリすることが珍しくない。でも、かつてすがるような気持ちでそうした本を読んでいた私は、断定してくれたほうが安心できたので、売れる本を出すには必要なテクニックなのだろうと理解はできる。私も自分で何冊か本を出したり記事を書くようになり、売ることがいかに大変なのかもわかるようになった。でも、本を売るために誤解を与えるような表現は使いたくない。そうすると、どうしても「・・かもしれない」とか「・・という傾向が強くなる」などと語尾を濁すことになってしまう。読者にすれば、「どっちなの、はっきりして」とモヤモヤするだろうけど、臨床をすればするほど何かを言い切ることなんてできなくなる。常にいろいろな選択肢や可能性があり、ものごとは100-0ではない、なんでもありうるのが人生なのだ。だから怖くて安易に断定などできない。で、みなさまに安心安全な良書を紹介するために、話題になった心理系の本をときどき読んでいるというわけ。これ以外にも精神科医の水島広子先生のご著書はどれもお薦め。ぜひ夏の読書候補に入れてみてください。

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  • 30 Jul
    • 深い話で幸福度アップ

      ネットの記事でとても興味深いものがあったのでご紹介。『幸福な人々に共通する会話スタイルとは』Mehl氏が率いる研究チームは、被験者のうち最も幸福度が高い人は、最も幸福度が低い人に比べて、本質的な会話をする時間が2倍長く、世間話をする時間は3分の1程度しかなかったことを発見しました。つまり、世間話より本質的な会話をするほうが幸福度が高くなるという研究結果がでたということ。実は、私自身、40代から急に増えた同窓会系の集まりに最近前ほど積極的でなくなり、年を重ねて社会性がなくなったかと我が身を案じていたところだった。でも、このデータを知り、私の感じ方は自然なことなのだと少し安心した。たしかに、カウンセラーになり、特に5年前にクリニックの非常勤心理士を始めてから、相談内容が急に深刻になり臨床数も大幅に増えた。もともと世間話や雑談に苦手意識はなく、むしろガールズトークは大好きだったのだけど、日常的に、生きる・死ぬ、虐待、DV、不倫、LGBT、モラハラ・パワハラ、休職・退職・転職などの話をしていると、ウオーミングアップとしての雑談はともかく、メインも世間話の社交には非常にもの足りなさを感じるようになってしまったのだ。この記事を読んで、基本的にネガティブな話が多いのに充実感を得ているのは、単に他人の不幸話が好きなのか、あるいは他人に感謝されることで自分の価値を感じたいのかという自分への疑いが晴れ、深い話ができているから満足しているのだと再認識できた。また、だからこそカウンセリングという仕事が好きなのであり、カウンセリングが幸せを感じる仕事である幸運に改めて感謝した。深い話をすれば幸福度があがる、とすれば、かならずしも暗い話でなくとも構わないはず。どうぞ、幸せを感じたい方はカウンセリングで私と深い話をしませんか。どんな話題も歓迎します。真面目に語り合いましょう。お問い合わせ・お申込みはホームページからどうぞ。お待ちしています。

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藤井雅子
心理カウンセラー、メンタルヘルス・コンサルタント。
女性のためのカウンセリングルーム「メンタルエステ ココロの部屋」主宰。コミュニケーションによる人間関係の改善、アンガー・マネジメント、不安の対処法、アダルト・チルドレンによる生きにくさなどのご相談が中心。
メンタル・クリニックや企業でのカウンセリング、セミナー・研修の講師、メディア取材等多数。
著書は『ココロを軽くする考え方のレシピ』『人はなぜ怒るのか』他、現在月刊誌PHPスペシャルにて「働く女性のお悩み相談室」を連載中。

藤井 雅子
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プロフィール

藤井雅子

性別:
女性
お住まいの地域:
東京都
自己紹介:
その人らしく自由に生きるためのサポートがライフワークです。私自身は美味しいもの、南の島が大好き

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