生きづらさを抱える愛しい妹たちへ~芯のあるたおやかな女性であるための知恵~
  • 12Jun
    • 今月の「働く女性のための相談室」は指示を守らない部下への対応の画像

      今月の「働く女性のための相談室」は指示を守らない部下への対応

      今、テニスの全仏オープンがパリで開催されていて、テレビでよく観ています。私はフェデラーとナダルの大ファンなのですが(残念ながら2人ともすでに敗退)、2人ともとてもテニスを大切にしていて、だからこそ大事な道具であるラケットをたたきつけて破壊したりしないし、負けた後のコメントも実に冷静で潔く、つまり、感情のコントロールが上手な成熟した大人であるところが共通しています。彼らだって、思うようなプレーができず苛立つことはあるはずですが、それをむき出しにしてモノに当たったりはしません。モノに当たるのは間接的な暴力です。私は肉体的にも精神的にも暴力は容認できません。さて、毎月10日頃発売の小雑誌『PHPスペシャル』、今月のテーマは「振り回されない練習」。私の連載「働く女性のための相談室」のご相談は、指示を守らない部下について。指示って難しいですよね。特に、リモートになってから、適切な指示を出すことの難しさを痛感している上司の方も多いのではないでしょうか。昭和の感覚だと、「言われたことをやればいい」となりがちですが、今の時代は通用しなくなりました。ていうか、昭和の部下たちも納得していたわけではなかったと思うのですが、時代的に上司の存在は絶対で怖くて反論できなかっただけでしょう。(当時、ハラスメントという言葉も概念もありませんでしたが、今思えば、社会全体がパワハラ、セクハラだったと思います)自分がする仕事の意味や全体像を知りたいと思うのは自然なことです。私たちはつい自分を基準に考えてしまうので、自分がしてもらわなかったことを部下にするという発想が生まれにくいですが、自分がされたことをそのままするだけでは何の進化もありません。DVの連鎖と同じです。コミュニケーションとは、相手がどう思うかという想像力がとても大切です。自分がされて嫌だったことはしないという決意が相手を尊重することになります。何も考えず同じことをくり返すのは思考停止状態、相手への関心がなさすぎ、上司としては要注意です。力が弱い立場の人は、強い立場の人に意見を言いにくいものです。日本の文化では特にそうです。つまり、何も言わないからOKとはかぎらないということを強い立場の人は常に意識し、わかりやすい説明を心がけ、さらに弱い立場の人の声を自分から聞いていくようにすべきなんです。面倒だと思われるかもしれませんが、これは管理職の基本姿勢であって、適性のない人は管理職ではなく、専門職にして部下をもたせないようにすべきだと私は考えています。今は、「聞いてくれれば何でも答える」では不充分で、自ら「何か困っていることはないですか」とヒアリングする必要がある時代です。まあ、今までの管理職(つまり日本男子)が横着しすぎだったというだけのことで、今ようやく対等なコミュニケーションが市民権を得てきたのだと個人的には思いますが。ちなみに、今回のお話は連載のお悩みから発展した私の日本社会への意見であって、連載でのご相談はハラスメントとは関係ないので誤解なきようお願いいたします。みなさま、どうぞよい週末を。

  • 05Jun
    • 6/12(土)アンガー・マネジメントセミナーやります

      きのう、激しい雨風のなか約1か月ぶりに再開したテニススクールに行ってきました。屋内なのでサウナ状態で汗だく、久しぶりだったのでヘロヘロになりましたが、爽快でしたさて、1週間後、Zoomで女性のためのハッピーセミナーを開催します。【毎日がご機嫌になる怒りのコントロール(アンガー・マネジメント)】 6/12(土)14-16時頃 定員10名 感情のコントロールとは 怒りのしくみ 怒りと甘え、がまんの関係 怒りの上手な表現法 怒りの対処法、上手な叱り方 どうしても「許せない」をどうしたらいいか 怒りを減らすためにできる毎日の工夫 質疑応答長引くコロナ禍で知らず知らずのうちにストレスが溜まってイライラしている方も多いことでしょう。怒りは欲求不満の感情なので、思いどおりにならないときに生まれます。すべてを思いどおりにすることはできませんが、まずは自分の欲求を知って、その欲求を満たすようにすればイライラは減り、その分ゆったり過ごせるようになります。自動的にがまんしてしまうのでも、ブチ切れてしまうのでもなく、健全な怒りの対処法をご一緒に学び、心穏やかな毎日を手に入れませんか。少人数で双方向のセミナーです。興味のある方、ぜひご参加ください。お待ちしています詳細・お問合せはホームページからお願いいたします。https://www.mental-room.com/seminar

  • 28May
    • 在宅ワークのお悩みあれこれ

      緊急事態宣言が延長されましたね。相変わらず解除の基準が明らかにされず、リーダーシップのない国だなあと毎回がっかりさせられます。でも、国への期待値がだだ下がりなので、「やっぱりねえ」と割と冷静に受けとめています。これがアンガー・マネジメントですさて、在宅ワークが推奨されるようになって1年以上経ち、カウンセリングでも在宅ワークにまつわることをいろいろお聴きするようになったので、共有したいと思います。・聞きたいことがすぐに聞けない 若手からよく聞くお悩みです。聞くタイミングがわからない。迷惑なんじゃないかと気にしてしまう。どう聞いていいか説明が難しいなど。実際、新人など学ぶことが多い人は、リアルのほうが効率的でしょうね。また、人間関係もリアルな関係が構築される前と後ではやりやすさが違ってくるという声もよく聞きました。ある程度、勝手がわかっている人でないと効率的なリモートワークは難しいと私も契約企業に進言しています。・在宅ワークの環境が整っていない 一人暮らしの1Rだと、仕事用の机や椅子を置くスペースがないだけでなく、私生活との区別もできず、気持ちの切りかえが難しいですよね。また、同居人がいる場合も、必ずしもワークスペースがあるわけでもなく、子どもがいたり在宅ワーカーが複数いたりすると仕事に集中できないこともあり、企業はオフィスと自宅以外の快適な仕事場を認めることが必要でしょう。・オンオフの切りかえが難しい 通勤がなくなって時間ができたぶん仕事をしている人も少なくないようです。仕事を終えるタイミングも難しい、特に若手から上の人が忙しそうにしていると上がりにくいという声があります。今まで以上にセルフ・マネジメントやアサーションなど、主体性の重要度が高まっています。・話をする機会が激減して気分がおちこむ 出社すれば、あいさつや雑談など、なんだかんだと誰かしらとコミュニケーションをとりますが、在宅ワークだとやりとりは用件のみになることが多く、文字だけのやりとりが続くこともあります。実際、コロナ禍で誰かと喋りたいとカウンセリングを利用される方が何人もいらっしゃいました。(私は1年前からぬいぐるみに話しかけるようになりました^^)・運動不足 普段意識していなくても、通勤は意外と運動になっていたんですよね。また、社内をウロウロするだけでも家にいるよりは歩いているものです。それが在宅となると一気に運動量が減り、多くの方が運動不足を実感されています。(私はYouTubeでエクササイズしています) 先日発表された『サラリーマン川柳』にも在宅ワーク系が二句。実は毎年楽しみなんです。 「会社へは 来るなと上司 行けと妻」 「リモートで 便利な言葉 “聞こえません!”」まだ続きそうな自粛生活、お上への不信感、6月のオンラインセミナーはアンガー・マネジメントの予定なので、イライラしがちな方はぜひご参加くださいね~

  • 22May
    • 「どういうつもりなんだろう」と悩ませる人がいたときの対処法

      突然ですが、誰かから不可解もしくは失礼な言動をされて、「いったいどういうつもりなんだろう」と思い悩むことってないですか。私はよくありました。また、カウンセリングでも似たようなお話はよく聞きます。カウンセラーとしては、他人が考えていることを想像してもわかりようがなく、その妄想を手放すか、手放せないなら本人に確認するかなどと対応するのが一般的かと思われ、実際私も長年そうしてきたのですが、最近急に気づいたことをみなさまと共有したいと思います。それは、「彼らはそんなに深く考えてない」、だからいくら考えても確認しても意味がないということです多くの場合、傷ついたほうはなかなかそのことを忘れられないのに対し、傷つけたほうは自覚もなく覚えていなかったりします。傷つけられたほうは、「なんでだろう」と自分の言動を反省したり自分を責めたり、相手の考えを理解しようとあれこれ思いをめぐらします。私もそうでした。実際に、何度か本人に直接確認したこともありますが、私のアサーションが不充分だったのか、逆ギレされるか黙られるかで、納得のいく説明を得られたことはありませんでした。逆ギレもだんまりも、コミュニケーションの拒絶です。つまり、彼らは話せない、なぜならきちんと話すだけの考えがないからだと気がついたのです。今までは、考えがあるという前提でどんな考えか探るばかりで、考えがないという発想がなかったとは、我ながらうかつでした。カップルカウンセリングでは、相手を傷つけたくないから黙っていると言う人が多いのですが、少なくとも私には、傷つけるような感情的な言動を抑えているだけで、相手との関係性について深い考えがあるように思える人はほとんどいませんでした。もしあるのに黙っているのなら、それは相手への思いやりではなく、相手を苦しめるだけの不誠実な態度、意地悪です。パワハラ、セクハラの行為者にも共通していることですが、傷つけるほうにはほぼ自覚がありません。なぜなら、彼らは深く考えることなく、ほとんど反射的に場あたり的に行動しているからです。だから、覚えていないことも多く、考えも記憶も答えられず追い詰められた気がして逆ギレしてしまうのでしょう。そう考えると納得できることがありませんか。私はとても腑に落ちました。母親もかつての恋人も、深く考えることなく言ったりやったりしていて、それに私は振り回されて傷つき、なのに相手は後日何事もなかったかのように接してきたり、まじめな話をすると急に不機嫌になったり・・、つまり彼らはそのときどきの感情を衝動的に発しているだけだったのです。何が言いたいかというと、誰かの言動に振り回され傷ついてあれこれ思い悩んでいても、あなたが思い悩むほど相手は何も考えていないことがほとんどなので、思い悩む時間とエネルギーが本当にもったいない、彼らは「深くものごとを考えられない病」だと思って彼らの言動の意味を考えるのはやめましょう、その代わりに自分の時間を充実させましょうということです。そうはいっても、そう簡単には割り切れませんよね。私も長年いろいろ悩んだ末にたどりついた境地なので、すぐに受け入れていただけるとは思っていません。でも、深く考えない人は一定数いて、彼らを理解しようとしたり変えようとしたりしても意味がなく、そのエネルギーは自分を守るためにつかうことが現実的な対処法だということは、ぜひ頭にとめておいてください。

  • 18May
    • 今週末5/22(土)にストレスセミナーを行います。

      今年は季節が前倒しできているようで、すでに梅雨入りしたところも多く、東京も梅雨のような天気が続いています。5月って、もっと清々しい陽気なのにさて、ゴールデンウイークに久しぶりに開催した”女性のためのハッピーセミナー”を、これからなるべく月1回Zoomでやっていこうと思います。以下がラインナップです。0.ストレスと上手につきあって自分を幸せにするセルフケア 5/22(土)14-16時1.怒りのコントロール(アンガー・マネジメント)2.不安と焦りの対処法3.理解してもらうための伝え方(アサーション)4.相手を理解するための聴き方(傾聴)で、改めて、『ストレスと上手につきあって自分を幸せにするセルフケア』から始めます。5月22日(土)14:00~16:00頃(終了後、自由参加で30分程度歓談予定です) 定員10名<対象>ストレスを感じている方、ストレスをどうしていいかわからない方、自分のストレスに気づきにくい方、上手に休めない方、リラックスできない方、自信がなくて気が休まらない方など<目標>他人と比べることなく、自分のストレスに適切に対処できるようになる ストレスに関する正しい知識と自分の傾向を知る 脳のしくみを利用したストレス対処法 さまざまなストレスの予防法や解消法とその一部を体験する 自己肯定感の高め方、自分を大切にする方法単なるストレス・マネジメントにとどまらず、近年とてもご相談の多い「自己肯定感」について、その取扱い方法など具体的な情報提供に加え、すぐにできる簡単なストレス対処法をいくつかご一緒に体感していただく予定です。どうぞ日々の生活にお役立てください。今回からは通常どおり有料開催となりますが、今までこちらでカウンセリングを受けられた方には割引があります。また、アダルトチルドレンのカウンセリングを受けられた方は、無料受講できますので、該当される方は遠慮なくご参加ください。(割引、無料の方は備考欄にその旨記載願います)お申込み・お問い合わせは下記ページ経由でお願いいたします。お一人でも開催します♪https://www.mental-room.com/seminar

  • 11May
    • 今月の「働く女性のための相談室」は実力がバレそうで不安の画像

      今月の「働く女性のための相談室」は実力がバレそうで不安

      連休が終わり、急に季節が初夏のようになり、ひなたぼっこが快適な陽気が続いています私はベランダで過ごす時間が増えました。雨風さえなければ本当に気持ちがいいです。さて、今月の小雑誌『PHPスペシャル』のテーマは「いい習慣が幸せを呼ぶ」。あなたにとって、幸せってなんでしょうか。どんな時間、空間、過ごし方が幸せですか。これって、実はすごく大事なこと。自分にとって何が幸せかを改めてよく考え、誰かに幸せにしてもらうのではなく、自分で自分を幸せにしてあげるようにすると、いい循環がうまれます今月号の私の連載「働く女性のための相談室」のお悩みは、職場で評価されているにもかかわらず実力がバレそうで不安だという自信のない方からのご相談。他人から評価されたいと願う人が多いなか、評価されたらされたで過大評価なのではと期待に応えられないかもしれないことを不安に思う、見ようによっては贅沢な悩みですが、本人にとっては深刻な悩みなんですよね。カウンセリングでも、他人からどう評価されるかを気にする人はとても多く、たしかに気になることではありますが、でもそれが自分の価値になるかのようなとらえ方は過剰です。たとえば、あなたが評価しない人や嫌いな人は、人間的な価値が低いのでしょうか。あなたの評価が誰かの価値を決めるなんてことはないですよね。立場が逆でも同じです。だいだい、もし会社が実力以上の評価をしたなら、適切な評価ができない上司や会社に問題があるのであって、過大評価をされた部下に責任はないどころか被害者です。状況を客観的に把握する視点は、不安防止のためにとても有効です。自信のない人は何でも自分が悪いと考える傾向がありますが、他人、つまり他人が自分をどう評価するかはコントロールできないのですから、どう思われるかを気にするエネルギーは、仕事に集中して実力をつけるなど自分でコントロールできることに使いましょう。仕事でもプライベートでも、長く一緒に過ごしていれば、いくら相手の期待に応えようとしても限界があります。無理をしているといずれ自分が壊れてしまうかもしれないので、がんばるのはほどほどにして、意識的に少しでもホッとできる時間をもってバランスをとってくださいね。

  • 05May
    • 年を重ねてよかったこと

      ゴールデンウイークももう終わりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は例年、連休は関係なく営業しているのですが、普段の土日祝と同じように、この期間は買い物に行かず、家にこもっています。代わりに、ベランダに小さなテーブルと椅子を出して、本を読んだり書き物をしたりする時間を楽しんでいました。この時期は晴れると本当にいい気候ですよねさて、一般に、特に日本において女性が年を重ねることはネガティブに受け取られることが多いですが、実際私も加齢を怖れ、あるところまではかなり必死に抗ってきました。30代のころは、アンチエイジングのスキンケアに凝り、かなり投資しました。(40歳を過ぎ、いくらやってもキリがないし全く追いつかないと諦めました)40代の後半、いわゆる更年期に入ってからは何をやっても体重が微増を続け、一時期は体脂肪を減らすサプリメントを常用していました。(不思議と、更年期の終盤から自然にもとに戻り今は飲んでいません)それもこれも、女性は若さに価値があるという極めてセクハラ的な社会通念にとらわれていたのだと思うのですが、一方で、私自身が自分に自信がなく、他人にどう見られるかを気にして自意識過剰になっていたことも原因だと思います。今は、若さだけが価値ではないと思えるようになりましたし、何より、加齢により自意識過剰が激減したため、本当に他人の目が気にならなくなってラクになりました。ここで、加齢による自意識過剰の減少について説明すると、特に若さに価値があると思っている人には有効だと思うのですが、若さ至上主義において、加齢とともに自分(の容姿)に注目する人はどんどんいなくなる、つまり誰も自分を気に留めなくなりますよね。実際、少しくらい化粧を失敗していようと、納得いかないファッションをしていようと、だーれも気にしていないと、身をもって知るようになります。自慢するようで恐縮ですが、私は40歳頃からそれまで時々あったナンパが一切なくなりました。誰も私のことなんか見てないんだ、というのは寂しいようで実はものすごい解放感で、だからといってオシャレしなくていいということではなく、「好きにしていいんだ!」ということが実感できるようになったのです。実は、年を重ねなくても、今は人の目を気にしている人たちだらけの世の中なので、多くの人が自分がどう見られるかばかり気にして、他人に関心をもって観察している人などごくわずか。だから、若い人も好きにしていいんですけど、実感できるのは圧倒的に年配者でしょう。それと、年を重ねてよかったことは、なんといってもいろいろな経験を重ねてきたおかげで、「なんとかなるだろう」と思えることが増えること。生きる知恵がついてくるみたいな感覚です。仕事も人間関係もいろいろ経験して今に至っているので、あれを乗り越えられたのだからと、実際の経験が根拠になるのが何よりの強みです。特に、挫折経験のある人は強いです。だから失敗は財産になると言われるんですよね。私は生きるって大変なことだと思っています。私自身はおかげさまで過去の生きづらさは解消していますが、それでも日々生きていくためにすべきことをこなしていくだけでも大変なことだと思います。だから、お年寄りを見ると、長く生きているだけですごいなあと感嘆しています。何が言いたいかというと、若さを失うことは寂しいことである一方、人の目を気にせず自由になれることでもあるし、経験の分、生きる知恵もついてきて生きやすくなりますよということです。だからこそ、若いうちにたくさん経験をしましょう。失敗もしましょう。大丈夫、若いうちは回復力もあります。それでも不安なら私が応援しますので、ぜひ相談にいらしてください

  • 29Apr
    • 【特別緊急企画】5/4に無料オンラインセミナー開催します

      東京は緊急事態宣言が出て、ゴールデンウイークも去年に続き外出自粛となりました。そこで、約1年ぶりにオンラインセミナーを復活させることにしました。しかも、今回に限り、特別に無料! 女性10名先着順です。"ストレスと上手につきあい自分を守るセルフケア" 5/4(火)14-16時   詳細・お申込みはホームページからお願いします。新型コロナウイルスとのつきあいも1年以上になり、緊急事態宣言も3回目。在宅ワークが続いている方も通勤されている方も、それぞれ今までとは違うストレスを抱えているのでは。カウンセリングでも、在宅ワークでラクになった人もいれば、ストレスになった人もいます。一人暮らしでつらくなった人もいれば、家族がいることでよりストレスを感じている人もいます。何にストレスを感じるかは本当に人それぞれですが、ご相談される方に共通しているのは、ストレスに関する正しい知識と対処法をよく知らないということです。ステイホームのこの時期に、ぜひ家でストレスに関する知識を身につけ、まだ続きそうな新型コロナ対策に活かしませんか。セミナーでは、まずストレスに関するレクチャーを行い、さまざまなストレス対処法をご紹介し、できるだけご一緒に体験していただく予定です。本を読んだだけでその気になってしまうようなことを避けるために、少しずついろいろな対処法を体験していただき、そのなかで自分に合いそうなものを見つけて、日々に役立てていただけたらと思っています。さらに、参加者同士でこの1年、新型コロナで変化したこと(変化はストレスです)、工夫したこと、今ストレスに感じていることなどを共有するつもりです。(参加される方には、顔出しと無理のない範囲での発言を予め了承願います)ストレス対処法はたくさんあればあるほど心強いお守りになります。私もこの1年で新たな対処法を身につけました。ぬいぐるみ、ベランダ、YouTube・・、詳しくはセミナーでお話しますね。このセミナーに参加すること自体がストレス対処になることを願っています。ぜひ、オンラインでお会いしましょう https://www.mental-room.com/seminar

  • 14Apr
    • 今月の「働く女性のための相談室」は好きになれない同僚との関わり方の画像

      今月の「働く女性のための相談室」は好きになれない同僚との関わり方

      先日、久しぶりに映画館で映画を観ました。話題の『ノマドランド』。ご覧になりましたか。なんだか初めから「生きる」ということの神々しさを問いかけられているようで、胸に迫る迫力を感じました。とても深くて重いテーマです。あれを体感するには映画館で観るのがお勧め。さて、今月の小雑誌『PHPスペシャル』の特集テーマは「いい人生をつくる7つのヒント」。私の連載「働く女性のための相談室」は、職場にどうしても同僚が好きになれないというお悩みです。これは、実際のカウンセリングでもよくあるお悩みなんですが、ズバリ言うと、個人的な好き嫌いが仕事に影響するほどのストレスになるとしたら、それは感情のコントロールができていない、つまりとても感情的だということです。人の好き嫌いがあることは自然なこと。プライベートであれば、嫌いな人とはつきあわなければいいだけのことですが(家族やママ友の場合は距離をとる)、仕事でそうはいきません。報酬を得るためには、ときに嫌な仕事でもやらなければならないのと同じで、嫌な相手とも仕事をしなければなりません。嫌な仕事を好きになる必要はないし、嫌な人を好きになる必要もない。別の視点から言うと、仕事とは、好きなことだけ、好きな人とだけできるものではないということです。例外的に、カリスマレベルになれば好きだけを選べるでしょうが、そこにいたるまでは選り好みできないプロセスがあるはずです。つまり、仕事とは、個人的な好みは脇に置いて、すべき業務に集中することで報酬を得る行為だということです。(*ハラスメントの場合は別。がまんせず早く相談を)もちろん、人間関係がいいに越したことはありません。でも、いい関係があたりまえではないということ、仲良くなることは必須ではなく、仕事がスムースに回ればそれで合格なんです。好感をもてたり、いい関係が築けるのは相当ラッキーで珍しいことです。私もあちこちの組織で20年以上働いてきて実感しています。職場の人間関係は、仕事に支障がなければそれでまず合格、そのうえで良好な関係がもてればすばらしいこと。悩んでいる方の多くは、良好であたりまえだと思ってはいませんか。(ストレスを感じやすい人は、いろいろなことに対して期待値が高すぎることが一因です)人間である以上、好き嫌いはあって当然ですが、それを仕事に反映させないのが大人です。お客さん相手にしている表面的な態度を、同僚や上司部下に対してもすべきです。私たちはその場その場でふさわしい役割を演じています。仕事とプライベートでは役割が違います。仕事でも素で通そうとすることには無理があります。公私では役割が違うのだから、ふるまい方を区別するのは当然。それはウソをつくことではなく、生きる知恵です。職場に友人関係を求めたり、友人や家族にすべてをわかってもらおうとしたり、相手に過剰な役割を求めると望みは叶わないのでストレスになります。仕事で嫌いな人とは、仕事上用の仮面をかぶって接し、淡々と業務をこなしましょう。私たちにはたくさんの役割があります。プライベートでも、家族の中で子どもだったり親だったり兄弟だったり、友人だったり恋人だったりさまざまです。仕事は、プライベートに比べるととても表面的な関係なので、人間性まで求めるのは求めすぎなんです。どんな相手とでも安定して仕事ができるのがプロというもの。そんな自分を自分で励ましたりほめたりしながら、ありがたく報酬をいただきましょう。お金を稼ぐって大変ですよね。

  • 08Apr
    • うまくいかないときはやり方を変えてみる

      4月、新年度ですね 私自身はフリーランスなのであまり関係ないのですが、街で新入生や新入社員と思われる人を見かけると、初々しくてこちらも気持ちが華やぎますただ、いつから黒のスーツが定番になったのか、お葬式のようで、せっかくの若い時期のイベントに個性を殺すような黒のスーツはとっても残念 私の時代は、入学式はカラフル、就活の定番は紺、あとはグレー、茶、その他でした。そもそも、自己PRをする就活で黒のスーツが暗黙の了解って矛盾してるように思えてしかたないのですが。。それはともかく、今回のお題は「うまくいかないときは、やり方を変えてみましょう」ということ。あたりまえのように思えるかもしれませんが、悩んでいる方は、意外とうまくいかなくても同じやり方にこだわってくりかえしていることが少なくないんです。よくある例は、「言ってもわかってくれない」という訴え。私も経験があるので気持ちはわかるのですが、言ってもわかってくれないと、つい相手のせいにしたくなりますよね。たとえば、自分の言うことを軽く受け流しているのではないか、自分のことバカにしてるんじゃないかと被害妄想的になることもあるでしょう。で、次にやりがちなのが、同じことをくり返して言う、それでもダメだと強く言う。実はこれってうまくいかない典型なんです。子どもに怒るときなんかそうですよね。何度言っても言うこと聞かないと怒鳴ってしまう。その場は強制的にやらせることができても、同じようなことが何度も起きてしまう。パートナーや部下が相手でも同じです。最近よく「もっと強く言ったほうがいいんでしょうか」と聞かれますが、それは自分は変えずに相手を思い通りにコントロールしたいという支配欲ですし、強く言うというのは一種の脅し、間接的な暴力であり解決にはなりません。コミュニケーションは発信者責任なので、わかってほしければ、わかってもらえるようにまず自分の表現を工夫する必要があります。実際、ご相談をお聞きすると、わかってもらえない表現には本人には気づかない思いこみや言い回しのクセがあり、必ず工夫の余地があります。なかには、1回言ってダメだったとあきらめてしまう人もいますが、それはさすがにあきらめが早すぎます。3回言ってダメなら言い方を変えてみることを基準にされるといいと思います。コミュニケーションの問題でなくても、何かうまくいかないときは、そのやり方や視点を変えることでうまくいくことが多いものです。でも、私たちはついうまくいっていないやり方をくり返したり強化することで、なんとか思い通りにしようとこだわってしまいます。それがうまくいかないと、突然すべてを放り出したくなってしまう、実際にやめてしまうこともあります。こんなに非効率的、非生産的なことがあるでしょうか。やり方を修正できていればすべてをあきらめる必要はなかったかもしれないのに、実にもったいないことです。何かうまくいかないとき、すべてをあきらめてしまう前に、ぜひこだわり続けているそのやり方を見直してみてください。「押してもダメなら引いてみる」という感覚です。すべてをあきらめるのは、いろいろ試してからでも遅くありません。そうすれば、自分でも納得して次に行けますが、工夫をしていないと、「逃げた」という後ろめたさと自信のなさがつきまといます。この違いは大きいと思います。

  • 26Mar
    • 苦手なことをうまくなろうとするのは欲張りすぎ

      桜が満開ですね🌸 私はもっぱら近所の公園の桜を楽しんでいます。3月も終盤ですが、私は3月中旬までバタバタしていたのがやっと落ち着いて、先週からちょっとのんびりモードになっています。ストレス過多になると持病の逆流性食道炎の症状が出て処方薬に頼るのですが、仕事の区切りがついたら案の定症状が落ち着いてきました^^で、しばらく放心状態でブログも更新していなかったのですが、ようやくエンジンがかかってきましたきょうお伝えしたいのは、エネルギーの使い方についてです。私はものごとがうまくいかないときは、エネルギーの使い方がズレているのではないかと点検し、軌道修正することが大事だと思っています。いくら頑張っても、頑張り方や頑張る方向が目指していることとズレていたら、結果がでないのも仕方ないですよね。カウンセリングでもよく「苦手な○○がうまくなりたい」というお悩みをお聞きします。気持ちはわかります。でも、苦手なことがうまくできるようになるのを望むって、ちょっと欲張りすぎだと思いませんか。苦手なことで何かに支障をきたしているなら、まず目指すのは支障をきたさないこと。つまり、マイナスからゼロにできれば上等なのでは。それをいきなりプラスを目指すのは、スキー初心者がコブコブの急斜面を滑ろうとしたり、音楽初心者が有料のコンサートを開こうとするようなもの。ものごとには段階があり、段階を飛ばしていきなり最終目標を目指すことには無理があるということです。私たちは自信がないと、ものごとを極端に考えやすくなるので、ついマイナスからプラスを考えてしまいますが、そうすると今の自分がますますできていないと落ちこんでしまい、やる気もでなくなります。この悪循環を抜け出すには、まずは無難にやりすごせるゼロを目指すことに軌道修正すること。もともと苦手なことなんですから、上手になる必要なんかないんです。そのことを何度も自分に言い聞かせてあげましょう。今の生活に支障をきたさない程度になれば、まずはOK。そのうえで、さらに上を目指すのは自由です。マストではありません。つらくなりやすい人は、自分に高すぎるハードルを課して自分を追いこんでいることが多いもの。つらいのが嫌なら、そのハードルを自分で下げればいいだけです。ハードルを下げても誰にも迷惑はかけませんし、堕落したダメ人間にもなりません。だって、完ぺきな人なんかいないし、つらい状態ではいいパフォーマンスも出せないんですから。苦手なことで悩んでいる方、誰にでも苦手なことはあるので、苦手がある自分を許してあげましょう。そして、まずは無難でOKとゼロを目指してみませんか。

  • 14Mar
    • 今月の「働く女性のための相談室」は恩着せがましい上司への対応の画像

      今月の「働く女性のための相談室」は恩着せがましい上司への対応

      きょうはいいお天気でしたね 東京は桜も開花したとか🌸今月の『PHPスペシャル』のテーマは「抱え込まない人、手放せる人」。手放すって、大事だけど、難しいですよね。ご相談にこられる方も、たいてい何かを抱えすぎて手放せない状態で苦しんでおられます。その何かがわかっている人もわからない人もいますが、わかっていても手放せないこともつらいし、わかろうとすることが怖くて避けているとわからないゆえにさらにおつらいことでしょう。まずは何が問題かを認めること、そうして、それが自分でコントロールできることかどうか区別し、コントロールできないことに執着しないで手放す努力をすること。そして、そのエネルギーをコントロールできることに使うこと。これがストレス・マネジメントの基本です。ぜひお試しください。おひとりで難しければ、ぜひカウンセリングをご活用ください。ところで、今回の私の連載「働く女性のための相談室」のご相談は、恩着せがましい上司への対応です。これは、親対応にも通じることですが、「あなたのために」という呪いの言葉に惑わされないように。さらに、相手に悪気がないから許されるということはまったくないことをどうか忘れないで。私が関わったハラスメント行為者(加害者)は全員「悪意はなかった」と言っています。大事なのは、あなたの感じ方。あなたがつらいことが真実。相手の悪意の有無は関係ないのです。どうかあなただけはあなたの味方になって、自分で自分をやさしく守ってあげてくださいね。傷ついている自分をさらに責めて二重に傷つけることのないよう願っています。

  • 04Mar
    • 安定って何?

      先週末、一日キャリアコンサルタント資格更新研修をZoomで受講しました。テーマは「若年層」の事例検討。そのなかで、安定した仕事がいい、そのために資格をとりたいという例が複数あったのですが、実は、実際のカウンセリングでもよく聞くことで、私は最近ずっと気になっています。安定した仕事って何だろうと。真っ先に思いつくのは公務員です。国があるかぎりは安泰なイメージがあります。でも、安定した仕事につきたい=公務員になりたいと言った方に会ったことはありません。たいていは、「何か資格をとって・・」「やりがいのある仕事をしたい」という話になっていくのですが、それって矛盾していないでしょうか。そもそも、「資格をとって安定した仕事につく」ってどういうイメージなんでしょう。私は資格で食べていけるのは一握りの人だけだと思っています。とるのが難しく稼げる資格の代表は弁護士・会計士・医師ですが、今は弁護士になっても全然稼げない人もいますし、会計士になってもコミュニケーションが辛くて辞めてしまう人もいます。いずれも初めの数年は超ブラックだったりもします。心理系は近年ようやく国家資格ができましたが、専門職でありながら収入はとても低く、時給1500円以下の非常勤はざらです。大企業の正社員になれば安心かと言えば、かつて山一証券が倒産したり、有名企業がコロナ禍で破綻したりリストラがおこなわれたりと、無事就職できても一生安泰とはかぎりません。研修で私がそうした疑問を投げかけたら、学校の保健室で働いている方が、「看護師の資格があると将来安泰と羨ましがられることが多いけど、現実はそんなに甘くないので言われるたびに嫌な気持ちになる」とおっしゃっていました。私はかつて10数年会社員をしていましたが、たしかにその間収入の心配をすることはありませんでした。その代わり、組織のルールに従うことや煩わしい人間関係にストレスを感じていました。給料は慰謝料だと思っていた時期もあるほどです。そのせいか、退職した時、次は何も決まっていなかったのに、「これで自由だ!」とものすごく清々しい解放感がありました。その後、収入はずっと不安定です。組織に属しておらず、仕事相手も個人が多いので、収入には波があり先も読めません。そんな生活を10数年続けているので、今や不安定が日常、あたりまえになってしまいました。会社員をやめてからは、いざとなれば何でもいいからできる仕事で食べていくしかないと腹をくくっています。今も求人情報は定期的にチェックしています。だからか、フリーランスなので年金額も低いですが、身体さえ健康ならなんとか生きていけるのではないかと思っています。私は心理を学びワークを続けることで生きづらさからは解放されましたが、今も人生を生き抜くのは大変なことで、人生というのは、いかによりよく快適に過ごすかというサバイバルゲームみたいなものじゃないかなと思ってます。安定を求めるのは、不安だから、サバイバルに自信がないからかもしれませんが、私には思考停止、つまり人生の舵取りをしたくない、リスクをとりたくない、もっと言えば自分の人生の責任をとりたくない、大人になりたくない、でもラクをしたいと駄々をこねているように思えてなりません。そもそも、安定って何でしょう。世の中の流れや価値観はどんどん変わります。どんな仕事につこうと、誰と結婚しようと、それでずっと安定が保障されるなんてことはないように思います。それに、何かや誰かに自分の人生を委ねてしまうのってすごく危うい気がします。私は不安定に慣れ過ぎてしまって、安定にあまり魅力を感じないのですが、あなたはいかがでしょうか。

  • 26Feb
    • 努力やがまんが報われないときは方向性を見直して

      三寒四温とはよく言ったもので、このところ暖かかったり寒かったりで寒暖差が激しいですね。ここ数年は足に寒暖差アレルギーの湿疹が出ていたのですが、更年期を抜けてきたからか、皮膚科のローションのおかげか、この半年は症状が出ずホッとしています。さて、カウンセリングでときどきあるご相談ですが、「こんなにがまんしているのに報われなくてつらい」ということ、あなたは経験ありませんか。こういう場合、がまんや努力の方向性がずれていることが多いのですが、いかがでしょうか。たとえば、人間関係で相手に合わせすぎたり尽くしすぎたりしてしんどくなっているケースは、あなたの努力は相手にとってOKサインにしかなっていないので、感謝されるどころかもっと要求される可能性さえあります。よくよくお聴きすると、ハラスメントの状態に気づかず耐えていることも珍しくありません。(職場ではパワハラ、セクハラなど、プライベートではモラハラ。ハラスメントは暴力です)別の言い方をすれば、自分を押し殺して相手に合わせていくと、相手を甘やかして増長させ、結果的に自分の首を絞めることになりかねないということです。関係性を維持するという前提を、無理をしてまでその相手との関係を維持する必要があるのかという視点で、関係性自体を見直す発想も必要なのではないでしょうか。あるいは、仕事では誰にでも向き不向きや適性があり、これは努力だけではどうにもならないものです。もちろん、適性があっても努力は必要ですが、いくら努力しても平均的なレベルに届かず苦痛ばかりだという場合は、方向性を見直す勇気も必要だと思います。適性があれば努力が報われやすく、そうすると努力もそれほど苦ではないという好循環ができます。これが好きなことだったら、努力という意識さえなくなり、努力が楽しくなります。だから、好きなことに適性があったら本当にラッキーだと思います。(*好きなことに適性があるのはあたりまえではないということです)今まで頑張ってきたことへの未練はあると思いますが、報われない努力を続けても自分がつらく虚しくなるだけですよね。仕事に関しては、そもそも働かなければならないとか、稼がなければならないという呪縛にとらわれている人も多いですが、私は働かなくても生きていけるなら働かなくてもいいと思っています。「働かざるもの食うべからず」なんて気にする必要はありません。働かなくても生きていける人はラッキーだと思って、大いに人生を楽しみ、できる範囲で経済を回してください稼ぐ必要のある人はなるべく適性のある仕事を選ぶこと、やりたいことや好きなことはその次に考えればいい。初めからやりたいことがわかっている人なんてごくわずかです。実際は、いろいろ経験し、たくさん失敗して見えてくることが多いので、初めから横着していきなり正解を得ようとすると、失敗が怖くて身動きできなくなります。まずは経験値を上げることが大事。仕事でもプライベートでも、頑張っているのに報われないと嘆いている方、その努力の方向性がズレていないか、一度考えてみてください。軌道修正は早いほうが傷が浅くていいですよ。

  • 18Feb
    • 私がフェデラー、ナダルを好きな理由

      現在、オーストラリアのメルボルンで全豪オープンテニスが厳戒態勢のなか開催されています。私はテニスが大好きで、4大大会を観るのをとても楽しみにしています。(全英、全仏、全豪は現地でも観てきました)いちばん好きな選手はフェデラーですが、今回は残念ながら欠場。で、次に好きなナダル一押しで応援していたのですが、昨晩惜しくもフルセットの末、敗退大会前に背中の不安を口にしていたのですが、試合後半、見たことのないスマッシュミスをするなどミスが増え、痛みが出ているのではと心配でしたが、たとえそうだとしても彼は痛そうにしないし、負けた後も言い訳しないところを本当に尊敬しています。実際、試合後の記者会見のコメントのなんとすばらしいこと!「僕はどんな時でも、正しい態度で全力を尽くす。それが苦しい状況であっても。試合を通してポジティブでいるように努めている。今日は足りないものがあっただけ。僕のキャリアのうちの一部分で、受け入れて前に進む。それが人生」「チチパスは第3セットからすごくプレーがよくなった。僕はエラーをしてしまった。ただ十分でなかったというだけ。家に帰り、上達するために練習する」「ここに来るまでのコンディションはよかったと思う。今日は十分ではなかった。それがスポーツ。1人が勝って、1人が負ける。今日は僕が負けた。できることは次にもっとうまくやれるように努力するだけ。今日はチチパスを祝福する」 常に現状でのベストを尽くし、そのためにしっかり準備する。そして、その結果をありのまま受け入れる。うまくいかなかったことを悔いるのではなく、次に備えるために活かす。今できることに集中するというのは、メンタルヘルスの基本でもあり、ナダルの姿勢はまさにお手本。以下の発言からも、過去や未来ではなく、今の充実を大事にしていることがわかります。「グランドスラムで優勝した選手としてキャリアを終えることができれば素晴らしいけど、それ自体が僕の未来の幸せではない。だから深追いはしない」そして、何より私が彼を好きなのは、「僕らにとって、社会のポジティブな見本になることは絶対に必要なことだと個人的に考えている。世界や若い人たちに正しいメッセージをおくることが大切」これ、これなんです。トップに立つ人としての自覚。技術だけ抜きんでていればいいというのではなく、人としても見本となるように意識している、だから彼はプレー中にいらだっても、決してラケットを破壊したりしません。これはフェデラーも同じ。私がジョコビッチを嫌うのは、彼がときどきかんしゃくを起こして、ラケットや椅子などに激しく当たり破壊行為(私に言わせれば暴力)をくり返すから。私はテニスが好きだから、ラケットを自ら壊す行為を見るととても悲しくなるし、大好きなテニスを観ながら恐怖を感じる暴力行為を見せられることには憤りも感じます。フェデラーは若いときは感情のコントロールができなかったけれど、訓練したと言っていました。それで今の柔和なキャラクターになったのです。つまり、感情のコントロールは練習でできるようになるということ。私もそうだと思ってカウンセリングやセミナーをおこなっています。私は、ある分野のトップに立つということはそれだけの社会的責任が伴うということで、そのための自覚と自己鍛錬が必要だと思うのですが、ジョコビッチや今話題の森さんにはそういう意識がないようで、だから私は彼らが嫌いで、ナダルやフェデラーが好きなんだなあと、ナダルのコメントから再認識しました。みなさんはいかがでしょう。

  • 15Feb
    • 今月の「働く女性のための相談室」はコロナ禍での職場環境についての画像

      今月の「働く女性のための相談室」はコロナ禍での職場環境について

      今月の小雑誌『PHPスペシャル』の特集は「うまくいっている人の頭と心の整え方」。私の連載『働く女性のための相談室』のお悩みは、コロナ禍で感染予防の意識に乏しい職場でストレスに感じているというもの。新型コロナに関しては、受けとめ方が人によって全然違うので、きちんと対策している人にとって、同じ職場に大雑把な人がいるとストレスになるのは想像に難くありません。また、職場によって在宅ワークの取り入れ方がまったく違っていて、私のクライアントの方でも、ほぼ1年ずっと在宅ワークだった方、フル出社のままの方、飲み会を禁止されている方、自主的に外食をほとんどしていない方、あまり生活を変えていない方まで本当にさまざまです。1回目の緊急事態宣言のときは在宅ワークにした会社も、その後元に戻ってしまい、そのままという話もよく聞きます。私の印象では、大企業ほど社会的役割もあって在宅ワークをはじめとしたさまざまな感染対策をしているようですが、企業規模が小さくなるほどトップの意識次第となり、ものすごく幅があるようです。ただ、トップの意識がどうであれ、組織や管理職には法律で安心安全な職場環境を提供しなければならないという安全配慮義務が課せられています。つまり、雇用者は国に守られているということ。だから、もしあなたが同僚や職場の感染対策に不安を感じているのであれば、勇気を出して上司や経営者層に相談してみましょう。自分に権利があるのにがまんしてしまうのはもったいないです。何も言わない=権利を行使しない=権利を放棄する=Yesになってしまいます。がまんはたいてい報われないのです。どう言っていいかわからない方は、ぜひアサーションを学んでみてください。きっと役に立ちます。アサーションで相談しても、従業員の安心安全に無関心無責任な職場であれば、最終的には見切りをつけるのも一案です。大事なのは、すぐに辞めてしまわないこと。職場で問題があるときは、適切な立場の人に相談、異動の画策、転退職の順で動くことをお勧めします。自分なりにできることをやって次に進んでいくことは、自分の納得のため、自己肯定感維持のためにも重要です。自己犠牲のがまんは美徳ではありません。報われずストレスがたまる一方です。無神経な人たちのためにがまんして消耗するなんて悔しくないですか。どうぞがまんのエネルギーを解決に向けて相談することに使い、被害にあっている自分を自分で守ってあげてください。

  • 11Feb
    • ハラスメント体質の人たちの共通点

      今話題の森発言ですが、私は今回の件は日本社会の縮図だと思っています。ああいう時代錯誤の男尊女卑=ハラスメント体質は、今も日本社会に蔓延していて、困ったことに特に社会的立場や地位のある人、たとえば政治家や経営者層に少なくありません。日本は長く男性優位の社会で、女性は男性に従属するもの、選ばれるもの、甘やかす母親的存在として求められてきたと思います。私は男女雇用機会均等法世代ですが、大学までは男女対等だったのに、就職活動を始めたときから世の中の不平等、特に男尊女卑の酷さに驚き、失望、憤り、30代で組織で働くことはあきらめてフリーランスになり、『オヤジの取説』という本を書いてオヤジへの鬱憤を晴らしました私に言わせれば、昭和の日本は男尊女卑のハラスメント社会でした。そして、ハラスメント体質の特徴は以下のとおりです。・加害者の自覚がない=罪の意識もない・他人の気持ちに興味がない、自分勝手・共感できない・謝れない、謝らない、責任がとれない、他人のせいにする・説明責任を果たさない、窮すると黙るか逆ギレ、自己正当化・非難されると一転、加害者から被害者になる、被害者意識が強い・結果主義、権威主義・承認欲求が強い・「察して」、「ちやほやして」など他人に求めるのは母親的役割、つまり精神的に幼稚・人間関係は上下か強弱・外面がよく、身内ほどつらく当たる・交渉=圧力、脅し・思いつき、その場しのぎ、感情的・DV加害者同様、更生はとても難しい森さんは古い価値観の代表のような人で、似たような人は日本中にたくさんいます。彼を見て明らかなように、こうした人たちは本当に唖然とするほど自覚がないんです。人は自覚がなければ変わらないので、彼らが変わることを期待するのは現実的ではありません。(研修をしても、容疑者ほど他人事で、必要ない人ほど熱心にとりくんでくれます)実は、あの発言以来、カウンセリングでハラスメント被害を受けている人たちに「あなたが問題視している人は森さんみたい人ですよね。だったら、理解しようとしたり変化を期待しても無駄だということがよくわかりますよね。彼らは基本的に変わらないし、話し合いもできません。安全に自分の身を守ることを考えましょう」と伝えていますが、今までは「逃げになるんじゃ・・」「弱いんじゃないかと思われたくない」などと抵抗していた人たちが、驚くほど素直に納得してくれるようになり、仕事的にはとても助かっています。なんとも皮肉なことです。このことからも、彼一人が特殊なのではないということがよくわかります。だから、今さら彼を「日本の恥」と言うのは正確ではない気がします。私は日本社会の女性蔑視をずっと恥ずかしく思ってきました。彼は代表的な例、氷山の一角にすぎません。今ようやくずっと組織の中で不条理に耐えて頑張ってきた女性たちが満を持して声を上げ始め、私も全面的に支持しますが、ぜひ男性たちにも当事者意識をもっていただき、勇気を出して声をあげている女性たちをバックアップしてあげてほしいと切に願います。

  • 02Feb
    • 下手な謝り方は逆効果

      先日、キャリアコンサルタントの資格更新講習をZoomで受けました。今まで5時間のZoom研修は受けたことがあったのですが、今回は7時間。オンラインだとリアル研修とは違う疲れがあり、自分が講師をするときの参考になりました。あと2日、頑張らなくちゃ。さて、私はテレビで地位の高い人が謝るのを見ては、「ひどいなー」「下手な謝り方だなあ」「あれじゃあ、本当は謝りたくないけど立場上仕方ないから謝ってやってるというのが見え見えだよねー」と思って情けなくなります。でも、ああいう人って結構どこにでもいるんじゃないかと思います。基本的なことだけど、謝るとは自分の非を認めるってことで、「申し訳ない」と言いさえすれば済むということではないですよね。口でただ「申し訳ない」と言うだけでは相手に謝罪の気持ちは伝わりません。人が求めているのは言葉ではなく、気持ち、態度、行動です。テレビで「申し訳ない」だけをいくらくり返しても、見ている人に誠意は伝わりません。むしろ、「ああ、口だけだな」と思われてしまうのがオチでしょう。「謝っているでしょう!」なんて逆ギレするのは最悪で、自分の立場がまったくわかっていない残念すぎる態度です。大事なのは、謝るときには自分から言い訳をせず、自分の非の部分を言葉にして、たとえば「本来(私の立場として)こうすべきだったのに、それを怠ってしまいこのような(具体的に)ご不便ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と、謝ることになったことへの受けとめを話すことだと思います。さらに、今後どう対処するかまで言えれば言うことなし。謝るのが下手な人って、謝罪の言葉を言ってるんだからあとは察しろよとばかりに自分の説明責任を相手に押しつけ、説明するのは要らない言い訳ばかりなのですが、私が想像するに、それは自分の言動に責任をとれない(とるのが怖い)依存的な人だからだと思います。いちいち説明しなくても許してという甘え、さらに、謝るべきは自分の立場や役割における不適切な言動であるのに、全人格や自分の存在について謝ることだと思い違いをしているかのような感情的な思いこみの激しさはまさに依存的な人の特徴です。やらかしてしまった言動についてだけ謝ればいいのに、妙にこだわって「プライドが高いから」と言い訳して謝らない人もいますが、私にはできないことを強がって正当化しているようにしか聞こえず、どんなに仕事ができていても個人的にはまったく信用できません。成熟した大人なら自分の言動に責任をもてるはずで、そのなかに謝罪も当然含まれると思います。自分の親や立場の高い大人が責任逃れをする姿は子どもにも悪影響を及ぼします。大事なのは、過ちをおかさないことではなく、過ちをおかしたときに適切な責任をとることだと、大人は子どもに身をもって教えなければいけないのではないでしょうか。また、謝れない人は「ありがとう」も苦手なことが多いようですが、これも大人としては??? コミュニケーションが苦手でも「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えれば、最低限の人づきあいはできるので、かなり生きやすくなると思います。特に、人からどう思われるか気になる人は、「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えないと確実に印象が悪くなるので、テレビの例を反面教師にしてぜひ頑張って言ってみてくださいね<追記>今話題の森会長の謝罪会見ですが、最初の形式的な謝罪部分は悪くなかったと思いますが、その後が最悪でした。せっかく出だしはよかったんだから、そのまま申し訳なさそうな演技を続ければよかったのに、フリートークになったとたん立場を忘れて言いたい放題し逆ギレ。総理在任中からのハラスメント体質がパワーアップしたうえ開き直った姿がおぞましすぎ

  • 25Jan
    • 相手に悪意があるかどうかは関係ない

      私はシンデレラストーリーの映画やドラマが好きなのですが、今、『その女、ジルバ』というテレビドラマにはまってます。40歳になった独身女性が主人公、すごく面白くてお勧めですさて、人間関係のご相談のなかでよく出てくるセリフに「(相手に)悪意はないと思うんですが・・」というのがあります。あなたもそんなふうに悩んだことがありませんか。私もかつて、親が「あなたのために」と自分の価値観を押しつけてくるに悩まされましたが、相手が「悪意がない」「よかれと思って」という前提だと、相手の善意を受けとれない自分のほうに問題があるのではないかと思って、相手への違和感と自己嫌悪でモヤモヤしたままつらくなってしまうということはありませんか。今なら断言できます。「相手に悪意がなくてもあなたがつらければそれがすべて。相手に悪意があるかどうか、もっと言えば相手の意図は関係ありません。つらければつらいと言っていいし、善意の押しつけは精神的な暴力(ハラスメント)なので、あなたは被害者です」実際、私が関わったハラスメント行為者(加害者)たちにはほとんど自覚がなく、反省どころか「そんなつもりじゃなかった」「よかれと思ってやった」と言い訳や自己正当化をすることがとても多かったです。もちろん、それで免責されることはありません。たとえば、交通事故は復讐でもないかぎりわざと起こす人はいないと思いますが、いくらわざとでなくても相手に肉体的・物的被害を与えれば弁償や謝罪などの責任が問われます。精神的な被害も全く同じです。今、人間関係でつらい思いをされている方、相手の気持ちを慮って自分の被害を小さく見積もろうとするのはやめましょう。そもそも他人の気持ちなんかいくら考えてもわからないし、そういう相手は意外と何も考えずに思いつきで動いていたりするものなんです。そんな人のためにエネルギーをつかうのは消耗するだけで意味がありません。(少ないですが、ご自身の被害妄想で相手に非がないケースもあります。その場合も自分の受けとめを考えることが解決につながります)大事なのは相手の意図ではなく、自分の気持ち。つらいなら、どうしたら少しでもラクになるのかを考えましょう。相手のことを考えるエネルギーは、自分の気持ちや自分をケアするためにつかいましょう。そして、実際に自分をケアすることをあれこれ試して、何が自分に合うかをみつけましょう。何もしないでダラダラ過ごすのもいいです。どうか弱った自分を責めないで、やさしくケアしてあげてくださいね。また、そういう相手に対しての第一選択は、逃げられるなら逃げること。親や上司など、逃げられない場合は、できるだけ距離をとり、マナーは守りつつ淡々と事務的に必要最低限のかかわりに止め、それ以上に近づかれたら上手にスルーしてまともに答えないことを意識しましょう。そうして自分を守れたら、自分を大いにほめてあげることも忘れずに。罪悪感は不要です。

  • 17Jan
    • 今年の目標は「試さない」!

      2回目の緊急事態宣言が出ましたが、今のところ対面カウンセリングは感染対策をしながら通常どおり行っています。1回目のときは、未知のウイルスへの脅威や対面カウンセリングをお休みしたことで仕事が激減したことの不安から、めまいなどのストレス症状が出て、耳鼻科のお薬で治療するはめになりましたが、今回は、まだ仕事に大きな影響が出ていないこと、新型コロナが以前ほど未知の恐怖ではなくなったこと、いざというときの孤独死の覚悟を再確認したことなどから、比較的冷静に日々過ごせています。さて、カウンセリングでは、年末年始に1年の区切りとして、ふりかえりや抱負などを語っていただくことがあるのですが、今年はなぜか「試さない!」という決意表明が続きました。「試す」ことには、自覚のある人とない人がいますが、どちらも、相手が本気で自分を好きでいてくれるか、見捨てないでいてくれるかという愛情確認には変わりありません。でも、これって相当ひねくれてますよね。される側にしたら、面倒くさくてたまらないでしょう。私も20代の頃によく恋人を試しては嫌われていたのですが、当時はまったく自覚がなく、自分なりには一生懸命だったのに、なぜ次々に「素直じゃない」「かわいげがない」「重い」と言われてしまうのか、自分でもわけがわからず困り果てていました。ただ、「素直じゃない」という自覚だけはあって、素直になりたいけどどうしていいかわからず、当時はただ「素直になりたい」とだけ願っていました。その後、アダルトチルドレンという概念を知り、独学でワークをし、カウンセリングの勉強を始めてアサーションを知ったとき、目から鱗が落ち、私の甘え方は「非主張的攻撃的」という矛盾した表現法で、無意識に相手を試そうとしていたのだと理解できました。私は精神的に親に甘えられなかったので誰かに甘えたくて仕方なかったのですが、甘えたことがなかったので健全な甘え方を知らず、甘えても大丈夫かどうか試しながら甘えていたのです。それも、相手が恋人だと親代わりに甘えたくなって、そうすると試し方もえげつなくなり、相手が辟易するのも無理はなかったと今ならわかります。こんなふうに、試す人はその人自身が相当こじれていて、素直には甘えられない事情があるものですが、大人になったらそれは自分で克服できる、それがアダルトチルドレンのワークであり、アサーションスキルの習得でもあります。試す・試されるはお互いに後味が悪く、百害あって一利なしです。相手に嫌われないようにというより、まず、自分が試すことをしないでいられるととても爽やかな気持ちでいられます。何ごとも自分の状態がよくないと始まりません。もし、試しグセがあると思われる方は、ぜひ人を試さず率直に話すアサーションの習得をお勧めします。自信がもてるようにもなりますよ。